Dartmouth MBA 合格体験記

留学先:ダートマス (Tuck MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.196






[ はじめに ]

「Here’s a good news for you. Congratulations!」2004年3月12日の深夜、来日時にInterviewをしていただいたAdmissionsの女性からの電話で、第1志望校であったTuckへの合格を知りました。約1年間に亘る受験過程をインターフェイスに関する体験を中心に振り返ることにより、来年度以降に受験される方々に少しでもお役にたてれば嬉しいと思います。



[ バックグラウンド ]

先ず、ご参考までに私のバックグラウンドを記しておきます。
1)海外生活経験なし(海外旅行1回のみ)
2)国立大学の法学部卒業
3)勤務歴(受験開始時)9年
4)勤務先:都市銀行(国内店舗の法人営業担当、本部・海外経験なし)
5)企業派遣
6)TOEFL: 277 (L25/S28/R30/W6.0)…2003年9月
7)GMAT: 680 (V31/M50/AWA5.0)…2003年12月

ご覧のとおり、私は海外経験ゼロの純粋ドメスティック人間、仕事も国内法人営業畑でいわゆる現場しか経験したことがありません。社費での海外留学はそれまで考えたことがなく、社内選抜の申請年次ギリギリの2003年になり初めてアプライしたところ運良く資格を得たという状況でした。尚、私が所属する会社の企業派遣制度では、受験校の選択や準備についてはまったく個人の判断に委ねられており、特別な指示(そして費用負担)は殆どありませんでした。



[ テスト対策 ]

2003年1月末に企業派遣が決定した直後から、まずはテスト対策を始めました。ここではインターフェイスにお世話になっておりませんので、詳細は省略しますが、職業訓練給付制度も利用しつつ2月から6月にかけて他の予備校に通いました。その後も過去問を中心に独学を続けましたが、スコアが揃ったのは遅めでしたので、見切り発車で8月よりエッセイ準備を始めました。



[ エッセイ対策 ]

インターフェイスのエッセイ・カウンセリングシステムは担当カウンセラー制で、メールでのやりとりのみも可能でしたが、私は自分という人間を最大限理解してもらいたかったので、カウンセリング日を土曜日に設定し、ほぼ毎回オフィスに通いました。

一つだけ言えるのは、限られた時間の中にあって、インターフェイスのエッセイカウンセリングがなければ私の合格はなかったであろう、ということです。以下、順を追って印象などを思いつくまま述べさせていただきます。

1)レジュメ

英文履歴書に全く馴染みがなかったのですが、無理なく適切な内容及び形式にまとめることができました。内容については、その場で意見を交換しながら作業を進めました。

2)推薦状

3通分、用意しました(結局、2通しか使用しませんでしたが)。ワークシートに分類されたワークシートを作成し、それを文章にまとめるというプロセスで、スムーズに完成しました。実際、出願する際には最終チェックを入れていただきました。

3)各校の課題エッセイ

これが一番のポイントだと思いますが、担当カウンセラーとの作業では、どの学校から始めるかという選択やエッセイの内容について、かなり自分の意見を尊重していただいたと思います。人によりいろいろ意見があると思いますが、私の場合は、

1. 自分の行きたい学校からエッセイを始める。生来怠け者なので、モチベーションの高いところからスタートしました(私の場合はTuckから)。
2. その中でも、一般的な課題(Why MBA?やAchievementなど)から始める。
3.1校目が終わったあとは、文字数パターンの異なる課題を持つ志望校を選ぶ。私の場合、カウンセラーのアドバイスに従って、長さでは中程度(Tuck)→長い(Darden)→短い(Johnson)という順序で進めました。
4.自分とカウンセラーのペースを合わせる。最初の内は、1エッセイに何回かのカウンセリングを費やすこともあると思いますが、段々ペースアップしてきます。ポイントは、カウンセリングごとに最適のペースで自分のドラフトを用意していくことです。
5.一度完成したエッセイでも、妥協せず修正したい点などがあれば何度でもチェックしてもらう。1課題に対し、複数のエッセイを完成させ、カウンセラーに選んでいただいたこともありました。

4)エッセイカウンセリング全体を通じて

結果として、出願全9校分を約5ヶ月の間で無事完成させることが出来ました。一番良かったと思うのが、カウンセラーと信頼関係が築けたということです。私の場合、極力カウンセリング時間にオフィスまで足を運んだのは正解だったと思います。エッセイライティングは限られた時間と労力で自分の内面をどれだけ具現化できるかという場ですから、コミュニケーションの機会を極力多くし、カウンセリングの対費用効果を最大限にすべきだというのが率直な感想です。

敢えて改善点を申し上げると、AACカウンセラーとエッセイカウンセラーは同一人物の方が良いと思います。私の場合、別の方に担当していただきましたが、A) 同じ内容を重ねて説明する必要がある。B) 受験校選択などにおいてはエッセイ課題も要素となるので、カウンセリングの線引きが曖昧。C) やはり別のカウンセラーだと遠慮がある。という難点をちょっと感じました。



[ インタビュー対策 ]

最初の面接が決まった後に、レギュラーカウンセリングの時間を1回使って担当カウンセラーと、また別途、他のカウンセラーともインタビュートレーニングを行いました。英語でのプレゼンに大きな不安がある私としては、このトレーニングで課題を明確に出来たとともに、少しの自信を持てたことが大きな収穫でした。実際のインタビューは相手や状況によりかなり展開が変わってきますが、極力トレーニングを受けて心の準備をしておいた方が良いと思います。



[ 受験全般を通じて ]

1)学校に対する情報収集は良く行っておいた方が良いと思います。
私の場合、仕事の関係でキャンパスビジットは全く出来ませんでしたが、Tuckに関しては、オフィシャルの説明会やインターフェイス主催の説明会(これが随分有益でした)、また同じ社内の卒業生の方に話を聞いたりして極力情報収集に努めました。これがインタビューの際に説得力を生んだと思います。反対に、情報収集をあまりしなかったところについては、インタビューでの迫力が大きく減退すると実感しました(ある学校のAdmissionからは、「うちの学校に興味があるといいながら、卒業生にコンタクトしないなんて理解できないわ。」と厳しい指摘も受けました。)

2)企業派遣といっても通常の業務はこなさなければなりません。
私の場合、自分のポリシーで仕事は絶対に手を抜くことのないよう自分にプレッシャーをかけておりました。学習時間は通勤の電車の中や会社までの道すがらListeningの練習やGMATの過去問演習をするなど、空き時間を無駄にしないよう心がけました。

3)結果を振り返ってみると、何が良くて合格し、何が悪くて不合格となったか、今もって判りません。「相性」と一言でいっても、選抜するのは学校側なのですから。だからこそ、出願過程においてはとにかく全力を尽くし、前向きに物事を見ることが大切だと思います。私の場合、合格した別の学校のインタビューで、ある卒業生から「この過程自体、滅多に経験できないのですから、是非楽しんで下さい。」と言われましたが、その通りだと思います(その卒業生の方からは、進学先を決めたことをお知らせした際にも暖かい言葉をいただきました)。是非、いろいろな出会いを大切にして下さい。



[ 最後に ]

振り返ってみると、よく1年間で望んだ結果が出せたなと不思議な感覚です。応援してくれた会社の人々や家族、そして期待にたがわぬサポートをしていただいたカウンセラーをはじめとするインターフェイスの方々、そして出願過程でお会いした受験生仲間や卒業生、アドミッションの方など全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。来年の合格を目指しておられる方に私の拙文が何らかのお役に立てれば幸いです。

以上





大学院留学 合格体験記
Dartmouth TuckMBA(タックMBA) Class of 2006