Pennsylvania MBA 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.039






勤務先: 総合商社 (36歳)



1. はじめに

インターフェイスは私の期待に十分応えてくれた場所でした。

私は商社に勤めて13年経ち、部下も数人います。この厳しい経済環境にあっては、決して仕事の手を抜くことはできません。勉強の為の時間を助ェ取ることは無理でした。夏休みを2週間もらい集中して勉強したり、出願のピークとなる年末から2月末頃までは仕事を軽減してもらう等、会社の上司、同僚、部下には最大限の配慮をしてもらいましたが、基本的には時間は不足していました。更に私は既婚で子供が2人います。土日こそは勉強・出願手続きに集中したいところですが、家族のケアも大事であり、土日のどちらかは家族との時間に充てました。

このように受験勉強に助ェ時間を割くことができず、実際のところ勉強は仕事が終わって家に帰ってから夜中の1時頃までの2時間程度および土曜日というのが平均であり、得点アップはうまく行きませんでした。 TOEFLが620、特にsection 1は55というmiserableな状態、GMATにしても650(28/49)であり、高得点化が進む昨今の状況ではTop20を狙うにはしんどいところでした。こうした点数を抱え、かつ足りない時間を解決する為には、エッセイ・インタビュー対策について受験予備校で効率的な指導を受けることが必須の要件となりました。

知人やホームぺージから受験予備校の情報を集め、実際に説明を聞いた結果、インターフェイスを選びました。関西に住んでいるので、東京の予備校に通うのは通学時間(往復約6時間)、旅費(往復約3万円)を考慮すると、割に合わないと思うかも知れませんが、中途半端にお金を使って結果が出なければ全くの無駄になります。インターフェイスなら生きたお金を使えるだろうという判断は正解でした。今や電子メールの時代です。実際に行かない時も、電子メールによる原稿の添削とコメントを通じて価値あるカウンセリングを受けることができました。

以下受験対策について私の体験を具体的に説明します。



2. TOEFL/GMAT

これらはうまく行ったとはいえませんが、何かの参考になればと思いつくことを書いてみます。本格的に勉強を始めたのは98年の9月。受験準備に十分時間が割けなかったので、98年11月の620で取りあえず良しとしてここで一旦TOEFL対策を止めて、GMAT対策に集中しました。99年8月に650をとって、9月からインターフェイスのエッセイカウンセリングを始めました。

真っ先にインターフェイスのデバリエ先生に言われたのは、GMATよりも TOEFL、特にsection1のスコアアップを目指せとのことでした。TOEFLは合計が620で取りあえず良しと自分で勝手に考えていたことを反省しました。実はTOEFLを99年1月以来全く勉強しておらず、後悔して慌てて必死に勉強を始めましたが、そう簡単にスコアは上がらず、結局620を採用せざるを得ませんでした。

時間が無いからTOEFL/GMATの両立は難しいと考えましたが、section1対策は少なくとも継続すべきだったと反省しています。



3. エッセイ

カウンセラーはデバリエ先生でした。10年に及ぶ実績と経験から、自信を持ってアドバイスしてくれたので、非常に頼りになりました。テーマの捉え方などについて議論しましたが、私はわずか1年限りの受験対策をしているだけであり、自分の意見は勝手な思いこみと奄ェベースであったことが多い気がします。時に議論がヒートすることもありました。

しかし、デバリエ先生が言うには、「やさしくカウンセリングすることはできるが、それで良いのか?プロのカウンセラーとしては、だめなことはだめとはっきり言う、それが耳の痛いこともあるだろう、しかし、それはともに求める最高の結果を出す為に言っていることである、どちらのやり方で行くか?」とのことでした。私は迷うことなく、厳しいことでもいいから真に大事なことを言ってもらうようお願いしました。このやり取りは非常に印象に残っています。

レジュメ作成と最初の2校の出願に際しては約3か月かかりましたが、その過程でデバリエ先生といろいろな議論をすることができました。自分自身を見つめる良い機会となり、自分の考えをうまく整理できたと思います。ほとんどその時期は毎週大阪から東京に通いました。

デバリエ先生とのやり取りを通じて欧米流の考え方も学ぶことができました。これは非常に大事なことだと思います。日本の常識は欧米の常識と同じとは限りません。ビジネススクールの審査官たちは日本の常識で判断するのではなく、欧米流の価値観をベースに判断しています。それを知らずにエッセイを書いたり、インタビューに臨んでも理解が得られない可能性があります。欧米流の考え方を知っておかないと、実際のビジネススクールで苦労することも多いと思います。欧米流の考え方が全てとは言いませんが、あらかじめ知っておくことは大事なことだと思います。

また、点数が高くない私の戦略上のポイントは、十数年のビジネスキャリアを「いかにわかり易く、惹き付けるように書くか」ということでした。会社生活が長いおかげで書くことは豊富にあり、内容については自信がありましたが、何をどう書くべきであるか、有効なアドバイスをもらいました。同じような内容のつもりでも、書き方によって映り方は違うものです。私が仕事の内容をやや専門的に書いた原稿を持っていった時には、admissions officeが読みやすいような表現、構文にするようアドバイスをくれました。



4. インタビュートレーニング

私は帰国子女ではなく、海外駐在の経験もありませんが、仕事の関係で海外出張が多く、英語に触れる機会は多かったので、話すことへの抵抗はほとんどありませんでした。インターフェイスで合計3回インタビュートレーニングをしました。それぞれ異なるカウンセラーが担当しました。

非常に効果的だったのは1 回目よりも2回目、2 回目よりも3回目が確実にタフな内容になったことです。その緊張感は本番さながらのものです。そうしたステップを踏むことで、確実に自分の力がアップしている手応えがありました。実際のインタビューでは、自信を持って対応することができました。TOEFLの点数が高くない私にとって、聞き取れる、会話できる、ということをきちんとインタビューで示す必要があり、その期待に十分応えてくれるトレーニング内容でした。インタビューではこちらからの質問も重要であり、質問内容もトレーニングでチェックしました。

日本人Alumni面接においてもトレーニングは有効でした。また忘れてならないのが、通常のエッセイカウンセリングがインタビューの練習にもなっていることです。知らないうちに実力がついていたと思います。



5. 志望校

全部で14校に出願しました。今年は昨年よりも厳しい競争環境とのことだったので、最善の策はできるだけ多くの学校を受けることだと思います。私のスコアからすると、上位校は難しいというのが一般的な見方だと思いますが、デバリエ先生の指導は出願校数を増やす、Top校もトライするというものです。正直なところ当初、Whartonは受けても無理だろうと考えていましたが、Top校にも夢を持って取り組んで良かったと思います。たくさん出願したおかげで、1 校目から不合格の連絡が来た時も落ち着いていることができました。



6. 大学院留学カウンセリング

このカウンセリングは受験全般について相談できるというものであり、エッセイと同じデバリエ先生でした。出願校の選び方、スケジュール管理、大学宛のEmail文書のチェックなど、全ての手続きについて相談にのってくれます。毎日1本Emailで相談できますが、細かい点も含めてまめに相談しました。どの質問に対してもclearな答えがすぐ返ってきて、とても安心して受験全般を進めることができました。



7. インターフェイス

インターフェイスのエッセイコースは100人未満です。大学院留学カウンセリング、エッセイカウンセリング、インタビュートレーニング全てにおいてカウンセラー及びスタッフが私をよくケアしてくれているというのを感じ、こころ強く思いました。これまでカウンセラーとのやり取りを中心に書いてきましたが、忘れてならないのがスタッフの丁寧な対応でした。私の話相手になってくれたり、ちょっとした質問に丁寧に対応してくれたり、頼りになりました。

また、インターフェイスを通じて知り合ったほかの受験生も大切な財産です。情報交換を始め、共通の悩みを抱える友人として苦労を語り合ったり、励ましあったり、出会えて良かったと思います。

このようにインターフェイスは受験生、カウンセラー、スタッフが構成する100名強の一つのコミュニティです。志望校合格という共通の目標達成の為、無駄を排除した効率的なシステムと温かさがあります。



8. 最後に

合格までの長い間にはいろいろなことがありました。

インターフェイスに通う直前ですが、受験資金をどうするか悩んだり(幸いすぐ解決)、スコア未着のトラブルもありました。また、不合格通知が来たと思った直後、自宅が空き巣に入られたりなどつらいことが重なりました。”Roll with punches.”….デバリエ先生が教えてくれた言葉です。とにかくギブアップせず、落ち着きを失わず頑張るしかありませんでした。

十分な時間を充てることができませんでしたが、仕事、家族ともに大事にしたいと考えていたので、時間が足りないことは割り切って考え、使える時間を有効に使うことに集中しました。むしろ、家族、仕事の時間を持つことで息抜きもできたし、職場で孤立することもなく、合格が決まった時には家族、会社そしてインターフェイスの皆さんに喜んでもらい、その充実感は格別でした。

現在(5月1日)留学準備を進めていますが、既にインターフェイスでその準備の一端を進めてきたようなものなので、大きな不安が無く臨むことができそうです。「点数が高くない」「時間が少ない」「遠くて通うのが難しい」・・・これらの問題を解決する方法は、各個人の事情に合わせたperson to personのインターフェイスのシステムの中で見つかると思います。





大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA(ウォートンMBA) Class of 2002