LBS MBA 合格体験記

留学先:ロンドンビジネススクール (London Business School LBS MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.356






1.バックグラウンド
職務経験:邦銀 約9年(リテール営業3年半、官庁出向(外国政府
との通商交渉)2年3ヶ月、投資家向け広報(IR)3年半)
海外在住経験:無し(業務では英語を使用)
留学形態:社費
TOEFL:104(R26、L29、S22、W27)
GMAT:610(V23、M50、AWA4.5)
GPA:2.7(国立大学経済学部)

2.スケジュール
2007年以前
社内の公募留学生選考に応募するため細々とTOEFL対策を
実施。2007年12月に社内選考に応募。
2008年
1月 渋谷の予備校AでTOEFL Speaking対策
2月 渋谷の予備校AでGMAT対策
3月 渋谷の予備校AでGMAT対策
4月 社内選考合格。本格的に出願準備を開始
TOEFL98点
5月 業務多忙につきテスト対策を中断
6月 TOEFL87点、TOEFL91点
7月 TOEFL104点、GMAT580点(1回目)
8月 学校研究を開始(説明会への参加等)。
InterfaceでTOEFL Speaking対策
TOEFL94点、TOEFL103点
9月 業務多忙につきテスト対策を中断
TOEFL97点、GMAT570点(2回目)
10月 Interfaceでエッセイカウンセリングを開始。御徒町の
予備校YでGMAT SC対策
GMAT580点(3回目)
11月 業務多忙につきテスト対策を中断。業務の合間にエッセイの
ネタを書きとめ、1校目のエッセイを何とか仕上げる
12月 エッセイ作成。御徒町の予備校YでGMAT SC対策
GMAT610点(4回目)
2009年
1月 8校出願
2月 Interfaceおよび日本橋の某カウンセラーとインタビュー対策
3校出願
2校インタビュー
1校不合格
GMAT560点(5回目)
3月 3校出願(含むLBS)
5校キャンパスビジット+インタビュー、1校インタビュー
3校合格、1校Waitlist、4校不合格
4月 LBSインタビュー
2校合格、2校不合格
5月 LBS合格

3.テスト対策

(1)TOEFL
iBTに移行してから、英語のバックグラウンドが無い日本人が短期間で高得点を取るのは格段に難しくなったので、早めに着手することをお勧めします。「まずは語彙力」とのアドバイスに従い、「TOEFLテスト英単語3800」を、Rank3までを概ね、Rank4までを半分くらい、カードを作って繰り返し覚えました。Readingは業務で英語を使用する機会が多かったこともあり、特に対策はしませんでしたが、ListeningとSpeakingには苦労しました。Listeningは、TOEFL受験開始当初は、しばらく20点程度でなかなかスコアが上がりませんでしたが、渋谷の予備校AでTOEFL Listeningコースを受講し、その教えに従って2ヶ月間毎日ひたすら問題演習とシャドウイングを繰り返したところ、ようやくブレイクスルーし27点超が安定して出るようになりました。Speakingは予備校に通ったり、想定問答を作ったり、時間を計ってオフィシャルガイドを繰り返し解く等の対策を行いましたが、それでも発音と流暢さという壁を越えることが出来なかったのか、最高でも23点に止まりました。英語に自信が無い日本人の方は、109点以上の高得点を目指さないのであれば、Speakingは20点超を一つの目処とし、その他のセクションで高得点を取る方が効率的かもしれません。Writingはテンプレートを覚え、後はひたすら字数を多く書く作戦で点が出ました。

(2)GMAT
何とも捉えどころのないテストでした。スコアが示すとおりGMATには本当に苦労しました。私の失敗は、[1] GMAT対策を断続的にかつ他の作業と並行して進めてしまったこと、[2] スコアが出ていないにも関わらず、独学でオフィシャルガイド(OG)を解き続けたこと(もちろん、独学でスコアが出る方もたくさんいます)、と分析しています。[1] については、GMAT対策は08年2月に開始したものの、TOEFL対策と並行したり、途中で中断したりとGMATのみに専念する期間をあまり作れませんでした。GMATは短期間で集中的に取り組むべきだと考えます。また、GMAT対策とエッセイ作成の並行は絶対に避けるべきです。[2] については、予算上の問題や、OGの問題を多くこなせばそのうちスコアが出ると考えていたこともあり、徒に独学を続けてしまいました。GMAT予備校は授業料は高いですが短期間で効率的に高得点を取るためのノウハウを持っています。ある程度独学してもスコアが出ない場合、時間をお金で買うつもりで割り切ってGMAT予備校に通うことも検討に値すると思います。私の場合、08年10月になって慌てて通い始めた御徒町の予備校Yで素晴らしいSCの授業に出会ったのですが、その頃にはエッセイ作成に多くの時間を割く必要があったためGMATに専念することができず、結局最後までスコアは低調なままでした。もう一つ反省点を挙げると、GMATのスコアが低くてもエッセイが素晴らしければ挽回できる、と考えていたことです。「テストスコアが出て、ようやくバッターボックスに立てる」という旨の話をInterfaceで聞きましたが、これは本当にそのとおりで、出願先のうち多くの上位校からはインタビューに呼ばれませんでした。

4.エッセイ・推薦状

(1)エッセイ
エッセイでは、自分が出願校にフィットしていることを十分に示し、他のアプリカントとの差別化を図ることが重要と考えます。時間をかけてじっくりと考え、適切なコメントをもらい、何回も繰り返し推敲して、より良いエッセイを仕上げるべきです。私の場合、職務経験が長かったこと、内容も多岐に渡っていたことから、ネタには困りませんでしたが、それでもエッセイを書き始めた頃は、字数を満たすのに精一杯で、今読み返すと非常に表面的な内容でした。しかし、何校か書き進め、カウンセラー等とのやり取りを繰り返すうちに、エッセイで書くべきポイントやコツが掴めるようになり、たとえカウンセラーからOKが出ていても、自分が違和感を覚えるところは納得できるまで徹底的に考え抜くようになりました。インタビュー対策もエッセイ作成に役立ちました。インタビューではエッセイに書いてある内容の更なる詳細やエッセイの課題以外についても幅広く質問されるため、インタビュー対策を通じてエッセイ作成時よりも更に深く自分自身の分析を行うことになりました。このプロセスを経て書き上げたエッセイは、当初のエッセイと比べて格段に深みが増し、納得がいくものになりました。学校研究を徹底的に行うことも重要です。パンフレットやウェブサイトを隅々までチェックし、在校生・卒業生から実体験に基づく話を聞くことはもちろん、時間や予算が許せばキャンパスビジットを実施して、出願校に関する理解を深めることが重要です。こういう地道な作業を通じて学校への理解を深めることが、エッセイやインタビューに活きてきます。Interfaceの毎週同じ時間に締切が来るシステムはペースメーカーとして有効でした。締切までにエッセイを送らないと高い授業料が無駄になるため、締切前は殆ど毎回徹夜になりながらエッセイを仕上げることになりました。

(2)推薦状
職務経験の多様性をアピールすること、自分のことを良く知っていることを勘案し、現在の職場の上司(部長)と出向時代の上司(課長)にお願いし、快く応諾して頂きました。推薦者の方には貴重な時間を割いて頂くことになるので、極力迷惑を掛けないように早め早めに作業を進めるよう心掛けました。

5.インタビュー対策

一番不安な要素であったので時間をかけて取り組みたかったのですが、GMAT対策とエッセイ作成に追われたため、開始がかなり遅くなりました。私の場合、インタビューの場で予期せぬ質問に対する回答を短時間で思い浮かべる自信がなかったこと、回答を適切に英語で伝える自信がなかったことから、想定問答を十分に用意して、インタビューに備えました。具体的には、Interfaceで配布された想定問やClear Admit等のサイトから過去問を集め、できるだけ多く回答を作成しました(想定問答はA4で60ページくらいになりました)。そして、回答を澱みなく話せるようになるまで、ひたすら繰り返し実際に声に出して練習をしました。その他、グループインタビュートレーニングを1回、1対1のインタビューを3回受けました。グループインタビュートレーニングは、インタビュー対策を開始してすぐ(想定問答作成前)に受けたのですが、他の受験生がしっかりとした回答を流暢に話す姿を見て、自分との差にかなりショックを受け、良い刺激となりました。また、1対1のインタビューでは個別校対策を行いました。より具体的な改善点を指導されたり、インタビューの模様やTips等の情報を入手でき、非常に有益でした。あとは、実際にインタビューを受けて慣れることも重要です。インタビュー本番の雰囲気や緊張感はインタビューを受けてみないと経験できません。

6.最後に

MBA受験は、英語のバックグラウンドや職務経験、業務負担や家庭環境など、本人の努力だけではどうしようもならない様々な要素によって大きく左右されます。そして、多くの貴重な時間やお金を費やす非常にストレスフルなプロセスです。仕事と受験をきちんと両立し周囲に迷惑を掛けないよう相当気合を入れて挑んだのですが、なかなか思うように進捗せず、何度も自己嫌悪に陥りました。睡眠不足の日々が続き、肉体的に疲弊し精神的に追い込まれました。それでもMBAを取得したい、志望校で勉強したいという一念で、最後まで諦めずに悪あがきを続けた結果、何とか志望校から合格を頂くことができました。私の経験が、これからMBAを目指す方にとって少しでもお役に立てば幸甚です。末筆ですが、Interfaceのカウンセラーおよびスタッフの皆様には大変お世話になりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。





大学院留学 合格体験記
London Business School LBSMBA(ロンドンビジネススクールMBA) Class of 2011