Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.274






[ バックグラウンド ]

海外経験 : なし
職歴 : 総合商社4年
留学形態 : 私費
TOEFL : 273点
GMAT : 690点
GPA : 2.7



[ 出願校の合否 ]

合格 : Harvard, Kellogg
不合格 : Stanford, Columbia, Tuck他



[ スケジュール ]

2006年
3月 : TOEFL勉強開始
4月 : Early Bird Course受講開始
5月 : GMAT勉強開始
6月 : Early Bird Course終了
8月 : Essay Counseling開始
8月 : TOEFL 273 点
12月 : GMAT 690点

2007年
1月 :Kellogg, Columbia, Tuck他3校出願(2nd)
2月 :Kellogg合格
3月 :Harvard, Stanford出願(3rd)
5月 :Harvard合格、Stanford不合格



[ 経緯 ]

学生時代欧州系のコンサルティングファームでアルバイトしていた時期に、多くのMBAホルダーが活躍していたのを目の当たりにし、自分もいつかMBAに留学して活躍したいと思ったのが直接のきっかけです。また幼少時からいずれは家業の経営を継承する方向で育てられてきた為、自然と経営者になるマインドセットが自分の中に存在してきた中、社会人経験数年を得てMBAを目指したのはとても自然な流れでした。

社会人2年目くらいから予備校のリサーチを始めたものの、ある程度の実務経験を得ないと説得力の有るエッセイが書けないということに気づき、社会人初めの3年間は現在の会社で実績を作りこむことに注力しました。インターフェイスの門を叩いたのは社会人3年目終わり頃の2006年3月。デバリエ氏との面接を経て2006年4月からカウンセリングをスタートしました。






[ スコアメイキング ]

幼少時から海外経験は無かったものの、業務の半分は英語という環境の中スコアメイキングにはさほど苦労しないだろうと考えたのが大きな誤算でした。他のインターフェイス卒業生から「エッセイを始める のに早ければ早いほど越したことは無い」とのアドバイスを受け、4月からのエッセイカウンセリングに並行し、TOEFL(3月→7月)/GMAT(5月→9月) のスケジュールで秋以降エッセイに注力するイメージで動いていました。8月にTOEFLの点数が出たまでは良かったものの、GMATのスコアが中々伸びず、最終的に12月まで
GMATを受け続ける結果となりました。その結果9月以降は、長期の海外出張等何かと多忙な業務を抱えつつ、エッセイ/GMAT/インタビュート レーニング等を同時期にこなすことになり、体力的/精神的にかなり追い込まれる日々を過ごす結果となってしまいました。以下、一番苦労させられたGMATにつき自分の所感を書かせていただければと思います。

GMATはご存知の通りAWA/Math/Verbalの3部で構成されていますが、一見難解そうにみえる問題も全て過去の回答パターンを適用し解ける問題が殆どで(中には悪問もありますが・・・)、その回答パターンを如何に「効率的に」「短い期間で」叩き込む戦略とその実行が問われています。

特にVerbalでは本来の意味での読解力というより、目の前の問題を如何に過去のパターンに「変換」出来るかが勝負の分かれ道で、特に日本人が苦手だとされるVerbal攻略の鍵は「過去の回答パターンの叩き込み」「新しい問題に対する過去のパターンの応用」「限られた時間内での正解への落とし込み」だと思っています。GMATが大変とされる理由は、受験者数がそこまで多くない為か効率的なテスト対策法が日本人受験者の間で上手く共有化されず、学習方法の巧拙によって大きく差が開いてしまうからだと思います。

また過去の回答パターン(Math,Verbal)を叩き込むだけでも相当労力が必要とされる一方、過去の回答パターン(特にVerbal)の忘却が早いため、Math/Verbalともパターンの応用を素早く出来る段階でテストを受けなければならず、テスト受験時期の巧拙も大変重要です。Verbalに関しては他の予備校で習得したメソッドを、オンライン聴講で何度も復習し、official guideを全問解いた上各教材の復習をして本番に臨んだところ最後はある程度の点を出すことができました。

またmathに関してはofficial guideのほかweb上で購入できるmath難問500題をとき、安定的に高得点を出せるよう準備しました。またAWAはテンプレートの習得だけですぐコンスタントに5.0を出すことができました。



[ エッセイについて ]

4月にEarly-Birdコースを通じデバリエ氏に自分のバックグラウンド、キャリアゴールを伝えResume, Why MBAエッセイを作成した後、8月以降学校別のエッセイ作成に進んでいきました。デバリエ氏の指導は聞きしに違わず大変厳しいもので、クオリティの低いエッセイに対しては容赦なく指摘を受けましたが、デバリエ氏は過去の経験から各学校のアドミッションの嗜好性、プログラムの特徴、入学者のバックグラウンド構成等を完全に理解しており、また一方で各クライアントのMBAアプリカントとしての競争力(いわゆる「見栄え」)を的確に把握できているため、その上で如何にエッセイクオリティを最大化するかという視点で常に的確なカウンセリングを戴くことが出来ました。またデバリエ氏の豊富なビジネス経験から、発展途上国からの農産品のトレード、及び将来の家業継承という比較的ユニークなバックグラウンドでも、少ない言葉で驚くほど的確に自分の状況を理解して頂く ことが出来、正直舌を巻いたことが何度もありました。デバリエ氏とのカウンセリングの中でMBA受験にとどまらず自分が人生をsurviveしてゆく上でのtipsをいくつも戴くことが出来、デバリエ氏のカウンセリングには心より本当に感謝しております。

上にも書きましたように、GMATがぎりぎりまで出なかったため、第1志望のハーバードには3rdでの出願を余儀なくされる結果となり、一時は出願を諦めようかと思った時期もありましたが、デバリエ氏から「3rdでも十分に可能性がある」との言葉を戴き、3rdでハーバード、スタンフォードに出願しました。結果両校からインタビューインビテーションを受け、on-campusインタビューの上5月にハーバードから合格通知が出ました。3rdでの受験は巷では「internationalには不利であり、合格可能性は小さい」との噂がありましたが、デバリエ氏に限らず小林さん他のスタッフの方からも過去のインターフェイス卒業生にも同様の例があるとの言葉を戴き、勇気を持って出願したのが良い結果を生んだのだと思っています。エッセイカウンセラー選びで迷われている受験生もいるかと思いますが、過去の経験、実績から見ても日本にデバリエ氏の右に出るカウンセラーはまずいないと思います。まずインターフェイスの門を叩かれることを自信を持ってお勧めいたします。



[ インタビューについて ]

インタビューはエッセイに並ぶ重要な関門の一つです。自分自身の経験から言っても学校別に十分なインタビュートレーニングを行った学校とそうでない学校では結果に明らかに差が出ており、エッセイと同様に力点を置いて対策を取られることをお勧めします。自分のインタビュー対策は10月にデバリエ氏のグループインタビュートレーニングを取った他、志望度の高かったケロッグ、ハーバードに関してはインターフェイスの各カウンセラーと1時間のインタビューのトレーニングを3セットずつこなしました。エッセイと同様にインタビューでもアドミッションは明確に欲しい「人材像」を持っている為、各々に適切に対応する
必要があります。自分のケースでもトレーニングを得る前と後とではインタビュースキルにかなりの差が出ていたと思います。以下、ご参考になるか分かりませんが、ささやかながら自分が受けたハーバードでのオンキャンパスインタビューの様子をお伝えさせていただければと思います。



=== インタビューレポート@HBS ===

1)インタビューまで

 ・ 4月初めにアドミッションから電話インタビューのインビテーションを受ける。電話インタビューは日本人アプリカントに不利だと聞いていた為、2ndで合格していた友人に相談の上on-campusインタビューへの切り替えをアドミッションに申請、受理。4月後半に急遽休暇を会社に申請。

 ・ 1st合格者、2nd合格者、在学生にコンタクトしインタビュー時のtipsを収集。10人強にアドミッションインタビュー時の経験を聴取。想定問答集を作成する。またインターフェイス講師陣(ストーン氏、デバリエ氏など)と1時間×3セットのインタビュートレーニングを行う。

2)インタビュー前日

 ・インタビュー前日早朝にニューヨークからボストンに到着。キャンパス近くのホテルに宿をとった後、午後の授業に出席。キャンパスの美しさと白熱した授業に感動した後、面接会場を下見。夜は社内からの留学生とキャンパス内の寮で開催されていたとあるクラブの会合に出席。数名の日本人留学生と会い、学校での経験を聴取する。

3)インタビュー当日

 ・時差ぼけのため早朝から眼が覚め、自分のエッセイの見直し及び想定問答集を再度見直す。近くのコンビニで購入した朝食をとり、1時間前にキャンパスに到着。再度学校のカフェテリアで自分のエッセイを見直した後、開始時間の30分前に会場に到着。アメリカ人と思われるアプリカント数人が颯爽と待機しており、軽く緊張する。開始15分前に面接官が2人(30分×2セット)なる旨を受付から告げられ(通常は1人)、ハードルが一段上がったと感ずるも動じず落ち着いてイメージトレーニングをする。

 ・面接官到着。面接が2人で行われることが再度告げられ、面接官の机がある個室へ通される。軽くボストンの気候の話をした後、面接が開始される。初めに「私は伝統的なハーバードのインタビューは行わない」との言葉を告げられ、再度軽く動揺。自分のバックグラウンドを話した後、アプリケーションの詳細に関する質問に入った。行われた質問は以下の通り。

 ・家業のビジネス形態について/現状の経営課題及び今後の戦略MBA後の家業でのキャリアをどう考えているか?

 ・MBAを志向するようになった根源的な理由(ドライブさせるもの)は何か?

 ・過去のリーダーシップの事例を述べよ。

 ・現職場の人的資源の活用について/MBAで無ければどのようなキャリアパスを望むか?

 ・現在の課外活動について/NGOに参画するようになった経緯は?
 
 ・学生時代の課外活動について/なぜ区議会議員の下でインターンをするようになったのか?

 ・学生時代のアルバイト先(コンサルティングファーム)、現職場、家業の組織構造の違いを述べよ。

 ・何か質問は?(時間が無くほとんどできず)

事前の目標通りスピーディかつconversationalなスタイルを維持することが出来、面接官からも次の面接官の部屋に通されるまで熱心に学校に関する説明を受けたため、「いけたかな?」と少し安心。そうこうするうちに次の面接官登場。

 ・次の面接官と握手。再度ボストンの気候の話をするも、面接官の表情がまったく変化せず少したじろぐ。昨日出席した授業の話を軽くした後、インタビューが開始される。面接官はエッセイ詳細まで読み込んでいるとの認識だったが、一般的な質問ながら一つの質問を掘り下げて聞かれ、どこまで詳細に答えるかに戸惑う。沈黙しないようとにかく話し続ける。質問内容は以下の3つのみ。

 ・バックグラウンドとキャリアゴールを述べよ。

 ・過去のリーダーシップ経験を述べよ。(面接時間の8割を占め、What else?を3回聞かれる)

 ・過去の失敗とそれに対する対処。

 ・何か質問は?

途中面接官の表情がとにかく変わらず、ニュートラルなまま面接が継続したため、手ごたえが正直感じられず、落ちても受かっても悔いが無い旨自分に言い聞かせた上キャンパスを後にする

 ・5/10早朝web上に合格通知がアップされる。
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[ 最後に ]

長い長い受験生活でした。この原稿を書いている今でも、当時のつらかった時の思いがふつふつとわきあがり、最後まで諦めず努力して本当によかったと思っています。何度諦めようと思ったことか分かりませんが、毎回のカウンセリングで励ましの言葉を戴いた小林さん、小粥さん、小貫さんの存在無しには合格は
無かったものと思います。また受験のみならず将来にわたる指針を示し続けてくれたデバリエ氏には一生頭があがりません。インターフェイスのスタッフの皆様方には改めて深く御礼申し上げます。MBAの受験プロセスは本当に大変ですが、合格後には素晴らしいオポテュニティが待っていますので、これから受験される皆様方にはひるまず果敢に挑戦していただければと思います。これから受験される皆様方の成功を心より祈念申し上げております。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2009