Carnegie Mellon MBA 合格体験記

留学先:カーネギーメロン (Carnegie Mellon CMU Tepper MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.383






1. はじめに

地方在住で周囲にMBA経験者もいない・・・そのような環境で地元の小規模な予備校にお世話になりつつMBAを目指した2009年は、実力不足&戦略ミスにより”全敗”という結果に。

「SEというバックグラウンドで本当にMBAは目指せるのだろうか」「MBA留学により、目まぐるしく変わりゆくITの現場を2年間も離れることは、自分の思い描くキャリアに本当にプラスとなるのだろうか」

いろいろな疑念が頭を駆け巡り、ストレスフルなMBA準備をもう一年やること自体にもかなりの抵抗感を感じつつも、刺激的な出会い・経験への渇望は押さえきれず、インタフェースの門をたたきました。

2. バックグラウンド

ITメーカーにて、製造業向けITアプリケーションの設計・実装:7年間
海外経験:なし

3. TOEFL/GMAT

GMAT:710(V35、Q50)
TOEFL:105(R29/L29/S20/W27)

(いずれも1年目受験時のスコア。TOEFLについては、1年目に受験校から点数不足が敗因とのフィードバックを受けて継続受験するも、最終的には伸びず。)

4. 戦績(いずれも1st出願)

合格: Tepper[進学先]、Kelley
不合格: Cornell(WL→辞退)、Ross(WL→不合格)、Tuck(面接後不合格)、UCB(インタビュー無)、MIT(インタビュー無)

5. インタフェースとのかかわり

5.1 エッセー対策

リアプリカントとしてもっとも重要なことは「前年度と比較して、自分のcandidacyが格段にアップしたことをエッセーで表現しきること」そして何より「1stラウンドに確実に出願して、絶対に結果を出すこと」だと考えました。また、1年目のエッセーを完全に捨て去って新たなストーリーを作り上げるスタイルよりは、一度完成させたエッセーを多面的に評価・分析していただいて、それを最大限活用しながら新たなパッケージを完成させていく方が、自分自身の性格に合っていると認識していました(やはり1年目のエッセーには思い入れもあったため)。そのような観点で、担当していただいたストーン氏はまさにぴったりであり、辛いエッセー作成に前向きに取り組めた最大の要因でした。

進め方としては、まず1年目に作成したエッセーにストーリー展開を細かく分析し、どの部分に弱点があるかを徹底的に洗い出した上で、弱点を補強するために「こんな経験はないか?」「これからこのようなことにチャレンジして、弱点を補ってみてはどうか」というアドバイスを数多く提供してくれました。ストーン氏が私と比較的近いバックグラウンドであったためアドバイスはきわめて効果的であり、1年目には見つけ出せなかったたくさんのネタ(=自分自身を差別化できる話題)をエッセーに盛り込むことができました。
一方で、今回新しく出願するプログラムに対しては、その学校の特性や過去の実績も交えながら、「このエッセーを通じてアドミッションの真意は何か?」「どのような構成にすればcompetitiveな出願者であることを伝えやすいか」などを丁寧に伝授してくださいましたので、書き始めで悩んでペンが進まない・・・ということなく、エッセーをスムーズに作り上げていくことが可能でした。この点も、時間的制約が厳しい1stラウンドで出願できた大きな成功要因ではないかと思っています。

5.2 インタビュー対策

ある程度エッセーがブラシュアップできてきた段階で、ストーン氏とFace-to-face、およびスカイプを使ってトレーニングをしました。エッセー担当と同じカウンセラーを相手に行うことで、エッセーをインタビューでどう補強すべきかまで含めて一緒に考えることができ、非常に効果的なトレーニングをすることができました。私の場合、スカイプなどオンラインで本番のインタビューを受ける機会が多かったので、スカイプを使った訓練は非常に意味があったと思っています。ストーン氏とは、「どうやってインタビューをリードするか」「自分の個性をどうやって表現し尽くすか」といった戦略的な部分にフォーカスを置いたトレーニングを実施し、その後は知り合いや外部の英会話スクールも活用しながら繰り返し練習に励みました。合格後ビジットした際、オンラインインタビューを担当してくださったアドミッションの方から「そういえば、お前はこんな話をしていたよな。面白かったよ。」と、インタビューで述べた話についてのコメントももらいました。自分のインタビューがimpressiveだったのも、インタビュー対策の賜物だろうと思います。

5.3 最後に

正直に言って、リアプリカントは不利な部分が多いのは事実だと思います。初年度の経験は確実にプラスに働きますが、そうはいっても精神的にも肉体的にも辛い部分があることは否めません。そのような中で、タイムマネージャーとして、戦略立案者として、また励ましてくれるパートナーとして、ストーン氏をはじめインタフェースには大変お世話になりました。

諸先輩方が口々に言う「MBA受験も、終わってみれば非常に楽しく有意義な日々だった」というのは、今になってまさにその通りだと感じています。これからMBAを目指される方も、常にモチベーションを持ち続けながらエンジョイする気持ちを忘れず頑張って欲しいと思います。





大学院留学 合格体験記
Carnegie Mellon TepperMBA(カーネギーメロン テッパーMBA) Class of 2012