Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.266






Kelloggから合格をいただいた今、この一年を振り返って私に言えることは自分の反省も踏まえて次の4点です。

 ・ キャリアビジョンを明確に持ち、それをエッセイに描ききる
 ・ ネットワークを大切に
 ・ インタビュー対策を怠らない
 ・ 最後まであきらめず合格に向けて努力する(Waitlist後)

上の4つはどれも当たり前のように聞こえるでしょう。実際デバリエも講演会やカウンセリングの中で口を酸っぱくして強調する内容だと思います。しかしその当たり前のことを「どこまでやれるか」によって結果は大きく変わってきます。インターフェイスに来てその「どこまで感」についての自分の甘さを痛感させられました。私の体験談は全ての方に有用だとは思いませんが、次に挙げる自己診断のうち、三つ以上に当てはまる方は読んでおいた方がいい・・・かもしれません。

 ・ 私は昔から成績が良かったし、試験に落ちた経験がほとんどない。
 ・ 私は他の人に比べて特別なバックグラウンドがある、と自分で思っている。
 ・ 私はこれまでの人生を自分自身の力で切り拓いてきたという自負がある。
 ・ ふられた彼女(or彼氏)は追いかけないのが私の美学だ。
 ・ バリバリの理系である。

キャリアビジョンとエッセイカウンセリング

エッセイカウンセリングを始める前に、もう一度自分のキャリアビジョンを整理し、本当にMBAが必要なのかを考えてみてください。私はバックグラウンドとしてPh.D.を持っていますが、今から考えるとそのことを過信していたように思います。自分の強力なサイエンス・バックグラウンドとMBAを組み合わせれば他の人にはできない「何か」ができるんじゃないか、という非常に漠然とした目標設定のまま出願準備に入ってしまいました(実際にはもう少し具体的に将来像を描きましたが、今から振り返ると奥行きに乏しく、Why MBA?の問いに対して明確に応えきれていませんでした)。9月半ばから始まったストーンとのエッセイカウンセリングでは当初そのことを徹底的に話し合うことに多くの時間を費やすことになり、結局2ndで3校出願するのがやっとでした。今後出願される方の中にもサイエンスやテクノロジーのバックグラウンドを持ち、それを活かしてMBAを取得したいという方もおられると思いますが、自分の強みを過信することなく、それを活かして何がしたいのかを具体的に、できる限り具体的に考え抜いてからエッセイカウンセリングに入ることをお勧めします(当たり前ですけど)。考え抜かれた自分のプランを叩き台としてカウンセリングに臨むことで、もともと質の高いインターフェイスのカウンセリングの効率は何倍にもなります。

ネットワーク作り

MBA合格を勝ち取るためにはネットワークと最新情報が死活的に重要です。TOEFLやGMATについては、ある程度独力で勉強して点数を取ることも可能かもしれませんが、エッセイ、インタビューを含めた出願ストラテジーについては在校生の体験談、現地情報、プロのアドバイスが不可欠です。私も含めた理系の人間は「人知れずしこしこと自分で努力して結果を出す」タイプが多いと思うので特に注意が必要です。また科学・技術系から出願される方は会社の同僚や先輩にMBAホルダーや出願経験者がいないことがほとんどで、(私のように)MBAに対してイメージが先行しやすいのではないかと思います。情報を過度に追い求める必要は全くありませんが、信頼できる現実的な相談者とのネットワークを早い段階から持つことは合格の重要な鍵となります。インターフェイスではエッセイカウンセリングはもちろんのこと、出願全般をサポートする体制が整っており、情報入手の手段と機会は豊富に用意されています。またそれ以外にも、各校の日本人サイト等で在校生に連絡を取ってみることをお勧めします。多くの在校生の皆様が、驚くほど親切にいろいろな疑問に答えてくれます。

インタビュー対策

私はデバリエの集団インタビュートレーニングを受講しました。このトレーニングでは自分だけでなく他の受講者のトレーニングを見ることでインスピレーションを得ることができ、非常に有効でした。インタビューの基本マナーのみならず、様々な応用編(インタビューの席に着いたのにインタビュアーが何も話してくれない、全く想定外の質問を浴びる等)で他の受講生たちが(もちろん自分も含めて)撃沈していくのを見ながら、インタビュー対策の難しさと重要さを実感しました。またデバリエの言う「アドミッションが聞きたいmusic」という考え方も、毎年トップスクールを訪問している彼ならではの経験と知識に裏打ちされており、貴重な情報でした。インタビュートレーニングが始まった当初はデバリエの前に座るのがまるで被告席に着くかのように恐ろしく感じたのですが、あのトレーニングで慣れておけば本番のインタビューでびびることはないでしょう。また現地のリアルな情報を入手することも大事です。ウォートンのインタ ビュー(on- campus)では、事前に現地の日本人学生にお会いし、「今ウォートンでは学生の勉強量が落ちていることが問題になっているから、あなたのバックグラ ウンドなら「勤勉さ」をアピールするといいと思う」というアドバイスをいただきました。このような情報はウェブサイト眺めているだけでは得られないものです。ぜひ先述したネットワークをフル活用してインタビューに備えてください。

Waitlist対策

本来は一発で合格するのがもっとも望ましいですが、私は二つの学校(デューク、ケロッグ)でwaitlistでした。「Waitlist」という名前ゆえに「待っていればいいや」と考えがちなのですが、この期間に継続的にAdmissionsにプッシュをかけることが非常に重要です。以下は私がケロッグ、デュークに対して行ったwaitlist対策です。

  ・ 出願後の業務上のプログレスをエッセイにまとめて提出(後述のキャンパス
    ビジットで直接手渡し)。
  ・ 興味のある分野の教授にメール。研究内容や授業内容について質問、
    ディスカッションを行う。
  ・ キャンパスビジットし、メールでやり取りしていた教授と直接面談。
    また可能な限り授業に参加。(デュークのみだが)アドミッションと面談し、アピール。
  ・ キャンパスビジットの体験談をエッセイにまとめ提出。「自分のキャリアプランと
    ケロッグ(デューク)とのフィット感を感じたこと」「自分がケロッグ(デューク)に
    対して○○な貢献ができることを確信した」などを強調。教授たちとの面談は
    自分のフィット感をアドミッションに対して強調する上で大きなネタとなります。
  ・ 後日「waitlistの○○だけど、この前追加で送ったエッセイ、ちゃんと読んで
    くれた?」的なメールを忘れずに(アメリカの事務手続きはけっこうアバウト)。

更に、自分のWhy MBA?, Why Kellogg (or Duke) ?についてさらにrefineしたものを執筆して、送ろうと考えていた矢先に合格をいただきました。私の対策のうちどれが有効だったのか(あるいはどれも関係なかったか)は分かりませんし、全ての方にこのやり方が当てはまるとも思いませんが、大事なのは「あきらめず、できることは何でもやる」という姿勢だと痛感しています。

上に書いた数々の対策も全てが自分の知恵で思いついたものではなく、現地にいるケロッグの日本人学生の方からアドバイスいただいたものもあります。先ほども書きましたが、このようなネットワークを最大限に活用して、あきらめずに取り組むことが重要です。

縷々書いてきたように、私のMBA出願は当初勘違いに満ちたものでした。それを気付かせ、支えてくれたのが、デバリエやストーンを始めとするインターフェイスのスタッフ、現地在校生の皆様でした。ここにあらためて感謝いたします。

プロフィール

 最終学歴:博士(薬学)
 職歴:8年(某メーカー研究員)
 海外経験:ほとんどなし(仕事で3ヶ月米国滞在)
 留学費用:社費
 TOEFL:270 (L26/S26/R29, TWA:4.5)
 GMAT:680 (V31/Q50, AWA:3.5)





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Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2008