Washington UW MBA 合格体験記

留学先:ワシントン大学 (Foster MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.476

University of Washington Foster school of business GEMBA
合格体験記 2016年6月入学

1.作成目的
合格体験記を記すことで、これから留学を目指す受験生の皆さんに対して有用な情報を残す。

2.出願及び合格校・・・1校のみ
・Univerisity of Washington Foster GEMBA(1st Round)※条件付き合格
※TOEFLスコアが最低要求点(92点)に達していない為、MBAクラスの前に3カ月間のIEP
(Intensive English Program)に参加し・修了することが入学要件

3.バックグランド
会社:輸送機器メーカー 開発者(12年:実験、設計、技術企画)、受験時年齢36歳、社費留学
学歴:国立理系大学院修了
GPA:大学 3.32、大学院 3.85
海外経験:フランス短期留学(1ヵ月)、海外旅行、海外出張のみ
TOEFL:83点(R23、L21、S19、W20)
GMAT:未受験(受験校で免除されたため)

4.受験検討校(志望順位毎に記載)・・・北米ミッドキャリア向けプログラムのみ選定
(1)MIT Sloan Fellows
(2)University of Washington(UW) Foster GEMBA
(3)Michigan ROSS GMBA
(4)USC Marshall IBEAR

5.留学背景・目的
きっかけは3年前に将来キャリアを考える社内選抜セミナーに参加した事です。
自分は新製品開発担当として楽しく・自由に仕事をしており業務に対する不満は全くありませんでした。しかし、セミナーにて自分の強みや弱みなどを棚卸し、将来のなりたい姿(5、10年後)を明確にした際に、現状キャリアの延長線上ではゴールに到達出来ないことに気付きました。エンジニアとしての成長曲線に変曲点を作る必要があったのです。
変曲点をもたらすキーワードは3点:技術経営(MOT)、リーダーシップ、グローバル対応能力
この能力を短期間で効率的に伸ばす手段として海外ビジネススクールでMBA取得を選択しました。

6.スケジュール
2013年 4月 社内選抜セミナー受講、社費留学制度に応募することを決断
2013年 6月 TOEFL 50点 ※同時期受験TOEIC 750点
2013年 8月 社費留学応募、不合格
2014年 8月 TOEFL 75点
2014年 9月 社費留学応募、不合格
2015年 8月 TOEFL 70点 ※同時期受験TOEIC 850点
2015年10月 社費留学応募、合格
インターフェイス殿との留学コンサルタント契約を締結
ルクレア氏とUW出願に向けて週3日のコンサルタント実施
2015年11月 UW GEMBA 1st Round出願
2015年12月 UW GEMBA条件付き合格
MIT出願に向けエッセイ作成、TOEFL勉強を継続
2016年 1月 TOEFL 83点
MIT Final Round 出願断念(TOEFLスコア未達)、UW留学決定

7.短期受験
社内選考合格後、2カ月間で受験を完了しました。
通常社内規定では、合格後に準備期間として1年強確保出来るのですが、私の場合は翌年入学が留学条件でした。理由は、私が36歳であり若くないので早く仕事に復帰して活躍してもらいたいとの意向が会社にありました。この条件をのむしか海外留学を実現する選択肢はありませんでしたので、ここから会社が留学コンサルタント契約しているインターフェイス殿との協業活動がスタートしました。

8.出願プロセス
(1)受験校選定・・・1週間(毎日のメール)
短期決戦でしたので、デバリエ氏とストラテジックコンサルティングコースを通じて自分の留学目標目的をメールで説明し、必要最低限な出願校を決めました。2カ月間ではGMAT勉強にさける時間がありませんでしたので、GMAT免除で出願できるUWとMIT 2校に受験校を絞りました。この時点でMichiganとUSCは出願校から残念ながら脱落。UWとMITの出願順序は合格する可能性が高く、また条件付き合格があるUWを先に受験し、その後MITを受験することに決定。

(2)UW出願書類準備・・・3週間(週3日2時間、合計18時間)
エッセイプレパレーションはルクレア氏が私の担当でしたので、デバリエ氏のコンサルティングと並行してエッセイ準備をルクレア氏とスカイプで実施しました。但し、より効率的に進められると感じたので、途中からは全ての業務をルクレア氏に一本化してもらいました。
出願書類の作成順序はレジメ・エッセイ・推薦書と進めました。自己流で作っていたレジメを短期間でルクレア氏に美しく修正してもらい、残りの多くの時間をエッセイ作成に当てました。エッセイでは既に社内セミナーの際に将来のキャリアパスはイメージ出来ていましたので、それをベースに自分なりの英語で記載しましたが、あまりにも当たり前の表現で、個性を感じないエッセイでしたのでルクレア氏の大修正が入りました。具体的には、自分のバックグランドはエンジニアの中で比較すると大きな特徴はないと考えていましたが、ビジネススクールに入学を希望する受験生の中ではエンジニアは決して多くなく、クラスに多様性をもたらす大きな強みであるということを教えてくれました。また、入社後だけでなく生まれ育った環境や学生時代の経験などもエッセイの中にスパイスとして加えてくれ最終的には自分でも驚くほど洗練されたエッセイになったと感心しております。そしてレジメ・エッセイ・推薦書がうまく調和して一つの作品として成立するために色々な調整を加えてくれました。多くの受験体験記にも記されていますが、エッセイ作成を通じて、より自分の目指すキャリアパスが明確にイメージすることが出来ましたので、この期間は正直一番苦しかったですが、後から振り返ってみると非常に濃密で有意義な時間を過ごせたと思います。推薦書は、基本的には私が作ったものをルクレア氏に添削してもらい、直属上司の加筆・修正を経たのちにサインしてもらい完成させました。

(3)スクール担当者とのメール添削・・・適時
ルクレア氏に現地担当者に送るメール文面も緊急でない限り毎回チェックしてもらいました。相手も人間ですので、選考書類と関係ないメール文面であっても不適切な表現や文法上間違った内容などは評価を下げる可能性があると判断したからです。出願要件で決められている内容も担当者と交渉することで提出書類の日程延期や条件緩和も可能となった事があったため、やはり担当者との良質なコミュニケーションは重要であったと感じています。

9.勉強
(1)TOEFL
海外留学を3年前に決断したときから勉強をスタートしました。私は地方で勤務しており、東京や大阪のように専門スクールが近くに無かったために、TOEFLに関する書籍を買い漁り、手探りで自己流勉強を始めました。なお、私の勉強方法は決して真似をしてはいけない失敗例であると思ってください。点数は確かに上がりましたが良い点数でもなく費用対効果を考えると非効率です。
★1年目
勉強開始1ヵ月後にTOEFL初回受験し、50点(R 13、L 11、S 15、W 11)でした。その後、しばらくは自己流で勉強していましたが点数が上がらず限界を感じ、授業料は高いですが講師の質では好評の某英会話スクールの門を叩きました。私専用カリキュラムを組んでもらい週末の駅前留学にて講師とマンツーマンレッスンを毎週2時間実施しました。1年間主にSpeakingとWritingを集中的に教えてもらい点数は75点まで上がりましたが、その後停滞しました。やはり講師自身もTOEFL受験経験がなかったので効果的な教え方が出来なかったのであったと思います。
★2年目
2回目の社内選考不合格を受けて、海外留学が不可能に思えてきましたので英会話スクールは解約し、TOEFL専用の勉強は中止しました。当然ですが1年間TOEFLのスコアは全く改善しませんでした。というか5点下がりました。但し、総合的な英語力向上は日常業務でも必要であったためWEB英会話に申し込み、毎日英語の勉強は継続しておりました。結果としてTOEICは事前勉強なしで受験したにも関わらず1年間で100点(750→850点)向上し、この点数UPが3年目の社内選考における合格のポイントとなりました。
★3年目
トライするのはリスクフリーなので、最後として挑んだ3年目の社内選考で合格を頂きました。但し、翌年留学が条件であり、実質2カ月間弱でTOEFL点数を10点以上向上させる必要があったため、TOEFL勉強におけるお気に入りテキストの著者であった新宿のLの先生に状況を説明し相談に乗っていただきました。週末や長期休暇に開催される新宿のLのセミナーに東京で参加し、適時メールでアドバイスを頂きながら集中して勉強することで、なんとか条件付き入学を認めてもらえる点数を確保することが出来ました。今振り返ってみると、やはり一流の専門家に早く相談して勉強の方向性を導いてもらうことが点数を効果的に上昇させる近道であったと思います。もし1年前にLの先生に相談していたら、第1志望であったMITにも出願できていたのではないかと後悔しております。
★反省点・・・勉強の量・質
毎月の目標勉強時間を設定し、実際に時間を管理しながら勉強しましたがスコアはあまり改善しませんでした。勉強の“量”ばかりに目が行き、「何をどのように勉強するか?」という“質”に気付くのが遅すぎました。自分の長所・短所を正しく認識し、その短所を克服するためには、どんな勉強方法が最適であるか思考することが大事であったと思います。

(2)GMAT
受験しませんでした。とても2カ月間では準備できないと判断しました。
UW GEMBAは社費留学では受験免除、MIT Sloan Fellowsも大学&大学院の成績証明書を担当者に送付したところ、高等数学を修了済と認定いただき受験免除。

10.平日と週末の過ごし方
(1)業務との両立(平日)
社費留学を決めたことにより業務量を減らすことはせず、従来と同じ仕事量をこなしていました。7時に家を出て、22時に帰宅する生活でした。業務量を減らさなかった理由は、設計リーダーとして重要なプロジェクトを任されていたので、そこから得られる知見も今後の私自身のキャリアで重要な意味を持つと考えました。勉強時間は、平日では仕事前1時間、帰宅後は仕事で疲れて勉強せずに寝てしまうことの方が多かったです。
反省点としては、週末だけでなく平日も継続して勉強時間を創出することが、目標スコアを達成する上での近道であると思いますので、TOEFLスクール(WEB)を活用したり、仕事を早く切り上げたりして平日の勉強時間確保に向けたルーティンを作ることが必要であったと考えています。

(2)育児・家事との両立(週末)
週末は土日ともに各6時間、合計12時間の勉強時間を確保していました。
妻に留学について相談し、勉強及び出願書類作成時間を創出するために全面的に協力してもらいました。幼稚園の子供が二人いましたので、子供と遊ぶ時間は削ることはせず、家事は全て免除してもらいました。子供たちを連れて公園などに行って一緒に遊ぶことで自分自身もリフレッシュすることが出来たのは良かったと思います。自分が遊べない時間は妻や義父、義母などが子供達と遊んでくれました。妻や家族の協力なくしては私自身の海外留学への取組みは成功していなかったと思います。海外留学を家族の目標に設定出来たことは、今回の留学受験における私の唯一の成功例であると考えています。

11.まとめ
私自身の留学受験は時間も長く掛かっており、また一時期の中断時期もあり決して順風満帆なものではありませんでした。しかし、最終的に目標とするビジネススクールに合格できたのは“自分自身の想いの強さ“であったと考えています。どれだけ自分の将来について自分自身で考え、考え抜いた結果としての目標に対して努力する。それにつきると思います。武道で「心・技・体」という言葉をよくききますが、「技・体」を支えるには「心」の部分がしっかりしていないとバランスが崩れてしまうと思います。

12.最後に
今回の受験を通じて、たった2カ月の準備期間で志望校合格を勝ち取れたのは、デバリエ氏、ルクレア氏、小貫さんをはじめとした海外留学受験において経験豊富なインターフェイス殿の全面的なバックアップがあったおかげです。この場をおかりして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
現在この体験記は授業開始を来週に控えた状況で執筆しています。既にゲストとして授業にも参加してきました。今までとは違った環境の中で学業はもちろんですが、異文化の中で自分自身が人間的にも大きく成長出来そうな可能性をひしひしと感じております。知らない世界は楽しいですね。

 

大学院留学 合格体験記
Washington UW FosterMBA(フォスターMBA) Class of 2017