Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.255






このメッセージは東京からボストンに向う機上で執筆しています。

思い返せばインターフェイスと出会ったのは今から約1年前。それから本当にあっという間の1年でしたが、こうして今、来るべき挑戦に胸を膨らませてボストンに向けて旅立てているのもインターフェイスのデバリエ氏とそのサポーティブなスタッフのおかげと感謝しています。

私は昨年(2005年)の3月末から4月にかけて1週間ほどかけて、西海岸の2校と東海岸の4校を訪問し、最後に訪れたのがHBSでした。帰り際にキャンパスを1人で散策しながら、来年は必ずここに来るぞ!と強く胸に誓ったのを今でも鮮明に覚えています。キャンパスビジットは出願する大学に対する理解を深めるのみならず、絶対に合格するという強い気持ちを醸成する為にも有効だと思います。

キャンパスビジットをしながら多くの日本人在校生と会って受験準備の話を聞きましたが、必ず出てきたのが「エッセーはインターフェイスのデバリエ」という言葉でした。帰国後、他の予備校含め、情報収集を行ないました。それぞれ特徴のあるプログラムを提供していますが、最終的にはデバリエ氏本人の高い実績に惹かれ、インターフェイスへの入門を決めました。しかし、まだGMATの勉強を始めたばかりで、会社の日常業務に忙殺され、なかなか集中して受験勉強に取り組む事が出来ずにいました。やるべきことは遅々として進まず、時間だけが過ぎ去り、気が付けば秋になっていました。GMATを終らせてからエッセーをはじめても手遅れになると思い、9月下旬からエッセーに取り掛かりました。

GMATは私が最も不得意とした分野でした。自分の好きな時にいつでも受けられるというフレキシビリティーがある反面、独特の厳しく時間管理された環境での試験は心理的に大きなプレッシャーとなりました。GMATに苦労している方は自分の得意分野と不得意分野をしっかりと見極め、まずは得意分野を徹底的に固め、心理的なプレッシャーを減らす事が重要だと思います。私は出願の締め切りに追われるように10月末に1度目の試験を受けましたが、案の定撃沈。11月末に再度受験して、なんとか最低ラインに滑り込んだ為、即GMAT対策を止め、エッセーに全力を傾けました。GMATは精神状態がスコアを大きく左右する試験だと感じます。勉強量とは関係なく、受験日のコンディションによってスコアが変動する事もありますので最後まで諦めずに取り組んで下さい。

エッセーカウンセリングは最初はデバリエ氏のスケジュールが一杯で、対面でのコンサルテーションの時間は設けず、メールベースでカウンセリングを開始しました。10月下旬になって一つ枠が空いたため、その後は毎週日曜日の午後に五反田に通う生活が始まりました。インターフェイスはレジュメ、エッセー、推薦状、データフォームの順に1校ずつ完成させるアプローチを取ります。これは非常に効果的でした。大学側は受験者が複数の学校を併願している事を十分承知しているため、受験者のその大学に対する熱意(受かったら必ず入学してくれる人)を見抜こうとしています。実際、私も「滑り止め」で受けたつもりの大学で、積極的にインタビューを要求しなかったため、Waitlistにされました。一つの大学を受験するには相応の努力が必要ですが、一つ一つ確実に応募書類を完成させていくアプローチはそれぞれの大学に自分の一貫した強い思いとその大学へのフィットを伝える事を助け、極めて効果的だと感じました。また、インターフェイスのカウンセリングは毎週決まった時間を「買う」仕組みになっている為、強力なタイムキーパーとしての役割も果たしてくれます。私の場合はフレキシブルに予定を変えられると仕事での忙しさを言い訳になかなかエッセーが書けなかったと思うのでこの仕組は自分の性格にマッチしていました。私は結局12月末までに5校分の出願書類を完成させる事ができました。

書類が完成するとエッセーカウンセリングは終了しますが、カウンセリング終了後も気を抜かず、しっかりとインタビュー対策やその後のフォローを続ける事が重要です。インタビューでは本人のコミュニケーション能力とその大学への熱意を見ていると思います。(HBSは大学に対する熱意というよりは、HBSが育成したいと思っているリーダー像とのマッチ、100%ケースディスカッションという環境で貢献できる素質があるかを見極めていると感じました)日頃から英語で自分の考えを的確に伝える訓練が必要ですが、場慣れする事も効果的です。私の場合は本命のHBSの前週に他校のインタビューを設定しました。おかげでHBSのインタビューは比較的リラックスして臨むことが出来ました。

最後に、受験プロセスを振り返ってみて重要だと思う事は以下の2点です。

ポイント その1 - 己を知る

MBAの受験勉強に限らない事かと思いますが、いかに自分を深く理解するか、そして戦略的に一つ一つのハードルを攻略するかが私の考えるMBA受験の成功のポイントです。当然一人一人違う人間ですから取るべき戦略は十人十色です。限られた枠を多くの人が競っている状況下では、どうしても周囲がやっている事を気にしがちですが、いかに自分を深く理解し、それを各大学の求めている人材像に当てはめるかが重要です。他人との相対的な比較の優劣で一喜一憂するのではなく、自分の絶対的な基準を確立し、自信を持って表現しましょう。

出願準備においても同様の事が言えます。私はタイムマネジメントに弱いと感じていたのでインターフェイスの毎週決まった時間を買う仕組みは非常に効果的でした。高額なコンサルテーション料を無駄にしない様、毎週必死に書き進めました。デバリエ氏も出願日に間に合う様、追加のコンサルテーションをオファーしてくれる等、しっかりと答えてくれました。また、私の場合はGMATが不得意だと思っていたので最初から完璧に対策しようとは思わず、最低ラインを達成できる様に自分の相対的な強みであるMathセクションを強化する事に特化しました。よって全てを網羅する予備校には通わず、Mathに特化した教材を取り寄せて勉強しました。

自分は一体何者なのか、どんな情熱を抱いているのか、どんな夢を描いているのか、どんなシチュエーションで底力を発揮できるのか等、しっかり考えながら出願プロセスを組み立て、攻略することで、限られた時間の中で効果的に自分をプレゼンテーションできると思います。トップスクールの入学は狭き門ですが、毎年多くの日本人が突破しています。貴方も強い気持ちで戦略的に取り組めば必ず突破できます。

ポイント その2 - It’s never too late

今、これを読んでいる貴方は受験プロセスのどの段階でしょうか?受験経験者や留学予備校にアドバイスを聞くと、必ず「何事も早め早めに準備する事」を強調されます。それはその通りですが、そもそも過ぎてしまった時間は戻って来ない訳ですから今自分に残された時間をどう活用するかをしっかり考え、即実行する事が重要です。これまで出来なかった事を考え、嘆くのではなく、今日何ができるかを考えましょう。

もう○○月になってしまったと思ったら、まだ○○月だと思い直して、今、この瞬間から行動を起こしましょう。出願締切日前であればどうにでもなります。最終ラウンドで合格する人も毎年必ずいます。絶対に今年合格するぞという強い気持ちを持って下さい。そして最後まで諦めずにやり抜いて下さい。

皆様の健闘を祈ります。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2008