Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.126






TOEFL 260 GMAT 680

1.前書き

今日は2002/1/19日です。昨晩は、合格後飲もうと2年間封印したドンペリ1985年を妻と空け乾杯しました。最高にうまかったです。初めてMBAを本格的に思い立って丸二年の歳月が流れていました。まだ残りの学校の結果が出ていませんが、とりあえず、昨年Waitlistでさんざん待たされた挙句不合格となったCarnegie Mellon Universityに昨日合格できたことは、インターフェイスのルクレア先生のエッセー、スコア管理に対する的確なアドバイスと、何と言っても、私費留学生として企業派遣生に負けないようにダブルScholarship(2つの奨学金)を獲得したことだと思います。

まず断っておきたいのは、私は事実だけを述べているのであって、特定の予備校の宣伝をするつもりはありません。丸2年も受験をしていれば、当然、他の予備校にも通って試行錯誤を重ねています。私は、この場をかりて私の経験から、日本人MBA志望者が陥りがちなMistake、特にテストスコア偏重の考えをただしたいのと、いかにアメリカでフルブライト等のScholarshipが評価されていて、それが受験でのAdditional Information(エッセーの設問に使用する)となるかを皆さんに解ってもらいたいから筆をとりました。

特にテスト対策については、各予備校がさまざまな角度から対策を行っており、どのやり方が良いかは人によって異ります。私は、GMATを1 年以上に亘り計十数回受験し、やっと最後には、マス51をとることができ680点で受験に臨むことになりました。私はバーバルよりマスセクションの方が重要だと思っています。また、トーフルは2000年11月にすぐに260 点(CBT)がでたのでやめていましたが、GMATで680点がでた2001/10月にルクレア先生のアドバイスのもとエッセーを進めながら、TOEFL を再受験した結果、点数的には伸びませんでしたが、TWEで6.0のフルスコアを出すことができ、ある学校でのエッセーのネタにも使うことができました。 テストは人一倍苦労したので、もしその経験も聞きたい方がおられたら、私に個人的に連絡ください。
nkubo2004@kellogg.northwestern.edu

2.後の無い戦い

実は、私は2001年度に、他の予備校に通って20位ランク校2校に合格していました。昨年は昨年で非常に充実感のある受験ができました。しかし、冒頭に述べた通り、CMUに6月間際で不合格をもらい、また会社からは、MBA 派遣は会社の制度として認められないと言われ、辞めていくか、もう1年仕事と両立して勉強を継続するか4〜6月の間相当悩みました。6月に初めてデバリエ先生にアセスメント面談された時も、「その時点の合格校で渡米しても良いのでは。今年はさらに難しい戦いが強いられるよ」との的確なアドバイスをもらいました。自分の予備校に対する儲けより、個々人の成功を重んじるデバリエ先生ならではのアドバイスだと今でも感謝しています。

もし今年私と同じ立場の人がいるとすれば、私はすぐに行くことをすすめるでしょう。余りに精神的につらく、肉体的にも過酷な日々を過ごすのは自分だけでなく、最愛の家族にとっても余りに大きな負担となるからです。私の場合は、会社の人事部からは上記の返答をもらいましたが、所属している海外部の上司からは仕事上でのサポートをもらうことができ、また、妻の献身的なヘルプ(エッセーのArtwork担当—結構これに時間がかかるし、オンライン出願では重要!)も得られたので、その時すでに獲得していたロータリー奨学金(ロータリーはボランティアを主目的とした団体-千葉県の奨学金締め切りは毎年 3/31、合格発表は6/初旬)を、来年留学した場合$25,000受給できることになっていたので、渡米したい思いを抑え、あえて苦行僧となる道を選びました。以下の経験は苦労には代えがたい貴重なものとなりました。

3.奨学金

(1)ロータリー奨学金

ロータリー奨学金とは、アメリカのシカゴで1910年代にポール・ハリスという人が、アメリカの拝金主義に嫌気がさして異業種交流会を開いたのが始まりです。今では世界中にネットワークがあり、各種ボランティア活動をする団体として認知されています。

ロータリーでは政府派遣の奨学金とは違い、あくまで将来自分達の地域(日本の場合は県単位)に優秀な学生が戻ってきて地域振興に貢献してくれるという期待のもと、地域の会社の社長さん達が、なけなしの金を献金してなりたっている奨学金です。特に小泉不景気がさけばれる今年は、ロータリーの会員にとっても厳しい年だと思いますので、今年ロータリー奨学金に合格した方は、その点を注意して積極的にボランティア活動に邁進してください。その経験をエッセーに書くことは非常に有効でもありますし 私のようにMBAの勉強を開始するまでボランティアの経験が全くなかった人間には新たな人生の側面を見ることができる経験になることと思います。

なぜロータリーを強調するかと言うと、アメリカの学校はテストスコアをみて入学者を決めるのではなく、ボランティアなどの社会への貢献等、社会人としての適性と将来性を見ているのであるということをわかってもらいたいからです。特にMBAの場合、日本の難関大学を卒業し仕事に成功した方が目指しているし、ビジネスは金儲けが基本であるので、人間的に偏りがちであるとの発想が根底にあり、その他に自分が他の志望者と何が違うかを強調するのにロータリーはうってつけの奨学金です。また、奨学金がもらえなくてもロータリーの活動に参加した経験(植樹、ゴミ掃除、ベトナムの学校建設等)をエッセーに書くことによりGMATが低くても上位校の合格は可能だと思います。詳細は、
http://www.rotary.org/
http://www.rotary.or.jp/
を参照ください。

注意点: 私の場合、たまたまフルブライトがTravel only grant(旅費支給のみ)だったので問題なかったのですが、フルブライトで全額支給となるとロータリーとの併用ができませんので、フルブライトに受かる自信がある人はなるべくロータリーは受験しないほうがよいですし、ロータリー奨学金に合格した人はフルブライトを受けない方がよいと思います。私の場合は非常に特殊なケースかもしれません。また、会社派遣の人も受験できますが、きちんと事前に会社から援助される額を申請することが義務づけられます。今年の合格者の同期には企業派遣の方もいらっしゃいます。

(2)フルブライト奨学金

これは本当に難しい!!!MBA志願者は日本全国で毎年3名しか受かりません。フルブライトは、アメリカの大学で非常にPrestigeの高い奨学金で、これをとっていれば上位校合格も夢ではありません、中堅校はフリーパスかもしれません。私はどうだかわかりませんが、実際過去数年間の先輩達はトップ5の学校で学んでいます。フルブライトは、まず予備審査が春頃あり、予備審査に合格すると、7/初にエッセー等を再度提出し、11/初の面接に呼ばれるのを待ちます。私は、まったく期待していなかったのですが、さすがに10/末に面接に呼ばれた時は、うかれば大学へのアピール度が数倍になると、お父上が Fulbrighter(ゴージャスな響き!)であるルクレア先生のアドバイスの下、Interview Trainingをインターフェイスで受けました。

結果は、予想に反して、仕事上の点についてしか質問されませんでしたが、この 15分間はいままでの人生、MBA の面接なんか比べ物にならない位厳しいものでした。学究的な質問から、仕事上の各大学のエッセーできかれるような設問、派生質問等に英語で答えるのは容易ではありません。途中しどろもどろになった私が、なぜ合格できたのかはいまだ謎ですが、ともかく面接に呼ばれた方はInterviewの対策を怠らず、全力を尽くして頑張って下さい。

余談ですがFulbrighterとして今、私は日米友好のため、麻布のAmerican Club/Japan Women’s Club の親善プログラムに参加していて、日本に滞在しているHost Familyと家族ぐるみの付合いをしています。政府系の交換留学プログラムは他にもありますが(MBAは受験資格無し)、その人達とも話しができるので大変良い機会だと思って 積極的に参加するようにしています。http://www.jusec.org/
を参照ください。

3.エッセー対策、推薦状

これは、インターフェイスで担当カウンセラーに任せれば問題ないでしょう。私費留学生の場合、推薦状がキーとなりますが、なるべく直属の上司に話してサインをもらった方がよいでしょう。昨年は会社に合格後に話そうと考え、違う部門の方にサインしてもらい、2校合格できたので、リスクが大きい人は、信用できる会社内の他部署の課長職以上の方に頼んでも、特に問題はないとは思います。大学によっては、1名しか推薦状を要求しない学校もありますので、その場合はなるべく自分の仕事の内容を判断できる直属の上司か、元上司を選ぶ必要があります。そのような相談もなるべく担当カウンセラーにするようにしましょう。私の場合、勉強等がつらく、会社でも恵まれた環境にはなかったので、何度も途中、会社を辞めようと思いましたが、ルクレア先生から思いとどまるよう言われたのが、今となっては最高のアドバイスだったと思います。

4.友人/アメリカの雰囲気

インターフェイスでの最大の収穫は何と言っても、一緒に勉強しエッセーを書いた、ある意味ライバルだけど、バックグラウンドが全く違う異業種の友人です。どの学校に行くことになってもこの1年近く一緒の釜の飯を食ったという感覚は、一生の友人となるに値します。どの予備校でも友達はできますが、私の場合、会社派遣ではないので、さまざまな会社派遣の人のいるインターフェイスで各企業のMBAに対する姿勢を聞くことができたのは、今後の就職活動、業務上の人脈活用等に役立つと感じています。

また、インターフェイスでは、デバリエ先生とぶつかる人もいるかもしれません。私も当初そうなった一人です。いまから思えばそれもある意味Culture Gapだったかな?とも思え、アメリカ留学に必要な英語のみならず、会社の運営方法や、考え方を学ぶには良い場になったと思います。

また、松木さんをはじめ、カスタマーサービスの皆さまには、いつも声をかけていただき、精神的にも大変助かりました。この場をかりて御礼申し上げます。

5.最後に

MBA は、日本の企業に欠けている文系ビジネスを科学する方法です。私のように会社が理系大学院には派遣しても文系には必要不可欠ではないという考え方をする会社もまだたくさんあると思いますが、そういう不遇な環境におかれても、自分の信念を曲げずに最後まで粘り強くこの長い戦いを勝ち抜く根性と信念がなければ、最初からトライしないほうが無難です。

もし私の体験記をよんで、もっと私の2年間の戦いの詳細が知りたいと言う方がおられたら、いつでも相談にのりますので、わたしまでメールしてください。多分今年のMBA志望者で一二を争う情報はもっていると自負していますので、的確なアドバイスができると思います。

一人でも多くの方がMBA合格の栄冠を手にされ、日本経済の活性化につながればと思いますので協力は惜しみません。どうかがんばって、皆さんも勉強やボランティア等に励まれ、私と同じ充実感を味わうことができることを願い、筆をおきます。

以上





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2004