Harvard MBA 合格体験記

留学先:ハーバード (Harvard HBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.410






合格体験記

1. はじめに

 この体験記を書いているちょうど1年前には、私はMBAカウンセラーを探している真最中で、インタフェースの合格体験記を熟読していました。そこに綴られる壮絶な出願プロセスと、合格を勝ち取った喜びを読んで、来年の私は同じ立場にいるのだろうかと、思いを巡らせていました。今、自分がこうして体験記を書いていることは非常に感慨深いものがあります。

 今年これを読んでいる方々は、来年きっと書く方々になっているでしょう。出願プロセスはあっという間でありながら、様々なドラマがあります。私の体験記もその参考までにご一読いただければと思います。

2. 合否結果

留学先:HBS
合格:HBS、Kellogg
Waitlist:Wharton、Booth
不合格:Stanford

3. プロフィール(出願時)

男性、26歳、既婚
職務経験:経営コンサルティング会社(3年半)
海外経験:ヨーロッパ・アメリカを中心に14年間
TOEFL:アメリカの大学卒業のため免除
GMAT:730 (AWA 4.5)
GPA:3.85 / 4.00

4. スケジュール

2008年5月 :大学卒業間際の2ヶ月間でGMATを集中的に勉強、730点獲得
2011年6月 :スクールリサーチやMBAカウンセラーリサーチを開始
2011年8月 :エッセイプレパレーションストラテジックセミナー受講
       エッセイプレパレーションコース受講開始
2011年9月 :Wharton提出
2011年11月:Campus Visit
       Wharton Interview (On-Campus)、Wharton結果発表
       インタビュートレーニングコース受講
2012年1月 :HBS、Kellogg、Booth、Stanford出願
       個別インタビュートレーニング開始
2012年2月 :Kellogg Interview(東京)、 Booth Interview(東京)
2012年3月 :HBS Interview(上海)
       HBS、Kellogg、Booth、Stanford結果発表

5. GMAT

 本質的な能力よりもテストへの慣れがスコアを左右すると聞いていたので、短期決戦で勝負と考え、大学(学士)の卒業間際の2ヶ月間に1日3~4時間ずつ集中的に勉強をしました。土田舎に住んでいたため予備校などもなく、Official GuideとKaplanの参考書を使って独学で勉強しました。間違えたところは印をつけて、解けるまで何度も繰り返しました。そのうちパターンも見えてきて、サンプル試験でも600点後半が出てきたので、本試験に挑戦したところ、運よく730点を獲得することができました。

 GMATは、地頭の良さや数学力などとの相関性は低く、むしろアカデミックなテストに対してどれだけ的確に対策を取れるか、を図る意味合いが強いと感じています。一種の修行と割り切って、一定期間集中して早期に片づけておくことをお勧めします。予備校などに通える環境であれば、パターンを習得するためにも一番効率的だと思います。

6. Essay

 よく言われるように、エッセイがビジネススクール出願の肝になります。私は最初からカウンセリングを受けるつもりでしたので、様々なカウンセラーを訪問し、お話を聞きました。実績とカウンセリングスタイルを考慮した結果、インターフェースに決めました。決して安くはなかったですが、もしそれで志望校に合格できるチャンスが大幅に上がるのであれば、将来的なリターンは大きいと考えました。
 
 エッセイカウンセリングは、噂の通り厳しかったです。(笑)仕事の合間を縫って必死になって書き上げたエッセイを、コテンパンに駄目出しされ、ゼロから書き直ししたことも多々ありました。振り返ってみると、デバリエ氏から受けた指摘は大きく3つありました。

 A. Answer the Questions

 設問の表面的な意味だけでなく、「なぜビジネススクールが限られたスペースでその設問の回答を求めているか」の真意を導きだすことに私は非常に苦労しました。練りに練ったエッセイを持っていっても、デバリエ氏からは「この点がずれている」「この点が十分に答えられていない」といった、本質的な指摘をたくさんいただきました。

 B. Know Yourself and Your School

 エッセイは自分自身を良く理解しないと書けません。そして、自分の過去・現在から思い描いている未来にどのようにつなげるか、MBAはその過程でどのように役に立つか、というストーリーは、どのビジネススクールでも聞かれる共通のテーマです。しかし、デバリエ氏はそこからさらに一歩発展させ、各ビジネススクールの特徴に合わせてそのストーリーのどの部分に焦点を当てるかを変えていきます。結果として、同じようなことを書いているエッセイでも、スクールによって見え方が変わってきます。そのアジャストメントはマジックのようで、私はデバリエ氏のカウンセリングがなかったら、スクールに対して自分の想いを効果的に伝えることができなかったと思います。

 C. Use Powerful Words

 これはマイナーポイントですが、よく指摘されました。1つのことを表現するのに無数の方法がありますが、エッセイの限られた字数の中では、その中でもpowerful wordsを使ったほうがインパクトは大きいようです。結局アドミッションの方々も1日に何人ものエッセイを読むので、印象に残らなければ全く意味がないことをデバリエ氏は熟知されていて、それを逆にプラスに活用されていました。

 何度も推敲を重ねた結果、ラウンド1(9月)に5校提出するつもりが、結局ラウンド2(1月)ぎりぎりまでエッセイを書き続ける羽目になりました。しかし、出来上がったものは、その時点での自分の全力を注いだものであり、たとえ不合格でも後悔しない、と思えるくらい満足いくものでした。

7. Interview

 8人で行うインタビューコースで基本的なことを学び、その後デバリエ氏との個別セッションでひたすらリハーサルをしました。帰国子女ということもあり、インタビューは軽く見ていたのですが、これもデバリエ氏にコテンパンにされました。笑 

 デバリエ氏は、ジェスチャー、姿勢、服装、話し方といった基本的なところから、レジュメの見せ方やプロップ(補助材料)の使い方といったマニアックなところまで、とても細かく指導して下さいました。リハーサルでデバリエ氏が聞いてくる質問も、かなり難易度が高く、且つ個人の経歴を基にカスタマイズしたものであるため、本番さながらの練習ができました。また、事前準備できないような突拍子もない質問に対するその場での瞬時の受け答え(think on the feet)も訓練しました。これはHBSのインタビューで、非常に助かりました。

8. 全体を振り返って

 他の方も書いていると思いますが、デバリエ氏はプロフェッショナルです。自分の率直な意見をはっきり言いますし、指導もとても厳しいときもあります。身を削る思いで書いたエッセイが悪ければ、なにが悪いかを容赦なく指摘されます。インタビュートレーニングでは脂汗が出るくらい緊迫した雰囲気に置かれます。しかし、それでもめげずに挑戦し続ける人に対しては、深い愛情と最大限の力を持って接して下さいます。
 
 そういう意味では「手取り足取り」の指導を望んでいる方には私はお勧めできません。インターフェースが何を提供してくれるのかではなく、自分がインターフェースの経験・知見・スキル・リソースを利用して何ができるかです。あくまで主体は我々アプリカントです。
主体性があり、熱意があり、本気でトップスクールを目指す方には、インターフェースを強くお勧めします。

9. おわりに

 振り返ってみるとMBA出願は決して1人で成し遂げられるものではありませんでした。MBAカウンセリングだけでなく個人的な相談にも親身にのって下さったデバリエ氏、お世話になったスタッフの方々(小林さん、小貫さん、小粥さん)、卒業生、先輩、インターフェースの出願仲間、大変お世話になりました。この場をお借りして深く感謝致します。
 
 最後に、これを読んでいるアプリカントの皆様。なにか分からないことや不安に思うことがあれば、なんでもお気軽にご相談ください(連絡先はインターフェースからもらってください)。経済大国でありながらも世界における日本のプレゼンスは年々下がってきています。1人でも多くの日本人が海外MBAに行き、世界を舞台に活躍することを願ってやみません。お陰様で志望校に合格できた私も今後も精一杯精進します。皆様の成功を心よりお祈りしております。





大学院留学 合格体験記
Harvard HBSMBA(ハーバードMBA) Class of 2014