Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.473

私は華々しい経歴や豊富な海外経験を持つわけではないため、受験を検討し始めたころは話に聞いたりネットで読んだりしたトップスクール合格者の方々の華やかな経歴に圧倒され、そもそもMBA は自分が挑戦できるような世界ではないのではないか?とさえ感じていました。そんな私でも最終的にMBA受験を志した初期の頃から行きたいと思っていた学校から合格をいただくことができました。テストスコアを揃え、地味でもよいので自分が熱い思いを持って取り組んだ仕事や社外活動をエッセイやインタビューで効果的にAdmissionに伝えることができれば、飛び抜けた経歴がなくても十分にMBA受験で戦えると思います。以下の文章がこれから受験をされる皆様に少しでも有益な情報を提供できましたら幸いです。

1. 合格校:Kellogg, Cornell Johnson (共に2nd Round)

2. バックグウンド 
性別:男
学歴:私立大学 法学部卒
GPA: 3.2
受験時年齢:31歳
私費/社費:私費 
海外経験:出張数回(アジア圏)、学生時代の数回の海外旅行(アジア圏)と短期語学留学(アメリカ)
職務経験:約8年 日系鉄鋼加工メーカー 3.5年、外資系消費財メーカー 4.5年
主にサプライチェーン部にて物流・調達のオペレーションを担当 
スコア関係:TOEFL 106 (R28 L27 S23 W28),
GMAT 720 (M48 V40 AW5.0 IR6)

3. テスト関係
TOEFL全般
自分自身の経験と周りの受験仲間からの話から確信したことは、TOEFLは受けた日に出る問題と自分との相性や、その日の調子で大きく点数が変動するということです。また、受験勘も物をいいます。よって早くTOEFLを終わらせるためには前の試験の受験勘が残っているうちに次の試験を受けられるように間隔を空けずにとにかく受験し続けることが重要と思います。(ただし実力があまりに低ければ受けても目標点に達する可能性は極めて低いため、目標点マイナス15点くらいが出せるようになってから連続受験を開始すべき)

私の場合、勉強をしっかりして実力があがってから受験しようとして受験の間隔を毎回1〜2ヶ月空けてしまったため、受験2回目で103点が出たにもかかわらず出願に使った106点へのたったの3点アップのために半年以上かかってしまい、結果として出願を1年遅らせる大きな要因となりました。もっと間隔を詰めて連続して受験を続けていれば早期にTOEFLを決着できた可能性もかなりあったのではないかと思います。
TOEFLはGMATと異なり受験回数に制限がなく、過去の点数が学校に見えてしまうことがないため、受験をセーブする必要は全くありません。受験費用はかかりますが私のように出願スケジュールを大きく狂わせることがないよう、時間を買うと思って投資することをお勧めします。

TOEFL Writing Section
Writing SectionのIndependent Taskはかなりテクニックが効く部分で点数を高く安定させることができると感じました。具体的にはテンプレート部分は暗記し短時間で書けるようにしておく、内容部分については難しい単語と「ハイレベル表現」(仮定法・倒置・反語など)をできるだけたくさん入れるように意識し、字数を多めに書き、誤字脱字をしないということを意識しました。また、何回か受けてみて、文章の論理的な厳密さは採点の上でほとんど考慮されていないように感じたため、文章の論理的な流れやパラグラフ同士のMECEなどにはこだわらずにとにかく上に書いたような点を意識して時間内に書き切ることを優先しました。

GMAT
受験プロセス中もっとも苦労しました。この試験のために何度も自分に対して失望し、MBA受験を諦めそうになりました。実際、投入した時間と労力があれほど結果に結びつかなかった経験は人生で初めてと言っても言い過ぎでないと思います。特に、半年以上勉強して満を持して臨んだ3回目が570点だったときは自分のGMAT才能のなさに愕然しただけでなく、自分は人並みの知能指数を備えていないのではないかとさえ感じました。後がなくなっていた秋頃からはアプローチを変えてあまり考え込まずに問題を解き、とにかく最後の問題まで行きつくようにしたところ、点数が570→620→720とジャンプアップし、なんとかGMATをクリアすることができました。(720点を出したときは、志望校に合格した時さえをしのぎ、MBA全プロセス中もっともテンションが上がった瞬間でした。)自分にとってGMAT攻略のカギとなったのは試験の解き方のチェンジとデバリエ氏に教わった呼吸法でした。

解き方のチェンジについては、私はもともと最初の問題から簡単な問題も難しい問題も飛ばさずに解いていき時間内に行けるところまで行く、という解き方をしていました。結果難し問題に時間を使いすぎてしまい、結果としてMATHもVERVALも最後の10数問解きのこすという有様でした。模試で練習していく中で、この試験は「試験時間中一貫して、自分の実力に合った問題を選択し続け、そのような問題を時間内に少しでも多く正確に解いていく」ことが重要なのではないかと気づき、これを実践するようになってから点数が上がり始めました。
所定時間内に正解を見つけられない問題は自分の実力以上の問題であり、GMAT戦略上解くべき問題ではないと割り切り飛ばすことを強く意識しました。時間を使って正解の自信が6割の難問を一問解いて確実に解ける2問を時間切れで不正解とするより、正解するかわからない難問を潔く捨てて確実に解ける問題を2問解いたほうがトータルの得点は上がると思います。ちなみに、ペースを守るためにスクラッチーペーパーの余白に特定の残り時間で到達しているべき問題番号を試験開始と同時に書いておき、それよりもペースが遅れた場合、目標ペースへ戻るまでの問題を(問題を全く読まずに)ランダムクリックする、というふうしました。本番ではこんなに飛ばしても大丈夫なのかというくらい問題を飛ばしていきましたが、このやり方で点数がジャンプアップしたので自分にとっては非常に効果的なアプローチであったのだと思います。
呼吸法については、5〜7秒ほどゆっくり鼻から吸って2秒息を止めてから5〜7秒ほどかけてゆっくり口から吐き出し、また2秒息を止めて、最初に戻り息を吸うという方法をデバリエ氏に教わり試験開始前や試験中に行いました。デバリエ氏は呼吸法やリラクゼーション法に一家言お持ちで、しつこいくらい呼吸法によるリラックスの重要性を説いていらっしゃいました。最初はこんな簡単な方法でパフォーマンスが上がるのかどうか半信半疑でしたが、この呼吸法を行うと気持ちが落ち着き試験中の集中力と判断力が上がりました。余談ですが、この呼吸法を長年寝つきが悪くて困っていた父親と最近夜中に目が覚めてしまうようになった母親に教え就寝前にやらせたところ、本当にてきめんに効き、二人とも寝つきがよくなり夜中に目がさめることもなくなりました。

MATH: 数学、というか算数、というか数字には物心ついた頃から強い苦手意識を持ち、断固とした態度でずっとお付き合いを避けてきたため、実力は受験者プール中では最も低い部類に入っていたと思います。特にGMATに多く含まれる、早く解くために方程式などよりも”とんち”的な解法が要求される問題が苦手でした。最初解いた模試は30点台中盤で、日本人が最低限取ることが必要と言われる50点前後はほとんど夢の世界に見えるほどだした。それでも以下方法で最終的に48点を出せたので(それでも相対的に低い点数ですが。。)、数学が私のように絶望的にできない方もMATHを諦める必要はないと思います。というかMATHを諦めてGMATで高得点を得るのはほとんど不可能ですので。。

数字に対するアレルギーをなくす、計算力をつける:
・ 中学受験用の問題集や新書の「大人のための算数」的な本を数冊解く
・ 暗算練習用の本で効率の良い計算方法を学ぶ
・ 暗算練習用のスマホアプリを通勤時間中や空き時間にひたすらやる
GMAT MATHの練習:
・ マスアカを3回くらい繰り返し読んで解く
・ オフィシャルガイドを解く
(マスアカとオフィシャルガイドの問題はルーズリーフなどに問題の種類ごとに分類して問題番号をメモしておき、まとめて繰り返し解く(苦手分野についてのみ)。また、間違えたり決めた時間内に解けなかったりした問題は3回くらい解きなおす)
ミスノートを作る:
過去のケアレスミスを記録しておいて、模試や本番の前に見直しました。人間は同じ種類のミスをするものなので、このノートを見返すことはミスを減らす上で役立ちました

VERVAL
帰国子女でないにもかかわらず40点という比較的高得点を取れた理由はRCを割と真面目に解いたことにあると思います。RCはぱっと見とっつきにくく見えるのでスキップする方が多いですが、以下の理由で真面目取り組んだ方がよいと感じました。
・ 働いているロジックが以外と素直なので練習して注意深くとけば高い正答率を得られる(個人的な感想ですがSCよりもだいぶまともなロジックに思えました)
・ 読んでみると普通に簡単な問題もある(大学受験レベル)
・ 一つの文章につき3〜4問の問題が紐付いているため、ランダムクリックし全て不正解になってしまうと連続不正解により得点が大幅に落ち込む可能性がある

4. Essay
「人となりがわかる」エッセイをつくるために、GMAT勉強中や通勤途中などいつでもアイディアを思いついた時に裏紙やスマホにメモするようにしていきました。考えたつもりでもデバリエ氏からよく「お前のエッセイはステレオタイプな意見を語っているだけで独自の価値を出せていない」とコメントをいただき、その度に必死で考えなおしブラッシュアップし仕上げていきました。表現方法についてもデバリエ氏のアドバイスは大変有益で、私の拙く舌足らずな表現を簡潔で洗練された表現によく直していただきました。デバリエ氏が私のドラフトを直していくのを見て、これが言いたかったのだ!と膝を打つこともしばしばでした。

5. インタビュー
インターフェイスで個別とグループ両方のトレーニングを受けましたが、エッセイ提出後の年明けから始めたグループインタビュートレーニングが特に有益でした。限られた時間で相手にインパクトを与える方法やWhy This School?を述べるときのフレームワークを教えていただき、インタビューの準備をするうえでの大きな指針となりました。また、ここで知り合った受験仲間とは情報交換をしたり不安を共有しあったりし、エッセイ提出後の不安な時期を乗り切る得難い戦友となりました。トレーニングを受講した多くの方が志望校に合格されたことも、このトレーニングの有用性を示していると思います。
ちなみに、Kelloggでのインタビューは学校とのフィット感を何よりも重視しているとKellogg卒業生の方から聞いていたので、自分がいかにKelloggにフィットしているかを伝えることを重視しました。Kelloggは他校に比べ圧倒的に志望度が高かったので、この点について割と素直に語ることができ、インタビューを楽しめました。(学校によっては志望理由を無理やり作ったところもあり、インタビューが少し苦しくなることもありました)ただし行きたい学校でも思いが強く言いたいことが多い分、志望理由がとっ散らかった感じになることがあると思います。私はインタビューの当日に、信頼している外国人の同僚にスカイプで模擬面接をしてもらい、そのフィードバックを踏まえて志望理由をわかりやすいようになおしました。これは思いを空回りせずに伝えることに非常に役立ちました。

6. 社外活動
MBA受験を志した時期の前後から、仕事以外の活動の場を求めて幾つかの活動に関ってきました(プロボノ活動、スピーチクラブ、MBAネットワーキングサークル等)。それぞれの活動に基本的に数ヶ月から年単位のコミットメントが求められ、役員をやらせていただき団体の運営に関わらせていただいたものにはより多い時間を割きました。活動が忙しくTOEFLやGMATの勉強に時間を割けないときもありましたが、職場にはいないタイプのいろいろな方々に出会い、自分の世界を広げることができ、大変楽しめました。MBA後も仕事以外で何らかの活動に関わっていきたいと思っています。
活動に参加したことそれ自体がMBA受験上直接的に有利に働いたとは思えませんが、活動をする中でキャリアゴールのヒントを得たり、そこで知り合った方からMBA受験や留学後のアドバイスをいただいたりして考えを深め広げることができました。

7. Interface
社会人になりたてでMBAのこともろくに知らなかった頃に偶然読んだ「ゼロからのMBA」という本でインターフェイスの存在を知り、もしもMBA受験をすることになったらこの予備校にお世話になろうと直感的に心に決めていました。結果、自分にとってのドリームスクールから合格をいただくことができたのでその時の直感を信じインターフェイスにお世話になってよかったと思います。インターフェイスの良さはデバリエ氏をはじめとしたコンサルタントの方々が圧倒的な実績をお持ちなので余計なことを考えずに安心して任せられること、小貫さんをはじめとした日本人スタッフの方に受験上の事務手続き等についての小さな疑問をいつでも相談ができ、余計なところでストレスを溜めないで済むことでした。このようなインターフェイスのMBA受験に対するトータルサポートのおかげで、仕事をしながらストレスを最小化し受験準備を進めていくことができました。
なお、デバリエ氏は巷でよく言われるように決してとっつきやすい方ではなく基本的に大変厳しくカウンセリング中は空気がピリピリすることも多かったです。しかし結果に対するコミットとプロ意識は高く、だからこそ厳しい指導に過度のストレスを感じずに耐えることができました。とはいえ相性というものがあるので一度お試しのカウンセリングを受けてみて相性を確かめると良いと思います。デバリエ氏が合わないと思った場合はインターフェイスの他のカウンセラーの方にするというのもアリだと思います。(私はデバリエ氏のような方とは意外と相性がよく、問題がなかったです。ちなみに、デバリエ氏は根っからの鬼ではなく、意外にお茶目な面や優しい面もたくさんお持ちです。カウンセリングを受けてみれば気づかれると思います 笑)

8. 最後に
決して強くはないバックグラウンドの私がなんとか志望校に合格できた要因は以下だと思います。
・ GMATとTOEFLで(なんとか最終的に)スコアメイクできたこと
・ 派手でなくても自分なりにこだわりを持って仕事をしてきており、それをエッセイやインタビューで表現できたこと(うまく表現できたのはデバリエ氏のアドバイスのおかげ)
・ インタビューやエッセイで学校とのフィット感を醸し出すことができたこと
(デバリエ氏のインタビュートレーニング、卒業生のアドバイス、模擬面接をしてくれた同僚からのフィードバックのおかげ)

これらができたのはインターフェイスの皆さんやインタビューの練習に付き合ってくれた同僚、アドバイスをくださったMBA卒業生の方々のおかげです。MBA受験のプロセスを通じて、周りから協力を得ることが物事を成す際に決定的な影響を及ぼすことを再確認しました。

最後になりましたが、エッセイやインタビュートレーニングでお世話になったデバリエ氏、ルクレア氏、受験を側面から支援してくださった小貫さん及び日本人スタッフの皆様の助けのおかげで合格を得ることができました。本当にありがとうございました。また、これからアプライされる方々の成功をお祈り申し上げております。

大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2017