MIT Sloan MBA 合格体験記

留学先:マサチューセッツ工科大学合格体験記 (MIT Sloan MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.279






【バックグラウンド】

年齢: 29歳
職務経験:
不動産開発会社 戦略室 2年 ← 工事現場監督1.5年 ←不動産販売1年 ←不動産開発会社 商品開発・インテリアデザイン
留学方法: 私費
TOEFL: 277(L28,S28,R28) TW 6
GMAT: 670(Q55、V28、AWA 5.0)
GPA: 3.2 (国立大学工学部建築学科) 3.6 (国立大学大学院工学系建築学)
海外経験: 約1年(0歳の頃)



【経緯】

工事現場での管理職を体験したことから「経営」という概念に興味を持ち始めました。実際に経営企画に携わり、会社のビジョン作りや事業方針決定などを通じて自分もすばらしい社会・組織を作るためにたちあがろうと考えたため。現状の仕事の延長線ではスキルにせよ人脈にせよそこまで到達しないだろうと思われたからです。



【スケジュール】

2005年 5月 GMAT:650
2005年 6月 GMAT:590
2006年 1月 GMAT:620
2006年 6月 GMAT:630
2006年 8月 GMAT:670
2006年 8月 TOEFL:277
2006年 9月 エッセイカウンセリング開始
2006年 9月 コロンビア(ED)出願
2006年 10月 ケロッグ出願
2007年 1月 シカゴ、MIT、ミシガン、WHARTON出願
2007年 2月 INDIANA、TEXAS、USC出願
2007年 3月 INDIANA、MIT、WHARTON、USCインタビュー
2007年 4月 INDIANA、MIT、USC合格



【結果】

• 合格: MIT、USCマーシャル、Indianaケリー
• WL: Wharton
• インタビュー辞退: Texas Austin
• 不合格: Columbia, Kellogg, Michigan, Chicago,



【GMAT】

TOEFLは学生時代に受けたことがあり、得意だという認識がありましたので先にGMATを受け始めました。渋谷の予備校で基礎を固めた後、オフィシャルの過去問題を何度も繰り返しました。また別の塾が出している過去問題の資料を何度も繰り返しました。GMAT KINGというソフトも試験前や短い時間に慣れるため何度も繰り返しました。もともと理系ですので数学は問題ないのですがVERBALが毎回ひどく悪く、受けているときは手ごたえがあって納得しながら回答しているのですが、いつも最後の点数表示でびっくりしていました。分かっているけど解けないという状態だったと思います。その後に行った神田にある学校での教え方ですこし原理がわかりましたが、最後までVERBALを理解はしていなかったと思います。本当に一生懸命やりましたし、他の方のやり方・勉強法はためしましたが試験ではなかなか結果が出ませんでした。8月に670点というぎりぎりの数字が出たときにここでやめるか続けるかの決断をすることにしました。結局終了するのですが理由は以下のとおりです。

(1) GMATの左脳的な作業ばかりやりすぎて、自分のクリエイティビティが著しく低下していることに気づいていましたのでこのまま続けるとインタビューやエッセイに支障をきたすと思いました。

(2) 多くの体験記に680出ればぎりぎり勝負できる!とありましたので10点ぐらいは誤差の範囲だろうと判断しました。またGMATは10点ずつ違うので67点と68点で差はほとんどないことと同じだろうと思いました。

(3) そもそも世界のリーダーや経営者の資質を持った者を集める学校なのにGMATという経営能力やリーダーシップとはまったく関係のない指標で図ることに疑問を感じ、おそらくアドミッションもそれは分かっているだろうと推測しました。

いつやめるかというのは個々人の判断ですし、賭けです。受け続けて失敗もあるでしょうし、やめて成功することもあります。私の場合は後にGMATの低さで肝を冷やすことになります。



【TOEFL】

TOEFLはGMATが終わったあとの実質10日ほどしか勉強しませんでした。方式が変わるという話が色々ありましたので一回限りの覚悟で臨みました。とにかく問題形式にさえ慣れればGMATの蓄積でいけると思い、問題形式をきちんとなれるような訓練をして臨みました。幸運なことに首尾よく行きました。



【エッセイ・ライティング】

エッセイの書き方はとてもよい本があって、それはすごく納得がいく内容でした。

(1) カウンセラーについて

デバリエ先生が有名だったので何も考えずに希望したのですが、あいにくいっぱいで他の3名の候補を挙げていただきました。性格や特徴も教えていただいて怖い先生と怖くない先生どちらかという選択で後者を選択しました。また平日水曜日だったので逆に土日しっかり準備に使えていいなと考えました。上司がたまたまグロービスに行く日でもありましたのできちんと通うことができました。

担当カウンセラーは確かに大変やさしく、いつもふむふむと聞いていただいたのですが、だめなときはだめがきちんと入って書き直し、ということも結構ありました。ただ特に激しい激論を交わすということもなく、的確なアドバイスをくれる→直す→OK という感じでした。私は学校ごとに多彩にエッセイを変化させる傾向がありましたが、彼からはしっかりと書き上げたものを軸にしなさいとは毎回言われました。また経営や教育に対する考え方や価値観も近かったのでやりやすかったです。

カウンセラーは絶対必要だったと思います。物理的にも助かりましたし、客観的に見てくれるプロがいることは何より安心できることでした。受験に関しても、受験校ももっと広い視点で選びなさいといって色々受けるよう勧めてくれました。不動産でいいプログラムを持つ学校は確かに色々あり、自分の選び方の視野がまだまだ狭かったことを知りました。また、君は絶対MIT受かると思うよとずっといわれていましたのでやっぱり受かって「ああさすがプロだなあ」と思いました。



【インタビュー・トレーニング】

インタビューのトレーニングは全てインターフェイスで行いました。まず9月にグループでのインタビュートレーニングを行いました。ここで幸運なことに非常に優秀な友人に恵まれましてその後の受験や合格後のネットワークの核になっていきました。特に私は周りにまったくMBA関連の方がいらっしゃらなかったので彼らからの情報がありがたかったです。早期にインタビューに申し込むことができるぐらい準備が終わった方たちで内心あせる部分もありました。インタビュー自体はエッセンスを学ぶことができました。

インタビューの招待がきてから個別のインタビュートレーニングを受けました。中にはとてつもなく怖い先生もおり、何度も1時間トレーニングをし、録音したものを繰り返し口でなぞる、ということをしました。あまりにも怖かったので必死になって練習した挙句、結構ぺらぺらとしゃべるのが平気になりました。アドミッションのインタビューは毎回すごくうまく楽しくいったのも、このトレーニングのおかげだと思います。



【受験プロセス】

あまり言及されないのですが、テスト、エッセイ、GMATだけでなく書類のアップロードや願書の打ち込みや書類送付などかなりの事務作業・雑務が隠れています。学校側やウェブのシステムのミスがでたり、そういった部分での問題も対処する必要が出てきます。ある学校で私はインタビューに呼ばれるはずだったのが学校側がメール通知しなかったため知らず、催促メールでようやく知ったときには日本でのアドミッションインタビューが終了していました。色々アドミッションとやり取りして卒業生インタビューをセッティングしてもらったら直前になぜか北京で行われることを知り、がっくりしながら再設定・・・・。ようやく最後にインタビューができたのは締切日で「今からインタビューしよう。」というメールが来てあわてて丸の内のオフィスに伺って受けることができました。こういうときに助けになるのはやはり友人と家族で、トレーニング仲間や妻が色々と助言してくれたり物理的に手伝ってくれたりしました。 何をするにもそうですが、信頼とか友情とか愛とかが非常に重要だと思います。



【結び】

カウンセラーの先生はもとより、インターフェイスのスタッフの皆様に感謝します。カウンセリングがおわるといつも受験の愚痴ばかりこぼして、そちらのほうが楽しみで五反田に通っていました。経歴や点数など物理的にはどうしようもないことはありますが、精神的にどれだけ安定して落ち着けるかで結果が変わってくることもたくさんあります。そのときにそういう愚痴を言えるスタッフの方とか受験仲間とか家族とかがもてるというのが鍵ではないかと思っております。





大学院留学 合格体験記
MIT SloanMBA(MITスローンMBA) Class of 2009