UCLA MBA 合格体験記

留学先: カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (Anderson MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.343






留学先:UCLA Andersonを含め検討中

【はじめに】




家庭・仕事との両立に苦しみましたが、無事志望校に合格できた
のは、一重にInterfaceのデバリエさんを始めとするカウンセラー
及び日本人スタッフの皆様の暖かい支援のお陰です。
この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。


私の合格体験記が来年以降MBA受験を目指す皆様のご参考に
なれば幸いです。



【バックグラウンド】




職務経験:会計系コンサルティング会社3年、
財務アドバイザリー会社3.5 年

海外経験:大学4年次に米国University of Virginiaへ8ヶ月間の留学

GMAT: 710

TOEFL (PBT / iBT): 637 / 105

GPA:3.5 
私立大学経済学部
CFA, CPA



【Why MBA】




私は新卒で会計系コンサルティング会社に入社後、IT戦略の
立案や経営管理システムの国内外の導入プロジェクトに
約3年間従事しました。その後、コーポレートファイナンスの
経験・スキルを身につける為、現在の財務アドバイザリー会社に
転職し現在に至ります。


海外MBAを今目指す主な理由は、M&Aの低迷によって案件が
極端に少なくなったこと、3年半従事してきた証券分析や
企業評価の仕事にややマンネリ感を感じ始めたこと、そして
自分の専門分野である会計・ファイナンス以外の分野の
基本をしっかり身につけない限り、現在の仕事においても
クライアントに本当に説得力のあるサービスは提供できない
のではないかと感じたことなどが挙げられます。必要な関連
知識(ハードスキル)は書籍等を読めば得られますので、
ハードスキル修得を主要な目的にするのであれば海外MBAは
投資に見合わないと思いますが、ハードスキル以外にも
「グローバル」企業で成功するのに必須と考えられるソフト系の
基本スキル(英語というビジネス共通言語を介したネゴシ
エーション、プレゼン能力、タフなマインドセット、多様な価値観・
考え方を受け入れる受容性、プロジェクトマネジメントスキル、
リーダーシップスキルまたはチェンジマネジメント等)を海外
MBAにおいて修得することは現場の実務で身につけるよりも
はるかに効率的なのではないかと私は信じています(この点に
ついては多くの異論があると思います)。なぜなら学校というのは
先人が蓄積したナレッジを効率的に吸収できる場であり、
MBAというビジネス教育にも同様にあてはまるはずだと(浅い考え
かも知れませんが)思うからです。




勿論、MBAというかなり授業料が高い「学校」は、たとえどこに
いったとしても生徒にとって必要なナレッジ全てを教えられる
わけはなく、恐らく英語の勉強で例えれば基礎的な文法や
単語くらいしか教えることができないのかもしれません。
しかも今の時代のビジネスにおけるhotなナレッジというのは
数年で陳腐化するのが普通です(例えば日本で一時期
流行したERPという言葉は最近あまり聞きませんし、コーポレート
ガバナンスにおける株主至上主義というのもここ数年は話題に
なっていますがいずれ聞かなくなるのでしょう。また今の時価
会計の混乱が物語るように、磐石と思われたビジネス上の
フレームワークでさえ実は極めて流動的な性質のものだと思います)。
そう考えるとすぐに使えなくなるような膨大なビジネス知識
ばかりをMBAで吸収するよりも不変的な哲学や倫理をじっくりと
学ぶのが将来のビジネスリーダーとして有益なのではないかと
いう考え方には一理あると思います。今の経済危機の渦中に
いる主要なプレーヤーである金融産業のリーダーたちにはリーダー
シップの重要な要素である大局観や哲学や倫理といった部分が
もしかしたら欠如していたのかも知れません。リーマンブラザーズの
CEOはMBAでリーダーシップの本質を学ばずに卒業したのかも
しれません。そもそも真のリーダーシップなるものは学校で
教えられる類のものではないのかもしれません。




現代ビジネスにおける”management”というのはフレデリック・
テイラーを源流とするサイエンスではなくむしろ感覚的なアートに
よって語られるべき性質のものなのかもしれません。その意味で、
例えばアントレプレナーシップやリーダーシップというのはバーチャルな
ビジネス教育で教えること自体に限界があるのかもしれません。
1を100にするような方法論はサイエンスである程度カバーできても、
0を1にするのはいわばアートの領域なのかもしれません。




また、グローバル経済における「国際性」を培うのが主要な目的なら、
MBAが最善のオプションではないのかもしれません。




MBAに対してさまざまな批判がありますが、結局MBA教育で最も
重要なこととして残るのは、如何にして今の自分にとって必要な
ナレッジを貪欲に吸収し、将来のビジネスの現場で活かすのか
というhowの部分やメンタリティ、そして人とのネットワークになるのでは
ないかと私は信じています。特にこのhowは一方的に流れてくる
大量の情報を処理することから学ぶタイムマネジメントだけではなく、
他の多様な学生との協働やコンサルティングプロジェクトのような
実践教育を通じて磨かれるものだと思います。




以上のようなprosとconsをふまえ、私はMBAといういわば半アカデミック
かつ知的にchallengingな環境が自分の知的好奇心を満たしてくれる
という期待と、また世界中から集まってくるいろんな価値観・考え方を
持った学生とのインタラクションを通じて職業人として大きく成長できる
ことへの期待感、そして現状のまま仕事を続けることによって失う
であろう更なるキャリアデベロップメントの機会ロス等を総合的に勘案し、
MBA or not?に対する自分なりの答えを出しました。



【TOEFL】




iBTにおけるスピーキングセクションの独学は困難だと判断し、インター
フェースのスピーキングコースに参加しました。その他のセクションは
基本的に独学です(主な使用教材:Barron’s。ただ、あの分厚い本を
読み続ける気にはとてもならず、実はほとんど使っていません。。)
リスニング対策は通勤時間などを利用して集中的に興味の持てる
英語ニュース等を聞くようにしました。ライティング対策はテンプレートを
インターネットでダウンロードしたものを読む以外は特に何もしていません。
ただ、仕事で英文報告書を作成する際に意識して英語を書いていました。
また、TOEFLのリーディングはGMATのVerbalサブセクションである
Reading Comprehensionを多く練習し、速読できるようになれば問題ない
と思います。




効果的なTOEFL対策はまず単語をひたすら覚えること、そしてリスニングが
ある程度できるようになった段階でGMATのVerbal対策と並行するのが
効果的だと感じました。




私は当初iBTで110点を目指していたのですが、スピーキングの点が
目標点である25点をなかなか越えなかった為、インタビューで
スピーキング力をアピールしようと考えiBTの受験は3回目でストップしました。



【GMAT】




GMAT対策は予備校を使わず独学で済ませました。2008年の2月から
5月までの3ヶ月間テスト対策に集中し、運よく1回目で目標スコアが
出ました。AWAが4.0と合格平均以下のスコアだったので再度受験しようかと
迷いましたが、エッセイでカバーすることにしました。




Quantitative セクションについては、以下の教材を使用しました。



・Official Guide 10th (今は絶版。以前の会社の同期から入手)

・マスアカ(基本的な解法パターンの習得に有効)

・GMAC GMAT Paper Test (過去問2回分)

・Kaplan GMAT 800(比較的難易度の高い問題が多く有効)

・GMAT Club Tests(おすすめ)




Verbalセクションについては、以下の教材を使用しました。



・Official Guide 10th(今は絶版。以前の会社の同期から入手)

・GMAC GMAT Paper Test(過去問2回分)

・Kaplan GMAT 800(比較的難易度の高い問題が多く有効)

・The Princeton Review Verbal Workout for the GMAT(基礎力をつけるのに有効)




本試験前にPowerprepで3回練習しました。本番のスコアはPowerprepと
全く同じ点数が出ましたので、Powerprepで十分練習を積んでから
受験を申し込まれるのが良いかと思います。ただし、Powerprepを
やり過ぎると問題を憶えてしまいますので注意が必要です。




GMATで何点必要かはよく議論されるところだと思いますが、GMATは
やればやるほどスコアが伸びていくgameableな試験だと聞いています。
個人的には700点前後あれば大体どの学校も問題ないのではないかと
思います。日本人以外の優秀な受験者の中には750から780程度の
スコアを持っている人はゴロゴロいますし、GMATの高得点に必要以上に
こだわることは受験戦略上有効ではないと思います。ただ、受験者の
急増によってGMATの合格平均が上昇の一途を辿っているのは事実ですので、
最終的にはご自身のGPA等と相談して総合的に判断されるのが賢明かと思います。



【エッセイ】

私のカウンセラーはデバリエさんでした。デバリエさんとの毎週金曜日
夜8時からのセッションは、単なるMBA受験のエッセイカウンセリングに
とどまらず、私の中・長期的キャリア構築に関するアドバイスをも含むものでした。




私は8月第3週目の第一回目のカウンセリングの際に、最も重要なWhy MBA
についてPPTで入念に作成した資料をデバリエさんに見てもらいました。
いくつかの重要なフィードバックを頂いた後、早速次の週からエッセイ作業に
取り掛かりました。その後デバリエさんによるエッセイの手直し作業は
12月の中旬まで毎週淡々と進みましたので、時折本当にこれで大丈夫
なのだろうかと不安になることもありましたが、結果的に見ればほとんどの
学校からインタビューの招待をもらえましたので、さすがプロだと思いました。
また私はエッセイの添削よりも、むしろ彼と議論した今後の自分のキャリア
デベロップメント・キャリアゴールに関するアドバイスに特にバリューを感じました。




エッセイ作成に際しては、自分では想像もつかなかったアピールポイントを
デバリエさんにご指摘頂きました。デバリエさんの豊富な経験に裏打ちされた
これらのアドバイスは極めて有効であったと考えています。



【インタビュー】




インタビューはMBA受験における重要な差別化ポイントになると思います。
エッセイやテストスコアは「時間をかけて」磨き上げることができますが、
インタビューではアドリブが重要な要素になります。インタビューでは
運が大きく成否を左右する部分(面接官との相性等)もあると思いますが、
基本的なインタビュースキルは訓練を積んできちんと習得すべきだと思います。




私は10月のはじめにデバリエさん主催の第一回目のグループインタビュー
トレーニングに参加しました。このトレーニングではインタビューにおける
他の受講生の良い点・悪い点を学べますし、自分のインタビュースキルの
相対的なレベルが把握できますので効果的でした。また、グループ
トレーニングでお会いした他の受講生とのネットワークが構築できました
のでこれも貴重な財産です。

インタビューの招待を受けた計5校について、プライベートトレーニング
(全4回)をお願いしました。最初はあまり準備せずにトレーニングに
臨んだ為、大変厳しいフィードバックを受けてかなり凹みましたが、
回を重ねる毎にトレーナーのタフな質問にだんだんとうまく対応できる
ようになり、最終的には自信を持って本番に臨むことが出来ました。



【最後に】

昨年の金融危機を契機に今ビジネススクール(及びそのビジネス
モデル)は大きな転換点を迎えているように思われます。これは
今年入学するMBA学生としてある意味チャンスであると同時にリスク
でもあると感じています。結果がどうなるかは現時点では全く
不透明ですが、悔いの残らないように頑張りたいと思います。




忙しい仕事と2人の子供の子育てに追われながらMBA受験の準備を
するのは相当しんどかったです。とにかく自分の自由に使える時間が
制限される為、タイムマネジメントには大変苦労しました。去年の春、
子供を寝かしつけた後に夜遅く(朝早く?)までGMATのVerbal参考書を
読んで勉強していた自分の姿が懐かしく思えます。途中でMBA受験を
来年に伸ばそうと思ったことも何度もありましたが、最後まであきらめずに
頑張って良かったです。




特に妻からは多くのサポートをしてもらい、彼女の協力なくしては
このMBA受験は絶対にうまくいきませんでした。この場を借りて
家族やサポートして下さった全ての方々に感謝したいと思います。
有難うございました。





大学院留学 合格体験記
UC Los Angeles AndersonMBA(アンダーソンMBA) Class of 2011