Chicago MBA 合格体験記

留学先:シカゴ (Chicago Booth MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.004






心強きパートナーとしてのインターフェイス

面倒くさい。MBA受験をしながら常に感じていた正直な私の気持ちである。これはMBA受験をした日本人なら誰しも感じたことではなかろうか。TOEFLの受験、GMATの受験、それらのスコアレポートの送付、各大学院のアプリケーションの取り寄せ、大学時代の成績の取り寄せ、面接、レジメの作成、エッセイの作成、推薦状の依頼、その他の願書の作成等、とにかくやるべきことが多くて面食らった。こんなことなら日本の大学受験のように一斉に受験して点数の高い方から合格が決まっていく方がどんなに楽だろうと考えたりもしたものである。が、実はそこにMBA受験のポイントが隠されている。つまり、いかにプライオリティと順序を間違わずにこれらの作業をこなしていけるかが勝負の分れ目になるのだ。

そこで私は、一人で受験するのは情報力と経験いう点で不利と判断し、インターフェイスの門をたたいた。数ある予備校の中からインターフェイスを選んだのは、大学時代の友人のお勧めだったということと、一度訪問した時のアットホームな雰囲気が気に入ったから、という単純な理由だ。だた結果的にインターフェイスのお陰でトップスクール数校に合格でき、この選択は間違っていなかったと言える。

受験をしている時に近くに相談できるプロがいるというのは大変心強い。というのも、何もかもが初めてなのでわからないことがたくさん出てくるからだ。例えば「エッセイの出来が少し甘くても、1st Deadlineに間に合わせて出願すべきか、或いは2nd Deadlineまで待つべきか?」「自分の志望順位は、こういう理由で現時点ではこうだが、その志望の仕方は間違っていないか?」、また「その志望順位の場合、どの学校のエッセイから書き始めるべきか?」「エッセイのOptional Questionには答えるべきか?」「推薦状が2通必要な時に、もう1通追加すべきか?」「推薦状のフォームが大学により違う場合に何通も違う推薦状を依頼すべきか?」「面接で他の学校の受験を聞かれたら、正直に答えるべきか?」等々、私はすべてカウンセラーのルクレア氏と相談して、その指示に従った。

また受験中はかなり細かいことまで気になるものだ。例えば「レジメを要求していない学校にも一応レジメを入れておくべきなのだろうか?」「Transcript Request Formを送らずに成績を取り寄せたが、これでいいのだろうか?」「Transcriptには一応卒業証明書を入れておいた方がいいのだろうか?」「紙のサイズは、アメリカのそれに合わせた方がいいのだろうか?」「折り返し用の切手は、国際郵便の場合どうすればいいのか?」等、分からないことはとにかく相談した。そう言う意味で、インターフェイスのカウンセラーは私の精神的な支えであり心強いパートナーであったと言える。

インターフェイスで学んだこと

私がインターフェイスで学んだことは、主に次の二点である。第一に、MBA受験は日本の受験と違い学校に対し自分を上手くアピールする必要があること。第二に、本当に大切なのは入学してからということ。この二点は表現の違いこそあれ、インターフェイスで繰り返し叩き込まれた。

まず、MBA受験は日本の大学受験のように一斉にテストを行って点数の高いものから合格していくものではないということをしっかりと肝に銘じるべきである。各個人の学歴・キャリアのバックグラウンド、アカデミックの素養、MBAへの目的意識、コミュニケーション迫ヘ、その大学院へ入りたいという熱意、アプリケーションを出すタイミング等、その選考プロセスにはいろいろな要素があり、また各要素の比重は各大学院によっても異なる。また言うまでもなく各受験生のバックグラウンド、置かれた環境は同じではない。スポンサーの有無、海外生活の経験の有無、仕事の経験の違い、仕事の忙しさの違い、受験開始時期の違い、そして何よりMBAをとる目的の違い。すべて違うところから出発している。しかもアメりカの大学院では何よりも学生の多様性(Diversity)を重んじる。

よって、最も大切なことは自分がどういうバックグラウンドをもったどういう人間で、どうしてMBAが必要なのか、また学校に対してどういう貢献ができるかということをうまく差別化を図りながらアピールすることである。自分がいかに優秀かを売り込むこと以上に自分が他の受験生とどう違うのかということをアピールすることの方が大切である。同じようなバックグラウンドで同じような目的なのに、受かる人と受からない人というのが出てくる。それは自己アピールの仕方の差であると思う。エッセイにせよ、面接にせよ、自己アピールのプライオリティを間違わずに行い、学校側に「この学生が欲しい」と思わせることが何よりも大事であると思う。

第二に、入学してからのことは入学前の現時点では何とも言えないが、 MBA受験をしっかりしておくと、面倒くさい分、その後の報いも多い。考えてみるとエッセイの為に、自分はどういう過去を送ってきたのか、将来何がしたいのか、その為には何故MBAなのかというのをしっかりと考えたのは、本音をエッセイに書くかどうかは別として、何よりも入学してから勉強する土台になるような気がする。

こういう機会でもないと忙しさという言い訳を用意して自分の人生を振り返ろうとしないのが私のような普の人間の業である。もちろん実際は考えれば考える程分からなくなったりもするのであるが、ただ社会人として突っ走ってきた自分に「ちょっと待てよ」と、自分の過去・現在・未来を考える絶好の機会であると思う。また面接やテストの為に、英字新聞を読んだり、英語のボキャブラリーを増やしたり、自分の会社のことを研究したり、日本経済を勉強したりしたことが、実際の授業やGroupwork等で貢献するのに必要とされる英語力や知識の養成になったと思われる。受験期間を単に留学準備期間としてではなく留学初年度ぐらいの意気込みでしっかりと考え、勉強しておいて損はないであろう。

人事を尽くして天命を待つ。MBA受験の心構えとしては、まさにこの言葉がふさわしい。皆様のご健闘を心よりお祈りしております。





大学院留学 合格体験記
Chicago BoothMBA(シカゴ ブースMBA) Class of 2001