Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.234






他の皆さんが要点をまとめながらエッセイを中心にコメントすると思うので、ここでは少し趣向を変え、私の受験の一プロセスを、インタビューを中心に、長文、実録形式で記します。この中から:
1.カウンセラーとの実際の協働の様子についてのイメージ
2.エッセイやテストスコア以外に合格に必要な要素(=いかに他人の力を借りるか)のヒント、を得ていただければ幸いです。

先に端的に言ってしまうと、自分の場合、1)デバの支援、2)優秀な受験メイツ、3)親身で助言してくれる留学中の朋友、この三つの内、どれが欠けても良い結果は出なかったと思います。

受験は友達も増えて多少の経験も積めてとても楽しかったです。
皆さんもぜひ楽しんで、受験プロセスを乗り切って下さい!

*)文中の私の行動をそのままパクっても無意味です。あくまで一例として捉えてください。
*)デバの助言の内容も、人によって、またその日の気分で(?)変わるので、鵜呑みは禁物。
*)文中の、インタビューにおける私のトークは全て本音です。受からんがための創作は皆無な
  ので、その点はくれぐれもご留意下さい。

【スペック】
勤務経験9年、銀行、社費、海外在住経験あり、G710点、TOEFL283点です。
インターフェイスには7月から通い始め、エッセイカウンセリングとインタビュートレーニング(集合クラス)を受けました。

【実績】
3勝3敗でした。公平に不合格校も書きます。
周囲を見ても、なかなか良い学校に軒並み全部受かっている人は見ません。
誰しも受かったり落ちたりが基本である、ということを、ここではご理解下さい。
合格校:Columbia (early), Wharton (early), Kellogg(2nd) (全部面接あり)
不合格:UCLA(1st), Stanford(2nd), Harvard(2nd), (全部面接なし)

【Wharton編】
<面接に至る経緯>
・期限ギリギリに出願。なかなかインタビュー招待が来ず気を揉む。(周囲には続々招待到来)
・招待到来。速攻でアドミ面接を選択。残り枠わずか3。印象に残ることを狙い二日目朝一に。
(アドミ選択の理由):
・去年のA社(MBA出願者多数)からの出願者のトラックレコードを留学中の友人(以後、朋友)
 を通じて調査。on-campus, アドミ, alumniどれも合格事例あるも、去年受けた朋友がalumni
 面接で、「君こそWhartonに必要な人材だ!」まで言われ、深々と刺さったのにwait。「刺さっ
 てもアドミに伝わらないリスク」を意識。
・面接の招待が遅かったことから多少のビハインドを意識。挽回にはアドミ直訴が有効と判断。
注)去年も今年もalumni面接で合格事例多数。あくまでこの時自分はこう考えたという話です。

<準備>
・序盤に一回、エッセイカウンセリングの時間にインタビュートレーニングをやったがボロボロ。
 デバにも「英語ができてもインタビューは別物ということを示すいい例だ」と言われる始末。
・折よく「残席1」で12月のデバのインタビュークラスの案内が来たため、あわてて申込。
・会社に研修講師で来たカナダ人(MBA)に持ちかけ、スタバで2時間×2回のレッスン実施。
 アドバイスの質はデバとは段違い。ただ英語で外人と喋るのに慣れる効果あり。
・直前の第一回目のデバのクラス(11/28)で模擬面接。「Why Wharton?」の組み立てにつき
 秀逸なアドバイス。(特にWと、コロンビアやシカゴなど他のフィナンススクールとの違い)
・「基本は金融畑が好きな学校。でもFinance Nerdを嫌うので二重の意味で貴兄は有利」、と朋友
 から心強い助言を授かる。
・イントロトークをイメトレ。「朝早いのに、悪いわねえ」みたいな場面を想定。「朝っぱらから元気
 溌剌」なノリを心がけ、「波乗りしたその足で登場、嫌でもnerd感払拭」などの絡め手も検討。
・前夜、11/30に面接受けた受験メイツから何を聞かれたかの情報を仕入れる。特にWhy
 Keio?は想定外の質問だったので、貴重な情報。
・朋友から、面接官が長年フィラデルフィア在住の心理学博士だとの情報を入手。「礼状の書き
 出しはDr.〜だな」などと軽口を叩きつつ本番に備える。
・前日に会場の下見を実施。ジムで運動、お風呂入ってマッサージ受けてリラックス。お肌ツル
 ツル、精力絶倫、血色のよい健康体に。
・睡眠をたっぷり取って朝食をきちんと摂取。コーヒー飲んで頭をクリアに。

<面接>
・8時過ぎに現地へ。オフィスのドアはまだclosed。そこへ面接官らしき人が来て、二人きりに。
・果敢に声をかけ、イントロ盛り上がる。そのうち受付の女性が来て「あら、もう面接はじめちゃっ
 たの?」、(3人で)ワッハッハ。みたいな笑いと共に入室、良い滑り出し。
・Why KeioではなくてWhy Economics?から。想定の範囲外だが似たような質問で安堵。
・想定外の質問にどう答えるかを試すフシあり。「●●氏(私の勤務先の社長)のリーダーシップ
 の具体例は?」。インド人を活用してローコストでITのインフラ築いた事例を説明。自分の会社
 のことをよく研究しておけとデバに言われ、英文版の有報を読み込んでいたことが活きた。
・中盤に、「それで、結局あなたは会社の中でどうなっていきたいの?」との質問。デバのレクチ
 ャー:「Whartonはリーダー育成に熱心」が頭にあり、笑顔からふと真剣な眼差しに転じ「I
 definitely want to become one of the leaders in my company」と、相手の目を見て瞳孔
 開きっぱなし・アドレナリン出まくりで言い切ったところシーン、みたいな。グサリと刺さった
 感触。
・そこを乗り切ると一気に和やかな雰囲気に。「笑わないから気をつけろ」との事前情報を得て
 いたが、次第に先方に笑顔と共感の雰囲気が見られるように。
・当方からの質問は「まずポジティブステートメント、のち質問へ」のデバ流実践。フィラデルフィ
 アの街の雰囲気と、学校が学生のフィードバックに能動的に耳を貸す姿勢について質問。
 前者は先方のPhillies魂の刺激を企図、狙い通りの反応。
・先方から「学校から車で15分のところにお気に入りの寿司レストランを最近見つけたわ!」み
 たいなくだけた話が出て、楽しいおしゃべりモード。
・良い感触で2-3個質問した時点で時間制限に気を使う姿勢を見せつつ自ら打ち切って終了。

<面接後>
・感謝状を送る方法をデバに相談。即レスで「形式はどうでもいい。ただmake it SHORT AND
 SWEET」。
・結局、emailで当日中に送信。(先方がSeoulまわりで、紙で送ると見るのが遅くなるのを回避)
・「朝一を選んでよかった、おかげで人よりたくさん喋る時間があったから」「すしレストランが学
 校からすぐのところにあると聞いて、いよいよ貴校には自分の望むものが全てある環境だと
 確信した、温泉がないのが玉にキズだけど」旨、英語で短く執筆。
・当日中に返信あり。「あの朝の偶然のトークの時間は他の受験生ならとても嫌がるところなの
 に、あなたは違ったわね」「キャンパスに来たらスシレストランに案内できるかも」との返信。
・面接も感謝状のやり取りも初なので、刺さってるか否かの相場観がなく、デバに見せる。いろ
 いろ尋問された挙句、「こりゃ刺さってるゾ」(意訳)とのコメント。根拠は面接でキャンビジの
 話をしていないのに先方からそのメンションがあること。尋問の内容は、突飛な質問がなかっ
 たかどうか。それは丸暗記をチェックする質問との解釈。「答えを丸暗記するな」。ここに特に
 デバはこだわりあり。

【Columbia編】
<面接に至る経緯>
・earlyで9月中旬に出したものの音沙汰なく、受験メイツが続々面接→合格で、半ば諦める。
・「商社好き、金融嫌い」という自己防衛的なマインドで気持ちを整理しかかる。
・その間デバは「おまえだけ何で面接呼ばれないんだ?」と逆ギレ。知るかっつうの。
・11月にアドミ来日イベント。参加に後ろ向きだったが、受験メイツや朋友から「あきらめずに直
 接食い下がれ」との激励を受け出席。デバも「不合格の通知が来たのか?当然行って来い」。
・アドミ直訴は不発だったものの、OBの中にずっとスケが合わず会えなかった弊社の米人を発
 見。話したら意気投合し、「リンダ(アドミのボス)にプッシュしとく」との心強い言葉。後から
 聞いたところによると、彼だけではなく、もう一人「規制業種への投資機会」話が盛り上がった
 米人も、その夜プッシュしてくれた由。
・そもそも弊社の米人の存在を知ったのも、某大手予備校のイベントで日本人OBと名刺交換し
 た時に、「君の会社にPaul(仮名)ってヤツがいるよ」と聞いたから。動いてみるものだと痛感。
・プッシュを受けアドミで調査、earlyで出したつもりがregular扱いになっていたことが判明。
・既に合格者多数の不利を意識するも、朋友:「むしろ印象に残るし、今からでもearlyにしなよ」
・意思表明後、面接の招待到来。alumni3人の中からの選択。各自の素性を可能な限り調査。
・かつて説明会で話したことある人がリストの中に。本来その人選ぶのが妥当なるも、喋った感
 じウマが合わなさそうだったので敬遠。投資銀行勤務の英国人か、素性の知れない’73年卒の
 古株かで迷う。受験メイツ、朋友からは英国人を勧める声がマジョリティ。
・数日間熟考、「若き日の自分」に重ね合わせて目を細める展開に期待、古株に決定。
・先方、不動産会社の経営者というところまで判明。面接で話が出た時のために、社内の同期
 に弊社の現在の不動産業界でのポジションとサービス内容を確認。
・10月に合格済の受験メイツが、自分が聞かれたことを洗いざらい教えてくれた。
・前日に会場の下見を実施。その他はWharton編同様。

<面接>
・先方は若くして渡米、帰国後外資を転々としつつ不動産に投資し、現在貸しビルのオーナー。
 「30-40台のありがちなMBA話」に食傷気味だっただけに、純粋な興味で話が盛り上がる。
・三人の名前が載った紙を始めに先方に提示。「3人から選んだ」ことを暗に伝える効果あり。そ
 の後、Whyその人?を自然な形で述べる機会があり、(多分)刺さった。
・想定外の質問:
1.「卒業後、どんな貢献ができますか?」→「後」については考えたことなく、やや答えに窮す。
2.「コロには女性が多数いるが、コラボできますか?」→1)大学のゼミが男女半々のグループ
 活動、2)プロジェクトチームを米人女性とco-leadした、3)会社で女性の同僚から日々刺激を
 受けている。
3.「尊敬するリーダーは?」→自分の地方支店勤務時代の上司。若かりし頃に後に不良債権と
 なる融資を手がけた後悔から、破綻時に人がどんどん逃げていく中、現場で逃げずに客の対
 応とハードネゴにあたり、それでいて部下には自由な選択を促した。→結構当時を思い出して
 涙ぐみそうになり、いい感じのエモーション感発露。
・自然に聞きたいQ(MBAを今どう位置付けるか?等)で盛り上がり、当方から礼を述べ終了。
・倫理観のしっかりした人で、面接は全て英語、不動産がらみの話もなし。約1時間。
・ここでも直前のデバの訓練の効果絶大。特に「学生時代の行動で何か一つ変えるとしたら?」
 の質問が全く一緒。また、ファイナンスとNYメリットを中心のWhy Columbiaの組み立て。

<面接後>
・礼状はその足でデバお気に入りの伊東屋(渋谷)に直行、当日中に和紙、日本語で発送。
・面接が月曜朝で、水曜朝には合格通知。その日中に面接官にお礼の電話。イケてるNYライ
 フが目の前に開けたようで、狂喜!

〜以上は、全て12月の一ヶ月間の出来事、つまり面接対策は「一ヶ月漬け」です。〜

【Kellogg編】
<面接に至る経緯>
・Kellogg在学中の朋友と、Kelloggでの学生生活について頻繁にメールのやり取り。受験のた
 めの情報集めの目的ではなく、普通の友人同士の近況報告、ネタの応酬の範疇。
・卒業生や在校生から、散々、「Why Kellogg、学校への熱意が重要」と言われるも、デバと相
 談しエッセイのWhy Kelloggは薄めに。特にマーケティングはマの字も書かず。Kellogg
 がファイナンススクールとしても超一流と信ずるに足る情報をデバや朋友の助言で事前に
 得ていたため。
・WhartonやColumbiaの時よりも、デバとの協働もスムーズになり、ネタの整理も進み、表現も
 洗練され、朋友のアドバイスも受け、とても良いエッセイが12月中旬に完成。
・年内の2校の合格により腑抜け状態で越年。ドラゴンクエストや九州旅行などで遊び回る。
・たかが2校の合格程度で、すっかり面接への自信を深め、特に追加対策もせず。
・結局一回も行かなかったキャンビジがてら、Kelloggのキャンパスに行くことも考えたが、有利
 不利の分析も面倒になって、学校に言われるがまま、唯々諾々とエーザイ面接をブッキング。

<面接編>
・一応、ゲンを担いでまたもや朝一を選択。これが結果的によかった。
・スーパーラッキーなことに、面接官が、よく予備校の説明会に出てきた、非常に親しみやすい
 ナイスな人で朋友ともじっこんの間柄。知り合いアピールは逆効果の怖れもあるし、自分の
 主義としても出さなかったが、全く未知の人/話したことがあってもいまいちピンと来なかった
 人、に面接されるのに比べ、はるかにリラックスできた。
・盛り上がって予定時間を大幅にオーバー、「君には強いFITを感じる」と言われ喜んで帰る。
・再び腑抜け生活に戻り、忘れた頃にKellogg合格!当初、KelloggとColumbiaが最も行きたい
 学校だっただけに、結果に大満足!進路に悩む日々を経て、Kellogg進学を決断。

【最後に】
「誰の意見を信用するか」、そして「信用に値するアドバイスをしてくれる人をいかに確保するか」、この2点を常に意識しながら、受験に取り掛かるとよいと思います。そして、伝聞だけで何かを決めるのではなく、実際に自分で行動して人と接し、情報を集めることが重要です。良い情報は掲示板には出ません。世の中で喋りたがる人の話が、常に真実とは限りませんので・・。

(了)





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2007