ファイナンス





『Principles of Corporate Finance (2008)』

Richard A. Brealey, Stewart C. Meyers, and Franklin Allen, 9th edition, McGraw Hill.

Book is used at Wharton.

初版本の著者はロンドン・ビジネススクールのブリーリーとMITスローン校のメイヤーズであった。この本の対話的な構成や、コーポレート・ファイナンス分野における数々の不朽の概念についての解説を、きっと気に入ることだろう。著者は、ファイナンス分野の数学を主要トピックの描写に必要な程度に提供しつつも、過度に数字を用いない。また、本書は随所にユーモアのセンスが感じられる。
『Corporate Finance Fundamentals (2007)』

Stephen Ross, Randolph Westerfield, Bradford Jordan, 8th edition, McGraw-Hill.

Book used at Columbia.

スティーブン・ロスは、MITスローン校でフランコ・モディリアーニの名を冠したファイナンス・経済学分野の教授職についている(フランコ・モディリアーニは、故マートン・ミラーとともにMM理論を提唱した一人)。本書は26章を通して、財務諸表、税金、キャッュ・フロー、バリュエーション、資本予算、リスクとリターン、資本価格、オプション・バリュエーション、合併・買収、といったコーポレート・ファイナンスの基礎を総合的にカバーしている。
『Valuation: Measuring and Managing the Value of Companies (2005)』

Tim Koller, Marc Goedhart, and David Wessels, 4th edition, Wiley & Sons.

Book used at INSEAD.

マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタント達とウォートンの非常勤教授によって書かれたこの本は、コーポレート・ストラテジーとファイナンスについての内容を統合した、バリュエーションに関する総合的なテキストとなっている。本書は4部構成で、価値創造の原則、バリュエーションの根本テクニック、M&A・会社分割による価値創造、バリュエーション関連の上級問題などについて解説し、その他にも様々なトピックを網羅している。
『Mergers, Acquisitions, and Corporate Restructurings (2007)』

Patrick A. Gaughan, 4th edition, Wiley & Sons.

Book used at NYU.

コーポレート・ファイナンスについての総合的なテキスト。最近のM&Aにおけるトレンドや、合併の資金調達、少数株主の締め出し、合併戦略、敵対的買収(攻撃と防御の戦略)、非公開化、レバレッジド・バイアウト、および企業再編(会社分割、スピンオフ、エクイティ・カーブアウト)などをカバーする。また、プライベート・エクイティ・ファイナンス、ヘッジ・ファンド、および経営権取得における従業員持ち株制度についても言及する。
『A Primer on Securitization (2000)』

Leon T. Kendall and Michael J. Fishman (editors), 1st edition,

The MIT Press. Book used at Wharton.

本書は、証券化に関してその道の専門家が提供した14の講義で構成されている。講演者の中にはJ.P.モルガンをはじめ、今や悪名高きフレディ・マックも名を連ねる。サブプライム危機が起きる前に書かれた本書には、政府支援機関の役割、商業用不動産債務の証券化、および証券化における格付け会社の役割など、住宅購入資金調達における証券化の役割について何章かが割かれている(皮肉なことだが)。
『Investments (2008)』

Zvi Bodie, Alex Kane, and Alan Marcus, 8th edition, McGraw-Hill/Irwin.

Book used at MIT.

アレックス・ケインはカリフォルニア大学サンディエゴ校の教授であり、かつて東京大学経済学部の客員教授を務めたこともある。本書は理論と実践を程よく組み合わせており、アセット・アロケーションに重点をおき、デリバティブ市場についても徹底的にカバーしてくれる。最新版では、最近の金融機関の失敗にも言及している。
『The Intelligent Investor: The Definitive Book on Value Investing (2003)』

Benjamin Graham, Jason Zweig, and Warren E. Buffett, Revised edition, Collins Business.

Book used at Columbia.

ウォーレン・バフェット共著なのだから、これ以上に概念の有効性が証明された投資の本もないだろう。ファンダメンタル分析に基づく長期投資に関する古典的テキストである。
MBA Books - Beyond The Curve 『Beyond the J Curve: Managing a Portfolio of Venture Capital and Private Equity Funds (2005)』

Thomas Meyer and Pierre-Yves Mathonet, 1st edition, Wiley & Sons.

Book used at Stanford.

この本の書き出しには思わず笑ってしまう。「カーライル・グループの共同設立者デヴィッド・ルービンスタインは、プライベート・エクイティを性行為に例えることで知られていた。彼曰く、いずれにおいても過度な期待を抱かなければ、結果に満足するだろう、というわけである」。そして本書は続けて、リミテッド・パートナーの視点から、プライベート・エクイティ・ファンドへの投資に対する適度の期待について説明してくれる。高い利益目標を継続的に達成するためのガイドとして役立つテキストである。
『Real Estate Investment Trusts: Structure, Performance, and Investment Opportunities (2002)

Su Han Chan, John Erickson, and Ko Wang, 1st edition, Oxford University Press.

Book used at Wharton.

このテキストは、投資家がREITにおける投資機会を見極め、所有するREITポートフォリオでのパフォーマンスを向上させる手助けとなるために書かれたものであり、REIT業界の歴史と発展、そしてREIT株のパフォーマンスを扱う。執筆者達はREITが魅力的な長期投資の対象であるとの信念を持ちつつも、短期的には損をすることが多いREIT IPOへの投資は避けるよう助言している。トピックは広範にわたっているものの、今日のマーケットの発展や、新しいマーケットにおけるREITの発展を反映した、新しい版の刊行も待たれる。
MBA Books - Fixes Income Securities 『Fixed Income Securities, Tools for Today’s Markets (2002)』

Bruce Tuckman, 2nd edition, Wiley & Sons.

Book used at Columbia.

ご購入はこちらから

債券類のファイナンスに関する本格的テキスト。学術的にも徹底しており、実践上のスキルも盛り込まれている。イールドとリスクの基本的な測定方法、基本的なモデリング方法に関するいくつかのトピック、確定利付証券のモデリングの方法にはじまり、ターム・ストラクチャーのボラティリティ、エスティメーション・テクニック、オプション/スワップ、プライシングとリスク、といった高度な内容までをカバーする。タックマンはソロモン・ブラザーズでトレーダーとして活躍したほか、主要銀行における頭取の経験もある。確定利付証券を実際に扱った人間としての視点から、本書で扱う数々のトピックを理解しているのだ。
『Options, Futures, and Other Derivatives (2008)』

John C. Hull, 8th edition, Prentice Hall.

Book used at MIT.

ご購入はこちらから

本書はデリバティブについて総合的に網羅するテキストの中では、他のどの本にも引けをとらない。内容はヘッジングのための先物の利用法、先物/先渡し価格、スワップ、ストック・オプション価格、オプションズ・トレーディングの戦略、バイノミナル・ツリー、そしてもちろん、ブラック・ショールズ・モデルなどをカバーしている。






弊社社長デバリエが第2部、3部を執筆『トップMBAの必読文献』(東洋経済新報社)より