Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.127






学位: MBA (MMM – Master of Management & Manufacturingを含めて検討)
その他合格校: UCLA, Carnegie Mellonなど

近年非常に難しくなっているMBA留学ですが、幸いなことに希望の複数校から合格をもらうことができました。まだ完全に受験が終わったわけではないのですが、つらかった1年間を振り返り、ようやく合格の実感が湧いてきたところです。このハードな受験作業は到底1人だけで乗り切れるはずもなく、常に適切なアドバイスをくれたインターフェイスのカウンセラーに感謝しています。

私はコンピュータエンジニアです。今までもずっとエンジニアとして仕事をしてきましたし、これからもずっとエンジニアでいたいと思っています。そのような私がMBAを目指すのは、いかに優れた技術でも、そのマネージメントによって成功もし、失敗もすることを身をもって体験してきたからです。私自身で研究開発してきたものの中で、技術的に優れていると自負していたものでも商業化できなかった一方で、技術的にはたいしたことないと思っていたものでも、利用方法を工夫し、うまく周りのサポートを得ることで成功したものもあります。このような私のバックグラウンドと志望動機を、簡潔かつ説得力をある形でエッセイに出来たことは、インターフェイスのカウンセラーのアドバイスのお陰です。

今、私は合格体験記を書いていますが、私も多くの先輩方の合格体験記を読み、色々と参考にさせていただきました。しかし、MBA出願の戦略は個々人によって全く異なったものになると思いますし、そうあるべきだと思っています。これを読まれている方も、多くの体験記を読まれ、それぞれ参考になる部分を抽出し、自分なりの戦略を立ててもらえればと思っています。

● スケジュール

先輩方の合格体験記で、スケジュールが非常に参考になったので私も書いておきます。受験者の1サンプルとして見てもらえればと思います。

月 コメント GMAT TOEFL

3月以前 TOEFLの勉強を不定期に行う。 267, 24/26/30, 267
4月 GMATの勉強を開始、Official Guideをこなす。 610, 23/50, 4.5
5月 GMATの勉強を本格的に始める。朝2時間早く起きて勉強する生活を9月まで続ける。
6月 GMAT対策コース受講する。ひたすら問題を解きつづける。 640, 25/51, 4.0
7月 GMAT対策コース受講する。ひたすら問題を解きつづける。 650, 26/51, 4.5
8 月 GMATの勉強を個人勉強に切り替え、ひたすら問題を解きつづける。TOEFLは3月以前に267を出すものの、Listeningが24と25をきっていたので、インターフェイスのアドバイスに従いTOEFLの再受験を開始する。しかし、点数が下がりあせる。 680, 28/51, 4.5 253, 25/24/27, 4.0
9月 エッセイカウンセリング開始する。GMATが、まぐれで700を超えたので受験をストップする。TOEFLはまだあがらない。 710, 33/51, 4.5 260, 26/26/26, 4.5
10 月 エッセイに重点をおき、出願準備を始める。出願校の絞りこみを始める。最初は、25校程度をピックアップし、最終的に11月に8校まで絞りこむ。 TOEFLがこれまたまぐれで280が出せたので、受験をストップする。 280, 28/26/30, 5.0
11月 中堅校2校(Top15〜25)へ出願する。エッセイの準備をひたすら行う。
12月 中堅校2校(Top10〜20)へ出願する。エッセイの準備をひたすら行う。週1回のカウンセリングでは足りなくなり、追加の時間をお願いする。最初に出した大学のインタビューがきたため、最初のインタビュートレーニングを行う。

1月 上位校4校(Top10)へ出願する。11月出願の中堅校から初めての合格を貰う。やった!これで、追加の出願を止めることにする。
2月 インタビュートレーニングを繰り返し受けながら、インタビューをこなしていく。
3月以降 合否が届き始める。なぜかWaitlistはなかったため、特に何もしない。

●TOEFLとGMATの勉強法

TOEFL で勉強したのは、主に単語でした。単語の重要性は意外に強調されませんが、私は単語力の増強が、リスニング、リーディングともに大きく効いたと感じています。私がやったのは、「TOEFL TEST 完全攻略3000語 / 木村哲也 / 語研」を全て覚えることと、勉強中に出てきた単語を単語帳にまとめて覚えました。

GMAT対策としては、Official Guideを3回こなし、後は先輩からもらった過去問をひたすら解きました。勉強する上で常に行ったことは2つあります。1つはストップウオッチで時間をはかったこと。もう1つは、全ての問題のコピーをとり、1問ごとに1ページのルーズリーフに貼り付け、自作のノートを作ったことです。1ページのルーズリーフの表面には問題だけ、裏面には問題と自分で書き入れた解説を書きました。一見面倒で非効率なようですが、頭の中が整理され、一番点数に効いたように思います。

あまり点数が伸びないうちはあせりましたが、最後はまぐれとしか思えない感じですっと目標点を超えました。あまり勉強方法をころころかえず、地道に繰り返し問題を解きつづけたのが私にはよかったようです。

●出願の戦略

私は、自分のバックグランドと将来の進路を考え、テクノロジーの評価の高い大学を基本的に選びました。安全のためにたくさん受けるというよりかは、本当に行きたい学校だけに出願するようにしました。社費派遣でしたが、全てだめだった場合は、その時考えようと割り切りました。どこかうかるだろうと軽く考えていたわけでもなく、うかる自信があったわけでもなく、単純に「本当はどこどこに行きたかったけど」と後悔しながらMBA生活をする自信がなかったためです。幸いテクノロジーの強い大学は、総合ランキングでトップ校から中堅校までばらけて存在していました。そのため、中堅校(Top10〜25)を最初に出し、次にトップ校(Top10)を、そして 1月から2月にかけて出る最初の中堅校の結果を見てから、必要があれば更に下位の大学に出すという戦略をとりました。幸いなことに最初の中堅校から合格をもらうことが出来たので、その時点で新規の出願は止めました。

●後悔のない出願を

出願中は、色々と迷うことが多いと思います。インターネットなどで情報が氾濫している近年ですから、惑わされることも少なくありません。そのような環境で、インターフェイスのカウンセラーのアドバイスがいかに心強かったかは言葉では言い表せません。しかし、何よりも一番重要なのは、様々な先輩の経験や周りの人の意見、そしてカウンセラーのアドバイスもそのまま鵜呑みにするのではなく、自分なりに消化して自分の戦略を立てることことだと思います。偉そうなことを言えるような身分ではないのですが、私が一番恐れたのは「誰々のいうことを聞いたから失敗した」という言い訳はしたくなかったということです。後で絶対に後悔しないように、迷ったときは一度立ち止まって冷静に考えるようにしました。

例えば、エッセイのドラフトを、会社の先輩や知り合いに見せ、意見を聞いたことがありました。最初の出願校向けに、カウンセラーのアドバイスをもらって完成させたばかりのエッセイでした。人によって、様々な意見がもらえ参考になったのですが、一番こたえたのが「典型的な日本人のエッセイだね。もっとアグレッシブに書き換えたほうがいいのでは」と複数の人から言われたことでした。カウンセラーにこのことを相談すると、「人は頼まれると何か言わないと申し訳ないと思って色々なことを言ってくれる。でも、お前のエッセイは十分言いたいことが伝わっているし、魅力的だ。これは、私が数年間ずっとカウンセリングをやってきた経験から保証できる。信じろ!」と言ってくれました。ここで私は立ち止まって考えました。誰を信用し、誰を信用しないということではなく、誰の意見もある意味正しいのだと思いました。後は私がどうするかを、自分が後悔しないように決断するだけです。私の結論は、「自分のやってきたこと、やりたいことを、素直に書くべきだ。奇抜なアグレッシブすぎるエッセイは自分のスタイルではない。自分のエッセイがもしアドミッションに退屈だと思われれば、それはエッセイの書き方の問題というよりも、自分のやってきたことが退屈だということだろう。自分としては十分チャレンジングな仕事をしてきたつもりだ。しかし、万一退屈と思われるのであれば、もっと魅力的な仕事をしてからビジネススクールにいくべきだろう。ここは直球勝負で行くべし。」と腹をくくりました。

このときに、違う結論を出していれば、もっと多くの合格をもらえたかも知れませんし、全滅したかも知れません。ただ、今私が確実に言えるのは、明確に自分なりの結論を出すことで後悔だけはしないですんだということでしょうか。迷ったときは、うやむやにして前に進むのではなく、明確な結論を自分なりに出して進まれることをお勧めします。

●インタビュートレーニングの重要性

エッセイの重要性については、多くの方が強調しているので今更私が言う必要もないかと思います。しかし、インタビュートレーニングの重要性は意外に忘れ去られている気がします。私は、学生時代に1年間研究生として留学した経験があったので、インタビューについてはあまり心配していませんでした。しかし、そんな自信とは裏腹に、最初のインタビュートレーニングで、それはそれは典型的なダメ人間の答え方をしていました。今から考えると信じられないのですが、休日はどのように過ごしているかと聞かれて、「うーん、たまにテニスとゴルフしてます。」なんてアホな答えをしていました。そんな答えをするのはお前だけだと言われそうですが、気づかないうちに結構これに近い受け答えをしてしまっていることがあるのではないかと思います。競争率が上がっている近年は、一段とインタビューの重要性があがっていると思います。十分インタビュートレーニングを受けて、インタビューに臨まれることをお勧めします。

●最後に

この文章を書きながらつらかった1年間を振り返り、私がいかに多くの人のサポートを得ていたかということを再認識しています。インターフェースのカウンセラーやスタッフの方はもちろん、会社の上司、先輩、同僚、そしてかけがえのない友人たち、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました!そして、これから目指される方、頑張って下さい!





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2004