Pennsylvania MBA 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.443






他の合格者の皆さんがテストやエッセイについて、丁寧に合格体験記を残してくださると思いますので、私は重要にも関わらず受験プロセスで最も情報が得にくいと感じたインタビューについて、詳しく紹介させていただきます。今年からグループインタビューを導入した学校、インタビューリフレクション(インタビュー後の短いエッセイのようなもの)を導入した学校等、変化が大きい分、最新の情報がなかなか手に入りにくい側面もあると思いますので、少しでも日本人アプリカントの皆様のお役に立てればと思います。

【プロフィール】
出願時年齢:20代後半
職務経験:官公庁 5年
海外経験:幼少時にアメリカに5年
卒業大学:国立大学経済学部
TOEFL;112 (R 29/ L 29/ S 26/ W 28)
GMAT:710 (M 50/ V 36, AWA 4.5, IR 6)
GPA:3.6

【結果】
進学予定校:Wharton
他の合格校:MBA – Kellogg, Ross, Fuqua,
Public policy等- SAIS, SIPA
不合格校:HBS(interviewあり), Stanford(interviewなし), Harvard Kennedy School
  ※全て2ndでの出願です。

【インタビュー】
面接を実施した順に、インタビューまでの経緯・実際のインタビュー当日の様子を整理しました。少しでもイメージを掴んでいただければ幸いです。

<Ross>
(インタビューまでの経緯)
・お正月明け、エッセイ提出後すぐにインビテーション。キャンパスで2年生と、又は日本で卒業生とのインタビューが選択でき、渡米する時間的余裕はなかったため、日本で卒業生とのインタビューを選択。
・自分の希望の日時を選択すると、インタビュアーがマッチングされ、インタビュアーと直接日程調整。準備の時間を長く取りたかったことから、遅めの日程で予約。
・インターネット等に掲載されている、聞かれやすい質問に対して、答のポイントを整理し、鏡の前で練習。暗記して想定問答っぽく聞こえないように、ポイントのみ押さえ、その都度自分の言葉でしゃべれるように練習を積み重ねる。
・実際のインタビューの一週間前にデバリエと模擬インタビュー練習。私はインタビュートレーニングを開始してすぐに、(堂々と落ち着いたボディランゲージでなく)手が細かくて落ち着きがなさそう、自信がなさそう、ちょっと早口過ぎる、もっと落ち着いて自信を持ってしゃべれ、と指摘されました。これは英語だけでなく、日本語でのプレゼンや会議等においてもその癖があることは認識して直したいと思っていた。日本人卒業生ならまだよいが、アメリカ人のアドミッションには印象がよくないとの指摘で、ゆっくり落ち着いて呼吸するところからデバリエから指導。話す内容はもちろん、身振りや服装、しゃべるスピード、トーンの指導も受けた。これは、MBAインタビューだけでなく、今後日本語、英語どちらの言語でも、しゃべる際には気をつけようと心がけるように。

(実際のインタビュー)
・都内某ホテルでインタビュー実施。指定されたホテルのカフェで待っていたところ、ミシガンスウェットを着た男性が近づいてきて、間違いなくインタビュアーと確信し挨拶。軽く日本語で雑談をした後、インタビューの進め方を説明され、英語でスタート。
・事前に、インターネット情報ではRossは基本的な質問が多いとあり、それを信じて臨んだら、予測していない質問がたくさん出てきた。デバリエによく言われた”Expect the unexpected”をまさに経験しました。特に官公庁というバックグラウンドから出てきた質問が多かったように感じた。例えば、「なぜパブリックポリシーにいかないの?」「竹中平蔵教授は国が成長戦略をつくる必要はないと言っていたが君はどう思う?」など。また、最初に聞かれたWhy MBA?という典型的な質問への答に納得していない様子でかなり焦った。ただ、その後、リーダーシップ経験の質問への答で、過去の経験を話したところ、そういう経験もしているからパブリックポリシーではなくMBAを目指しているんだね、というコメントがもらえ、少し安心。
・英語インタビュー50分の後、日本語で1時間ほどひたすらこちらかの質問タイム。事前に聞こうと考えていたことだけでなく、それまでの会話から出てきた疑問などをぶつけ、会話は盛り上がり、日本語パートは好感触。
・帰宅後、御礼メールを英語か日本語で送ろうか少し悩むも、日本語パートの方が好感触だったことを受け、日本語で御礼メールを送り、インタビュープロセス終了。

<Kellogg>
(インタビューまでの経緯)
・Kelloggは全員インタビューする方針で、R1はアプリケーション提出後、すぐにインビテーションが来たと聞いていたにも関わらず、なかなか音沙汰なく少しやきもき。ある日、アプリケーションを出している人に同じタイミングでインビテーションメール。エバンストンでアドミッションと又は2年生と、もしくは日本で卒業生と、のいずれかが選択でき、渡米の余裕はなかったため、日本を選択。日程は1日のみで、都内の某企業でRossのインタビューの翌日に当たる日曜。いくつか時間のスロットがあったが、予約画面を見た頃には朝一と午後一しか空きがなく、朝一の方が印象に残るかも、と思いつつも、朝が苦手なので、午後で予約。
・Rossのインタビューと同様、典型的な質問への答えに加え、Why Kellogg? Contribution to Kellogg? Any Questions? を練り直し、準備。Rossインタビュー終了後、Kelloggインタビューの前日に当たる土曜日にデバリエと練習し、最終チェック。

(面接当日)
・面接会場として指定されていた某企業に向かい、受付を済ませると、自分と同じスロットで予約を入れている他のアプリカントが既に待機。待ち部屋に置いてあったKelloggの雑誌が面接で話題に出るかもと思い、一応目を通しながら待つ。また、デバリエに教わった呼吸法を実践し気持ちを落ち着かせる。時間になった段階で、6~7人程度集まっており、順に担当の面接官に呼ばれる。
・面接官の中には、説明会で何度か拝見したことがある方もいたが、私の面接官は初めて会う方。最初から英語で挨拶と名刺交換をした上で、面接スタート。想定していた質問がほとんどで、答えたことに対する追加質問等もなく、感触としては不安を残したまま終了。ただ、私の仕事の内容と面接官の仕事が少しだけかぶる領域があり、最後に日本語でその当たりの話で少しだけ会話が弾む。
・御礼メールを日本語か英語で送るか悩むも、ほとんどの会話が英語だったため、英語で送付。しかし日本語で返信が来たため、失敗と少し反省。

<Fuqua>
(インタビューまでの経緯)
・RossとKelloggの面接が終わり、のんびりしながら、次のWhartonに向けて準備を始めようかと思っていたところ、Fuquaのインビテーション。日程を確認したところ、なんとインビテーションが来た日の数日後。じっくり準備できる週末がなかったため内心ちょっと焦りながらも、気持ちをWhartonからFuquaに切り替え、それまで同様、基本的な質問に加え、Why Fuqua? Contribution to Fuqua? Any Questions? をFuqua向けに再整理。 インタビュー2日前にデバリエとスカイプで練習をし、最終チェック。
・インタビューは現地又は日本のいずれかを選択できる方式。いつも通り、東京会場を選択。東京会場は選択肢は一日だけで、時間のスロットが夕方に2枠。始めの枠の方が印象に残るのでは?となんとなく思い、一つ目の枠を選択。結果的には、インタビューの後に懇親会があり、2つ目の枠が終わるまで、来日していたアドミッションや卒業生と話すことができたので、正解だった。

(面接当日)
・当日まで、面接官が卒業生かアドミッション面接か分からず、Any Questions?はどっちがきても大丈夫なように、多数のバリエーションを用意。指定されたホテルに行き、待っていると、前半の回だけで学生が10人弱と来日したアドミッション1人、卒業生数人が集まっていた。この中から合格に入るにはまだまだだな、と思いながら、いつもの呼吸法でリラックス。
・一人ずつ担当面接官(アドミッションは結局面接せず)に呼ばれ、ホテルの色んな部屋に散らばり面接開始。私の担当の方はその日の面接官の中でも卒業年が古い方で、大変面接慣れされている印象。典型的な質問はWhy Fuqua?くらいで、あとは面接というより会話という印象で、純粋に楽しめた。ただ、最後にストレス耐性には強い方か?と聞かれ、少しどきっとしました。やはりいつもの落ち着きのない印象が出てしまったのでは、と思いつつ、仕事でかなりストレスをかけられながらもなんとか周りをまきこんでやり抜いたという趣旨のことを具体的に説明し、面接終了。典型的な質問はあまり聞かれず、しっかりと考えていることが伝わったか少し不安もあったが、会話は盛り上がったのでよしと思うことに。
・面接後は前述のとおり、懇親会までの間、面接を終えた卒業生・アプリカントとアドミッションの数人で談笑。Fuquaでの経験から東日本大震災まで、色んなテーマが議論でき、充実した時間を。懇親会においても、アドミッションや卒業生と歓談。帰宅後、面接官に御礼メールを送付し終了。

<Wharton>
(インタビューまでの経緯)
・当初、実はあまり志望度が高くなく、締め切りぎりぎりにエッセイ作成開始(1/1)。デバリエ氏にはお正月返上でエッセイと推薦状のチェックをしていただいた上(1/2)、出願を締切日当日に提出(1/3)。
・出願後もなかなかインビテーションが来ず、諦めかける(周囲の日本人はインビテーションが続々と来ていた。)
・周囲に後れること数日、初めてのMBAインタビューであるRossのインタビューを翌日に控えた金曜日にインタビュー招待。すぐに東京会場でのグループインタビューを予約しようとするも、東京会場は満席で予約できず。アドミッションに東京会場での参加をお願いできないか、とメールしたところ、東京はスロットを1枠追加するから待て、と返事を受け、数時間経つと実際に追加され、迷わず予約。
・今年からウォートンはグループインタビューを導入したとは聞いていたが、何から準備すればいいのかな、と思っていたところ、インターフェイスよりウォートンのインタビューの招待が来た人向けのグループトレーニングの案内をもらい、参加申し込み。
・ウォートンのインタビューは、グループインタビュー45分・個人インタビュー15分。学校からは事前にお題が届いていたため、そのお題に沿って、インターフェイスで実際のディスカッションを想定してグループインタビュートレーニング。まずはデバリエが何もコメントをせず、アプリカントのみでディスカッションした上で、デバリエからのフィードバックを受ける。自分のダメな点、他のアプリカントのよい点等が明確に浮き彫りになりかなりいいトレーニングに。15分の個人インタビューの練習も他のメンバーの前で練習。ここで練習した質問しか本番では聞かれず。

(面接当日)
・少し早めに到着し、待っている間に他のアプリカントと思われた女性に話しかけると、実はアドミッションだということが分かり焦るも、フレンドリーに会話。
・6人のメンバーは東京会場なので日本人がほとんどかと思いきや、沖縄米軍で働くアメリカ人、大使館で働くスペイン人、韓国人のコンサルタント、メーカーで働く日本人、証券会社で働く日本人に自分、というダイバーシティ溢れるメンバー。
・実際のディスカッションでは、最初にお互いの簡単な自己紹介&考えてきたビジネスプランを簡潔に説明。みんなフレンドリーにお互いの案を褒めつつ、1/3の時間が経過したくらいの段階で、グループとしての結論を出すべく、全員の意見の統合を始めました。私の案はあまりに他のメンバーとは違う内容でしたので、統合案に反映はできないと判断し、統合案に追加のアイディアを出したり、みんなのアイディアをまとめる方向で議論に参加。部屋にはホワイトボードがあり、グループの中には議論の内容をホワイトボードに整理する役をかってでるメンバーもいた。最後2~3分残して、ホワイトボードをまとめていたメンバーが議論した内容を女性のアドミッションにプレゼン。アドミッションは議論を見ながらノートを取っていたが、時間管理のみで議論への参加はなかった。
・GDの後は、順番に呼ばれて1対1の面接をアドミッションが15分で実施。どうやら全員に同じ質問をしているようで、事前の練習通りの質問、答えたことに対して、更に追加の質問等もなく、いまいち感触が分からず終了。
・面接終了後、アドミッションや卒業生との懇親会が予定されていたが、それまで時間があったため、GDのメンバーとビールを飲みに。陽気なスペイン人のおかげで打ち解けました。懇親会においても、アドミッションや卒業生と談笑。
・帰宅後、アドミッションに御礼メールを送って終了。

<Harvard>  ※不合格
(インタビューまでの経緯)
・インタビュー招待が来る予定の前日に、書類通過の連絡及び次の日の未明2:00(日本時間)にインタビュー招待者全員に一斉にインタビュー予約方法を連絡する旨のメールを受け取る。
・次の日、2:05にインタビュー予約画面にいくと、上海での希望日時は全て埋まっており(HBSは日本の会場はありませんでした。)、仕方なく、重要な仕事を控えた前日にインタビューを予約。
・HBSは全てのインタビューをアドミッションが30分きっちりで行うことが分かっており、デバリエ氏と週1でアドミッション向けインタビューを練習。この際は、これまでの自分のことを語る練習から、日本経済の課題などのマクロのテーマや日本のエネルギー政策などについて、ディスカッションできるように集中的に練習。また、アドミッション向けにイディオムを使う練習や落ち着いて見えるような話し方の練習なども繰り返し行った。

(インタビュー当日)
・前日の夜便で上海へ。次の日、午後からの面接だったため、午前中は会場の下見と鏡の前でしゃべる練習。
・早めにホテルを出て、受付で待機。最初に面接の進め方を説明され、アドミッションと1対1できっかり30分質疑応答。想定していないことはあまり聞かれず、前半堅かった面接官の表情も次第に緩やかに。終わった直後の手応えあり(※結果的には不合格)。
・ホテルに戻って、インタビューリフレクションを執筆。デバリエチェックを受け、その日中に提出。日本に帰国。

【最後に】
がけっぷちにある日本において、国際社会で戦える我々世代の日本人がより多く必要だと思います。仕事やプライベートを充実させながらのMBA受験は時間的にも精神的にも厳しく、途中でやめたくなることもあるかもしれませんが、合格後の世界の広がりはそのつらさを乗り越える価値があると思います。MBA受験を悩まれている方、ご相談がある方はぜひお気軽にご連絡ください。





大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA(ウォートンMBA) Class of 2015