MIT Sloan MBA 合格体験記

留学先:マサチューセッツ工科大学合格体験記 (MIT Sloan MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.232






合格校:Wharton, Michigan, Duke, Cornell, Indiana, Georgetown
TOEFL:277
GMAT:710
職歴:9年(営業)
社費・私費:社費(金融機関)

これをお読みになる方は、大学院留学について情報を集められている方と思います。思い返せば1年前、私も留学準備をはじめたものの、あまり体系だった情報はなく、いろいろな方からお話を伺ったり、こういったサイトから情報を取ったりしていました。私の経験はたった1度の受験であるため他との比較はできませんし、私個人の印象に負うところばかりですが、ご参考になれば幸いです。

私は、受験準備を開始した2004年5月頭より、どこの予備校を使ってEssayを練り上げるか、悩み続けました。その中でInterfaceを選んだのは、(1)これまでの歴史と合格実績、(2)全てのカウンセラーが MBAを中心とするMasterまたはDoctorの学位を持っていること、の2点です。また、最後まで懸念したのは、(1)カウンセラーによるレベルの違い、(2)コストです。

MBAは「受験」ですから、学校の特性や合格に向けた秘訣もあるでしょうし、何より、どんなバックグラウンドの人がどんなEssayを書いて合格したか、というデータの蓄積は、Interfaceの歴史と合格実績を考えれば他に比肩しうるものはないと考えました。また、高いコストをかける以上、単なる英会話+αの方にカウンセラーをお願いする気にはなれず、Interfaceの全カウンセラーがMaster以上の学位を持っているということは、それなりのQualityを約束されるように思いました。

一方で、カウンセラーを自分で指名できないことから、あまりに有名な社長に比して名前の聞くことの少ないカウンセラーが担当となったときにどれだけ満足いくサービスを提供してもらえるか、その人とうまくやっていけるのか、について不安を感じていました。同時に、高額のコストがかかるにも係わらず、カウンセラーの変更も原則できず(実際にお願いすれば融通を利かせてくれたかもしれませんが)、合否結果に対する補償もない(これは当たり前ですが)ことに対して素直な不安を感じた記憶があります。

今振り返ってみれば、メリットと考えたことはまさにその通り、デメリットに思えていたことは、幸い私には杞憂に終わりました。コストについては、確かに結構掛かりましたが、結果的には満足できるレベルです。

まず私は8月に、社長に会いにInterfaceをはじめて訪問しました。もちろん、社長にカウンセラーになって貰うようにお願いするためです。ここで彼の返事は、「私はInterfaceの社長であり、全てのカウンセラーのサービスレベルを監督する立場にあり、全てのカウンセラーが等しく効果的なカウンセリングができるように指導している。自分が担当できるかどうかは約束できないが、最高水準のカウンセリングを行うことは約束する。」というものでした。

ここで、冒頭に述べたメリット・デメリットを比較し、迷っている時間ももったいなかったため、(1)他の予備校に頼んだとしてもカウンセラーに対する不安は付きまとう、(2)コストは結果が伴えば納得できる、と考えてInterfaceに決めました。

実際に私の担当となったのは、社長から奨めて頂いたカウンセラーでした。彼は最近Interfaceに入社した方で、Interfaceのカウンセラーとしての活動は今シーズンが初めてでした。

ThunderbirdのMBA卒で日本企業での勤務経験もあり、奥様も日本人で日本語が達者(カウンセリングは英語限定がルールなので実際に日本語で会話したことはありませんが、ふとした瞬間に「あれ?」とか日本語が出ていました。)な方です。他にも候補はいたのですが、社長のお奨めであったことと、新人であれば時間もフレキシブルに対応頂けるであろうことを期待して彼にお願いすることとしました。一方、過去に個人的に大学院留学のカウンセリングをしたことがあるようでしたが、どこまで最近のMBA受験事情に詳しいのかという点に不安を感じていました。

エッセイカウンセリングをはじめて感じたカウンセラーのよさは、事前に噂で聞いていた、カウンセラーにありがちな強引さがなく、紳士的で柔軟なことです。「InterfaceはEssayを代筆してくれる」なんてうわさも聞いていましたが、実際には全くそんなことはなく、私が選んだ題材を基に私がEssayを書き、それをベースにカウンセラーと表現方法の適否や効果的か否かはもちろん、Essayの質問に対しての答えとしてふさわしい内容かそうでないかまでお互いに納得できるまで議論しました。その際も声を荒立てることなく、私の必ずしも十分でない英語をしっかり理解しようと努力し、その上で的確なアドバイスを頂いたと思います。また、カウンセリングの時間は決まっていますが、多少の延長や休憩時間でのカウンセリング等、「時間になったら、はい、さよなら」といった、いわゆるアメリカ的なプロフェッショナリズムを想像していた私のイメージを覆し、日本的に勤勉に対応してくれたことにとても感謝しています。

彼の唯一の弱点と言えるMBAカウンセラーとしての経験の少なさについても、彼の柔軟かつ謙虚な姿勢でカバーされていると感じました。いくつかの学校の Essayについて、私と彼の議論が尽くされ完成した後、どうしても他の受験生のEssayや過去の合格者とのEssayとの比較においてどれくらいの水準にあるのか気になりました。普通のカウンセラーでは「俺を信用できないのか?」と怒り出すところでしょう。しかし、彼は私の気持ちを理解してくれ、クオリティーマネージャーでもある社長に私のEssayを見せ、そのレベルチェックをした上で、「このEssayはInterfaceとして自信を持って提出できる水準にある」と断言してくれました。些細なことで不安を感じる受験生にとって、このような親身な対応はとても有難いものでした。

結果として、彼にカウンセリングをお願いして出願した9校のうちいずれも著名な7校から合格することができました。先に述べたように、Essayを書いたのは私ですし、テストスコアやそれ以外の要素も総合して合否が決まるので、合格は全て彼のおかげです、とは言えません。しかし、出願書類の中でも大きな重要性を持つEssayにおいて、彼の果たしてくれた役割は大きく、仮に同じ題材でEssayを書いたとしても、それを読み手に伝わるように書けたかどうか自問すると答えはNoです。

カウンセラーの役割はとても重要といっても、最後は自分次第。時間は限られていますが、自分の中で納得をしてカウンセラーを選択し、後はそのカウンセラーに要求すべきことは要求し、聞くべきことは聞くような関係を築くことが重要と思います。受験は大変ですが、これまで知り合う機会のなかった人との出会いや、新たな自己発見のいいチャンスでもあります(またやりたいとは思いませんが)。是非前向きに頑張って下さい。





大学院留学 合格体験記
MIT SloanMBA(MITスローンMBA) Class of 2007