Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.439






【はじめに】
私がMBA留学を志したのは社会人経験がまだ浅い20代半ばの頃でした。経験されている魅力的な人と会って話を聞いたり、書いたものを読んだりを通じて自分も世界中から彼らのような人材が集まる米国ビジネススクールの場で刺激的な2年間を過ごしたい!という思いを抱き、勤務先と交渉を始めました。しばらく米国への社費留学を行っていなかった勤務先からは数年越しでようやくゴーサインを出してもらうことができ、本格的な準備に取り掛かりました。
職場でのタイトなプロジェクト業務と並行し、またその影響から短期間で取組まなければならなかったこともあり受験/出願プロセスは想像以上に大変でしたが、同時に自分の価値観や思考プロセス等を客観的に理解でき、自分の将来についてじっくり考えることのできる非常に面白い体験でした。
時間の制約に加えて学部時代のGPAという明確な弱点のある私の出願書類やインタビューを全力でバックアップしてくださり、また大丈夫だと信じさせてくださったデバリエ先生以下Interfaceスタッフの皆さん、そしてインタビュートレーニングで出会った心強い同志の皆さんのお陰で良い結果を勝ち取ることができました。どうもありがとうございました!
今後チャレンジする皆さんにとって少しでも役立てばと思い、以下私の経験をまとめさせて頂きます。

【合否結果】
留学先: Kellogg
合格校: Kellogg (3rd), Darden (3rd), Georgetown (3rd)
WL(辞退): Wharton (2nd), Haas (3rd), Ross (3rd), Booth (3rd)
不合格: HBS (2nd, interviewなし), Duke (2nd, interviewなし), Columbia (Regular, interviewなし)

【バックグラウンド】
出願時年齢: 32歳
職務経験: 消費財メーカー8年(社費)
TOEFL: 110 (R30, L30, S23, W27)
GMAT: 720 (V37, Q50), AWA 4.0, IR 8
GPA: 2.7/4.0 (国立大学経済学部)
海外経験: 米国在住約3年(中学校の頃)、海外出張多数

【TOEFL/GMAT】
各計3回受験しました。海外在住経験があったこともあり、英語の問題があまり無かったため、全て参考書を使った独学で準備しました。出願の1年以上前に、試しに受けてみた際にそこそこの点数が出たため(TOEFL106, GMAT680)気が緩み、業務にも忙殺される中であっという間に1年近くが経過してしまいった結果’12年夏になって再受験した際にはむしろ若干点数が下がってしまいました。
出願書類の準備を考えるともう1回で決めなければという背水の陣でひたすら問題集の反復練習を行って11月に受験した点数で出願しました。

TOEFLについてはBarron’sのみで、WritingやSpeakingは最後までどういう準備/練習をしたら良いのかわからないままでしたが、合格者の集まり等で話を聞いているとコツやテクニック等もあるようなので少しでも専門の予備校に通った方が点数は取りやすいのかなと若干後悔しています。

GMATもオフィシャルガイドをひたすら繰り返しました。Quantitativeについてはくだらないミスさえしなければ大丈夫という感じだったので朝に目覚まし代わりに少しやり、夜寝る前にも少しやりという感じで問題慣れできるようにしました。VerbalはRC, CRはQuantitativeと同様の練習で、苦手だったSCについては同じく反復ではありますが答え合わせだけでなく、解説もしっかり読み込む感じで重点的にトレーニングしました。AWA, IRについては全く何もやりませんでした。

【エッセイ】
11月下旬からの強行スケジュールでInterfaceのプレパレーションコースでデバリエ先生、予定が合わない時にはルクレア先生にもアドバイスを貰いました。
出願先ごとに合わせた言葉遣いや文章添削はもちろんのこと、性格診断から始まり、これまでのProfessional / Personal Experienceに関する話し合いというプロセスを持てる対面でのカウンセリングは本当に有用でした。
適宜「お前はなぜそう考えたのか、なぜそういう行動をとったのか」等の質問をぶつけてもらうことで、自分が伝えたい/伝えるべき内容の選別にも繋がり、また自身の今後のキャリアに向けた考えも磨かれていきました。

Interfaceのポリシーとして、「ひとつの学校の出願書類に取り組み始めたら完成するまで絶対に次の学校に進んではいけない」というのがあります。最初は似たような質問が複数校である場合同時にこなしてしまった方が効率的な気もしたのですが、後になって考えるとこのアプローチは非常に重要だと思います。理由はこれによって同じ学校のエッセイ内で一貫性を保てることがひとつと、異なる視点の質問に取組んでいくことで自分の考えが研ぎ澄まされていき、以降の学校で同様の質問に取組む際により良い内容を書けるようになるのがもうひとつです。
その意味で、タイトスケジュールで準備をした経験を元にアドバイスを書かせて頂くと、絶対にスケジュールに余裕を持って準備を開始し、本命校に取組む前にできる限り多くの学校のエッセイを完成させた方が良いと思います。中身は間違いなく数を重ねるごとに良くなっていきます。

【インタビュー】
12月からInterfaceのグループインタビュートレーニングコースに通いました。タイミング的にエッセイと並行しての準備となってしまい大変だった一方、怪我の功名ではありますがエッセイで伝えたいこと、インタビューで伝えたいことを同時期に考えることで双方に新たなアイデアをもたらすこともできたように思います。とは言え可能であれば余裕あるスケジュールで準備を進めるに越したことは無いと思いますが…。

Interfaceのグループトレーニングはまず何より、つらい時期に同じ境遇にある仲間と様々な意見交換をできるということが魅力的でした。
また、実際のトレーニングの場では、中身に留まらず目線の置き方、声の出し方等、同じグループの参加者に向けられているデバリエ先生のアドバイスも確実に有用な情報になるため、効率的なコースでした。
また、加えてインタビュー本番前には当該学校に合わせたデバリエ先生との1対1のインタビューシミュレーションを極力お願いするようにしました。各校がどういうポイントを聞きたがるか、どういう質問を投げるか等の知見を教えてもらえるのは非常に助かりました。
もうひとつ、グループにしろ1対1にしろ、デバリエ先生とのインタビュートレーニングと比較すると、怒られることも厳しい指摘をされることも無い本番のインタビューは非常にリラックスして楽しみながら会話できるというのも結構重要な点かも知れません。

【最後に】
私がInterfaceに出会ったきっかけは佐藤智恵さんの「ゼロからのMBA」という本での言及と、出願前にたまたま人づてに話を聞くことができた留学経験者からの紹介でした。
Round 2出願時期まで2ヶ月を切った状態で準備を開始するにあたり、実績も評判も申し分ないInterfaceに駆け込み、「このタイミングからでも何とかなるでしょうか?」という私に対して「大丈夫!」とすぐにアレンジを進めてくださった小貫さん、小林さん、そして週1の定例カウンセリング以外でもかなり時間を融通して対応してくださったデバリエ先生、また時間が合わないときに代わりにご対応頂いたルクレア先生という皆様のお陰で良い結果に繋げることができ、本当に感謝してもしきれません。

ここから先は実際の留学先でしっかりと貢献を果たし、日本人をもっと採らなきゃと学校側に思わせることを通じてInterfaceへの恩返しに加え、これから受験される皆様への後押しをしていきたいと思います。
受験生の皆様、忙しくも苦しくもある準備期間ですが、実りや学びも多いプロセスになると思います。是非楽しみながら頑張ってください!





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2015