Stanford MBA 合格体験記

留学先:スタンフォード (Stanford GSB MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.046






MBA受験は運と準備の産物です。頭の良し悪しはさほど問題ではないと思います。前者の”運”はどうしようもないので、ここでは後者の”準備”について、具体的には私がどのように受験の準備をしたのかを述べさせていただきます。



はじめに

受験は情報戦です。特に競争の激化しているMBAでは特にそうなのではないでしょうか。会社の中でMBA受験の方法が確立しているならともかく、私費で挑戦される方、MBA派遣の歴史の浅い会社から受験される方には予備校の利用をお勧めします。受験の方法が確立していないと、いつまでに、何を、どれだけやればいいのかが分からず、いたずらに焦ってしまいます。こうして集中力を欠いたエッセイは質の低いものとなり、一瞥でごみ箱行きとなることでしょう。



自己紹介

私は栃木県に本社を置く従業員150名の小さな建設会社から、会社派遣でMBA受験を始めました。我が社からは第二号のMBA派遣ではあるものの、第一号は 1993年Georgetown MBA取得だったので、彼のデータは古く、全く役に立ちませんでした(TOEFL 607点、GMAT 530点でジョージタウン、USC合格)。私は上智大学外国語学部を91年に卒業し、2年ほどの東南アジア放浪期間(建前上は公認会計士受験ということにしておいたが、ほとんど勉強はしなかった)を経て、上記のオーリスという会社に入社。平凡なサラリーマン生活を経て、現在に至る。これと言って凄い業績を残したわけでもなく、また独創的な仕事をしたわけでもありません。また大学時代、運動部の幽霊部員でしたが、これと言って突出したものはありませんでした。付け加えて、学校の成績はひどいものでした。 文系にもかかわらずGPAは2.95した。



インターフェイスとの出会い

インターネットで、インターフェイスのホームページを見つけ連絡しました。今思うと、本当にラッキーだったと思います。



GMAT対策

恥ずかしい話、インターフェイスに来るまでGMATがCATテストになっていると全く知りませんでした。さらに情けないことに、受付の小林さんに教えて頂くまでGMAT Official Guideの存在さえ知らず、ARCO社のGMATガイドを真面目に読み込んでいました(これはまったくの無駄でした)。さっそく八重洲ブックセンターで Official Guideを買い込み、Verbal、Quantitative共に最初の30問くらいに手を付け、CATを受験。初めてのGMATは490点。 Verbalスコアは19でした。身体に風穴を開けられた気分で飯田橋会場を後にしたのを覚えています。これで、独学では無理と思い、早速インターフェースのGMATコース(Verbal、Quantitative共に)を受講。他の予備校も検討しましたが、やたら点数だけにこだわっているような印象を受けたので、敬遠してしまいました。その点、インターフェイスは良心的だと思います。事実、私が始めてインターフェイスに来たとき、小林さんは、まず独学で勉強してみることを勧めてくれました。



インターフェイスGMATコース

Verbal対策

Sentence Correction (SC):
デバリエ氏のSCの授業は私にとってショッキングでした。まさにテクニックだけでSCの正解を見つけられる方法を次々に見せてくれたからです。もちろん全てではありませんが、多くのSC問題で全文を読む必要の無いことが分かり、読むスピードの極めて遅い私にはまさに打って付けのテクニックでした。SCはパターンです。しかもそのパターンも数種類しかありません。デバリエ氏の授業でパターンを覚え、後は過去問でそのパターンを確認すれば、ほとんど分からない問題は無くなるでしょう。

Reading Comprehension (RC):
RCは、多くの日本人受験者同様、苦手中の苦手でした。長い英文が画面にドバーっと出るとやる気が失せたものです。RCは難解な内容が多い上、私は読むスピードが極めて遅く、RCの出来はいつも目も当てられない状態でした。GMATコースではPassage のどこを飛ばし読みし、どこを重点的に読めばいいのかを丁寧に解説・指導してくれました。自力ではどうにもならなかった私は、素直に指導された通り、オフィシャルガイドで練習しました。知らない方は驚くと思いますが(私は驚きました)、RCでさえパターンがあるのです。この授業のおかげで、 Reading Speedが極めて遅い私でさえ、ある程度の自信がつきました。

Math対策

私は文系ということもありましたが、特に算数の嫌いな男であるためMathは苦手でした。おぼろげながら頭の中に残っていたのは中学3年生度の算数(ちなみに数学と呼べる程度のものは最初から頭に入っていません)の知識のみです。それでさえ、かなりいい加減でした。そんな私にはインターフェイスのMathコースはうってつけでした。算数全般を独力で復習しようとしていた私に、たった2ページの公式集でGMATのMathが突破できることを教えてくれたのです。おかげでわずか2週間という短期間でGMATのMathは点がとれるようになりました。算数の苦手な方は、インターフェイスのMathコースをお勧めします。この私でさえ、このコースのおかげで満点が取れるようになったのですから。

AWA対策

AWAは大の苦手でした。初めてのGMATでは AWAは2.5と惨敗。何と言っても何をどれくらい書けばいいのか全く分かりませんでした。2〜3行書くのでさえ頭を悩ましていたものです。いつも30分間、タイプ遊びで終わっていました。たまに書ききれても、意味のないことを羅列していただけで、点数はいつも2.5でした。そこでインターフェイスの AWA コースを受講。Dr.ストーン氏(元ETSのGrader)の授業で、AWAのパターンを習得。驚いたことに、AWAでさえもパターンがあるのです。このパターンさえ覚えていれば、機械的に書けてしまいます。AWAが低い方はインターフェイスのAWAコース受講をお勧めします。受講後、私は本番で4.0を下回ることが無くなりました。

結局、私はインターフェイスでGMATコース(Verbal, Math共に)を2回分、SCマラソン、CRマラソン、Mathマラソンを1回ずつ受講。さらにCAT模擬試験を3回受けました。よくマラソンコースだけ受講する方がいらっしゃいますが、GMATレギュラーコースを受講してからでないと、ポイントが良く見えないのではないかと思います。私はGMATレギュラーコースを受講後、マラソンコースを受けたので、よい演習になりました。インターフェイスのCAT模擬試験は本試験よりずっと難しいので、CAT模擬での点数が高ければ高いほど、本試験での点数が期待できると思います。私は3回のCAT模擬で、1回目2回目は570から580点、3回目でようやく610 点をマークしましたが、本試験では毎回650点以上でした。



エッセイ対策

私がGMATで680点を出したのは4回目の受験の5月でした。その後もGMAT対策を進めましたが点数が伸びなかったため、7月にエッセイカウンセリングを見切り発車させました。これが却って良かったようです。エッセイカウンセリングはGMATである程度の点数が出ている方(640〜650点以上)は早くスタートすべきです。今振り返ってみると、7月にエッセイカウンセリングを始めても遅かったくらいです。途中何度も5月のスコアが出た直後にはじめていればと後悔しました。というのは、エッセイカウンセリングは本題のエッセイを始める前に、レジュメ作成指導、推薦状作成指導、エッセイの骨子となるキャリアバックグラウンド、キャリアパス等、カウンセラーと作り上げなければなりません。この最初の段階で思った以上に時間がかかるため、8月後半や9月にエッセイカウンセリングを始めると各学校の1 ラウンド締め切り(10月後半から11月初旬)に間に合わないのです。かといって、レジュメの内容、推薦状の内容とエッセイの内容は当然結びついていなければならないので、レジュメ作成や推薦状作成指導を飛ばしてエッセイには取り掛かれません。

私の体験記を読んでいる方々で、既に640〜650点出ている方は、たとえ7月以前でもインターフェイスのエッセイカウンセリングを始めて下さい。十分な点数の出ていない方も8月初旬にはエッセイカウンセリングを始めなければ、年明けに泣くことになります。

エッセイ指導におけるインターフェイスのカウンセラーの実力ですが、これは私がここで繰り返すまでもないでしょう。MBA受験界で彼らの右に出るものはいません。他の予備校を大きく引き離して、ダントツの実力であることに異論の余地はないでしょう。

私の担当カウンセラーは、優しそうな顔つきとは対照的に、その合格請負人たる腕は超一流でした。なんと言っても、平凡なサラリーマンである私をスタンフォード、ウォートン、ミシガンに合格させたという実績が最も説得力あるのではないでしょうか。

彼のエッセイ指導は芸術です(それを見抜いた私もすごい人だと思いますが…)。エッセイの見栄え、文法、スペルを直すという一般の予備校にありがちな次元の低いものではありません。エッセイ全体が芸術作品のごとく、構想の段階から内容、レイアウトに至るまでひとつの作品として完結しています。また彼自身 MBAホルダーであり、また日本で巨大商社と仕事をしていたということから、日本の商慣行にも精通しています。ここが英語を取ったら「タダの外人」と大きく違うところでしょう。失礼な話ですが、最初なぜ彼がこの程度の仕事(実は大変な仕事ですが)をしているのか理解できませんでした(後で「私はこの仕事が好きなのだ」と言われて納得しましたが…)。

正直言いますと、エッセイカウンセリング初期の頃(レジュメ指導、推薦状作成指導の段階)、まだ彼の実力を見抜けず、かなり不安でした。職場が栃木にもかかわらず、わざわざ新幹線に乗って、カウンセリングの時はいつも「見張り」に来ていたものです。その頃頭をよぎった不安は「はたして高額なカウンセリング料を払うだけの仕事をしてくれるのだろうか??」「彼の言いなりになっていて、合格できるのだろうか??」等です。

余談ですが、エッセイカウンセリングを受ける方は誰でも最初このように感じるのではないでしょうか??逆にこのように感じるからこそ、自分が本当に信頼できるカウンセラーなのかどうかを見極めるためにも、エッセイカウンセリングは早く(7 月前)始めるべきなのです。万が一合わないと思ったときに、他のカウンセラーに変えるなり、予備校を変えるなり、自分で書くなり、いくらでも対策を打てるからです。これが8月後半に始めるともう手遅れです。まるまる1年待って、再チャレンジということにもなりかねません。

今改めて振り返ってみて、彼の指導なしでは私の今回の合格はなかったと思います。多分全滅していたではないでしょうか。エッセイを独りで書こうと思っている皆さん、手遅れになる前にインターフェイスの門を叩くことをお勧めします。



インタビュー・トレーニング

インタビューも苦手でした。普段英語を使わないということもありますが、それ以上にエッセイと同じ内容を簡潔に言えるかどうか自信がありませんでした。

私はインターフェイスのインタビュートレーニングを6回受講しました。私なりに準備をしたつもりでしたが、いざインタビュートレーニングの時になると、練習していたようには口から出てきません。またカウンセラーも毎回違う質問をしてくるので、準備していない内容になるとあっという間にちぐはぐになり、暗記してきたのがバレてしまいます。しかし回を重ねるごとに慣れてきて、どうにかカッコだけはつくようになりました。必ずしも完璧という状態にはなりませんでしたが、ある程度、臨機応変に対応できるようになりました。

最初のアドミッションインタビューはウォートンでした。時間はわずか 30分でしたが、異常に長く感じたのを覚えています。しかし内容は95%近く、インタビュートレーニングでやったものであり、いつも通りに落ち着いて答えることができました。インタビューの最後に、面接官から「今まで面接した日本人で、言っていることが全部分かったのはお前だけだ」と言われた程です。同じ要領で他の学校もこなしていきましたが、シカゴ、タックでは失敗してしまいました。シカゴではマンション市況と不動産市場の展望を聞かれ、全く答えられず玉砕。タックでは質問の玉が途中できれてしまい自滅してしまいました。私はそれなりに準備していったつもりですが、予期せぬ質問はあるものです。

学校によって違うかもしれませんが、一般にインタビューは最終テストの位置付けがされていると思います。周りを見渡すと、みなさんあまりインタビューの準備を入念にされていなかったような気がします。インタビューは暗誦テストではありません。何度もインターフェイスのインタビュートレーニングを受けて、手遅れになる前に直せるときに直し、万全の態勢で臨むことをお勧めします。



最後に

最初にも書きましたが、MBA受験は情報戦です。限られた時間内で、試験の点数を上げ、エッセイを仕上げ、インタビューに挑まねばなりません。これはよほどノウハウの蓄積された会社から派遣されるのでなければ、独学で仕上げるのは無理です。極わずかに優秀な方で独学で準備された方もいらっしゃることでしょう。しかし近年のMBA受験の異常な過熱、東南アジアからの受験生の増大による日本人枠の激減、日本人受験者の増大等考慮すると、平均的な受験者が、独学でトップ10校に合格するのは非常に難しいと思います。

私はインターフェイス以外利用しませんでした。正直に言って、最初インターフェイスのエッセイカウンセリング料金表をみて驚きました。しかし他の予備校に通った友人に聞いてみても、最終的に他の学校でも同じ程度の料金がかかっていること、インターフェイスで期待以上に質の高いカウンセリングを受けられたことを考えると、むしろ得をした気分です。逆に予備校費用を抑えて、不本意な結果に終わったのでは本末転倒なのではないでしょうか。

それから受験仲間が近くにいないとやはり寂しいものです。私は“留学情報ジャーナル”というホームページの掲示板とチャットセクションで、MBA受験仲間をつくりました。このネットワークでインタビューを先に受けた仲間からインタビューで訊かれた質問内容や、GMATのテクニックなど色々と情報を流してもらい、かなり助けられました。なんといっても精神的に仲間がいると心強いものです。皆さんも一度ご覧になることをお勧めします。アドレスは以下のとおりです。

http://village.infoweb.ne.jp/~stoshi/post.htm

皆さんの合格を心からお祈りして、ペンを下ろさせて頂きます。





大学院留学 合格体験記
Stanford GSBMBA(スタンフォードMBA) Class of 2001