NYU MBA 合格体験記

留学先:ニューヨーク合格体験記 (Stern MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.446

0. はじめに
低GMAT、低GPA、私費、Traditional(金融・コンサルティング)でない業界の出身など、多くのハンデを抱えておりましたが、無事に合格をいただくことができました。デバリエ氏、ルクレア氏、小貫さん、小林さんなどInterfaceの皆様をはじめ、多くの方々に支えられ、乗り切ることができました。この場をお借りしまして感謝を申し上げます。

ここに小生の経験をまとめましたので、ご参考いただければ幸いです。

1. 出願結果
合格 :NYU (R2)
辞退 :Cornell (R2)
@@@@Kellogg・Ross・Tepper・Kelley (以上R2・インタビューインビテーション受領後)
@@@@Babson (R2・インタビュー実施後)

2. バックグラウンド/テストスコア
出願時年齢:28歳
大学 :私立大学経済学部
職歴 :化学メーカー勤務5年(生産管理→営業)
海外経験 :3-8歳アメリカ在住他
留学費用 :私費
TOEFL :114 (R 30 L 30 S 27 W 27)
GMAT :660 (V 31 M 49 IR 6 AWA 4.5)
GPA  :3.2

3. 出願プロセス
2012年4月~ :TOEFL対策開始・TOEFL 88点(第1回)
@@@@@@@@英語のベースづくりに専念・各校の説明会にも参加
2013年2月 :ついにTOEFL 110点突破(第10回・提出スコア)
@@@@@@@@GMAT対策開始
2013年6月 :GMAT 660点(第1回・提出スコア)
@@@@@@@@Interfaceエッセイプレパレーションコース開始(固定枠)
2013年7月 :Interface MBA Essay Preparation Strategic Seminar受講
2013年8月 :GMAT 620点(第2回)
2013年10月 : Interfaceインタビュートレーニングコース開始
@@@@@@@@@GMAT 580点(第3回)
@@@@@@@@@キャンパスビジット(Kellogg・NYU・Cornell・Ross・Tepper訪問)
2013年11月 : NYU出願 (R2)
2013年12月 : Cornell・Ross・Kellogg・Tepper・Kelley・Babson出願 (以上R2)
@@@@@@@@Interface個別インタビュートレーニング開始
2014年1月 : GMAT 650点(第4回)
@@@@@@@@NYU面接(On-Campus)・Babson面接(Skype・NYU合格後辞退)
@@@@@@@@NYU合格
@@@@@@@@Kellogg・Ross・Tepper・Kelleyインタビューインビテーション受領(NYU合格後辞退)
@@@@@@@@Cornell辞退・MBA受験終了

4. 受験戦略
MBA受験後も見据えて、1年目に英語を徹底的に鍛え直してから2年目にMBAを受験する作戦を取りました。英語のベースを十分に固めた事が、キャンパスビジット、面接など様々な場面で大きなアドバンテージになりました。唯一予定外だったのがGMATのスコアが伸びなかったことで、エッセイ、面接での大幅な挽回が必要になりました。100点を超えた時点で一度TOEFLを打ち止めにし、GMATに集中した方が良かったのかもしれません。

5. TOEFL
リスニングについては当初から問題がなかった一方、単語力、リーディングが壊滅的でしたので、単語力、リーディング強化を中心に対策しました。特にハイスコアを狙う場合、根本的な英語力向上が必須ですので、スコアアップにどうしても時間が掛かります。その一方で、地力が付くと(+コンディションが万全だと)スコアが急上昇する事もございます。小生は最後にスコアが106点→114点に跳ね上がりましたので、あきらめずに取り組んで下さい。

・リーディング
単語力を上げ、文章の読み込みを重ねることで着実にスコアアップを狙えます。文章付きの単語帳を何度も回し、同じ文章を繰り返し読み込むことで、安定したスコアを出せるようになりました。

・リスニング
米国のニュース番組を毎日ノルマで聴いておりました。また、(洋画や米国のコメディー番組を見るなど)気晴らしもなるべく英語で済ませることで英語のシャワーを少しでも多く浴びるようにしておりました。

・スピーキング
某オンライン英会話でスピーキングのQ1、Q2を中心に繰り返し練習しました。本番で特に気を付けていたこととしては、なるべく「filler」を少なくしてスラスラ話すことでした(スコアが低いときは必ずと言っていいほど「filler」を連発しておりました)。一方、文法についてはそこまで神経質になる必要がないと感じます。構文を駆使し、ネイティブスピーカーが間違えない様な文法的なミスを減らせば問題なさそうです。

・ライティング
最後まで苦労しましたが、自分にあったテンプレートをオンライン上で見つけたことで25点を突破しました。当たり前ですが、タイピングが遅いと高スコアは望めませんので、不安のある方は十分に練習して下さい。

6. GMAT
最後まで点数が出ず、本当に苦しみました。結果合格できたので良かったですが、(NYUの場合GMATのMiddle 80%のレンジにすら入れなかったので)最後まで不安でした。一つでもマイナス要素が少ない方が受験上有利なのは間違いないので、小生のケースについてはあくまで例外として捉えていただき、(特にトップスクール受験に際しては)700点以上を目指していただければと思います。

7. ネットワーキング・キャンパスビジット
周りにMBA在校生、卒業生がいなかったため、(デバリエ氏からの推奨もあり)在校生、卒業生とのコンタクトに力を入れました。1年目に各校のMBA説明会に参加した際、あまり自分が聞きたい質問を伺うことができなかったので、2年目は違うアプローチを取りました。MBA説明会ではあまり長居せず(アドミッションの方に挨拶する程度)、在校生に直接取材を申し込み、Skypeで30-60分程度お話を伺う方法を取りました。各校のカリキュラム、強み、雰囲気、求める人物像が把握できただけでなく、自分とWhy MBAが重なる方が実際に在学中にどのような活動をされているかを伺う貴重な機会になりました。

キャンパスビジットについては素直に行ってよかったです。各校の雰囲気を体感できたこと、実際の授業を聴講できたこと、在校生にお話を伺えたこと、全て貴重な経験でした。実際にビジットしたことで志望順位が上がった学校もございましたので、お時間があれば是非行かれてはいかがでしょうか。なお、小生はアプライ前に各校にビジットしましたが、エッセイの志望動機により深みを出すことができたこと、モチベーションが上がったことを踏まえると、最適なタイミングだったと感じております。

8. エッセイ
厳しいと評判のデバリエ氏にカウンセリングをお願いしました。結果的には大正解で、完成度の高いエッセイを作成できたことはもちろん、(11. 余談でも詳述しますが)人間的にも成長する機会をいただけました。ここでは小生が感じたメリットを申し上げます。

①安心感
②ソフトスキルの構築

まず①ですが、小生は固定枠でしたので否応なしに毎週エッセイの宿題を進めることが求められましたが、これが一種のペースメーカーとして働きました。もちろん十分な事前準備、主体的にカウンセリングに関わることは必須ですが、デバリエ氏のカウンセリングに食らいついていけば大丈夫だという安心感がありました。GMATの点数が伸びないなか、この安心感には本当に救われました。ちなみに小生は6月末よりカウンセリングを開始したのですが、12月後半で全7校分のエッセイが終わり、冬休みはGMATと面接対策に専念することができました。次に②ですが、デバリエ氏とのディスカッション、アドバイス、雑談を通じて、特にコミュニケーション、リーダーシップについて多くの気づきをいただくことができました(氏の豊富なビジネス経験を伺えたのも本当に勉強になりました)。これらの気づきをエッセイに盛り込めたのはもちろん、面接などの場面でも活きました。デバリエ氏は以前、カウンセリングを通じて面接、MBA生活の準備を手伝っていると仰っておりましたが、カウンセリング期間の6ヶ月間で各ソフトスキルが間違いなく鍛えられました。

ちなみに低GMATを挽回できた理由の一つは、間違いなくデバリエ氏と取り組んだクリエイティブエッセイでした。製作期間1ヶ月、空いた時間を使い作成し、完成したものをキャンパスビジットの際にアドミッションオフィスに直接提出しましたが、Creativityの高いものに仕上げることができました。

最後に、カウンセリング時間を有効活用するための注意事項も申し上げておきます。

①カウンセリング時間の終盤に翌週までの宿題について十分ディスカッションをする。
②カウンセリング前にアジェンダを整理し、事前に連絡する。
③つまらないイージーミスを最小限にする。
④一度ネタ出しが終わってからもブレインストーミングを続ける。

小生の場合はエッセイでイージーミスを頻発し、貴重なカウンセリング時間をかなり無駄にしてしまいました。皆様がカウンセリングを受ける際には、つまらない間違いで時間を取られないようご注意下さい。また④ですが、カウンセリングの中盤以降、カウンセリング、雑談をきっかけに重要なエピソードを思い出すことがしばしばございました。ある程度ネタ出しが済んだ後も、忘れているネタが他にないか、時折考えるのも大切だと思います。

9. 推薦状
私費受験生の皆様にとっては悩みどころだと思います。当初直属ではない上司2名に頼もうと考えておりましたが、デバリエ氏、受験仲間に相談した結果、直属の上司にMBA受験を正直に打ち明けることにしました。直属の上司から推薦状をいただけるのであれば、やはりそれに越したことはありません。

幸い相談の結果、推薦状を引き受けていただくことで直属の上司よりご了承いただき、会社からも2年間の休職を許可いただくことができました。それまでMBA受験を秘密裏に進めていたのですが、この件で精神的にも楽になり、仕事、受験により集中できるようになりました。

10. インタビュー
Interfaceインタビュートレーニングコースの他、NYUのインタビューインビテーション受領後から面接するまでの1ヶ月、個別インタビュートレーニングを利用しました。低GMATを挽回する為にも気合を入れて対策を行いました。具体的には、ルクエア氏と計8時間(1時間/回)、デバリエ氏とも計2時間トレーニングを行ったほか、某オンライン英会話で個別インタビュートレーニングの復習を毎日実施し、練習量を重ねました。想定問答集については、時間が限られておりましたのでよく聞かれる問題に絞りました。

面接については、対策をすればするほど上達した気がします。面接通過率は50%以下ですし、最後まで油断せずに対策されることをお勧めします。面接の様子については下記の通り整理してみました。

【NYU】
1月中旬に面接枠が空いていた為、On-Campusインタビューで勝負を掛ける。当日は冬休み期間中でキャンパス内はひっそりとしていた。10分前にアドミッションオフィスで受付を済ませると、記念のTシャツを渡されてテンションが上がる。面接はアドミッションと1対1、35分程度。典型的な質問は少なめでFuture Goal系の質問に偏り気味だったが、想定外の質問はほとんどなし。面接の最後で面接内で触れられなかった点についてアピールする時間もいただくことができた。初めての面接でいまいち感触がわからなかったが、大きなミスなく終わりほっとする。

【Babson】
Skypeでのインタビュー。当日の面接官は1年生の方、50分程度。一部想定外の質問もあったが、面接を通じて会話を弾ませることができた。最後時間切れで用意した質問を全て聞けなかったが、終わった直後は手応えあり。(通信が悪かったせいか一部質問が聞き取りづらかったので、出来る限りSkypeでのインタビューは避けた方がいいと感じました。)

なお、面接の最後に「Any questions?」と聞かれますので、学校ごとに良い質問を複数用意して面接に望んで下さい(事前準備のおかげでNYU面接時には「Good question!」とお褒めの言葉をいただくことができました)。また、志望度の高い学校のインタビューを最初に行わないよう、スケジュールを調整されることもお勧めします。面接慣れしていなかったこともあり、NYUの面接では少し緊張してしまいました。

11. 余談
デバリエ氏からはMBA受験以外にも様々なアドバイスをいただきましたが、そのなかでも特に有益だったのはコミュニティー活動への参加でした。特にデバリエ氏の薦めでToastmastersとランニングを始めたことで、MBA受験生活中に「Get out of the comfort zone」な経験を積むことができました。デバリエ氏とのカウンセリングを通じ、新しいことへのチャレンジ、コミュニティーへの貢献に対して積極的になり、自分の引き出しを増やすことができました。

12. おわりに
おかげ様で今夏よりMBA留学生活が始まりますが、MBA留学が始まるこれからが本番であることを肝に入れ、引き続き精進を重ねて参りたいと思います。

最後に、もし何か疑問点、お役に立てることがございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです(連絡希望の旨をInterfaceにお伝えください)。小生も受験中は多くの先輩方よりアドバイス、叱咤激励をいただきましたので、今後は少しでもお返しできればと考えております。

以上、駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。皆様の成功を心よりお祈りしております。

大学院留学 合格体験記
NYU SternMBA(スターンMBA) Class of 2016