Columbia MBA 合格体験記

留学先:コロンビア (Columbia MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.194






TOEFL: 283
GMAT: 690

1. なぜ、MBAを目指したか

以下の3つの理由があります。

(1) MBAで学べることが自分の将来やりたいこと(企業再生、ベンチャー)、興味のあることとリンクしていた。

(2) 実際に様々な学部に留学した人に話を聞いてみたところ、MBAにいった人たちは、他の分野にいった人達と比べて、総じて非常に満足度が高かった。

(3) レベルの高い多様性に富んだ学生とディスカッションをする、という授業の形態が自分を向上させる上で最も合っていると思った。

MBA不要論なども昨今言われており、私もMBA受験を決めてから(そして、受かった後も)結構、「本当にMBAなんか取って意味あるのかね」などと言われたりもしています。

ただ、そういう疑問をもっている人に対しては、ぜひ、一度実際にMBAに行っていた人に話を聞いてみることをお勧めします。MBAに行かれた方で私がお会いした方々は、どの学校に行った人も、一人の例外もなく、皆非常に満足して、自分が学んだ事、共に学んだ同級生について大変な誇りを持っていました。これほどまでに他人に勧めるからには何か人生を変えるようなサムシングがあるのだろうな、と感じました。

また、世間一般の人々がMBA 所持者に対して持っているイメージ(横文字ばかり使うアメリカナイズされきっていて、ドライで転職ばかりする利己主義者)も、非常にミスリーディングな部分があるので、ぜひ一度実際に会って話を聞いたりしてみる事をお勧めします。そんなステレオタイプな人なんか、ほとんどいないということがよくわかると思います。

インターフェイスに入ったときに私が感じたのは、そういうMBAの魅力のサムシングを孕んだ雰囲気でした。実際、カウンセラーの方々、独自の各学校の説明会等、想像以上に頻繁にその雰囲気を感じる機会がありました。

秋から冬にかけては集中して各校のMBAフェアが催されますので、行ってみるのもよいかもしれません。もし、周りにMBAに行かれた方がいない場合は、学校によって在校生とのチャットの機会等を設けている学校もありますので、そこで雰囲気を味わってみるのもよいと思います。

ちなみに、蛇足ですが、私がこれを書いているのも、日本にはまだまだMBAを目指す人が少なく、結果として本当の意味でのマネージャーのトレーニングを受けた人間が足りなくて、それが国際社会における競争力を失わせているのではないかという問題意識を強く持っているからです。

現に、経済的に躍進中の中国等におけるMBA熱はすさまじいものがあるようです。トップスクールの中でも、今まで日本で行っていた説明会を、中国でしか行わないようにするというところが出てきたりもしています。これは非常に悔しい事態だと思います。

より多くの人がMBAにチャレンジするようになることは、ビジネスの世界でワールドカップを目指すこととか、メジャーリーグに行くことと似ていると思います。まだ半年ありますが、秋から学べる事に胸を高鳴らせています。

2. 受験について

(1) 総論

スケジュール

2002年6〜8月 受験を決意GMATとTOEFLを受け、590点と230点という結果に呆然とする。
    12月 TOEFLが一応の目標点に達する

2003年3月 GMATが一応の目標点に達する
(この間、ほとんど勉強できず)
   6月 GMAT、目標点から横ばい。エッセイをやらねばと焦る
   7月 エッセイカウンセリング開始
   9月 1校目出願
   10月 2校目出願
   11月 3校目、4校目出願
   12月 5校目出願、1校目から合格通知もらう

とにかく早め早めに対応

MBA を目指した先輩たちの話の中で、一番多かったのが「もっと早くからはじめていれば、本当に行きたい学校に行けたのになぁ」というものです。これは、自分でやってみても痛感した事ですが、受験の準備に関しては、どんなに早くはじめても早すぎるということはないと思います。私は受験する年(2003年)の前の 2002年の夏から本格的な準備をはじめ、2002年秋にはTOEFL、2003年春にはGMATの点をそろえる事ができました。それでも、現在の早くなったペースにおいては出願するのに十分すぎるほど時間があったとは思っていません。とにかく早くはじめること。そして、お金をかける部分に関しては、自分への投資だと思って気前よくお金をかけることです。

ビジネス・スクールの締め切りは、秋になると、一気呵成に来るので、初夏、可能であれば春からエッセイにとりかかることが必要かつ重要だと思います。もし可能であれば、一年遅らせる決断をするのも必要なことです。(現に私は受験の相当早期で、テスト対策等のスタートを含めて1年でエッセイを完成させる予定を、1年遅らせました。)

ただ、急げといっても、焦ってもよいものは生まれません。エッセイに関しては、やはり、時間をかけてきっちりと、きちんと相談のできるカウンセラーに見てもらいながら検討することが必要であると思います。受験において最も重要なスケジュール管理も、プロフェッショナルときちんと相談しないと、極めて厳しい結果が予想される、というのが私の実感です。

自分のこれまでやってきたことと、各学校が求めている事をベストな形で英語で相手に伝える事は、非常に難しい事であるのと同時に、非常にチャレンジングで面白い事のはずですので、前向きに捉えてチャレンジしていただければと思います。  

(2) 各論

a) GMAT、TOEFL

一見、非常に重要なプロセスで、これで決まるのではないか、とすら受験の初期段階では思われますが、とんでもないです。プロセスを一通り終了した身からすると、テストの点は、あくまでスタートラインに立つための「必要条件」であるように思われました。

受験をする年(すなわち、入学予定年の前年)の春から初夏にかけては必要なスコアを出しておくことが精神的にも、実質的にも肝要かと思います。私は受験年の 3月にTOEFL、GMATともに大体目標点は出せたのですが、3月以降、月まで仕事が忙しくなってしまった関係でエッセイへの取組みは7月からとなってしまいました。

b) エッセイ対策: 学校選びについて

受験することに決めた私は、様々な情報集めに走り回りました。元々“情報オタク”的なところがある人間なので、こうなると必要以上に調べまくります。今は、ほとんどホームページに様々な情報が出ているので、1週間も本気で調べれば、大体の必要な情報は集まるかと思います。私もそうで、いろいろな角度から分析した結果、インターフェイスに行く事を決めました。そしてそれは私にとって想像以上に素晴らしい選択となりました。
なお、宣伝というわけではありませんが、デヴァリエさんが来年(2004年)の春頃に「今までにない形で各学校のMBAコースについて分析した本」を出すそうです。その本の内容について色々と話を聞くと、私も受験前に読みたかった、というような内容の、かなりのところまでわかるものとなっているので、検討の一助にしても良いかもしれません。

c) エッセイ対策: デヴァリエさんについて

僕は、7月に入ってから、本格的に焦り始め、(何しろ、第一志望のコロンビアの出願書類受付け開始は8月中旬でした。)いよいよカウンセリングを受ける事としました。カウンセリングは、まず自分のこれまでの仕事を振り返り、キャリアゴールを検討する事から始まります。この作業は、どうしても時間がかかってしまい、出願書類受付け開始日がどんどん目前に迫る中で、非常に焦ってしまいました。ただ、今から思うと、その時の自分に「悠々として急げ」という南米の諺を聞かせてあげたいと思います。本当にいいものは時間をかけないとできないし、焦ってはじっくりと自分の人生について考えることなんてできないと思うからです。

デヴァリエ師匠については、怖いとか、色々言われておりますが、私は、極めて尊敬できる、お茶目なところもある面白い人だと思っています。確かに厳しいですし、クライアントに要求する水準も非常に高いものがあると思います。私も御多分に漏れず、何度かエッセイを書き直しましたが、確実にその度にエッセイは良くなっていきましたので、納得感のあるものでした。ちなみに、エッセイを書きまくったせいでTOEFLのAWAが非常によくなった(3→5.5)という副次的な効果もありました。

彼について一番思い出深かったのは、9月の終わり、最初の学校をやっと出願できそうだ、という時、ひどい風邪を引いた上に仕事で徹夜が続き、更にプライベートでも辛い事があったりと、全く魅力的なエッセイが書けなくなった時期の事です。それまで、非常に厳しい面しか見せた事のなかった彼から「なんか今日の君の様子はおかしかった。パニックに陥らずに、自信を持って、着実にやっていけばいいエッセイが書けると信じている。諺にもあるが、 “Fools rush in where angels fear to tread….”だぞ。」というメールが来て、プライベートでも、仕事でも、留学の準備でも相当追い込まれていた私にとって、その短いメールを見たとき、なぜかはわかりませんが、まあ、なんとかなるさ、という気分になり、大いに救われた気がしました。今でも大事にそのメールは取ってあります。

カウンセリングを離れても、私は彼と話が合うトピックが多く、ついついカウンセリングを忘れて日本の将来についてとか、もっとくだらない話とかを話し合うことが多かったと記憶しております。

d) インタビュートレーニングについて

一点、特記しておきたいのは、インターフェイスのインタビュートレーニングです。これはよかったです。一対一のトレーニングの素晴らしさは他のAlum達が書いているだろうと思いますので、僕はインタビューセミナーについて書きます。インターフェイスのカウンセリングを受けていると、インタビューセミナー(年3回、同内容で実施)を受けることができます。そこでは、細かい仕草から何まで一つ一つ“Western Way”、西欧風のやり方、というのは、握手の仕方一つ、名刺の出し方一つについても結構違っていて、そこを踏み外すと、相当な違和感を与えるものだ、ということを僕は受験が終わった後に国際会議に出て痛感するのですが、海外でビジネス経験でもなければそういうことを理解するのは極めて困難なんだろうな、と思います。インタビューセミナーでの寸劇は、実例をもって失敗例を見せてもらえるという意味で、本当にためになりました。

e) その他

その他には、推薦状、成績証明書、履歴書もろもろの書類の記入方法、提出方法があります。私のようなずぼらな人間にとっては、この、「その他」が本当に大変でした。そして、これらのプロセスの厄介なところは、こういったところを万全に仕上げていかないと致命的な結果を招く割には、落とし穴、というか、ルールのようなものは厳然と存在していて、それをきちんと守らないと違和感の強い出願になってしまうということです。例えば、オンライン出願をする際に、出願校に聞きたい手続きがあったときに、電子メールでどうやってそれを聞くのか一つとっても、職務上英語で電子メールやレターを書いた事がなかった私にとっては、いざ書こうというときにとまどってしまいました。こうした細かい手続きについてもサポートを受ける事は本来の実力を発揮するという意味においても、非常に重要な事だと思います。

3. まとめ

これほど手間のかかる、長丁場の試験は正直今までの人生でありませんでした。ただ、このような機会をもてたことは、ともすれば日々の仕事に流されそうだった自分にとって、自分のキャリアを見直すという意味でも、様々な目標を持って頑張っている友人と出会えたという意味でも非常によかったと思っています。

その中でも、インターフェイスに行った事は、MBA受験という意味にとどまらず、自分にとって良い成長の機会になったと思っています。カウンセラーの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。





大学院留学 合格体験記
Columbia (コロンビア MBA) Class of 2006