Cornell MBA 合格体験記

留学先:コーネル (Cornell Johnson MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.297





1.進学先

Cornell University Johnson School(3rd Round) 補欠(3月5日)→合格(3月20日)

2.その他の出願校の合否結果

Vanderbilt University(Owen) 合格(1st Round)
Washington University in St.Louis(Olin) 合格(1st Round)
Indiana University(Kelley) 合格(1st Round)
Yale University(SOM) Interview招聘→辞退(2nd Round)
University of Pennsylvania(Wharton) 補欠→辞退(2nd Round)
MIT(Sloan) 途中辞退(2nd Round)

3.職歴

大手邦銀で法人営業、ポートフォリオマネジメント、審査10年
2008年秋より社費でMBA留学予定

4.海外経験

ロンドン日本人学校(小学5年途中〜中学3年途中)約4年半
NY支店勤務(2005年6月〜)

5.テストスコア

TOEFLibt 108(R28, L29, S23, W28)、107(R28, L28, S26, W25)
GMAT   680(V31, M50)

6.エッセイカウンセラー

Interface / Dr. Stone (AWA添削コースを含む)

7.総括

NYという英語環境下での受験であり環境は恵まれていました。しかしそれでも業務をこなしつつ受験準備を進めるのは大変でした。時間を有効に使い高いパフォーマンスを創出するには経験と深い洞察力のあるアドバイザーから適切な助言を頂くことが不可欠ですが、その意味でInterfaceのDr. Stoneのカウンセリングなくして受験の成功はあり得なかっただろうと思います。彼は非常にレスポンス良く私の質問に答えてくれましたので出願戦略やエッセイ上のアドバイザーとしてだけではなく、精神的なカウンセラーとしても非常にお世話になりました。

以下、受験過程でもっとも大切だと思われるカウンセリング項目(出願戦略練り、エッセイ、推薦状やインタビュー)を中心に私の体験を紹介させて頂きます。後進の皆様が予備校を選ばれる際、またカウンセラーを選ばれる際、私の体験記が少しでもお役に立てれば嬉しいです。また、この場を借りてカウンセラーのDr. Stone並びに小林さん、小粥さん、小貫さん、金崎さんを初めとするスタッフの方々の温かいご支援に改めて御礼申し上げます。

8.受験対策

(1)テスト対策
私の場合、NY勤務であったこともあり英語に抵抗感は無く、TOEFLは目標の8月までに108点を、GMATは10月までに680点を出すことができました。市販のテキストと米人向けの予備校のテキスト以外は特に定期的に予備校にお世話になることはありませんでした(それでも点数が出ず悩みましたが)。GMATのAWAだけは例外で5月〜7月にかけてInterfaceで全10回のAWA添削コースを受講しました。先生はStone先生でこの時の添削およびコミュニケーションが非常に丁寧であったため、その後カウンセラーを選ぶ際も素直に彼を指名することが出来ました。因みにAWAの添削コースではモデル回答のみならず、自分の回答内容に即して表現や構造をどう変えれば説得力が増すか理由もつけて教えてくれます。5〜6回こなす中で説得力のある書き方も身につき始め、結局AWA添削コースを受講後に受けた3回のGMATでは何れも5.0以上を出すことが出来ました(Prepでは3.5でした)。

(2)予備校選び
効率的なタイムマネジメントと情報収集が受験準備の鍵と考え独学は回避、予備校を利用しました。NYでは日本人受験生としての情報が少なかったことから充実した情報量と出願戦略サポート及び日頃のメンタルケアが重要と考え、大手予備校のInterfaceを選びました。決めてはMGSCコンサルティングコースという総合カウンセリングコースに登録することでカウンセラーと毎日メールで相談出来きること、海外からの留学準備のノウハウも持っていること、並びに他の予備校とことなりテスト対策ではなくカウンセリング項目に受験の重きを置いており自分の方針とあっていることでした。結果的に特にInterfaceにして良かったと思うのは、情報量が豊富であること(出願後の周りの状況把握など)とカウンセリングが深く丁寧であること(カウンセラーは少人数しか担当しておらず自分のことを知り尽くしています。八方美人的なアドバイスは一切無く、全てが自分にのみ当てはまるアドバイスで深みのあるエッセイ作成に非常に役立ちました)、そして応用が利くことです(スタッフの方は親切でイレギュラーなカウンセリングや突然の追加カウンセリングにも機動的に対応してくれました)。

(3)受験準備スケジュール作成・志望校選定
スケジュールは社内選考に合格後、銀行の先輩にヒアリングして自分でたたき台を作成。そのスケジュールをDr. Stoneに見せてアドバイスを頂きながら完成させました。テスト対策を10月で打ち切ったのも彼との話し合いの結果です。私の場合、長い職歴と海外経験が武器でしたのでテストは既述のスコアで打ち切り、エッセイに注力しました。

志望校選定は2度行ってます。第一はFirst Round出願校についてで、第二はSecond Round出願校についてです。何れの場合もDr. Stoneから経験に基づく丁寧なアドバイスをもらいました。特にSecond Roundの学校については夫婦同時受験(秋口から妻も大学受験を希望するようになったため)という特殊な状況で妻と私の専攻がうまく合い、高水準の教育を享受できてかつ合格の可能性が共に高い学校群を探すのは一苦労で、Dr. Stoneのアメリカの学校に対する幅広い見識と、経験に基づく合格可能性判断が必要不可欠でした。結局、既述の4校を1月に受験したのですが、妻との志望がぴったり合うCornellとFirst Roundで受験したWash-U(Olin)が二人の第一志望であり、悩みに悩んだ結果、Cornellに進学することに決めました(この最終判断だけは二人だけで行い、事後報告としてDr. Stoneに伝えました)。

(4)エッセイ
1. カウンセリング全般
散々考え抜いたWhy MBAや学校とのフィット感でも、それを文章化しようとすると困難があり、ネイティブ助けが必要でした。経験に基づくアドバイスだけではなく、自分を良く知ってもらうことも重要と判断し、カウンセラーは以下の基準からDr. Stoneに決めました。

 AWAコースで信頼関係が築けていたこと
 私の文章の癖を知り尽くしていたこと
 日本人留学生のカウンセリング経験が長いこと

当初Eメールベースのカウンセリング効果に疑問を持っていましたが、振り返ってみて彼のカウンセリングとEメールや電話による助言無くしては受験成功は有り得なかったと断言出来ます。彼にはエッセイ上のアドバイス(語彙や構文の添削、出題者の意図の解釈、私の経験のアピールの仕方等)のみならず、既述の通り出願校の選定や、出願時期、はてはWait-List時の対応方法等、最終的に進学先を決めるまで多面に亘りお世話になりました。個人的な感想ですがカウンセラーとの相性・フィット感は極めて重要であると感じました。余り注目されないEメールベースのカウンセリングですが以下の長所があると思います。

 質問等を含め頻繁かつ強制的に英語を書くことになり、英文への抵抗感が無くなる。
 自分の気持ちを伝えようと文章を考えに考え抜くため、思考が深まる。
 カウンセラーとのやり取りの内容がそのままエッセイの骨子になることがある。
 面談ベースと異なり記録が残ることで路頭に迷った際、原点に帰ることが容易。

2. エッセイ内容
エッセイは正解が決まっており、点数でしか差別化が出来ないテストと異なり、誰もが自分だけのストーリーで相手を惹きつけるチャンスを与えられた受験要件中の最大のアピール項目です。それだけに徹底的な準備が必要でWhy MBA(及びCareer Goal)、Why this school、Accomplishmentの三大頻出エッセイは本格的にエッセイを書き始める前にちょっとした時間を使って日ごろから考えておくことをお勧めします。この三点はエッセイだけでなく、Interviewでも必ず話題に上がります。説得力あり、差別化を測れる素晴らしいストーリーを考え抜くことが受験成功の鍵だと思います。とは言うものの、自分だけでは中々良いアイデアは浮かばず、浮かんだとしても出題者の意図とずれていれば話になりません。そこで経験豊かで自分と学校を知り尽くしたカウンセラーのアドバイスが重要になります。Dr. Stoneは優しい方ですが、良し悪しの判断は極めて明確でカウンセリング過程でも的を外した内容は容赦なく指摘されました。また自分からアイデアを提案すればそれに対するフィードバックを時間をおかずにくれたため、エッセイ準備は非常にスムーズで内容も回を重ねる毎に強力になっていきました。
以下、三大エッセイ課題についての考察です。

(Why MBA /Career Goal)
ありきたりですが、今の自分と将来のキャリアのBridgeがMBAです。橋を架ける二つの地点が分からなければ、どんな橋を架ければよいのか(どういうMBA生活を送るのか)、橋がどれくらい重要なのか(MBAが本当に必要なのか)も分かりません。従って、

1) 自分が今、どこにいるのかを把握し(自己分析)
2) 将来のキャリアゴールを定め(ゴールプラニング)
3) 何故そのゴールなのか、そのゴールは現実性があるのか分析し(理由・現実性の分析)
4) MBAがキャリアゴール上必要なBridgeであることを立証(MBAの重要性)しなければなりません。
5) の要素としてMBAでどんな生活を送るのか・何を研究するのかを合わせて言えればMBAの重要性が相手に説得力をもって伝わります。

過去の自分の掘り起こしと将来のキャリア設定、MBAを織り交ぜたキャリアプランを説得力をもって論理的に展開する(しかも英語で)のは並大抵のことではありません。私は社費生であり魅力的なキャリア転向を考えていたわけでもありませんでしたのでMBAの必要性を論理的かつ魅力的に説明するのに苦労しました。Dr. Stoneはこの点非常に経験豊富でした。初めのセッションで私のバックグラウンドを話す中でキャリアプラン上の私の強み・弱みを自然に炙り出し、強みを強調しつつも弱みをMBAで補うといったストーリーを上手く展開してくれました。以降はこのセッションでの議論をベースに加筆・修正を行った結果、多くの職場の同僚に「MBA以外にお前のキャリアゴールを達成する方法はないなぁ」とのコメントをもらうことが出来、Why MBA、Career Goalを説得力を持って展開出来たと思います。Dr. Stoneは物腰柔らかく、気さくに話すことができますが、同時に不思議な方でその日常会話やEメールでの何気ないやり取りの中でエッセイ上の重要エッセンスを引き出し、受験生の強み弱みを的確に把握する能力を持っておられます。キャリアゴールは持っているが上手く論理展開できない、自分の強み弱みをキャリアプランに上手く反映させられないといった悩みをお持ちの方はDr. Stoneを是非お勧めします。きっと自然な会話の中でこれらの問題を解消してくれると思います。

(Why this school)
Why MBAの後はあまたあるMBAの中で特定の学校が最適であることを、その学校に特有の事情をもって説得的に説明しなければなりません。固有の事情がない場合は色々なファクターなレアなコンビネーションを理由にしても良いですがとにかくどこの学校にも当てはまる理由は回避すべきです。パンフやWeb-siteは勿論ですが在校生・卒業生・アドミッションと積極的に話をし出来ればキャンパスビジットもしてそうしたアクティブなアプローチでしか得られない生の情報を得るよう努力することが説得力向上に必須です。

もう一つ重要なファクターは学校の歴史や文化、及び重視する思想を知り、アクティブアプローチで得た生の情報のうち、学校が重視する情報をエッセイに散りばめることです。歴史や文化、思想を調べるには時間がかかり受験生一人で行うには無理があります。私が幸運だったのはDr. Stoneはこの点を知り尽くしており、私が得た情報の中で必要な情報のみをエッセイに織り込むサポートをしてくれました。お陰で独りよがりなエッセイを回避し説得力持ってWhy this schoolを説明出来たと思います。

(Accomplishment)
自分の最大の実績を述べるエッセイです。Accomplishmentは往々にして「組織に対する多大な貢献」と同義であり、要は将来組織に多大な貢献ができる人物であることを説得力を持って示すことが重要になります。この場合の将来の組織は近々では「学校」になりますし中長期的には「社会」になりますので、その両方を意識して書かれると良いと思います。私の場合は実績が同僚との協働に加え私が持つ特異性によってなし得たものであることを説明しましたが、その特異性はMBA International Studentのプールの中でも特異であるものを選びました。テーマが違うのでMBAプログラムへの貢献を表立って書けませんが、こうすることで学校側からは「この人物を入れることでダイバーシティが増し、よりクラスが活性化される」と判断されることもあるかと思います。Dr. Stoneに感謝したいのはこのように随所で出題テーマの背景にある出題者の意図を的確に指摘してくれたこと、それに沿う有効なトピックをディスカッションの中でいくつも示唆してくれたことです。このエッセイに限らず、全てのエッセイでこうしたアプローチをとれたことは受験を成功裏に完了させる上で非常に有難かったです。

(5)推薦状
全て職場のアメリカ人にお願いし、ドラフト作成も出願フォローも行いませんでした。唯一工夫した内容は自分のアピールして欲しい特性とそれを立証するエピソードを各推薦者に渡したことです。

(6)インタビュー
英語環境にいたため英語を喋ることに抵抗感はありませんでした。但しいきなりの本番は無謀と考え、Dr. Stoneに数回、別のトレーナーに1回のインタビュートレーニングを依頼しました(何れも電話)。Dr. Stoneとは30分模擬面接、残りの30分弱をフィードバックという形式でトレーニングしましたが、これが非常に有効でした。単に表現や発言内容を訂正してもらえるだけでなく、どう話を展開すれば自分のアピールポイントに繋がるかまで丁寧に教えて頂きました。お陰で回を重ねる毎に論理展開がより説得的になり自信を持つことが出来ました。1st Roundで提出した3校の本番では何と全ての質問がDr. Stoneと行った模擬面接で出てきた内容であり非常にリラックスして会話を楽しむことが出来ました。

更にDr. Stoneのインタビュートレーニングに感謝したいのは毎回トレーニングの最後に受験者側から学校側に行う質問を一緒に考えてくれたことです。Dr. Stoneは学校側の思想や求める人物像をも熟知していますので、当方の強みとの両方をアピール出来る様な質問を色々と提案してくれました。お陰で受験したほぼ全ての学校で「それは良い質問ですね」との反応を頂き、中にはその場で合格証書をくれた学校もありました。もう一人の先生のトレーニングは噂通り厳しいものでしたが、理不尽な指摘は一切ありませんでした。寧ろトップスクール合格に必要なインタビューレベルを歯に衣着せずに教えて頂いたため、自分のレベルとのギャップを痛感でき、その後のトレーニングが非常に効果的になりました。

(7)WL対策
第一志望であったCornellは合格発表の3月5日にWLとなりましたのですぐさまDr. Stoneに相談し、対策を練りました。Dr. Stoneは流石に
経験豊富で私のインタビュー内容を聞きだし、願書を見直した後、3月7日には以下のWL対策をアドバイスして頂きました。

1) 追加エッセイ
Cornellのエッセイは400字のエッセイが2つのみと書ける内容が限られています。NY金融街でのポートフォリオマネジメントの仕事を含む10年のキャリアがあり書くことは山ほどありましたので、先生のアドバイスもあり、この機会を使って追加アピールをすることにしました。

2) 追加推薦状
初めの推薦状が職場上司・同僚であったことから、先生より外の人からの推薦状が有効とアドバイスを受け、普段から仕事上で意見をぶつけ合って
いるChicago支店のポートフォリオマネージャーに追加推薦状を依頼しました。この時だけは自分で推薦状を作成、Dr. Stoneに添削をお願いしました。

3) カバーレター
先生のWL対策で非常に助けられたのは、先生からカバーレターを作成し、追加エッセイ・追加推薦状をパッケージとして大学に提出するよう指示を頂いたことです。追加エッセイや推薦状といってもそれをどんな形でいつ出すかで効果は全く違ってくるかと思います。私は先生のアドバイスに従いカバーレターを作成、何故WL生として追加エッセイと推薦状が必要だと思ったのかの背景を説明しました。また、キャンパスで行ったインタビューは2年生が相手でしたが、夕刻に行ったこともあり相手が非常に疲れており、受験した学校の中で唯一インタビューがスムーズに行きませんでした。そのことも踏まえ、Dr. StoneにWL対策を相談したところ、「君の場合はインタビューが強力なアピール材料になる。2年生が極度の疲労状態にあったのならば君の魅力が十分アドミッションに伝わっていない可能性もある。まずはアドミッションに直接会って話が出来ないか依頼してみたらいい」とのアドバイスを頂いたことから、カバーレターでアドミッションと直接話しがしたい旨も合わせて依頼しました。的確なアドバイスのお陰で3月16日には既に上記のパッケージが完成、Fedexで送付後、2日ほどたった3月20日には電話とメールで合格を頂くことが出来ました。合格祝賀会でアドミッションのトップより「君の追加資料は非常にプロフェッショナルで印象に残っている。エッセイの内容も非常に興味深く、こうして話をするのを楽しみにしていた」とのコメントを頂けたことからも、先生のWL対策なくして合格はあり得なかったと確信しています。

9.終わりに

私はDr. Stoneという経験豊富で機知にとんだカウンセラーに恵まれ第一志望に合格することが出来ましたが、カウンセラーから有効なアドバイスを引き出せるかどうかは偏に受験生の努力と熱意次第です。InterfaceにはDr. Stoneのみならず個性に溢れた素晴らしい先生方が沢山おりますので、後進の方には是非自分に合う先生を見つけて、最大限先生方のノウハウを利用して頂きたいと思います。真剣に取り組めば取り組むほど、有効なアドバイスを沢山頂けると思います。
MBAの受験準備は長く、辛くそして高額につきます。MBAがこれに見合う価値・機会を与えてくれるかどうかはこれからの自分次第ですので無責任なことは言えません。但し、普通に生活していたのでは出会えない素晴らしい仲間たちと出会う機会を与えてくれ、それまでの世界とは異なる世界に飛び出すきっかけを与えてくれることだけは確かです。Why MBAを考えキャリアプラン上にMBAを置いたならば最後まで絶対に諦めず努力してください。「やり切った」と実感した時、きっと結果は
ついてくると思います。





大学院留学 合格体験記
Cornell JohnsonMBA(コーネル ジョンソンMBA) Class of 2010