Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.254






【バックグラウンド】

 職務経験:メーカー(マーケティング)6年、家電流通 (販売)8ヶ月
 留学方法:私費留学
 TOEFL:273(L27、S27、R28、W5.0)
 GMAT:700(Q49、V35、AWA3.5)
 GPA:3.5 (私大法学部)
 海外経験:約5年(3-6歳の頃:4年、大学時代交換留学:10ヶ月)



【経緯】

もともと両親がアメリカの大学院をでていた(父、MBA。母、MS)こともあり、高校時代よりアメリカの大学院に行きたいと思っていました。その頃は政治学を勉強したいと思っていましたが、ひょんなことからメーカーに就職してマーケティングとして働いているうちにMBAを取りたいと強く思うようになりました。

ちょうど入社3年目の冬休みにMBAを志すかを見極めるためにアメリカに行き、MBAの卒業生と話し、 HBSのキャンパスを歩くなどをした結果、「MBAに行きたい」という気持ちは確信に変わったものの、「今の経験では仲間にシェアするものとしては不十分」と考え、「日本代表として十分に誇れる経験をもてるように3年間本気で働こう」と決めて帰国。帰国後はとにかく自分でいろんなプロジェクトを考え、提案し、さらにそのリーダーとして手を上げるなど本気で取り組んだ結果、内容の濃い充実した3年間を過ごすことができ、結果として2004年にMBA留学の準備をすることを決意。2005年2月より勉強を開始することになりました。



【スケジュール】

2004年
12月 TOEFL 257点

2005年
3月 GMAT 610点 (V31, Q43, AWA 5.0)
5月 GMAT 700点 (V35, Q49, AWA 3.5)
6月 エッセイカウンセリング開始
7月 TOEFL 273点 (L27, S27, R28 AWA5.0)
8月 Columbia出願
10月 Virginia, HBS, Stanford出願
11月 Columbia合格、出願4校をキャンパスビジット

2006年
1月 Virginia, HBS, Stanford合格 

合格校:Columbia, Virginia, HBS, Stanford



【TOEFL、GMAT】

すごく苦労しました。特にGMATは勉強の日々を思い返しただけでも気分悪くなるくらい辛い日々でした。 ただ、初めてGMATを受験をした時、点数が610点と奮わなかったのですが、 その時に「GMATって知識と言うよりは集中力のテストだな」ということに気がつきました。時間と量のプレッシャーがきついテストですので、私の場合、エッセイが終わった後のMATHで集中力の息切れを起こしていました。そこで、一ヶ月ほど勉強をした後、 テスト前の5日間は毎日本番さながらの模擬テストを行い、とにかく「慣れること」に努めました。
 
模擬テストでも一日目は570点と低い点数が出て落ち込んでいましたが、日に日に点数も上がり、最後は700点越えが連発するくらいに集中を持続する力もつき、更にモメンタムもついていました。 その勢いのまま本番に突入したこともあって何とか700点が取れたのではと思います。本番さながらの模擬テストを行って慣れたのは正解だったと今も思っています。

ちなみに、本番中は約15問サイクルくらいで「苦しいからここでやめたいな」と挫けかける時がありましたが、「また1ヶ月苦しい勉強の日々過ごすのは嫌だ」とか「妻も応援してくれてるのにふがいない点数出せるか!」等と自分に発破をかけて、乗り切ったのは覚えています。苦しいかもしれませんが、最後は精神力で頑張ってください(妻とか彼女とか犬とか『心の支え』を作っておくのもいいかもしれません)。

あと、必要条件ではありませんが、GMATを5月頃に終わらせておくことはその後のエッセイに集中でき本当に楽になります。早め早めにアクションを起こして、個人的にはGMATは5月頃にクリアしておくことをお薦めします。



【エッセイカウンセリング】

そして、私が今回受験したすべての学校より合格をいただけたのも、インターフェイスの選んだからに他ならないと確信しています。

私のエッセイカウンセラーの一番の素晴らしいところは「生徒の強みを最大限に引き出してくれるところ」だと思っています。また、阪神ファンらしく「とても熱い」ところも素晴らしいです。私がこのように自分をアピールしたいというドラフトに対して、彼から否定的なコメントをもらったことはありません。それで却って不安になることも多かったのですが、「心配するな。私はプロだ。悪いものは必ず悪いと言う。それより、私は君のXXXXに惹かれているから、これをもっと前面に押し出したいと思う」と言う風に、本当に私という人間を理解することに努め、尊重してくれていました。

すごく驚いたのはエッセイを開始して2ヶ月くらいして、2校目のエッセイを書いていると、彼も私のすべてを知り尽くすほどになっていて、英語でうまい表現が思いつかない内容のことをドラフトに盛り込んでいると私が言わなくても驚くほどぴったりの表現に変えてくれていて、「なんで説明していないのに分かったの?」と驚くことが度々ありました。これこそがインターフェイスの担当カウンセラー制の強みだと思います。
 
また、ここまで一心同体と言えるほどに分かり合っていたからこそ、その集大成というべきStanfordのEssayでは”What matters most to you and why?”という深い質問にも関わらず、本当に毎日が楽しくなるくらいにエッセイを書き上げていくことができ、一週間という短時間ですべてのエッセイやアプリケーションインプットが終わるほどでした。

Stanfordの時はエッセイの開始がdeadlineの1週間前で、本当ならばR2に延期すべきところを「私は君をR1で提出させると約束したのだから必ず提出させてやる」と言ってくださり、休日にもかかわらず私のエッセイを見てくださったときは本当に感動しました。今読み返してもStanfordのエッセイは「最高」の作品であると自信を持って言える内容です。

ちなみに、エッセイカウンセリングを申し込む前に私なりに「エッセイカウンセリングで成功する人と失敗する人」というのを友人の感想やwebなどの情報を分析していました。その結果、「基本的にカウンセラーにおんぶに抱っこを求める人は失敗している人が多い」という結論に達しました。要は自分で「カウンセラーを含めてマネジメントできる」くらいでなければ合格は難しいと思います。カウンセラーを使えばすべて安心と思うのではなく、あくまで自分が「主」であって、その補完として「カウンセラー」の力を借りるという形で望んでください。

あと、エッセイを書くための「追加カウンセリング」は早めに多く入れることを推奨します。私も8月の時点のまだカウンセラーの時間が空いている時期は週に2日は必ず入れて進めていました。後になればなるほど生徒も増え、時間が無くなっていくのに対してApplicationの締め切りの10月、1月になると誰もが最後の追い込みをかけますので土壇場になって「追加」ができないことが多くなります。早めにやっておくことに越したことは無いと思います。私もViriginiaのapplicationなどは提出期限の3週間ほど前に終わらして、早め早めの行動をとっていました。



【デバリエ先生のインタビュートレーニングコース】

このコースは秀逸でした。インタビューは何よりも「慣れ」です。そういう点では、デバリエ先生との1対1だけでなく、後ろで7人の仲間が見ている中でデバリエ先生の厳しい質問に答えていくことで本当に度胸がつきました。また、デバリエ先生から「ここをこうしたほうが良い」というアドバイスもいただけ、かつ仲間のインタビューの様子を見ながら「こういうことに気をつけないといけない」とか「こういう答え方もあるのか」と学ぶことが多く、毎回本当に濃い2時間でした。

私の場合仕事が週末もあったため、全5回のうち3回ほどしか出席できませんでしたが、必ず平日の仕事が休みの日にビデオで補講をさせていただいていました。そのビデオをみていても、仲間の成長の様子が明らかに見られ、初回ではそれこそ「これはひどすぎるな。。。」と思うような仲間が、とにかく下手でも毎回デバリエ先生に挑戦し、ボロボロになりながらもアドバイスされたことを素直に聞き、更には必ず質問されると一番に手を上げる等のガッツをもって取り組んだ結果、最終回では信じられないほどの成長をみせて、それこそ自信をもって答えている姿をみてとても勇気づけられたのを覚えています(ちなみに彼もTop5の学校に合格しました。本当にすごい奴です。)

また、このコースで得た仲間はかけがえのない仲間です。トレーニングの後は居酒屋で情報交換をし、遠慮することなく互いにどうすれば更に魅力的なインタビューが出来るかを語り合いました。メーリングリストも作っていたので、インタビュー等の時は先にインタビューした人がその内容を隠すことなく共有し、「とにかく皆で合格しよう!」という一体感がありました。キャンパスビジットの際はHBSやスタンフォードを一緒にビジットし、特にスタンフォードでは仲間三人で夜に中華を食べながら語ったのがとても懐かしい思い出です。このような素晴らしい仲間に出会えたこともこのコースの素晴らしさの一つであり、素晴らしい仲間がいたからこそ、途中でくじけることなく頑張りぬけたと思っています。



【個別インタビュートレーニング】

私の場合はColumbiaとHBSのインタビューの際にインタビュートレーニング(計3回)を受けました。担当エッセイカウンセラーは私については何でも知っているということもあり、インタビューのトレーニングには私のことをあまり知らない人が良いだろうということもあって2回ほど別のカウンセラーにお願いをしました。

彼は本当に厳しかったです。「完璧主義者」と言っても過言でなく、ちょっとしたことに対してもすごいツッコミを入れられ、それこそ初陣であるColumbiaのインタビューの前にお願いした時はデバリエ先生のインタビュートレーニングコースで慣れていたのでそんなに問題ないだろうと自信をもっていたのに情けないくらいにボロボロにやられました。

しかしながら、その中でも彼には「Why MBA?」、「Why XXX School?」、「Strength & Weakness」、 「Please tell me about yourself?」等については強く叩き込まれ、遠まわしに「Columbiaに行きたいというPassionが足りない」という点を気づかせてくれました。おかげで、インタビューまで残り2日というところからColumbiaに行きたいという気持ちをクライマックスに高めることができ、最高のインタビューをすることができました。

HBSの前には運よくデバリエ先生の時間が空き、急遽「トレーニングを受けたいか?」と訊かれ、すぐに飛びつきましたが、本当に素晴らしいトレーニングでした。1回だけでしたが、インタビューのトレーニングというよりは、「何故HBSが良いのか?何が良いのか?」ということを深く教えてくださったこともあって、私の中で改めて「HBSに絶対合格したい」という気持ちが高まっただけでなく、自分の回答にデバリエ先生の知識を絡めることでとてもアピーリングなインタビューの回答を自分なりに作り上げることができたことが本当に素晴らしかったです。

ところで、インタビューで学校側がみているのは基本的には「Why MBA?」、 「WhyXXX School?」というところと「英語力」だと思います。「Why MBA?」、「Why XXX School?」、「Leadership Experience」などは完璧に言えるように練習しておいてください。 また、HBSやStanfordは少し他の学校と違い、「Why MBA?」、「Why XXX School?」というよりは、「厳しい質問」や「虚をついた質問」に対してどこまで粘り強く回答できるガッツがあるのかを見ていると感じました。とにかく、あきらめずに答えることを頑張ってください。



【結び】

MBA受験は本当に厳しい闘いでした。しかし、一方で自分の人生を振り返り、新しい仲間を作り、素晴らしいカウンセラーと共に戦った楽しい日々でもありました。私が今回受験したすべての学校に合格できたのも素晴らしいカウンセラー、素晴らしい仲間に出会えたからに他なりません。そういう点で、本当にインターフェイスにはお世話になりました。

しかし、インターフェイスに来れば誰でもすぐに最高の結果を得られると言うわけではありません。インターフェイスはその手助けをしてくれますが、やはり「主」は自分にあります。

私は、MBA合格に必要な3つのポイントとして、

   1. 明確なゴール
   2. 他人に共有できる経験
   3. 必ず合格したいという情熱

があると思っています。「明確なゴール」というのは特に日本の企業で働いていると、必ずしもMBA卒のための明確なポストがあるわけでもなく、簡単に浮かび上がるものではありません。「他人に共有できる経験」というものもやはり自分で意識して経験を積み重ねていかなければ、 すぐにエッセイのために準備できるものではありません。そういう点では、早いうちから「自分の将来のゴールは何か?それが今の会社で達成できるのか?」、「そのためにMBAはどのように役立つのか?」ということを考え、会社でも積極的に手を上げてリーダーシップをとり経験を積むことが後々素晴らしいエッセイの内容につながると思います。もしそのようにした上でインターフェイスの門を叩き、情熱をもって取り組めば、必ず素晴らしい結果につながると私は思っています。

最後に私の体験記を読んで下さり、本当に有難うございました。 一人でも多くの方がMBAを志し、また皆様が希望校に合格できることを心より願っています。 共に将来の日本ならびに世界を背負う同志となることを楽しみにしています。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2008