Columbia LLM 合格体験記

留学先:コロンビア (Columbia LLM)

大学院出願準備記(出願エッセイ対策など)
LLM合格体験記 No.296






【合格校】
Columbia, UC Berkely, Penn, Georgetown

【成功のポイント】
(1) 合格という勝訴判決を得るための仕組みを理解する
(2) 徹底した(自分・学校に対する)デュー・ディリジェンス
(3) デバリエの愛のムチ

【各論】
(1) 合格という勝訴判決を得るための仕組みを理解する
Columbia LLM Testimonials 296

LLMへの進学を目指されている皆様ならイメージしやすいかと思いますが、入学審査を民事訴訟、大学の審査官を裁判官、志望校合格を勝訴判決とすると、留学手続において立証しなければならない事実、提出しなければならない各書類は、民事訴訟でいうところの以下の各事実、各資料となぞらえる
ことができると思います。

(i) パーソナルステートメント⇒訴状、準備書面
(ii) レジュメ等⇒間接事実
(iii) 推薦状、TOEFL、大学の成績等⇒各証拠

(i) パーソナルステートメント(訴状、準備書面)

合格という勝訴判決を獲得するためには、原告(志願者)は、なによりもまず、(i)で、自分がその大学で勉強するにふさわしい能力・意欲を有している、という主要事実を主張しなければなりません。
この部分が明確でなかったり、主張として整理されていなかったり、形式面に大きな問題等があれば、そもそも裁判官(審査官)が訴え自体をまともに取り合ってくれないことになります。ここで、裁判官(審査官)を納得させられるような書面を作成するために、(2)で述べる徹底したデュー・
ディリジェンスと、(3)で述べるような、デバリエという名カウンセルのアドバイスが
必要となってくるわけです。

(ii) レジュメ等 (間接事実)

次に、原告(志願者)は、(i)での主張が独りよがりのものでなく、具体的な根拠に基づくことを示すために、レジュメ等において、自分がこれまで残してきた学業上・職業上の実績等を明確に挙げ、裁判官(審査官)に、(i)で述べるような能力・意欲を推認させる必要があります。この部分は、(2)で述べるようなデュー・ディリジェンスを徹底して行い、多くの間接事実を洗い出すことにより充実させることができます。

(iii) 推薦状等(各証拠)

そして、原告(志願者)は、(i)で記載するような能力・意欲があることや、(ii)で記載するような実績等があることを、TOEFL、大学の成績等の客観的な証拠や、推薦状といういわば人証により、具体的に証明しなければなりません。したがって、TOEFL等のスコアの充実に励むことはもちろん、各証拠を収集することが必要ですが、これについても②に譲ります。

(2) 徹底した(自分・学校に対する)デュー・ディリジェンス

(1)で述べた(ii)間接事実、(iii)各証拠の洗い出しのためには、まずは自分に対する徹底したデュー・ディリジェンスが必要です。どんなに他人と差別化を図りたくても、志願者が実際に経験していない
ことや現実性のないことを書類に書くなどの証拠の捏造を行うことはできません(捏造したとしても証拠の信用性を減殺し、他の提出書類全体に対する信用性も減殺して、結局は自らの首を絞めることとなります)。また、推薦状という人証についても、証言内容が重要であることはもちろんですが、証人(推薦者)との関係、証言内容を裏付けるような具体的なエピソード等も同様に重要です。例えば、いくら業界の大物であったとしても、自分のことを大して知っているはずもない人が、具体的なエピソードもなく志願者を大絶賛したとしても、そもそもの証人としての適格を疑われ、証拠価値に大いに疑問をもたれることとなります。このように書くと身も蓋もないように聞こえますが、私がいいたいことは、自分の経験・過去を見つけ出す、思い出すことに注力すべきということです。とにかく一つでも多くのエピソード・経験を思い出し、分析することが重要です。この段階においては、もし可能であれば、他の受験生やこれまでの合格者のレジュメ・パーソナルステートメント等をみることも大いに参考になります。他人のエピソード等を見ることで、自分では気づいていなかったエピソード等を思い出すこともよくあります。そして、徹底的に自分に対するデュー・ディリを行い、炙り出した材料に、どのように光を当て、審査官を魅せるのか、という点は、インターフェイスというトップファーム、デバリエをはじめとする熟練のカウンセルのノウハウがあれば心配はありません。徹底した自分へのデュー・ディリを行った上で、彼ととにかく議論をすることが重要です。

また、自分へのデュー・ディリのみならず、志望校へのデュー・ディリも欠かせません。(1)の(i)で述べたような訴状・準備書面の起案に当たっては、裁判官(審査官)がどのような学生を欲しているのか、どのようなプログラムがあり、自分の持つどの部分が裁判官(審査官)にアピールしうるのか、しっかりと調べる必要があります。何千人の願書を読む審査官にとって、その志願者が本当に自分の大学で勉強したいのか、そのために自分の大学についてどれほど調べたのかということは、
一目瞭然かと思います。また、学校について十分な調査をすることは、出願校に対する最低限のマナーとも思います。とにかくHPを隅から隅まで読み、そして可能であれば実況見分・現場検証(スクールビジット)、関係者(卒業生)への聞込み等を行い、研究を十分に行ったうえで、志望校への愛を十分に表すことのできる訴状・準備書面(パーソナルステートメント)にして欲しいと思います。

(3) デバリエの愛のムチ

私がインターフェイスを選んだのは、MBAに進学した友人から、インターフェイス・デバリエの評判を聞いたからです。最初は、どの程度LLMに関してのノウハウがあるのか、必ずしも理解していなかったのですが、「アセスメント・ミーティング」を受け、合格実績をみると、LLMはもちろん、他の分野の大学院へも目覚しい実績を挙げていることが分かり、入学することとしました。デバリエはなかなかこわ・・・、いや、愛のある厳しさをもった人だという噂を聞いていたので、戦々恐々として最初の「アセスメント・ミーティング」に行ったのですが、(無料だったからか?)全くそんなことはなく、威厳あふれる、かっこいい、ロマンスグレーの紳士でした。また、近くで話すと、肉体・精神を鍛えているもののみが発することのできるオーラも感じられました。しかし、その後、実際に始まったカウンセリングは、評判どおり、やはり妥協を許さない、厳しいものでした。

私はAコースという毎週同じ時間にカウンセリングを受けるコースを受講したのですが、毎週同じ時間にマテリアルを完成させるのは、いうまでもなく、なかなか大変です。私も仕事の忙しさにかまけて、力の抜けたものを作成してしまった際には、存分に「可愛がって」もらいました。

「よく質問を読めよ。こんな同じ事ばかりダラダラ書いていて、競争率10倍の中勝ち残れると思ってるのか。」(の英語版)「なんだこのドラフトは。大方、今日寝坊したから、●●大学のネタをそのまま流用してこれを作ったんだろう。」(の英語版)

といったような、厳しい言葉も何度かいただき、週末の夕方、少しヘコんで、トボトボと帰る、ということもありました。

しかし、デバリエが振るうムチは、単なるムチではなく、「愛」のこもったムチであることが、発する言葉の端々、パーソナルステートメント等へのコメントの端々から伝わってきて、根気のない私も何とか最後までたどり着くことができました。また、彼はロースクールの出身ではないのですが、ローに対しても相当な知識と感覚をもっていました。パーソナルステートメントの作成に当たって、彼とかなりの議論をしたのですが(これ自体、相当な英語の鍛錬になります)、彼からは私も知らなかったアメリカの判例や、プライベートエクイティにおける法実務のような、かなり専門性の高い指摘を受け、率直に驚きました。これもデバリエの高いレベルでのビジネス経験と、幅広い人脈によりなせる業かと思います。

【最後に】

デバリエとの会話は楽しいです。彼からは、どこの学校にいくか、といったような次元の話を超えて、世界レベルのエリートとしての心構え・熱のようなものが伝わってきます。また、マラソン・トライアスロンやマーシャルアーツ、日本とアメリカの文化・産業論等の話等を通じて、世界で伍していくために、いかに知力・体力・精神力を充実されることが重要か、ということも、実感として触れることができます。私は、志望校合格という最高の結果を得るだけではなく、デバリエという最高の友人を得ることができたことを何よりうれしく思っています。皆さんもぜひ、デバリエワールドに浸ってみてください。そして、また、世界のどこかでお会いしましょう。

最後になりましたが、毎週土曜日の昼下がりに、暖かい笑顔と限りないホスピタリティーで迎えてくれたスタッフの皆様、面接特訓で的確なコメントと自信を与えてくれたストーン、そして、いつも厳しく、しかし明るくアドバイスを与えてくれたデバリエ、本当にありがとうございました。





大学院留学 合格体験記
Columbia Law School LLM(コロンビア ロースクール LLM) Class of 2010