Stanford MBA 合格体験記

留学先:スタンフォード (Stanford GSB MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.048






大学院留学に向けて
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受験準備中にインターフェイスの先輩方の合格体験記はこれまでも読んだことがありましたが、「合格してしまったものだから、受験ノウハウとは関係ないような内容ばかり呑気に書いているもんだ」との印象を持っていました。私の文章もそのような印象を与えるかもしれません。ただ、私はホントに苦労しましたので、少しは皆さんに共感していただけるのではないかと思います。イメージ醸成のために申し上げますと、私は職歴6年(1999年春時点)、国立大文系卒の男子、金融機関からの企業派遣、海外生活歴なし、妻子ありです。
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PROFILE
・留学先:Stanford
・合格先:Carnegie Mellon, Indiana, Manchester, Stanford, UCLA, Virginia
・不合格:Dartmouth, Harvard, LBS, MIT, Northwestern

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男性(金融機関)



GMAT

結構苦労しました。
このサイトをご覧の方でGMATの独学を考えておられる方については、今すぐ方針変更され、インターフェイスなどの予備校に通うことをお勧めします。私の GMAT初体験は1997年6月で、当時はまだペーパーテストでした。まだ漠然と留学をイメージしている段階で濫・Zには通っておらず、通勤途中に Official Guide(8th)を一通り解いていただけでしたが、590が取れました。しかしこの成功体験が結果的には仇となりました。

1998 年の4月に会社の留学候補生に正式に選出され、この時期から本格的な留学準備を始めたのですが、「前年の590を土台にして、少し予備校にでも通ってコツをつかめば630くらいは楽勝だろう」という結構ナメた状態でインターフェイスのゴールデンウィーク集中コースを受けてみました。

2 週間ほどしてGMAT−CATを受けてみるとなんと580に下がってしまいました。インターフェイスの授業は何だったのか、と正直恨みました。でも、今から考えてみると、「フィーリングでも590は取れる」という甘えが、テクニック吸収への集中力を削いでいたのでした。もがきながらも独学を続けましたが、 6月も、7月も600には至りません。ここら辺で「やはり独学は危険だ、素直に予備校の世話になろう」と思い直し、7月のGMAT通学コースに出ました。

テクニックのほとんどはゴールデンウィーク・コースと重複していましたので目新しさはなかったのですが、何よりも素直に授業を受け、くどいような解法手続きを何度も繰り返し、やっとテクニックが自分のものになり始めました。しかしまだ苦しみは続きます。8月は610。9月も 620。点の上がり方の遅さにもう一度くじけそ、になりましたが、600のフロアはクリアしたのでエッセイのカウンセリングを見切り発車。

そして10月奇跡の710。点数が表示された瞬間、画面の前で思わずポーズしてしまいました。ちなみに最終的な入学先Stanfordの合格者平均点は 711(1998年秋入学生)と聞いていますので、710はそれほど驚くべき数字ではありません。むしろ最近のインフレ傾向を勘案すれば、皆さんは「700を超えるまでは受け続ける」くらいの覚悟はしたほうが良いのかもしれません。12月のスコアさえよければ願書作成にはほとんど問題ありませんので、受け続けるほど報われるはずです。でも頭の冴えも点数に影響しますので睡眠時間を削ってまで勉強すべきではないのかもしれません(僕は平日1日4時間程度自習していたので睡眠時間を削ってしまいました。これも長期低迷の原因か?)



TOEFL

結構あっさり片付きました。
TOEFL はGMATにくらべ点数が上がりにくいと言われていますが、私の場合は逆でした。6月であっさり600を超え、8月には643まで行きました。私は海外生活経験がなく、苦労は覚悟していたのですが、結局予備校のお世話にはなりませんでした。ルクレアさんのアドバイスに従い、ETSの教材は3回くらい繰り返しましたけど。



出願校決定

治安のよさとイメージで決めました。
いいかげんだと言われそうですが、私のような志望校選びをする人は実は多いのではないかと思います。まず妻と子供がいますので治安が第一条件です。これでWharton, Chicago, Yale, Columbia, NYUは×。普通ですと、ここから先が専攻分野による判断になるのですが、会社派遣でしたので就職のことを考えなくても良く、しかも文系ですので、何を勉強しようが構わないという状況でした(実際、何を教授がしゃべるのか、大学毎にあまり差はないはず)。

そうなると(安全な地域に立地する)上位校、というのが自然な選択でしょう。上位校狙いというのはミーハーといえばミーハーですが、ほとんどの受験者がこのミーハー傾向を僅かながらも持っている結果、平均的に見て優秀な生徒が上位校に入学する傾向が出てきます。教授の質もさることながら、同級生の質も大切なファクターですので、私は上位校狙いは合理的だと考えています。

ということで、Northwestern, MIT, LBS, Cornell, Dartmouthをコア校とし、超難関校のHarvard, Stanfordも記念受験する、という当初方針を立てました(98年10月頃に同じ会社からの志望者間での重複出願を避けるため若干修正しましたが)。ただ、振り返るとコア校の結果は惨敗で、記念受験のStanfordにまぐれ合格でしたのですから、まさに「下手な鉄砲、数打ちゃ当る」です(ただし、数多く出願するためには早めに着手することが必要ですから、GMATを早くクリアすることが望ましいということになるわけです)。

Stanford については純粋に記念受験のつもりでしたので合格するまでbrochure等あまり読んでおらず、合格報告した上司に「StanfordってSan Franciscoの近くだっけ?」と聞かれ「Los Angelsの方が近いんじゃないんですか」とボケた受け答えをしたほどです。



エッセイ

人生振り返る良い機会。
エッセイカウンセラーがたくさん説明してくれると思うので、私はあまりここでは書きません。ただ、「正直に書きましょう」とは言えると思います。「なぜMBA か」という問いに対して、「海外で働きたいから海外のMBAが必要なんだ」、とは本当は書きたくありませんでした。私は海外勤務についてはニュートラルなのです。その点を粉飾して書いても、突き詰めていくといつか嘘をつくことになる、と頼エしていたからです。実際、エッセイに「MBA的」な味付けをしすぎた学校ほど不合格になったような気がします。また、エッセイ作成は人生を見つめ直す良い機会になると思います。MBA受験の最大の成果は実はこの点にあるのではないかと、今は思っています。



インタビュー

根拠なき強気。
自信はありませんでしたが、緊張もしませんでした。職業柄外国人と面談する機会が多く、心理的抵抗はありませんでした。ただ、慣れだけでSkillは不十分だったような気がします。LBSや Tuckの不合格がそれを如実に示していると思います。それでもインターフェイスのトレーニング(私は4回受けました)でかなりマシにはなったと思いますが。

有名校に推薦枠を持つ会社からの派遣の方でもない限り、MBA合格は実に大変というのが実感です。精神的にも肉体的にも金銭的にも。しかし、全てがそれなりに自分の糧になっているような気がします。そういった意味でこれまでの高校、大学受験、就職試験などに比べてやりがいのある試験だと思います。皆さんも頑張ってください。





大学院留学 合格体験記
Stanford GSBMBA(スタンフォードMBA) Class of 2001