MIT Sloan Fellows MBA 合格体験記

留学先:マサチューセッツ工科大学合格体験記 (MIT Sloan Fellows Program)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.281






1.受験したプログラムについて

私は職務経験、現組織でのポジションなどを考慮し、上記合格校などマネージャークラス向けの一年制MBAプログラムを中心に受験しました。 Application上要求される項目は二年制プログラムと変わりませんが、Application Packageの各要素のプライオリティについては若干の違いがあるのではないかと感じました(職務経験、特にマネジメントレベルの経験重視。一方で TOEFL/GMATの点数についてはある程度フレキシブルなふしもあり)。



2.TOEFL/GMAT

既にさまざまな情報が世の中にあり、特に付け加えることはあまりありません。GMATのVerbalについては、さまざまな戦術的なテクニックがあるようです。個人的には、ある程度英語が出来る人はあまり細かなテクニックに囚われずに、OGや良質の問題集を一問一問(文章を飛ばしたり、選択肢をななめ読みしたりせず)頭からやっていってスピードを上げていくことが、かえって高得点への近道なのではないかと感じました。TOEFL/GMATのWritingについてはDr. Stoneのコースが非常にお勧めです。四回のクラスで使いやすいテンプレートをマスターすることができます。



3.エッセイ

TOEFL/GMATを早めに終わらせて七月からエッセイに集中することができましたので、心理的には非常に楽でした。私が受けた担当エッセイカウンセラーのカウンセリングの特徴は以下の点です。

・非常に添削のスピードが速い。一回のセッションで最低1エッセイ、過去のエッセイをベースにできる場合は2.5エッセイぐらいレビューしてくれます。

・私が出すアイデアを基本的に尊重した上で(このアイデアはだめだなどと言われたことはほとんどありませんでした)、ビジネススクールの期待しているポイントで十分に展開されていない点を補ったり、表現をこなれたものにしてくれる。

・各スクールの特徴、過去の経験などを踏まえて、スクールごとに押さえるべきポイントをアジャストしてくれる。

・私はカウンセリングの期間中非常に海外出張が多く、二回に一回くらいはメールでのカウンセリングとなったのですが、その場合でもFace-to-faceと同等のスピード、クオリティで進めてくれる。

・エッセイカウンセリングの終了後も、アドコムとのメールのやりとりなどで適宜アドバイスをくれる(私の場合最初に合格をもらった学校にCommitment Feeの期限を延長してもらう必要があり、そのための交渉戦術について有用なアドバイスをもらいました)。

エッセイというのは日本人にとってなじみのないもので良し悪しの基準がつかみづらいので、十分な経験に基づき客観的な立場から評価をしてくれるカウンセラーの重要性は非常に高いと思います。

一方で、私はカウンセラーというのはスパークリングパートナーのようなものだと思っていたので、添削されたエッセイの中に内容・表現において納得できない点があった場合は(カウンセラーは本人の体験をしていないわけですから当然このようなケースはあります)、自分の考えを伝えて再提案を何回も出しました。一回添削されたものに対して変更を主張するとどういう反応が返ってくるかと思ったのですが、非常にプロフェッショナルなスタンスで、あっさりと私の再提案をほとんど受け入れてくれましたし、そうでない場合は私の提案のどこに問題があるのかを明確に指摘してくれました。

ほとんどの受験者がなんらかのカウンセリングを受ける中で、最終的にエッセイのクオリティを決めるのは本人のインプット(特にエッセイのMain Idea)と少しでもエッセイをアピール力の強いものにしたいという執着心だと思います。その意味で、カウンセラーに言われた通りやるという受身の姿勢ではなく、どのようなアピールをスクールに対して行いたいのかという(まちがっていてもいいので)自分なりのスタンスを確立した上で、その道のプロたるカウンセラーにアドバイスをもらい、虚心坦懐に(しかし自分なりの考え方にはこだわりをもちつつ)受け止めるというスタンスが重要ではないかと思います。



4.インタビュー

MITのSloan Fellows Program、StanfordのSloan Master’s ProgramはApplicationPackage提出前のキャンパスビジットを強く推奨しており、またキャンパスビジット時に(Applicantの要求がなくとも)Informal Interviewを行う点に特徴があります。これは、プログラムの性格上、なかなかApplication Packageからは判断しづらい職務経験・マネジメント能力を重視していること、プログラムの規模が二年制よりも小さくそれに比例して応募者の絶対数も少ないため、Shortlist前のインタビューが物理的に可能であることによるのではないかと推測します。キャンパスビジット時におけるInformal Interviewは、単にプログラムについて知るだけでなく、選考プロセス上の重要なポイントと位置づけられているので、強くお勧めいたします。実際私の場合は、StanfordではApplication提出後公式のインタビューなしで合格をもらいましたし、MITについてもApplication提出後はのインタビューはかなりリラックスした雰囲気で「もうキャンパスビジットの時にだいぶ話したから、今日はそのフォローだけだね」という感じでした。ただしキャンパスビジットでのインタビューはInformalとは言っていますが、この段階でかなり選別をかけていると思いますので、事前にトレーニングをしっかりしておくことが重要です。

私は担当カウンセラーによるインタビュートレーニングを二回受けました。彼のトレーニングについては、非常に厳しいという評判があり本人もそのように言っていましたが、私の場合はそのようなことはなく、非常にフレンドリーかつスムーズに進みました。たしかに、「その表現はだめだ」「相手の目をきちんと見て話せ」などとはっきり言いますが、一回指摘した点についてはあまりぐちぐちと言うことなく、「はいそれじゃもう一回」「次の質問」という感じでビジネスライクにサクサクいくので、効率的でよかったです。インタビューで聞かれることの八割は事前に準備可能ですので、ある程度の英語力のある人であれば、インターフェースのインタビュートレーニングを受けた後、インタビューを恐れることは全くなくなると思います。


5.最後に

ビジネススクール受験というのは過去に体験したことのないことばかりで、最初はまったく様子がつかめませんでしたが、インターフェースというガイドを得たことで思いのほかスムーズに進み、納得のいく結果を出すことができました。カウンセラーの皆さん、小貫さん、小林さん、小粥さんはじめインターフェースの皆様の暖かいサポートに感謝したいと思います。





大学院留学 合格体験記
MIT Sloan FellowsMBA(MITスローンフェローズMBA) Class of 2009