Pennsylvania MBA Lauder 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA / Lauder)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA / Lauder合格体験記 No.087






1.バックグラウンド

* 経済学部91年卒
* 大手不動産デベロッパーに10年勤務(事務管理、不動産コンサルティング、投資顧問に従事)
* 幼少時に約3年半の米国在住経験
* 約1ヶ月の米国投資銀行における業務研修経験(NY&LA)
* 私費、退職
* GMAT 700点、TOEFL 650点

2.MBAを志望するに至った経緯

私の留学の主な理由は、1)ファイナンスの知識の向上、2)米国流のマネジメントスタイルの理解・吸収、3)国際的な視野の確保、です。

バブルの最後の時期に、ビル開発のコンサルティングをしていました。その時に、ファイナンスの基礎知識の無さに伴う能力の不足を感じ、ファイナンスの概念が進んでいる米国において勉強をしたいと考えるようになりました。そして、留学している先輩のもとを訪ね、実際にウォートン、MIT等の授業を見に行き、適切な時期を見計らって留学をしようと決めました。

その後、国内外の投資家と不動産投資の仕事をする業務への異動があり、数多くの大型プロジェクトに参加させてもらう中、多くの投資家が米国でファイナンスに関する洗練された教育を受けていることを再認識しました。また、米国の投資銀行にて研修を受けた際に、フラットな組織体系、強いリーダーシップ、個々人へのより重い業務責任とそれに伴うリターンというものを見せられ、典型的な日本企業とは異なるマネジメントスタイルの下で仕事をすることにも関心が湧いてきました。

最後に在籍した部門では、株や債券に対して不動産をどの様に機関投資家に位置付けてもらうか、部門の戦略をどの様に策定すべきかということに深く関与し、ファイナンスに関する知識及び戦略策定能力の必要性を痛感させられました。目的意識が固まっていく中、会社がMBA留学制度を停止したこともあり、私費での留学を決意しました。

3.志望校選定経緯

基礎を再確認しながら、自分の専門性を伸ばせる学校を選定することにしました。ゆえに、1)ビジネススクールにおける基礎となる科目(コア科目)が充実していること、2)ファイナンスが強いこと、3)不動産の科目が何らかの形で取れること、を前提としました。また、国際性の有無や、自分が一緒に仕事をした国内外の投資家からのアドイバイスも加えて、東海岸の4校とシカゴの1校を受験することにしました。

4.TOEFL、GMAT対策

必要条件と割り切り、途中で何度も妥協しそうになりながらも、私のカウンセラーであるデバリエ氏の指示に基づきエッセイと平行して勉強をし続け、後悔の無い点数を得ました。できる限り早く試験対策を終えることをお薦めします。試験対策は学校にいって点数を伸ばす人、独学で点数を伸ばす人それぞれいますが、私は前者の方でした。私の場合は、学校を利用することによって、時間の不足もある程度補えたと思っています。

GMATについては、一旦、2000年3月に700点が出たものの、AWAの点数の低さから、デバリエ氏に再受験を言い渡されました。しかし、4〜6月までの間、担当プロジェクトのクロージングで非常に忙しくなったために一時勉強を停止せざるを得なくなり、7月から再開するも点数は低迷し、10月になって漸く満足のいく点数を出す事が出来ました。エッセイ・カウンセリングの時に、GMAT受験を止めると言ったところ、かなり私が辛そうに見えたのか、さすがのデバリエ氏もすぐに了承しました。

GMATの準備については、暗記のSC、理解のCR、(読解と語彙)量のRCという感じでしょうか。全体像をまず掴んだ上で、細部に入るのが良いかと思います。全体像を掴む上では、青山か渋谷の学校、又は、オフィシャルガイド等での自習でも良いかも知れませんが、650点を超える段階に入った方には一度 Interfaceを活用されることをお薦めします。受験勉強において、特に自分が抜けているところを気付かせてくれます。私は自分の苦手なところを克服するために、決して安くはありませんでしたが、個人カウンセリングを利用しました。また、AWAの準備をされていない方は、Dr.Stoneの授業を受けるべきだと思います。分りやすく楽しい、という感じでしょうか。AWAで後になって泣きを見ないようにするためにも早急な準備をお薦めします。なお、どの問題集もオフィシャルガイドほど良くはできていないので、オフィシャルガイドは当然の如く3,4回は解いてください。GMATは、難しい問題を、上手く時間を管理しながら解かなければならないので、最後は反射神経で解けるようにすることが望ましいです。

さて、TOEFLですが、早々に600点は超えていたもの、デバリエ氏は650点を目標にすべきだと助言をしてくれました。630点前後で何度も止めようと思ったものの、「良い点だと思うが続けろ」とデバリエ氏に軽く言われ、受験を継続しました。私は読解が一番苦手であったため、とにかく量をこなすことと、語彙量を増やすことを心掛けました。この部分だけの参考書も多く売っていたため、通勤時に何冊かやりました。GMATの準備のお陰もあってか、8月には読解能力も向上し、何とか点数が出ました。なお、TWE対策は前述のDr.Stoneの授業で兼ねられたと思っています。

GMATもTOEFLも何とかトップ校の平均点数には達し、悔いの残らない結果となりましたが、試験対策はエッセイの準備と平行して行なうのはとてもつらいことですので、早急に終わらせるべきだと思います。

5.エッセイ対策

とにかく時間が掛かったことは事実です。でも時間を掛けても結果が付いてこない時があります。私の場合、中だるみが生じて、タイムマネジメントが十分でなかったことを少し悔いています。ご自身の時間の余裕を考え、上手くカウンセラーを活用することをお薦めします。私のエッセイのカウンセラーはデバリエ氏でしたが、結果に関して非常に満足しています。

まず、具体的な取り組みですが、私は会社に退職を告げる期間を十分に取りたいと考え、12月までに結果がわかるNYの学校の早期出願に向けて最初のエッセイに取り組みました。初めにその計画をデバリエ氏に告げたときには、第一志望に値する学校に最初から取り組むのは何事かと、非常に怒られました。しかし、私に見切りをつけてか、根負けしてかわかりませんが、結果としては了承してくれました。グラフや、新しいコンセプトを盛り込んだ、米国流のエッセイが完成し、非常に感激したのを覚えています。彼自身、大手石油会社や投資銀行に勤務した一流のビジネスマンであり、単なる予備校の先生以上に、誰が何を期待するのかを良くわかっており、適切なサービスが最後まで受けられたと強く感じました。

デバリエ氏は怒るかも知れませんが、彼を始めInterfaceのカウンセラーの能力を上手く活用すべきだと感じた時がありました。シカゴの学校の International MBAの特別エッセイに取り組んでいた私は、そのトピックとして中東和平問題を取り上げました。著名雑誌から数多くの記事を読み、公式ウェブサイトを見に行き、時間を掛けて書き上げたエッセイを、デバリエ氏はいとも簡単に「ポイントがずれている。やりなおせ。」と言ってくれました。彼は、当然助言をしてくれましたが、その内容の素晴らしさに感動した際に、彼が著名な大学から国際関係論修士を得ていることを思い出し、もう少し早くアドバイスをもらえば良かったと後悔しました。

さて、一校、自分の選択基準に合わない学校のエッセイに取り組んだ際のことですが、他の学校に比べ非協力的でした。「ブランド名に惹かれて受験するのは日本人の良くない点だ。自分のキャリアデベロップメントをもう一度じっくり考えてみろ。」と言われたのを覚えています。最終的には、カウンセリングを行ってもらいましたが、「あくまでも学歴を増やすためでなく、キャリアデベロップメントのために留学する」、という彼のプロとしての見識を教えられました。

エッセイ・カウンセリングの際に色々とデバリエ氏とはやり取りをしましたが、自分の主張を十分にぶつけた上で、彼の助言を尊重してエッセイを完成させました。彼は決して何でも同意してくれるカウンセラーではないため、ぶつかることもありました。途中で不安になった時に、米国人の友人にエッセイの相談をすることも有りましたが、デバリエ氏の指導が間違っていなかったことを覚えています。

なお、これはあくまでも私個人の場合についてですので、皆様は、最初にカウンセラーを決める際に、十分なやり取りをしてご自身で確認されるべきだと思います。くれぐれも自分にとって都合の良いことだけを言うカウンセラーには気をつけてください。その時は気分が良くても、結果が出てから後悔することになりかねませんのでご注意ください。

6.レコメンデーション

全てMBA以上の学歴を有し、内2名は外国人という形で4通ほど用意しました。しかし、外国人については自分と一緒にプロジェクトを遂行した人間からもらうか、できる限り地位のある人からもらうかで、悩みました。最終的にはデバリエ氏の助言に基づき前者から取り寄せました。

7.インタビュー

カウンセラーとの練習さえすれば何とかなると思いますが、英語でのコミュニケーション能力が低い方は、学校に行くことをお薦めします。インタビューアーがその能力を見ていないはずがありません(日本人は英語でのコミュニケーション能力が劣っている事で有名です)。なお、あくまでも英語が上手に話せるかが問題なのではなく、適切に英語を使ってコミュニケーションができるかが問題です。下手な英語でも十分コミュニケーションができる人間もいます。

8.Lauder志願者へ一言

私はLauderにおいて「英語及び北米」を専攻しています。Lauderにおいては、英語によるコミュニケーション能力の向上、米国社会全般についてのより深い理解、米国の外交政策等の理解、を目標にしています。ボストンの大学の不動産学修士とのデュアルディグリーとも最終的に悩みましたが、大学卒業後の 10年間は多くの時間を仕事に割いたので、ビジネスの分野の能力を高めるだけでなく、少しその他の部分での幅も広げたいと思い選択しました。

一般のMBAより4ヶ月早く入学するだけで二つの学位が取れるので当然授業は大変になり、ウォートンの選択科目にも影響が出ます。選択した言語におけるコミュニケーション能力が十分に上がらずにLauderを卒業できない方も何人かいますので、あくまでもビジネスが中心という方にはお薦めしません。しかし、ビジネスにおいて相手方の背景も含めた相互理解が重要と感じており、その能力を伸ばしたいがMBAでの2年間に更に1年加える余裕がない、という方には非常に良いプログラムだと思います。ウォートンという大きな学校の良さに、ローダーという60人程度の小さなプログラムの魅力が加わります。

9.最後に

とにかく悔いの無い受験をしてください。その後、合格したところには、何らかの運命があったと思って入学し、最大限のリターンを得るように努力すべきです。人のことを言えた義理ではないですが、学校のブランドだけに基づく受験は、好ましくないと思われます。個人的な意見とさせていただきますが、米国の現時点における大学以上の教育制度は日本のものよりも進んでおり、概ね充実もしているため、キャリアに合致した選択ができていれば、留学は有益なものとなるのではないかと思います。学校次第では、就職の門戸が異なるのは事実ですが、最終的な人生での成功は卒業した学校で決まるわけではないのは周知の事実だと思います。

人生の中で留学をする回数はどれほどあるのでしょうか。最後に後悔をしないためにも、Interfaceは海外留学の準備において、十分に検討すべき予備校だと思われます。

以上





大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA/Lauder(ウォートンMBA / Lauder Program) Class of 2003