Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.273






[ バックグラウンド ]

(1) 海外経験: ロンドン4年半、ニューヨーク3年
 職歴:監査法人4年
 留学形態:私費
 TOEFL:283点
 GMAT:690点






[ 出願校の合否 ]

合格:HBS, Columbia, Kellogg, Wharton
不合格:Stanford






[ スケジュール ]

2006年
 1月: GMAT勉強開始
 4月: TOEFL 283点、インターフェイスでEarly Bird Course受講開始
 5月: GMAT 690点
 6月: Early Bird Course終了、Essay Counseling開始
 9月: Columbia出願
10月: Kellogg, Wharton出願、Columbia合格
11月: Group Interview Training受講
12月: Kellogg, Wharton合格、Essay Counseling終了

2007年
 1月: Stanford, HBS出願
 3月: Stanford不合格、HBS合格






[ 経緯 ]

 中学入学まで海外で過ごしたこと、また父がMBAホルダーであったことから、学生時代から漠然とMBAを取得したいと思っていました。MBAを志望したより具体的な動機は、会計士として監査法人で会計監査に携わっているうち、会計・監査以外の分野、特にM&Aの分野において視野を広げたいと思ったからです。

 監査先のクライアントの中で、何社かM&Aを経験するのを目の当たりにしましたが、どれほど友好的な合併や買収であっても、社内に混乱が生じたことは否めませんでした。M&Aの増加は世界的な兆候ですが、多くの日本企業はこれを脅威と捉えています。しかし成功しさえすれば、企業側だけでなく消費者や社会全体に新たな価値をもたらすM&Aの一旦を担う仕事は、自分にとってやりがいのある分野であると思うようになりました。そのためにも、ビジネススクールで自らの視野を広げる必要がかると考え、受験を決意しました。






[ スコアメイキング ]

 帰国子女であったためTOEFLは、あまり苦労せず結果が出ました。一方GMATは予想した通り、大変でした。特にVerbalのSCが不得意であったため、集中的に勉強しました。Official Guideを解くというオーソ
ドックスな方法でしたが、出題傾向やパターンを把握するのに有効な方法だったと思います。5月に690点が出て700点以上を目指すべきか非常に悩みましたが、いち早くエッセイに集中するために、GMATの
勉強は終了しました。またカウンセラーのデバリエ氏にも、その様にアドバイスされました。
 テストに関しては、点数が出るのが早ければ早いほど、エッセイに時間を掛けられるので有利だと思います。どの時点でテストの受験をストップするかという判断は、難しいのですが、受験スケジュールの全体像を捉え、客観的に判断する必要があると思います。






[ エッセイについて ]

■明確なキャリア・ビジョンを持つこと

「明確なキャリア・ビジョンが無ければ、どんなに優秀な人でも、絶対に合格しない。」カウンセラーであるデバリエ氏に、最初に言われた一言でした。
 私は通常のエッセイコースに通い始める前に、デバリエ氏のEarly Birdのコースを受講しました。Early Birdの目的はレジュメと、学校を問わず必ず聞かれる”Why MBA?”のエッセイを完成させることですが、通常のカウンセリングと異なり、ディスカッションが中心となります。私はEarly Birdのコースを通じて、
自分のバックグラウンド、志望動機や卒業後の進路について、デバリエ氏と議論を重ねてから”Why MBA?”のエッセイを書き始めたので、スムーズに書き進めることが出来ました。漠然としたキャリア・ビジョンではなく明確なキャリア・ビジョンを思い描き、なぜ自分にMBAが必要なのかを、エッセイを書き始める前から考えておくことが大事だと思います。

■志望校について十分調べること

 Early Birdが終わり、続けて6月中旬から通常のエッセイ・カウンセリングを始めました。Columbiaから書き始め、Wharton、Kellogg、Harvard、Stanfordの順番で準備をしましたが、デバリエ氏から学校ごとに違ったアドバイスを頂きました。それぞれの学校は、受験生が本当に自分の学校に進学したいのか、見極めようとしています。自分の熱意を学校側に伝えるため、デバリエ氏のアドバイスは非常に有益でした。
 学校について一生懸命調べてエッセイを書いたつもりでも、デバリエ氏に「リサーチが足りない」と言われ続けました。学校のホームページを読むことは勿論、アラムナイや在校生の方からも話を伺いました。時間的制約から、Campus visitはColumbiaにしか行けませんでしたが、visitは学校の雰囲気が良く分かりますし、疑問点について在校生やアドミッションに直接質問が出来るので、時間がある方はvisitに行くこともお勧めします。

■妥協しないこと

 エッセイに関しては、絶対に妥協してはいけないと思います。私は疑問点について、納得するまでデバリエ氏と話し合いました。氏と話し合ううちに、新しいアイディアが生まれ、自分がアドミッションに伝えたいことがより明確になっていったと思います。私は5校分のエッセイを準備するのに、約7ヶ月掛けました。第一志望の学校に合格できたのは、余裕を持ってエッセイの準備を進めたからだと思っています。






[ インタビューについて ]

 英語を話すことに関して抵抗はありませんでしたが、インタビュー対策は入念に行いました。エッセイを書くことに時間を取られがちですが、インタビューの準備も早い段階から始めることをお勧めします。
 私はグループ・インタビュー・トレーニングを受講するとともに、学校別の対策としてプライベート・レッスンを数回受けました。グループのインタビュー・トレーニングは8名で受講したのですが、クラスメイトの発言やそれに対するデバリエ氏のフィードバックは参考になりました。プライベート・レッスンは、実際のインタビューでは面接官とは初対面であることを考慮し、デバリエ氏以外のカウンセラーにお願い
しました。特にHBSのインタビューは、面接官が、提出したエッセイに基づいた質問をするため、事前にカウンセラーにエッセイを読んでもらい、エッセイに基づいて質問して頂きました。






[ 最後に ]

 MBA受験中は、様々な場面でディシジョン・メイキングを迫られます。その時々で、自分が今何をすべきかを見極め、臨機応変に対応することが大切だと思います。挫けそうになる時もあるかも知れませんが、夢に向かってあきらめず、最後まで頑張って下さい。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2009