留学先:コロンビア (Columbia MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.360






0.はじめに



まずは、今回の執筆にあたりインタフェースのデバリエ氏とスタッフの皆様に感謝の意を表したいと思います。仕事が忙しく思うように時間が取れない中での第1志望のcolumbiaに合格できたのは、デバリエ氏の妥協を許さず全てを包み隠さずにclientへ話をするというプロフェッショナルの姿勢とスタッフの皆様の暖かい支援なくして適わなかったと思います。
本当にどうもありがとうございます。合格体験記を書くにあたって、読まれる方に少しでも価値のある内容にしたいと考え、受験対策で実施した内容に加えて、私自身が感じた受験におけるTipsをご紹介したいと思います。私の体験が少しでも皆様のMBA受験のお役に立つことが出来れば幸いです。






1.出願結果



合格 : Columbia (Early round)
途中辞退 : UC Berkeley (2nd round)






2.職歴(合格時点)/テストスコア



年齢:32歳
職歴経験:大手広告代理店で5年間、外資系コンサルティング会社で3年半
留学方法:社費
海外経験:社費語学留学 米国に半年間、海外研修・出張 年数回
TOEFL: 102 (R29/L27/ S22/W24)
GMAT: 730 (V37, Q51), AWA 4.5 (Early round出願時 670 (V28, Q51), AWA 4.0)
GPA: 3.0 (国立大学・工学部)






3.スケジュール



2008年12月 :TOEFL対策で渋谷の予備校に通い始める
2008年12月 :TOEFL 1回目 87点

2009年 3月 :GMAT対策開始
2009年 5月 :TOEFL 2回目 93点
2009年 5月 :GMAT 1回目 640点
2009年 6月 :TOEFL 3回目 102点 (R29, L27, S22, W24): 採用スコア
2009年 6月 :GMAT 2回目 670点 (V28, Q51), AWA 4.0 : Early round採用スコア
2009年 8月 :GMAT 3回目 660点
2009年 8月 :Interfaceでエッセイカウンセリング開始
2009年 9月 :GMAT 4回目 660点
2009年 9月 :Columbia Early round出願
2009年 11月 :Interfaceでインタビュー対策開始
2009年 12月 :GMAT 5回目 730点 (V37, Q51), AWA 4.5 : 最終採用スコア
2009年 12月 :UC Berkeley 2nd round出願
2009年 12月 :Columbia 合格
2009年 12月 :UC Berkeley→辞退 , Kellogg, UCLA, Wharton準備完了したが出願せず






4.受験対策
(1)テスト対策



(1-1) TOEFL



独学で2週間程度勉強をした後に試しに受けた点数で80点後半を取ったこともあり、スピーキングをクリアすれば目標点数(105点以上)に十分に到達すると考えて、2008年12月より渋谷の予備校で1ヶ月間スピーキングの授業を受けました。ただ、それ以降授業を取ったことに満足し、あまり追い込んで勉強をすることをせずにただ受験を繰り返した結果、点数は90点前後をさまよい、結果満足のいく点数は最後まで取れずに優先順位(GMATとエッセイ準備)を考えて9月で終了しました(受験回数7回,採用スコア3回目102点)。

TOEFLは点数メイクに時間のかかるテストだと思いますが、ただやみくもに受けても点数は伸びないので、少ない時間でもいいので毎日TOEFLのスコアアップのための対策を続けることをお勧めします。また、夏以降はGMATやエッセイの準備でTOEFLに取れる時間はほとんどなくなるため、余裕のあるGW前までにスコアメイクが出来るようなスケジュールを組むことが大事だと思います。



(1-2) GMAT



個人的には一番悩まされた(努力がなかなか実らなかった)テストでした。これまでの人生において、努力がここまで成果として現れなかったテストはなかったです。2009年3月より3ヶ月間渋谷の予備校でVerbalとAWAの授業を受けた後、オフィシャルガイドとGMAT Prepでテスト対策をして、受験した結果640点(V26/Q50/AWA 4.5)。Verbalの時間を気にするあまり解答を急ぎすぎた結果、時間が15分以上も早く終了する始末。理系のバックグランドでもあったので、Math対策はほとんどしなかったのですが、それなりの点数だったので時間配分さえ気をつけてVerbalを強化すれば2回目ぐらいでいけるかと思い予備校の参考書を中心にVerbalのみ対策。6月に受けた2回目は670点(V28/Q51/AWA 4.0)Verbalの点数に全く納得がいかずに、PC上でのテストに慣れていないために点数が伸び悩んでいると考えて、新たにGMATKINGとKaplanのGMAT verbal workbookを購入し、プライベート時間のほとんどの時間をGMATに集中。1st round出願に向けてエッセイの準備を間に合わせるためにも3回目で絶対に目標スコア達成するために、反復練習を繰り返し8月に3回目受験(仕事の都合で日程が合わず福岡会場で受験)。結果は660点(V32/Q49/AWA 5.0)。ここにきてほとんど準備しなくても50点を超えていたNo careのMathで50点切りという失態。最悪の福岡の夜を体験。8月エッセイの準備を開始したものの、GMATを最優先事項としてVerbalとMathの反復練習(GMATとエッセイの時間配分8:2程度)。1st roundに間に合わせるための最後の4回目のGMATを受験。結果660点(V28/Q50/AWA 4.5)。デバリエ氏と相談の結果、Early round が有利なColumbiaのみを出願し、他のプログラムは2ndroundでの出願に変更。その後仕事とエッセイ準備のためほとんど勉強が出来ない状態で12月に5回目を受験。結果驚きの730点(V37/Q51/AWA 4.5)。

GMATは他の方々も書いているように短期集中が基本だと思います。また、ある程度の実力がついた後は当日のコンディションと運が大きいのかなと個人的には思っています。私の場合は、2回目受験からVerbalもMathもAWAも自分のレベルは変わっていないと感じた中で(特に5回目は受験前1ヶ月間のGMAT勉強はほとんど出来なかった状況)、点数が60点も上ぶれした(670点→730点)のは、ある程度のレベルに達すると上記2つの要素が大きいということの1つの表れかなと思っています。また、私の場合は2回目の670点の点数でColumbia Early roundに出願し、結果Interviewのオファーをもらったので(Interviewを受けた後にアドミッションに連絡をして点数をアップデート)、600後半以上の点数を取ったならばエッセイにシフトしても、トップ校で十分にスタートラインには立てると思います。



(2)エッセイ対策



1st roundで2〜3校の出願を目指してエッセイは8月頭から準備を始めました。会社の同僚からもインタフェースがエッセイ対策にはいいとのアドバイスをもらっていたので、迷わずデバリエ氏にカウンセリングをお願いしました。デバリエ氏には8月時点でのTOEFL 102点とGMAT 670点はトップ校合格のためには最低限の点数ではあるため、更にスコアアップをしてからのエッセイ準備を進められましたが、私としては同業者内での競争環境も考えて1st roundへの出願を強く志望していたため、スコアアップと同時並行という条件でエッセイの準備をスタートしました。

エッセイカウンセラーをお願いした理由は、(1)自分の考えている伝えたいメッセージとそれをサポートする理由をネイティブスピーカーの観点からナチュラルな英語にしてもらうという点(2)エッセイを評価するアドミッションの考え方や価値観を反映したエッセイの表現や構成の修正でした。コンサルタントという職業もあり、差別化されたコンテンツを考えることやメッセージをストラクチャーするということは日常的に実践していたので、この点に対して大きな期待を持ってはいませんでしたが、結果としてはデバリエ氏とのカウンセリングを通じて当初想定していた以上の支援をしてもらいました。

エッセイを評価するアドミッションは“人”であり、ロジカルなメッセージストラクチャーのみでは必ずしも“人”を動かすために十分ではない。そして“人”を動かすためには、表面的な表現やストラクチャーのみを修正するだけではなく、コンテンツ自体をどの角度からどのような側面を伝えていくかを検討する必要がある。このような「人の心を動かすエッセイ」を作り上げるためのアドバイをもらうことが出来るということがカウンセラーをお願いする一番のベネフィットだと今は感じています。エッセイの書き方に正解はありません。私自身も作成したエッセイを同僚や上司に見てもらい様々なフィードバック(時にはデバリエ氏と相反するフィードバック)をもらいました。見る人によって「人の心を動かすエッセイ」というのは様々です。だからこそアドミッションや過去の傾向を熟知しているカウンセラーは非常に重要です。私は最終的にはデバリエ氏の経験と感覚を信じてエッセイをフィニッシュさせていった結果、最高の形で受験対策を終了することが出来ました。



(3)インタビュー対策



9月末のデバリエ氏のグループインタビュー対策を受講したかったのですが、申し込みが遅かったために入れなかったので、結果に10月末よりデバリエ氏のグループでのインタビュー対策の授業を取りました。授業を通じてインタビュー対策に必要な準備事項を把握し、自分自身でボイスレコーダーを使いながら想定質問に対する答えを反復して練習しました。

Columbiaの面接のオファーが来たのは11月の中旬、11月下旬に面接を受けました。スピーキングに自信はあまりなかったのですが、とにかく自分の思いを精一杯伝えることが大事という心構えで望みました。インタビューは1つ1つの大きな質問(例:なぜコロンビアに入りたいのか?)の後に3~4のフォローアップ質問をされました。当然大きな質問に対しては考えがまとまっているのでスラスラと話が出来るのですが、深掘り質問はその場で考えて話すのでとてもではないですがスラスラとはいきませんでしたが、自分の考えていることを精一杯伝えるように努力しました。面接官も私のことを深く理解しようというスタンスで不明瞭な部分については1つ1つ丁寧に質問を重ねてくれました。結果インタビュー時間は通常の2倍近くかかりましたが、私自身後悔のないインタビューとなったことを記憶しています。

帰国子女でないほとんどの日本人の方はインタビューに不安を感じられることと思います。私自身も面接が始まる前に不安で喉がカラカラになったのを覚えています。ただ、今回分かったことは(1)インタビュー対策は英語の基本的なコミュニケーション力を高める以外にない(もちろん考えをまとめておくことは大事ですが・・)(2)スラスラ話せることよりも、自分の熱い気持ちを面接官にぶつけることが重要ということです。覚えた英語を話すだけでは面接官に思いは伝わりません。ここもエッセイと同様、面接官は人です。人の気持ちを動かすのはスラスラと心地よく耳から耳へ抜けてしまう英語よりも、荒さはあるが心に響く力強い英語だったりするかもしれません。ちなみにColumbiaからは本番のインタビューの2〜3週間後に追加の15分程度の電話インタビューがありました。当時会社で打合せ中だったのですが、非通知の電話を取ると突然のadmissionによるインタビュー。「What aspects do you like in your current job?… 」って、いきなり頭切り替えろと言われても無理だよ…と思いながら必死に答えた記憶があります。やはり基本的な英語のコミュニケーション能力を高めることが最も重要だと感じさせられました。






5.最後に

私は中学・高校・大学と3回の受験、また就職に関しても転職を合わせて2回の就職試験を経験しているため、受験対策といわれるものについてそれなりに自信があったのですが、MBA受験はこれまでの経験のどの受験や試験よりも厳しいものが
ありました。最大の理由は時間の確保の難しさです。受験準備が本格化した09年6月以降は外資系コンサルティング会社でマネージャーのロールをやっていたため、平日は朝の8時〜24時頃までは全く使えず、土日も月に2〜3回は仕事をする必要がありました。Essay準備以降は毎週のEssayノルマを何とか書き上げるために、朝の6時には会社に行き、また仕事のない土日はファミリーレストランにこもり何とか書き上げていた記憶があります。MBA受験を考えられている皆様も将来を期待されている人材として仕事と受験準備の両立に苦労されることと思います。そんな中で私が第1希望に合格出来たのは「使える数時間に自分をどれだけ追い込みアウトプットの質を高められるかが重要である(費やした時間が勝敗を分けるのではない)」「どんなに忙しくても精神的に追い込まれても命まではとられないから頑張れるだけ頑張る」という不退転の気持ちを持って留学準備を進めることが出来たからかなと感じています。受験者の能力の差は微々たるものです。どれだけの気持ちで受験に望むかが勝敗を分けるのではないでしょうか。読まれている皆様が最高の結果を残されるように応援しています。頑張って下さい!





大学院留学 合格体験記
Columbia (コロンビア MBA) Class of 2012