ノースカロライナ チャペルヒル(Kenan-Flager MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.407

出願時期
10月 Ross (Re-apply, Ding, interviewなし)
11月 IU Kelley(Admitted), Rochester(Admitted)
12月 UNC(Admitted), Emory(Ding, interviewあり)
1月 Tuck(Ding, interviewなし), Duke(Re-apply, interviewあり、結果待ち)

GMAT: 690
TOEFL: 103

全体スケジュール
6-8月:TOEFL受験(GMATは2年前のスコアを提出)
9月:エッセイ カウンセリング開始
11月:グループインタービュートレーニング開始
1月:エッセイ 出願提出終了

エッセイ:
実は2年前にMBAに出願しました。スコアメイキングに時間を取られ、10月にエッセイ作成にシフトしましたが、Round1を逃した焦りから無謀にもRound2に11校も出願することにしました。当時はほかのカウンセリングにお願いしていましたが、カウンセラーのキャパオーバー(担当するクライアントが多すぎる)と学校選びの甘さ(11校がすべてtop15、滑りどめはなし)、また自分の怠け心のせいもあり、いつも締切の直前にドラフトを送り、文法以上の深いディスカッションをする余裕はありませんでした。11校の締切に追われ、career goal, why this schoolなど肝心な内容が固まっていないまま出願し、結局Round2は全滅でした。

後がない私は、カウンセラーを変えることを決意し、3月にインターフェイスの門を叩きました。担当して下さったのはルクレアさんでした。ルクレアさんは穏やかな紳士で、はじめはRound2のエッセイを淡々とレビューし、悪かった点や、足りなかった箇所を指摘してくださいました。口数は決して多くありませんが、鋭いコメントで私は徐々に学校の質問の意図が理解できるようになり、質問の的を射た、深みのある答えが書けるようになりました。ルクレアさんの指導をもとにRound3に出願した2つの学校から、ともにインタービューインビテーションをもらいました。しかしながら、その時の私は、Round2の失敗から、完全に自信を失っていた為、面接で堂々とアピールすることができず2校ともrejectされました。
もう、人生のどん底にいるような気分でした。

そんな状態はしばらく続きましたが、なんとか気持ちを整え、転職をし、新しい仕事に打ち込むことに決めました。それから数か月が経った頃、知人の2人がそれぞれMBAで渡米することを知り、留学したいという気持ちが蘇りました。去年の春のことです。

今度は時間をかけて色々なカウンセラーを検討しましたが、経験豊富なルクレアさんにお願いすることにしました。前回の共同作業が、とても気持ちよくできたことが一番の決め手でした。

Re-applicantなので、志望校の選別を慎重に行いました。ルクレアさんにリストを見てもらったところ、この学校は海外経験の少ないあなたには難しい、この学校は職歴の長いapplicantには友好的だなど、適切なアドバイスを下さいました。行きたい学校なのに反対されたときは、正直納得いかない気持ちはありましたが、あとになって、友人や現役学生の話で、それぞれの学校の特徴がルクレアさんのおっしゃっていた通りだと証明されて鳥肌が立つことは何度もありました。

ルクレアさんはアメリカ在住のため、カウンセリングはskypeで行いました。カウンセリング時間になると、skypeを繋げ、軽く挨拶を交わしたらすぐにウェブカメラを閉じ、エッセーのチェックに入ります。その間私はネットサーフィンをしながら待機し、ルクレアさんからくる質問に答えます。最後の10分間は、来週のタスク確認と、次のエッセイのアドバイスをもらいます。
この和やかな作業が数回続いた頃、私は少し不安になりました。エッセイについて、質問はあっても指摘すべき問題はないのだろうか?直すべきところはないのだろうか?
そう思いつつも、次の週に書いたものは自分なりに自信作だったので、これまでそれほど指摘を受けていなかったこともあり、リラックスしてパソコンの前で待機していたら、モニターの向こうから、ため息やら鼻で笑うような声が聞こえてきました。
あれ?と思っていたら、いきなりカメラがつけ直され、大きく映るルクレアさんの口から”このエッセーはダメだあ!”と真っ向からダメ出しされました。それから30分程かけて、ダメな理由と書くべき方向性について丁寧な説明をして下さいました。
その週は、ふさわしいネタとストーリー性を必死で考えて内容を固めました。今度は、”This is a very good choice. They will like this essay!”とほめられました。提出して一週間後にインタービューに呼ばれたとき、本当にうれしかったです。ルクレアさんを信じてよかったと、信じれば大丈夫と、ますます信頼感が強まりました。

他の多くの方が言われている通り、毎週決まった時間枠でエッセーを進めるシステムはペースメーカーとなり、実に効率のよいものです。
私は毎週土曜の20時-22時の枠ですが、高価なお買いものでしたので、この怠け者の私でも金曜の夜か土曜の朝から机の前に座って、数時間、あるときは10時間以上一心不乱にエッセイを書きました。ちなみにですが、メリハリをつけるため、私は日曜はエッセイから離れ、のんびり過ごすようにしていましたが、これは気持ちと頭を整理するのに効果的だったと思います。

このシステムのおかげで、月に平均して2つの学校といういいペースで出願することができました。
また、7校のうち、re-applyの1校を含め5校からインタービューに呼ばれたのはルクレアさんとの二人三脚のエッセイ作業のおかげに他なりません。

ただし、注意すべきなのは、カウンセラーはghost writerでもなければ、magicianでもありません。カウンセラーのアドバイスをよく噛み砕き、いままでの経験・経歴からユニークな自分を表現することが、いいエッセイを書く唯一の道です。

話はちょっと逸れますが、ルクレアさんはクライアントを尊重する方なので、彼のアドバイスがほしいときは、聞き方にコツがあります。たとえば、9月にエッセイを書き始めた頃、”11月にA校にcampus visitしようと思っています”と伝えると、”それなら、近くのB校とC校もいっしょに回ったらどう?”という提案が返ってきました。やがて、エッセイ作成で忙しくなり、スケジュール的にcampus visitにいくのが厳しいときに、”campus visitはやはり行った方がいいと思いますが?行けば必ず面接が受けられるので、行きたいです”と言ったら、“エッセイが通過できるかもわからないのに、面接だけ受けても意味がない。現地で面接を受けても不合格になった人はいっぱい見てきました。いまはエッセイに専念すべきです”と、前とは違う意見が返ってきました。報告するだけではなく、迷っていて助言がほしいときは、何が迷いの原因なのかをはっきりと伝え、アドバイスが欲しいときははっきりそう伝えた方がいいかもしれません。

インタビュー:
デバリエさんのグループインタビューを利用しました。11月中旬からのコースなので、12月のRound1の面接ともタイミングがうまく合い役に立ちました。デバリエさんとは初対面でしたので、blind interviewのように私のレジュメを読み、色々な質問してくださいました。ルクレアさんとは違う視点から、私のcareer goal, why this schoolなどを掘り下げられるので、自分自身が基本的な質問を再認識するいい機会になりました。また、同じ目標に向かう仲間が作れることも、このコースのもう一つのメリットです。

ちなみに、面接形式について、ほとんどの方はface-to-faceをお奨めされていますが、私にはskypeの方が合っていました。顔を合わせながらも、適度な距離感でリラックスして臨めますし、返答を考えるときの目線が斜めになってしまうくせもばれにくくなります。またPCの時計を見ながら話せることはペース配分にも役立ちます。

最後に
I-banker, consultantなど典型的なapplicantと違って、私は華麗な経歴を持っていません。
海外経験があるものの、アジアに限られています。転職回数は2回、ましてキャリアギャップもありました。その上、GMAT, TOEFL, GPAなどもdecent academic performanceなので、エッセーで頑張るしかないと、最初から分かっていました。ときには、がんばってもどうにもならないかもという弱音が何度も何度も出てきて、私の信念を揺るがし、出願期間は常に情緒不安定でした。
しかしながら、ここまでの長い道のり、諦めずに頑張ってきてよかったと今は思っています。自信もつきました。私と同じように、これからMBAにチャレンジしようと思っている皆さんも、強い精神力で最後まで粘ってもらいたいですし、それがいい結果に結びつくよう応援しています。

ルクレアさんをはじめ、デバリエさん、日本人スタッフの小林さん、小貫さん、小粥さんのご協力にとても感謝しています。

大学院留学 合格体験記
UNC Kenan-FlagerMBA(ケナンフラグラーMBA) Class of 2014