Oxford EMBA 合格体験記

留学先:オックスフォード(Said EMBA)、 ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(PhD) 合格体験記

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.487

オックスフォード大学 EMBA 合格体験記

1 はじめに
ビジネススクールで学びたいという希望を密かに抱きつつも実行できないまま年月ばかりが過ぎ去ることはや10年。原因は年齢と経歴がいわゆるMBAタイプからあまりにもかけ離れすぎていたせいで、履歴書診断サービスをお願いしたアドミッションズの担当者から早々に「お祈り」されてしまう始末。受験すらしていないのに!ビジネスと無縁の世界だからこそビジネススキルが求められてしかるべきだというのが私の持論なのだが、こうなるとさすがに自分自身の力だけでは限界を感じるようになり、すがる思いでコンサルに泣きつくも「きみが考えているようなMBAプログラムは無い」とこちらもにべもない。暗澹たる思いで師走を迎えようとしていた私に初めてゆるぎない希望をくれたのはサイードビジネススクールから東京に派遣されてきたアドミッションズ担当者との出会いだった。彼女は丁寧に私の話を聞き、履歴書を見て、サイードのEMBAを受験するべきだと教えてくれた。EMBAは授業料も高額なうえに、マネジメントレベルの経歴が必要なので私に受験資格があるという意識はなかったのだが、可能性があるなら前向きに検討してみようということであまりにも遅すぎる受験勉強が本格的にスタートすることになった。ときすでに12月。渋谷の予備校でGMAT対策講座を受講しつつ、コンサルを探すもののことごとく断れた経緯からこの時点で私のリストに残っていた最後のコンサルは「厳しい」「怖い」と評判のインターフェイスのみとなっていた。だめもとでおそるおそるコンタクトを取ってみたところデバリエ先生で1月からのコンサルが可能だという快い返事がすぐにかえってきた。今思えば暮れの押し迫るこの日の決断が、合格切符を手にする為のギリギリのタイムリミットだったのかもしれない。博打打ちの無謀とも思えるスケジュールを伝えてもデバリエ先生は動揺することなく、エッセイプレパレーション、推薦状、インタビュー対策を淡々とすすめ、私を合格へと導いてくれた。その仕事ぶりはただただ美しいと形容するしかないほどプロフェッショナルで完璧だった。そしてなによりも美術や文学をこよなく愛するデバリエ先生の豊かな知識と感性、幼少期に始まる豊富な読書体験をとおして育まれた文章力、1を聞いて100あるいはそれ以上を解する洞察力こそがデバリエ先生の魅力であり、「規格外」の私の価値を引き出してくれたのだと思う。デバリエ先生に出会えて私はラッキーだった。

2 経歴
大学教授

3 受験校(下記2校のみ)
Said Business School (Oxford University), EMBA 合格
London College of Fashion (University of the Arts London), Ph.D 合格

4 テストスコア
SaidについてはGMAT Exemption Letterを提出(IELTSは米国大学院卒のため免除)
LCFについてはIELTS 7.5 (L7.5/R8.0/W7.5/S7.5)を提出

5 受験スケジュール
2016年2月22日Said Business School EMBA 2nd Round出願
2016年3月23日Said Business School面接(現地)
2016年3月31日Said Business School合格
2016年4月11日London College of Fashion Ph.D出願
2016年5月 9 日London College of Fashion面接(SKYPE)
2016年6月10日London College of Fashion合格

6 エッセイ
Said Business School EMBAプログラムで求められた主なエッセイのテーマと単語数は次の3つ。Essay 3がEMBA特有のテーマであり大きな比重を占めている。
Essay 1. Please outline your career objectives and explain how the Executive MBA would help you achieve them. (500 words)
Essay 2. If we asked your closest associates to describe you, what would they say? Which adjectives would they use and why? What would they say are your strengths and weaknesses? (500 words)
Essay 3. Describe an aspect of your organisation which could be viewed as ‘problematic’. Briefly outline three different action plans which could be implemented to deal with the issues involved, assessing the advantages and disadvantages of each. (2000 words)
仕事柄、英語論文を書くことには慣れているため、全体的にあまり苦労はしなかった。ただ時間がなかったので1週間で1本仕上げるというペースはかなり殺人的であったし、デバリエ先生の素晴らしいペース配分がなければ絶対に不可能だった。またひとりよがりの問題意識ではなく、より俯瞰的視野からのアドバイスは自分自身の意識を大きく変える貴重な体験だった。正直に自分の思うままを書き綴り、それをめぐって毎週重ねたデバリエ先生との議論は私にとってすでにビジネススクールでの学びの始まりであり、己を知り、挑戦し続けることの大切さ、そして面白さを確信するメンターがいてくれたことで受験勉強の重圧を忘れ目の前の作業に集中することができたのだと思う。

7 インタビュー
当初、英語面接なんて無理!と思っていたので正直ものすごく憂鬱だった。とりあえずまだエッセイも書き始めたばかりという段階ではあったが1月に開催されたデバリエ先生のインタビュートレーニングコース全5回というプログラムに参加することから始めた。クラスには私を含めて8名の受講生がいて、順番にクラスメートの前でデバリエ先生を面接官に見立てて模擬面接を行って恥をさらすというものだ。今思い出しても恥ずかしいだけのお粗末なパフォーマンスだったが、おかげで度胸がついたし、クラスメートのスピーチからは多くを学ぶことができた。さらに周囲にMBA受験生が皆無の私には貴重な仲間との出会いでもあった。そして3月末にサイードの面接が決まった時点で直前の1週間に4回、合計7時間のプライベートレッスンで徹底的にサイード仕様のインタビュートレーニングをデバリエ先生にお願いした。面接官の情報も事前に開示されていたので、想定される質問、期待される回答を徹底的に炙り出し、それを繰り返し繰り返し練習し、文章を暗記するのではなく、どのような聞かれかたをしても切り返せるように自分の物語を一枚の絵として描くようなイメージで、記憶のデータをプールするようにした。(暗記がものすごく苦手なため)サイードの面接はSKYPEという選択肢もあったが私はface-to-faceのほうが得意だと感じたので、たった30分のために現地まで飛んだ。面接時間が近づいてくるとさすがに緊張も高まり、デバリエ先生に伝授された呼吸法で気分を落ち着かせ本番に臨んだが、あらゆるシチュエーションを想定済みだったおかげで、面接本番はむしろ楽しさすら感じることができた。とはいっても試験は水物。結果が出るまでの1週間は誰もがそうであるように異様に長かった。
ビジネススクール受験ではなかったが、併願校として受験していたLondon College of Fashionからもインタビュー試験の通知があったため、デバリエ先生に直前1週間に3回、合計3時間のプライベートレッスンをお願いした。LCFの場合、面接時間30分のうち最初の10分で研究計画についてパワポを使用してプレゼンを行うという条件があったため、この部分についてのトレーニングを依頼した。10分という短い時間で効率的に自分のアイデアを相手に伝えるという作業には慣れていなかったため、細かい指示語(「こちらのスライドをご覧ください」など)、効果的な英語表現など、より洗練されたプレゼンテクニックを指導していただいた。これは今後も使えるスキルだし、デバリエ先生に徹底的に指導していただいたことで自信にもつながった。なお、Ph.Dの場合はproposed supervisor(s)(指導教官を引き受けてくれる人物)を見つけることが合否を決定的に左右するので、London College of Fashionの研究計画書の作成はproposed supervisorsと50回超のコレポンをとおして完成させ、デバリエ先生からもそのほうがよいというご指導をいただいた。

8 おわりに
長いようで短い約半年間にわたる受験勉強が終了した。この間、デバリエ先生はもちろんのこと、小貫さんをはじめ、インターフェイスのみなさまには本当にお世話になった。最初、縁もゆかりもないビジネスの世界に及び腰だった私だが、インターフェイスは私の素朴な疑問のひとつひとつに生真面目かつ丁寧に応えてくれた。そして驚くほど短期間に私の人生をリセットするチャンスをくれた。インターフェイスは人生にチャレンジしたいという気持ちを誠実に支え応援し結果につなげてくれる。これからはインターフェイスに出会えてラッキーだったと言えるような人生を切り開いていきたい。

大学院留学 合格体験記
Oxford SaidMBA (サイードMBA) Class of 2018
London College of Fashion, Ph.D