Thuderbird MBA 合格体験記

留学先:サンダーバード (Thunderbird MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.509

1.出願校・合否結果・進学先
・進学校:Thunderbird (ASU)*
・合格校:Hult*
・出願校:Thunderbird (2nd), Hult (3rd)
*条件付き合格で秋の本入学までにEnglish program(Thunderbird: BEC, Hult: EF Pre-MBA)を受けて英語試験に合格しなければないらない

2.プロフィール
・年齢:31歳(受験時)

・費用:社費 
・職歴:輸送機器メーカー7年

・GMAT:490(V:13 Q47)

・TOEFL:80 (R:23 L:22 S:15 W:20)

・GPA :undergrad 3.0 (換算点)、grad 2.4

3.動機

MBA出願動機は以下の通り。

・入社当初よりR&Dに従事しており、社内で開発した新技術の展開に限界を感じていた。そこで技術開発から市場開発・事業開発まで手掛けるイノベーションの推進役になるべくMBA取得を決意。世界規模で市場を見れる人材になるべくインターナショナルビジネスに焦点を当て、イノベーションの市場として最適と思われるUSに絞り出願校を選択した。

4.出願スケジュール
・2016年10月:社内選考合格 ・
・2018年1月下旬~2018年2月中旬:出願(Thunderbirdt, Hult)
・2018年2月:TOEFL80点 (Thunderbirdミニマム、Hultのミニマム81には届かず)
・2018年2月下旬:インタビュー@Skype(Thunderbird 1,2, Hult 1)(注)
・2018年2月下旬: 合格通知(Hult)

・2018年3月上旬:インタビュー@Skype(Thunderbird 3)(注)

・2018年3月上旬:合格通知(Thunderbird)

(注)インタビュー詳細

Thunderbird:3回(卒業生(日本人)、卒業生(アメリカ人)、BEC instructor(アメリカ人))

Hult:1回(Enrollment director(韓国人))

5.出願対策

(1) 総論

・苦手な英語に時間を集中的に裂いた。子育てと仕事の両立を図りながら英語の勉強時間を捻出するのは至難の業で、会社関係者や親族の協力体制を最初に構築した。エッセイとインタビュートレーニングはルクレア先生の指示通りで最小の時間で作成した。

(2) 各論

① GMAT

TOEFLの足切り点突破が出願ギリギリまで終わらず、GMATの対策も並行で進めた。開始時期は9月だが、十分な英語力がなく結局最後までスコアが上がらなかった。理系のためマスアカを一度解いた程度でMathは47行ったが、verbalが何問解いてもスコアに結びつかなかった。最終スコアは490で出願校は両方ともGMAT不要の学校となった。(HultはundergradのGPAが2.4を超えているかつ社歴が一定年数以上で免除)。

一般にToeflのReadingが25になってからGMATに移るとよいと言われるようだが、私の場合9月時点でR20しかなかったためVerbalの英文理解度は低く、選択肢を吟味する段階までいかなかった。

エッセイも10月から並行してやっていたので、10月~翌年1月はTOEFL対策、GMAT対策、エッセイととても時間的につらい時期になった。
教材(マスアカ、関西のH塾onlineのみ)

② TOEFL

2017年1月から毎日のReadingとListeningのシャドイング・ディックテーションで2017年5月に72点がでてそのまま努力し続ければ上がっていくと思っていたのがまずかった。ここから6カ月70前後でスコアが停滞した。2018年1月に入ってから”Grammar in use”というテキストを使った文法のおさらいにより、耳で聞こえないコロケーション等が、ある程度脳内で補間できるようになりL17前後からL22まで上がった。さらにIELTSの受験も始めて、これまで理解できていなかったTOEFLのReadingのスキミングのやり方が分かった。これによりR20弱からR23まで上がった。Writingの対策は最後までできず、テンプレートの使用にとどまった。結果W20が限界だった。もっと添削サービスを利用するべきたったと後悔。Speakingは2月にSpeaking classに通ってレベルはアップしたがスコアに結びつかずスコアS15。最終出願スコアは80。

毎日コツコツすることと、自分の中の大きな欠点(自分の場合Grammar)を埋めていくことが重要と感じた。
教材:Tedict、A先生の授業(教材セット)、TOEFL Ofiicial Guide、英単語3800、E4TG、M先生のWriting添削

③ レジュメ及びエッセイ

ルクレア先生と10月頃から開始。最初はレジュメ作成を行った。次にセルフイントロのShort essayから始まり、過去から今そして未来を先生の指示通り、学校のエッセイとは別に毎週作成していった。毎週レッスンの時間中に一つエッセイが仕上がると、自分の人生のエッセンスが研ぎ澄まされて現れるような気分だった。一つのエッセイができるたびに自分の人生の目的・意味がはっきりしてくるといった感じでしょうか。また、レッスンを通じて自分の当たり前は個性であり、他人からはとても素晴らしいものに見える点であることが多々あってなるほどと感じた。スクール選びも助けてもらい、到達予想スコア内でベストな学校を選択できたのはルクレア先生のおかげだと思っています。学校のエッセイがいくつか仕上がってくると、大枠の情報が共有されており、自分自身の強みや弱み、どんな学校に向いていると思うか?などの質問にもしっかり的確に答えてくれます。

④ 推薦状

歴代の上司2名に依頼。推薦者については、推薦者とかかわった時間の長さを元に検討。推薦状の作成工程等は以下の通り。
・ 推薦者との過去の業務棚卸とどんなリーダーに向いているかとその具体的な理由である業務経験を議論。
・ 自身で推薦状案をドラフトし、ルクレア先生と内容を推敲。
・ 推薦者に推薦状案の確認を依頼し、最終化。

⑤ インタビュー

デバリエ先生とinterfaceで対面計3時間、ルクレア先生とスカイプで練習(50分)を複数回。Thunderbirdの前に、デバリエ先生との2時間のインタービュートレーニングを受け、自分の準備のできてなさに気づかされる。すぐにルクレア先生とのインタービュートレーニングを毎日するよう指示を受け、毎回自分の回答に対しての模範解答をもらう。それをもとに自分で模範解答を作り、レコーダーに録音して自分なりに面接練習をこなす。ということをしました。1週間後に再びデバリエ先生と1時間のトレーニングで自分の質問を聞く集中力の甘さを実感。質問を受ける時は耳を研ぎ澄ますように心がけた。

インタービューはどちらの学校もほとんどトレーニングで出された質問であり、表現が違う程度だった。

おかげで、自信をもって質問に答えることができたのとあらかじめ質問を予想できるため、質問の聞き取りが難しいときでも確認もしくは補間することができた。そのおかげでThunderbirdの2回目のインタビューでは最高評価をもらえた。

6.おわりに
私のMBA出願は、Low GMAT, Low GPA, Low TOEFLでした。しかしその中でも志望校2校から合格を頂けたのは、ひとえにインターフェースの支えによるものと心から感じております。ルクレア先生とともに作成した強力なエッセイやデバリエ先生とルクレア先生とのインタビュートレーニング無くして合格はありませんでした。Low scoreでインタービュー前に自信を無くしていた時にデバリエ先生に言われた”You have the ability to pass the interview”は心に響きました。

もし、あなたがLow scoreで悩んでいるのなら一つだけできるアドバイスがあります。志望校に入学するための方法は一つではありません。あなたのアセット(ネットワーク、笑顔、探求心等々)を最大限活用し、自分だけの人生の道を作ってください。その道は必ず入学へつながり、さらにはあなたの人生の方向をも作り出す道しるべとなることでしょう。

最後に、ルクレア先生をはじめデバリエ先生、インターフェースの皆様には大変お世話になりました。皆様のご尽力なくして、私の合格はあり得なかったと思います。この場をお借りして心より御礼申し上げます。

大学院留学 合格体験記
Thunderbird MBA(サンダーバード国際経営大学院MBA) Class of 2019