Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.016






はじめに

ビジネス・スクール受験開始から合格通知まで、通算2年の月日を要しました。受験途中に長期の海外出張が入ったこともあり、1年目はテスト勉強、2年目はアプリケーションの作成・インタビュー対策に多くの時間を割り当てるスケジュールとなりました。受験当初は、導入時期ということもありGMATのコンピューター試験にはかなり苦戦し、本当にビジネス・スクールに行けるのかと不安に駆りたてられたものです。

このような私が幸運にもトップ3校から合格通知を受け取ることができたのは、ひとえにインターフェイスのカウンセラーとの二人三脚で練り上げていった自己アピール対策によるものと思っています。昨年の10月〜3月の6ヶ月間、海外滞在中は相互にe-mailをやり取りしながら、帰国後はface-to-faceのカウンセリングとメールのやり取りを混ぜ合わせながら、合計12校のアプリケーションを書き上げました。これは、自分の過去を振り返り自己を再認識する上でも、また自分の置かれる現状・将来を客観的に見つめる上でも、貴重な経験であったといえます。

また、私の場合、第一合格校(ウォートン)からの通知が3月末と極めて遅く、受験校から不合格通知を受け取る度に(あるいはインタビューのインヴィーテーションの誘いがない=不合格通知)、落ち込み精神的に極めて苦しい状態が続きました。そのような時に大きな支えとなったのが、1年前に受験した友人からの励ましのメールであり、Alumni Squareにある受験者の過去の体験談であり、インターフェイスのカウンセラーからの助言メールでした。インターフェイスは、エッセイ・カウンセリングの他に受験全般に関わるカウンセリングも提供しており、メールによるアドバイス提供も実施しています。受講者のメールに対するリスポンスも極めて早く、必要な時に適格なアドバイスを受けることが可能であり、積極的にそれを活用させていただきました。



インターフェイスとの出会い

私が初めてインターフェイスのドアを叩いたのは、去年の3月、海外出張の出発直前のことです。海外滞在中にアプリケーション作成に着手する必要があったことから、海外でもエッセイ・カウンセリングを受けることができる学校を希望し、インターフェイスを訪ねたのです。インターフェイスでは、特定の曜日/時間帯が各自に割り当てられるため逐次予約をとる手間がない上に、メールのやりとりによるカウンセリングも可能であるという個人のニーズに合った柔軟なシステムを採用しています。また、各スタッフの適格な対応、過去の実績、そして1年目に受験を共にしていた友人の強い推薦と彼らが出した一昨年の結果も、インターフェイスを選んだ大きな要因となっています。

私がインターフェイスでエッセイ・カウンセリングを受けながら、そして自分なりに受験最中思考錯誤しながら得たことは以下の5点です。

テスト・スコアはアプリケーションの一部、そこに詰めこまれた中身すべてが重要
テストはあきらめず最後まで受験する
できるだけ多くの学校を受験する
ドリーム・スクールは決してあきらめるな
情報収集は積極的に

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PROFLE
・留学先:Harvard Business School
・合格校:Chicago, Wharton
・TOEFL :633
・GMAT :670



エッセイ対策の重要性

受験勉強の最中はどうしてもテスト・スコアの向上に集中しがちですが、ある一定のスコアを確保した後は(どの水準をいうのか議論があるところでしょうが)、自分の強みを最大限に生かしながら、それをいかに表現し相手に売りこんでいくかというエッセイ対策に多くの時間を費やすべきだと考えます。とくに私の場合、テストのスコアはビジネス・スクール受験者平均値としても、GPAは3.0を下回るという状況であり、弱点をオブラートに包み込みながら自己のセールス・ポイントを最大限に引き出すという対応が重要だったのです。

ここ数年、MBA受験生にとって史上最大の難関の年と言われ続けていますが、この傾向は今後一層強くなるものと思われます。かつては、日本の経済力をバッファーに多くの日本人学生がトップ校の門をくぐった「古き良き時代」がありましたが、これからは一人独りが個々のキャリア、将来の展望、ポテンシャル、クラスへの貢献度等を積極的にアピールしながら相手(ここではアドミッション)を説得し自力で合格通知を手にする時代だといえます。テスト・スコアはあくまでもアプリケーションの一部でしかなく、そのなかに詰めこまれたポートフォリオがより重要だといえましょう。



継続的なテスト対策

とはいうものの、アドミッションの過程においてテスト・スコアが重要であることは否定できません。大半の人は秋以降、エッセイ対策に忙殺しテスト勉強は手薄になりがちですが(試験を受けることを放棄する人もいるでしょう)、最後まであきらめずに継続的にテストを受験することをお勧めします。とくに私費の方は、経済的に苦しく受験コストをわずかでも抑制したい気持ちにかられるでしょうが、土壇場で高スコアを出しみごとトップ数校からの合格通知を手にした人、無事希望校に合格を果たした人もいます。そういう私も、12月にTOEFL633のスコアを出したことがハーバード受験の契機となり、最終ラウンド出願で無事合格を果たしています。秋以降は、重点的にエッセイ対策(12月以降はインタビュー対策)に対応しながら、一方でテストを継続的に受験することが望ましい方法といえます。



多数校への受験

私は、受験生間に飛び交う情報を見聞きし、1年目に受験を共にした仲間の結果を目のあたりにし、近年まれに見るMBA受験の厳しさを痛感しました。火の打ち所のないバックグランドならいざ知らず、GPA3.0を下回るスコアを持つ私には、ビジネス・スクールを自由に選ぶ選択権はないという認識が前提にありました。そこで、私は可能な限り多くの学校を受験し、すこしでも合格の可能性を高めようと努めました。本来であれば、プログラムの内容を理解し学校の特徴を理解した上で、自分にあった学校を受験することが望ましいのですが、自分には「えり好み」する余裕はまったくなく、トップ校から順次受験し、結果を見た上で留学先を決定することが最も賢明な方法に思えたのです。

いままで築き上げたキャリアを捨て、多額の費用を払ってビジネス・スクールに行くことを鑑みると、2年間の機会損失と卒業後の利益を考慮した上で、トータル・リターンを最大化するにはすくなくともトップ10校に入る必要があったのです。よって、私の出願した学校にはすべり止めといえるところはなく、受験校を決める尺度は合格した際に私にそこに行く意思があるかということでした。ただしこの戦略は、あくまでも行かないという選択がある人がとれる戦略である、ということは言うまでもありません。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2001