Pennsylvania MBA 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.497

Interface 合格体験記



1.はじめに

「可能性がある限り、諦めないで挑戦すること」、これが今回のMBA受験を通じて、改めて実感したことです。可能性が少しでも残されているなら、それを信じて、たとえ小さなことでも、行動に移すことが大事です。私は、キャリア的にも、スコア的にも、全く競争力のあるCandidateではありませんでしたが、可能性を信じ、できることは何でもすると決意して、受験を乗り切りました。

MBAは、社会人になってから、漠然とですが、ずっと目標としていました。多くのMBA関連書籍を読み、MBAで学ぶフレームワークや理論等を学ぶとともに、MBAを卒業された方々の書籍を乱読していました。ですので、本格的な受験準備の前から、佐藤智恵さんの『ゼロからのMBA』やデバリエ氏の『日本人のためのMBAエッセイ インタビュー キャリア対策』を読んでおり、受験をする時のカウンセラーはデバリエ氏にお願いしようと考えていました。
2016年3月に社費留学生試験に合格した後、4月の頭にインターフェイスの「MBAキックオフ・セミナー」に参加し、デバリエ氏のプロフェッショナルな姿勢に感銘を受け、カウンセリングをお願いすることを決意しました。なにより、デバリエ氏について行けば、自分の力だけでは想像できないような、素晴らしい世界が開けるのではないかという高揚感を抱いたのを覚えています。
私は、低スコア、高年齢、海外経験なし、そして金融機関男性という、弱点ばかりのCandidateでした。そんな私が当初の目標を達成できたのは、間違いなく、デバリエ氏のエッセイカウンセリング、そしてインタビュートレーニングのおかげです。
これからMBA受験を志す皆様に、少しでもお役に立てるよう、私の経験を共有させていただければと存じます。



2.合否結果

進学校 :Wharton
合格  :Cornell Johnson, UCLA Anderson, Emory Goizueta,
     Washington Olin, USC Marshall
Waitlist:Kellogg, IESE
不合格 :MIT, NYU(いずれもインタビューなし)



3.プロフィール(出願時)

男性(32歳)
大学  :国立理系(GPA 3.3)
職務経験:日系金融機関
     (営業3年、マーケティング3年、アカウンティング4年)
留学方法:社費
海外経験:なし
その他 :U.S.CPA資格保有
     (受験要件である会計単位取得のために受講した米国大学のOnline
      講座のGPAは4.0)

TOEFL :104(R:29, L:25, S:22, W:28)
IELTS :7.5(R:9.0, L:7.5, S:7.0, W:6.0)※TOEFL換算:109
GMAT :680(V:31, Q:50, AWA:4.0, IR:6)
GRE :326(V:157, Q:169)※GMAT換算:720



4.スケジュール

2016年3月:社内留学生試験合格、TOEFLの勉強開始
2016年4月:初TOEFLはスコア91
2016年5月:GMATの勉強を開始(TOEFLと並行)
2016年7月:デバリエ氏とエッセイカウンセリング開始
2016年9月:初GMATはスコア650
2016年10月:2回目のGMATも650。また、TOEFLは101で低迷。
       スコアは全く揃っていないものの、キャンパスビジット敢行
      (12日間で米国西海岸及び東海岸の学校計9校)
2016年11月:3回目のGMATも650。精神的にどん底の時期。
2016年12月:4回目のGMATで680。最低限、USトップ校受験の
       入り口に立てたことに感謝。
       また、TOEFLもスコア更新(104)
2017年1月:アプリケーション提出後の1月中旬/下旬に、運良く、
      IELTS 7.5(TOEFL換算109)、GRE 326(GMAT換算
      720)を獲得。慌てて、スコアを追加送付
2017年2月:各校インタビュー本格化(デバリエ氏と何度も練習)
2017年3月:2日にWhartonのインタビュー。30日に合格通知



5.エッセイ

冒頭申し上げましたように、エッセイは、デバリエ氏にお願いしようと決めていました。ただ、4月のセミナー終了後、小林さんにデバリエ氏のカウンセリングをお願いしたいとお伝えしたところ、「『固定枠コース』は一旦走り出したら止められないので、テストスコアが揃ってからの方が良い」、というアドバイスをいただきました。
当時は、「すぐにでも行動に移したいのに」と、釈然とせずにいましたが、振り返ってみると、小林さんのアドバイスは正しかったです。
結局、私は、デバリエ氏の枠が埋まってしまうことを懸念し、テストスコアが揃う前の7月(GMAT未受験)からエッセイカウンセリングを開始しましたが、テスト勉強とエッセイの両立は、本当に苦しかったです。
7月開始は、2ndラウンド出願を考えている人にとっては、それなりに早いと思います。それでも、エッセイは締切ギリギリまでかかりましたし、テストは、アプリケーション提出後も、受け続けることになりました。

多くの方が指摘するように、もしかしたら、テストを早期にきちんと終わらせてからエッセイに取り掛かった方が良かったかもしれません。ただ、当時の私にはそんな余裕は全くなかった、というのが実態です。いつになったらテストで目標点が取れるか、見当がつかなかったからです。
なお、私から、テスト勉強で苦労されている方へアドバイスするとすれば、TOEFL/GMATだけでなく、IELTS/GREも受験して、スコアメイクのチャンスを増やすことです。そして、できる限り、受け続けることです。
IELTSについては、WhartonやMichigan Ross以外のトップスクールは、ほぼ受け入れていますし、Clear AdmitというWeb siteを見れば、Nativeも含めた多くの人が、GREで出願していることを確認できます。多くの学校がIELTS/GREを受け入れている事実を活かさない手はないです。
また、アプリケーションを提出した後も、Interview Invitationの結果が来るまでは、少しでも可能性を高めるために、スコア更新に向け、テストを受験し続ける方が良いと思います。

話をエッセイに戻しますと、エッセイカウンセリングにおいて、デバリエ氏は、プロフェッショナルであるからこそ、痛いところをズバズバ突いてきます。また、エッセイも、内容が抽象的すぎたり、学校のことを理解していないで書くと、「こんなのはGarbageだ」と言って、全部初めからやり直しをさせられます。
Whartonは最初に取り掛かったのですが、結局、1ヶ月近く、同じエッセイを書き続けました。

なお、『固定枠コース』ですと、初めにResumeを作成すると思いますが、Resume作成にあたっては、その後のエッセイやインタビューを見据え、盛り込む項目・エピソードについて、その項目で何を訴求したいかを真剣に考えた方が良いと思います。デバリエ氏との議論で訴求内容が深まることは間違いないですが、その議論を有用にするためにも、いわゆる“見栄えの良い実績”よりも、訴求内容にフォーカスすべきです。
ちなみに、私のエッセイは、地味なエピソードばかりです。異なる3分野での、計10年間の業務経験がありましたので、ネタには困りませんでしたが、金融機関にいながら、マーケティングや会計などの部署が長く、派手なディールとは無縁でした。但し、マーケティング部門でのセミナーの企画・推進や、決算効率化プロジェクト等、完全に自分が主体的にチームを率いた経験があったので、説得力を持って説明できたのだと思います。
エッセイでは、自分を大きく見せる必要はないと思います。逆に、数字の大きさを競うと、必ず上には上がいます。何が自分の強みで、どのエピソードが最もそれを的確に表しているかを考えると良いと思います。題材さえ間違えなければ、あとはデバリエ氏との議論で、洗練された内容になります。



6.インタビュー

各校からInterview Invitationが来るたびに、デバリエ氏に連絡のうえ、カウンセリングを設定しました。結果的に、インタビューまで進んだ学校は、合格、もしくはWaitlistであり、不合格はありませんでした。各校の特徴を踏まえた質疑応答の練習をしたことが、良い結果に繋がったものと思います。
多くの人が、インタビュートレーニングを数回やれば、あとは友達との練習や自分でやれば十分と考えるかもしれませんが、私は不器用でもあったので、毎回、デバリエ氏にお世話になりました。
私は各校のインタビューの前に、最低2時間、デバリエ氏とトレーニングをしてから、インタビューに臨みました。一つ言えることは、間違いなく、デバリエ氏との面接の方が、本番よりも緊張する、ということです。トレーニング中に、デバリエ氏が黙って、じっとこちらを見てくるだけで、私はしどろもどろになりました。でも、おかげで、本番では、デバリエ氏ほど厳しい面接官はいないので、心のゆとりができました。

受験を振り返って思うことは、インタビューは、エッセイと同じか、それ以上に、重要だということです。これは、デバリエ氏が繰り返し、おっしゃっていることですが、本当にそうだと実感を持って言えます。
ただ、純ドメ日本人にとっては、最大の難関です。インタビューに勝ち残るには、練習を繰り返すしかありません。回答を自然に言えるようになるまで何度も口ずさんだり、ICレコーダーを何度も聴いて、上手い表現を覚えたり、という、地道な作業の繰り返しです。

なお、WhartonはTeam Based Discussionという、グループでの面接があります。今年のテーマは、「新しいLeadership Ventureを企画する」というものでした。各人が事前に案を考え、全員が自分の案を1分間でプレゼンした後、チームとしての案をまとめ、面接官にプレゼンする、という内容です。
私のグループは、アメリカ人女性、韓国人男性、中国人男性等のグローバルなグループで、純ドメ日本人は私だけでした。東京での開催なので、日本人が同じグループに多くいるのが普通なのですが、私のグループ(最終回のスロット)は違いました。気づいた瞬間は終わったと思いましたが、このような中でプレゼンスを発揮できたのは、デバリエ氏とインタビュートレーニングを繰り返したおかげです。
デバリエ氏には、Team Based Discussionのトレーニングを組成していただきましたし、One-on-one Interviewに向けてのトレーニングも含めて、個別のインタビュートレーニングも計5時間やりました。せっかく掴んだチャンスだったので、できることは全てやって、Whartonのインタビューに臨みました。
なお、トレーニング前に用意した「新しいLeadership Venture」の案は、デバリエ氏から「Innovativeだ」と褒めていただいたのを覚えています。エッセイカウンセリングを始めてからその時まで、デバリエ氏からは一度も褒められたことはなかったので、自分の案に自信を持って、プレゼンができました。

ちなみに、インタビューに際しては、デバリエ氏から教わったテクニックは全て使いました。例えば、スーツ、シャツ、靴は、全て新調し、自分の気持ちを高めました。インタビュー前のトレーニング時に、デバリエ氏が私の靴を見て、「髪をとかせそうなくらい、鏡のようにピカピカだな」と冗談をおっしゃってくださったのが、強く心に残っています。おかげで、インタビュー本番前でも、自分の靴を見て、デバリエ氏の顔を思い出すことで、リラックスできました。



7.終わりに

MBA受験を終えて強く思うことは、諦めないで本当に良かった、ということです。今振り返っても、テストのスコアが悪く、自分でもよく受かったな、と思います。
TOEFLやGMATをずっと受験し続けていましたが、全く改善の兆しが見られず、本当に、もがき苦しんでいました。それでも、諦めずに、IELTSやGREにも手を広げながら、アプリケーション提出後も継続して受験しました。そして、運良くインタビューに呼んでもらった学校については、全て個別のインタビュートレーニングを入れ、できることは何でもしました。

MBA受験は、全員が一斉にヨーイドンでスタートするものではありませんし、戦い方も一つではありません。
もちろん、王道は、TOEFL、GMAT、そしてエッセイを一つ一つ、クリアしていくことだと思います。ただ、私は、全てを同時にこなさないといけない状況でした。

正直なところ、毎週のデバリエ氏とのカウンセリングは、準備がちゃんと出来ておらず、憂鬱になることもたくさんありました。
私は、今年のデバリエ氏の生徒の中で、一番出来が悪く、面倒をお掛けしたと思っております。カウンセリング中、何度も何度も、お叱りを受けました。
しかし、デバリエ氏のお言葉全てが、私自身の成長に繋がっていると信じています。

デバリエ氏との出会いは、自分の人生において、素晴らしい財産だと確信を持って言えます。Whartonに合格後、デバリエ氏と交わした力強い握手が、強く心に残っています。
インターフェイスのオフィスから、多くの志の高い諸先輩方が旅立ち、社会にインパクトを与えています。私も、デバリエ氏の門下生の一人として、偉大な諸先輩方に続けるよう、努力して参りたいと、決意を新たにしております。

最後になりますが、デバリエ氏をはじめ、小貫様、小林様には、大変お世話になりました。スケジュール調整等の事務的なことだけでなく、時折かけていただいた温かいお言葉に、どれだけ救われたかわかりません。インターフェイスの皆様のご協力がなければ、第一志望のビジネススクールへの合格はなかったと思います。本当にありがとうございました。

以上

大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA(ウォートンMBA) Class of 2019