留学先:スタンフォード (Stanford GSB MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.384






0) はじめに

夫とMBA受験を志してから、インターフェイスに通い実際に本腰を入れて準備するまでには、仕事の忙しさにかまけたり、転職という環境の変化を言い訳にしたりと、なかなか自身のエンジンをかけるのに時間がかかっていました。また、デバリエ先生に初めて提出したエッセイのドラフトは、今読み返せばどの学校も見向きもしないような、全く考えが熟成されていない内容でした。そんな出発点から、夫婦揃ってのStanford進学まで導いて頂いた、デバリエ先生とインターフェイス・スタッフの皆様には、本当にお世話になりました。以下、今後同じくMBA受験される方や、インターフェイスのカウンセリングをご検討されている方のご参考になれば幸甚です。



1) 出願結果

 合格:Stanford (R2)、Kellogg (R2)、Columbia (R2)、Wharton (R2、WL後)
 不合格:Harvard (R2、WL後)
 辞退:MIT (R2、インタビュー・インビテーション受領後)


2) バックグラウンド/テストスコア

 出願時年齢:27歳
 大学:私立大学経済学部
 職歴:外資系投資銀行4年(M&Aアドバイザリー)
 海外経験:米国約9年
 留学費用:私費
 GMAT:710 (M47, V41, AWA5.0)
 TOEFL:118 (R30, L29, S29, W30)
 GPA:3.47



3) 出願プロセス

  2008年3月〜4月: 渋谷の予備校にてGMATのレクチャー受講
 2008年5月: TOEFL準備(市販教材)、TOEFL 118点(出願スコア)
 2008年8月: 夫の仕事の関係で出願を1年先送りに

 2009年7月: 受験準備再開(GMAT Official guide解きなおし)
 2009年8月: デバリエ先生のエッセイ・カウンセリング受講開始
 2009年9月: GMAT 620点、キャンパス・ビジット
 2009年10月: GMAT 710点(出願スコア)
 2009年12月: Columbia出願
 2010年1月: Columbiaインタビュー・合格、HBS、Stanford、Wharton、Kellogg、MIT出願、Kelloggインタビュー
 2010年2月: Stanfordインタビュー
 2010年3月: HBS、Whartonインタビュー
 2010年3月: Stanford・Kellogg合格、Wharton WL、
        MITインタビュー・インビテーション受領(辞退)
 2010年4月: HBS WL
 2010年5月: Wharton合格、HBS不合格



4) 出願準備について

a) TOEFL

市販の教材を大量に買い込み、ゴールデン・ウィークに集中して準備しました。何年も前にTOEFLを受験しており、帰国子女であればあまり心配はいらないと当初思い込んでいたのですが、教材に目を通すと、新たにスピーキングのセクションができており、全体的な問題の難易度が高くなっていることを知り、纏まった時間をとって勉強する必要性を感じました。Reading、listeningは市販教材の中でも、特に難易度が高めにできていると感じたトフルゼミナール英語教育研究所のTOEFL Test対策シリーズのテキストを中心に利用し、問題をひたすら解くという方法をとりました。Speakingは回答する際になるべく沈黙の間が空かぬよう、市販の模擬テストで想定問題を読み、丁寧によどみなく回答する練習(ぶつぶつとつぶやく)をしました。纏まった時間を
利用して勉強し、その直後に受験した結果、TOEFLは一回目で無事118点を取得できました。

多くの方にとってTOEFLは、GMAT・エッセイと比較して少ない時間で準備できると思うので、早めに一定期間集中して試験勉強をし、心配事のリストから外されることをお勧めします。私は一時GMATとエッセイの準備を同時並行で進めなければならず、早くGMATの目標スコアを取得してエッセイに専念したいと強く思いましたが、あの時期にTOEFLの試験勉強もあったら、エッセに思うように注力できなかったのではないかと思います。

b) GMAT

夫と毎週末渋谷の予備校に通い、Math、Verbal、AWAそれぞれのコースを受講しました。特にVerbalのコースで習った頻出する問のパターンやイディオムは、効率良く問題を解くのに役立ち、コース終了後にGMAT Official Guideを利用して自習する際の理解が深まりました。

予備校でのコース終了後、Official Guideで時間を見つけては数十問ずつ問題を解くという練習を行い、GMAT Prepで模擬試験を受けると目標点に達したため、本試験を受験しました。しかし、本番は「高得点を取るには間違えてはいけない」という考えから慎重になりすぎてしまい、Math、Verbal共に時間切れとなり、結果は620点。試験本番は間違えることを恐れすぎず、とにかく素早く問題を解いていくことの重要さを認識しました。尚、この時点で当初狙っていたColumbiaのアーリー・ラウンド出願を断念しました。

早くGMATの勉強を終わらせてエッセイに専念したいと考え、すぐに次の試験の勉強を開始しました。Official Guideの問題を会社の昼休みに解き、自宅でOfficial GuideとGMAT Prepの練習を重ね、週末はインターフェイスにある昔の(Official Guideに含まれていない)過去問も利用させて頂き、準備を行いました。当日は「あまり慎重になりすぎずに」と心がけていたにも関わらず、最後数問は(初回の受験と比較すれば大分改善しましたが)ランダム・クリックになってしまいました。結果は710点で、こちらを出願の際の点数とすることにしました。

c) エッセイ

インターフェイスの過去実績を見て、またトップ・スクールの卒業生である数多くの職場の上司が実はデバリエ先生のご指導を受けていたということを知り、迷わずインターフェイスにエッセイ・カウンセリングをお願いしました。8月から週一回、夫と連続した時間帯でデバリエ先生のカウンセリングに通いました。

初めてカウンセリングで提出した「Why MBA?」のドラフトは、あまりに具体性を欠く内容であったため、デバリエ先生に、今度はじっくり時間を使って考えてくるように、と全面的に書き直しを言い渡されたのを覚えています。デバリエ先生のカウンセリングは、(特にエッセイを書き始めたばかりの頃は)先生がドラフトを見て黙々と文法を修正するという形式ではなく、時には厳しい言葉を頂きながら会話を交え、こちらの話や考えを引き出すプロセスに重点が置かれていました。

例えば、自分が関わった仕事の案件のエピソードを盛り込む際には、デバリエ先生から「案件の状況が分かりにくいので、もう少し詳しく説明してほしい。どのようなチーム体制で君はどのような貢献をしたのか?」「この学校は●●を重視する特徴があるので、このエピソードはさっき説明してくれた案件の▲▲の状況をより強調すべき」といった具合にコメントを頂き、よりキャディダシーを高めるよう考えながらドラフトをリバイズすることができました。

エッセイのドラフトを提出する際に心掛け、またデバリエ先生のコメントを受けて特に重要であると感じた点は、「各学校が求める人物像を理解し、それに合致した自分の経験や側面を強調する」、「他のキャンディデイトと差別化する自分の特徴・強みを明確に伝える」、「ありきたりな結論や考え方と少し違うことを書くことにより、ビジネス・スクールでもインサイトフルな意見言えることをアピールする」です。上記のどの点も、エッセイを書くに際し皆さんが心掛ける当たり前のことかもしれ
ませんが、デバリエ先生のご指導なくしては、ここまで考え抜き、納得できるエッセイを提出するに至らなかったと思います。

上記のカウンセリングの内容はもちろんですが、お尻に火がつかないと課題に取り掛かれない私のような性格の方には、ペースメーカーとしても週一回のカウンセリングは重要だと思います。どんなに仕事が忙しかったり、毎週末エッセイのドラフト・リバイズを繰り返す作業に飽きたりしても、毎週必ず何かしらのドラフトをデバリエ先生に提出しなくてはならないというシステムにより、規律を保って準備することができました。

デバリエ先生のカウンセリングの結果、幸いにして出願全校よりインタビュー・インビテーションを頂くことができました。

d) インタビュー

インターフェイスのグループ・トレーニングでインタビューにおいて心掛ける基本的なポイントを理解してから、個別トレーニングで各校を想定した練習を重ねました。

インタビューまでこぎ着けたのだから、悔いのないよう万全に準備しようと、夫とエッセイ提出後は毎週のように個別トレーニングの予約を入れました。エッセイを書く作業を通じてある程度ネタは揃っていたので、「どのようなポイントを強調する} ことで自分の熱意を伝えるか」、「それぞれのエピソードでどのような考察を説明することで面接官に自分を印象付けられるか」、「どのように面接を自分の話したい話題に持っていくようリードしていくか」の訓練に注力しました。自宅ではボイスレコーダーに吹き込んだ個別トレーニングのやり取りを聞き直したり、インターフェイスのインタビュー想定質問冊子を片手に、夫と模擬インタビューをしたり、回答集を作成したりして備えました。

面接が元来苦手な私は毎回緊張し、変化球的質問が来る度に内心慌てふためいていましたが、デバリエ先生との個別トレーニングで聞かれた変化球的質問が実際の面接で聞かれたことは一度ではなく(その時は心の中でガッツポーズをとりました)、個別トレーニングの効果を実感することができました。



5) おわりに

「同様のバックグラウンド(金融業界)の出願者が多い中、平凡な私が合格できるだろうか」、「夫婦揃って同じ学校に合格できるだろうか」、「このペースで本当に準備が間に合うのだろうか」・・・等々、特に出願の準備を始めた頃は心配が絶えませんでした。しかし、一つ一つの質問や相談に真摯に対応して下さるインターフェイスの皆様のお陰で、納得のいく受験をすることができ、最後は自信を持ってインタビューに臨むことができました。デバリエ先生、小林さん、小貫さん、小粥さん、心より有難うございました。





大学院留学 合格体験記
Stanford GSBMBA(スタンフォードMBA) Class of 2012