Michigan LLM 合格体験記

留学先:ミシガン (Michigan LLM)

大学院出願準備記(出願エッセイ対策など)
LLM合格体験記 No.166






男性・32歳、メーカー・職歴7年
TOEFL 267 (L25, S/W(5)28, R27)

はじめに

今日は、2003年3月31日です。今日時点で、幸いにも6校から合格通知を受理しています。私は、2002年の初旬、会社ではじめて社費で米国のロースクールへ留学できることとなりました。はじめてということで、いろいろ苦労しましたので、私と同様のケースの方を念頭に、合格体験記を書いてみたいと思います。参考になれば幸いです。



米国のロースクールとは

私の場合、LL.M.志望でした。大半の日本人は、LL.M.を目指されることと思います。卒業後米国でプラクティスすることをお考えの方は、JDを目指されることと思います。複数の方に話を聞きましたが、トップスクールのLL.M.を終了しても、米国のローファームに職を得ることは難しいようです。終了するのに、LL.M.は1年、JDは3年かかり、前者の場合、トレーニング不足との判断によるようです。よって、卒業後どこかのローファームで研修することをお考えの方は、早めに、勤務先とつながりのあるローファーム等にお願いしておくことをお勧めします。



TOEFL

LL.M.の場合、試験ものは TOEFLだけです。今年からスタンフォードのLL.M.がLSAT(MBAにおけるGMATのようなもの)を課し始めたようですが、これは例外中の例外と思われます。さて、大昔、ペーパーベースのTOEFLで600点を取得したことがあり、何とかなるだろうと思っていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。最初は独学していたのですが、なかなかスコアが上がらず、が、時間は過ぎていくばかりで、いわゆる留学予の利用を検討し始めたのは、確か、ゴールデンウィークの前後だった気がします。いくつかの講座を受講しましたが、インターフェイスのライティング講座はお勧めできます。主任講師のストーン氏は昔 ETSのグレーダーだったそうで、短期間のうちに得点に直結します。私の場合、直ぐに5.5点が出ました。私がもっとも苦しんだのがリスニングです。目標の25点が出たのは、11月のテストでした。リスニングはやはりある程度の時間聴かないといけないようで、得点に結びつくまでに時間がかかるようですので、早めの準備をお勧めします。私の目標は、TOEFLが原因で受けられない学校を作らない、というものでした。私が知る限り、トータル260点かつ各セクション25点以上かつTWE5点以上、取らないと、コロンビア、ジョージタウン、シカゴ、ミシガン、NYUの一部または全部は受験できません。私の場合、結局267点(L25, S/W(5)28, R27)が出たのは、11月3日でした。ジョージタウンには、Early Action(11月15日締切)で合格したのですが、最終結果を知ったのは、確か11月10日前後で(悪名高いETSですが、最近は電話で2週間より前に結果を知ることができるようです)、締切2、3日前にフェデックスしました。まさにぎりぎりでした。



カウンセリング

エッセイのカウンセリングを始めたのは確か9月の中旬だった気がします。多くの学校では、ローリングアドミッション方式を採用しており、とにかく作業の前倒しが必要だと思ったからです。その時は、まだTOEFLの点数は260点前後だった気がします。ロースクールの基本アイテムは、パーソナルステートメント、レジュメ、推薦状3通、ライティングサンプル、です。ストーン氏は、その人の価値をアピールする材料については削ることなくできるだけ出願書類に盛り込むべき、との考えの持ち主だったので、やりやすかったですね。「お客」の多いトップスクールの場合、アドミッションオフィスの事務作業の都合上と思われますが、パーソナルステートメントの枚数制限が課されますが、元のバージョンを削りそれはそれとして用意しつつ、言い訳をカバーレターに書いて、完全版も添付するようアドバイスしてもらったり。私の目標は、年内にどこかから合格通知を受領することでした。会社からのプレッシャーはなかったですが、社費留学で翌年への繰越は許されまいとの判断から、とにかく行き先を確保することが重要であると考えたからです。とりあえず、US NEWSのランキングでトップスクール(といいながら50校もありますが)から30校程度に絞り、最悪全部受けるつもりで、受かりやすそうでなおかつ合格通知を早くくれそうなところを探しました。肩慣らしというと語弊がありますが、最初はそうした学校から受け始め、そのうちTOEFLの点が上がってくれば、という見通し、というか希望的観測もありました。が、やはり、TOEFLの点数は早い時期に確保しておくことをお勧めします。TOEFLの点数が出ないまま、出願準備をするのは、精神的にしんどいです。正直な話、10月、11月以降のTOEFLが終わり、暫定結果がコンピューターの画面に侮ヲされる瞬間は、まさに心臓がばくばくします。特に自分はプレッシャーに弱いと言う方は、TOEFLの前倒しをお勧めする次第です。



その他

MBA のことはよく知りませんが、ロースクールの場合、パーソナル・ステートメント等の使い回しがかなりきくので、出願校数については、余力があれば、いくらでも受ければよいと思います(ロースクールによってはLL.M.を開講していなかったり、学者志望の方しか採用しなかったりというところもあり、US NEWSのランキング表の記載の学校すべてを受けられるわけではありません。私の場合15校受けました)。

私の場合、11月の上旬に、最悪行ってもよいと思える中位校から合格通知を受領することができ、その後は、中途半端な学校への出願はやめ、トップスクールのみに出願することにしました。少なくとも、合格通知の時期が同じような学校群ばかり受けるのはやめた方がよいと思います。TOEFLの点は別にして、やはり重要なのは、パーソナルステートメントの内容と思われますが、日本の大学受験のように、私は偏差値がいくつだから、ここら辺の学校なら受かるだろう、というような定量的な基準がないので、極端な話、不合格通知を受領してはじめて自分のパーソナルステートメントが練れていなかったことに気づく、ということになりましょうが、それでは遅いからです。ある程度分散して受ければ、早めに不合格通知を受領しても、後でのリカバリーが可能です(もっとも、どうリカバリーするかについて正解はあるようでないかもしれませんが)。私の場合、3校たて続けに合格通知を受領したので、ストーン氏共々、自分のやってきたことが正しいと証明されたとの理解のもと、自信を持って、トップスクール出願に注力することができました。



最後に

デバリエ氏が、出願準備はマラソンようなものだと言っていますが、まさにその通りだと思います。体調に気をつけて頑張っていただきたいと思います。私の場合、一夜漬け型のため、週末から出願書類の作成を始め、月曜日の夜になっても終わらず、火曜日の就業時間中も作業を続け、夕方会社を飛び出て、18時からのエッセイカウンセリングに駆け込むということもしばしばでした。また、周りの方の理解を得ることも大切です。職場、家族を含めてです。私の場合、幸い、同僚も協力的で、上司にも前もって、10月から月にかけては準備で忙しいから、残業しないで済むようにと前もってお願いしておきましたが、ほぼその通りにしていただけました。また、前年インターフェイスを利用してMBAに留学した友人から、奥さんの機嫌を取ることの重要性を指摘されましたが、まさにそうでした。基本的には協力的でしたが、そうは言っても人間ですから、週末、朝からTOEFLの勉強ばかりしていると、どこかへ連れて行けだの、外食がしたいだのと、邪魔してきました。一人でも多くの応援団を作ることは、結果が吉と出た時の喜びを大きくすることにもつながると思われます。私の場合、幸い、一緒に仕事をしている大手事務所のパートナークラスの米国人弁護士にメールでアドバイスを求めた際など、「俺が受けたのは25年だから参考になるか分からないけれど」と言いながら、メールを返してくれたりしました。

最後の最後に、これはインターフェイスの合格体験記なわけですが、予備校を利用する際は、当たり前の話ですが、予備校のできること、できないこと、をよく峻別したうえで利用した方がよいと思います。でないとがっかりします。例えば、自分は、会社法のコーポレート・ガバナンスについて研究したいのだけれど、どこの学校が最適か、と質問しても、予備校から答えは返ってきません。しかし、少なくとも、私は、他の予備校からも話を聞いた上で、エッセイの準備をインターフェイスですることに決めましたが、結果が出たこともありますが、概ね満足しています。現在は、月曜日にスピーキングクラスを受講中で、講師から、唐突な質問を浴びせられ、答に窮していると、「Today!」(要は、早く答えないと日が暮れてしまうぞ!という意味)などと言われています(今日で終わりですが)。

以上





大学院留学 合格体験記
Michigan Law School LLM(ミシガン ロースクール LLM) Class of 2005