USC IBEAR MBA 合格体験記

留学先:南カリフォルニア (Marshall IBEAR-International Business Education and Research MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
IBEAR MBA合格体験記 No.142






留学先: USC (Marshall) – IBEARを含めて検討中
学位: MBA
男性(28歳/メーカー/職歴6年)
TOEFL:280 (30, 27, 27) / TWE:5.0
GMAT:660 (V31, M49) / AWA:4.5


私費留学生である私は時間・金銭的負担を考え当初より1年間のMBAを第一義的に考えていました。結果的にはカウンセラーとも相談の上2年間のMBAにも出願しましたが、まずは目論見どおりUSCの1年コースより合格通知を受け取ることができました。皆様には意外に思われるかもしれませんが、私はこの結果で既に十分満足しております。3月末に残りの5 校の結果が出てきますが、仮に嬉しい悲鳴をあげることになった場合はクールな目で判断したいと思っています。約1年間の受験プロセスを通して様々な出来事や気づきがありましたが、ここではルクレア氏とのコラボレーションを中心に書いてみたいと思います。少しでも皆様の参考になれば幸いです。

私がインターフェイスの門を叩いたのは01年の6月20日でした。他の予備校で知り合った友人たちからインターフェイスかAMTが良いと聞いており、カウンセリングの時間を固定して確保できるという利点からインターフェイスに決めました。但し、実際にEssayカウンセリングを開始したのは9月18日でした。私はGMATの点数が600点前後でうろうろしていた為カウンセリングの開始時期が遅くなってしまいましたが、おそらく7月中に始めた方が受験に有利です。早い段階で点数を出してエッセイに取り掛かり、第一ラウンドに少なくとも3校は提出したいところです。私のようにのんびりしていると第一ラウンドに 1校も出せないことになってしまいます。今年は第一ラウンドが厳しかったようで必ずしも倍率上のベネフィットにはなっていないようですが、少なくとも第一ラウンドの結果を見て出願校を変えたり絞ったりできるメリットがあります。更に、第一ラウンドで所謂Safetyに1校出願しておくことをお奨めします。第一ラウンドに「勝負校」ばかりを並べた場合は、第二ラウンド以降に上から下まで(何を持って上・下というかは本人によります)まんべんなく出願しなければなりません。そうなると一つ一つの学校へ割り振るパワーが分散されてしまいます。締め切りに追われながら数多くの学校の願書を同時進行で進めると、エッセイが深堀できない上、普段考えられないようなミスを犯すケースもあります。私の親友で某中堅校の願書の一部に他の学校の名前を書いてしまった男がいます。これはたった一語で1年間の努力を無駄にしてしまう致命的なミスとなります。また、第三ラウンド以降は第一ラウンドに出せば Safetyと呼べた学校がSafetyでなくなってしまう可能性もあります。これらの理由から第一ラウンドに出願することの重要性を再度強調させていただきます。

私を担当してくれたのはルクレア氏という巷で定評のあるカウンセラーでした。彼の評判はさておき、カウンセリング開始当初はそのメソッドに色々と疑問を感じたものです。私の場合カウンセリングは仕事の関係で主にメイルでのやりとりになっていましたが、エッセイに関する彼のアドバイスは比較的短く、文章も表現が良くなっている程度としか感じられませんでした。私は過度な期待をしすぎていたようです。当初は自分が1時間程度で適当に書いたEssayが魔法にでもかけたように素晴らしいエッセイに変わるものと考えていました。結論から言うとそのようなマジックはありません。私の感覚では自分の書いたエッセイの質に比例してレバレッジされます。素材が良くないとカウンセラーもお手上げなのでしょう。その為「書き直し」ということがままあります。部分的な書き直しならいざ知らず、一度は全部一から書き直しであったことがあります。この時ばかりはルクレア氏も紳士的な対応をしてくれました。

誰もが必ず書かなければならない一番の基本エッセイである「Why MBA?」に対し、私は例によって3時間程度で「MBA取得して転職して37歳になったら独立してディスニ−ランドのようなテーマパークを創る」と書きました。彼はこのエッセイを「こんなひどいエッセイはみたことない。悪夢だ。」と痛烈な批判をしました。この体験記でこのように酷評を受けたというコメントは良く見かけると思いますが、私の場合は本当に最悪だったそうで、他のカウンセラーと一緒に溜息をついていたそうです。しかし、ルクレア氏は私のエッセイが悪かったにもかかわらず、「今回はあまり仕事ができなかったので手の空いているときに一時間の無料レッスンをする権利を君にあたえる」としました。なかなか良心的な対応だったので印象に残っています。(結局その権利は行使しませんでしたが。)

ルクレア氏には独特の美学があります。それは言葉すくなに物事を表現することです。例えばメイルで色々書いても返答がたったの1行であったりします。随分と無味乾燥な感じもしましたが、これはおそらく彼の美学なのでしょう。決して面倒くさがっている訳ではないと信じています。例えば、このようなやりとりがありました:
‘Are you sure that this is basically finished? Is this the Interface proven style? Or you maybe thinking that I won’t be able to get into UCLA?’と辛辣なコメントをつける私に彼は戒めるように ‘Don’t be sarcastic’ と一言。これが彼の美学なのです。この後、このエッセイは更にポリッシュされたことを付記しておきます。

全く問題ないと言われる方もいますが、私は時間の許す限りは五反田まで行ってカウンセリングを受けた方が良いと思っています。私はメイルでのカウンセリングと対面のカウンセリングの両方を経験し、後者の方にベネフィットと納得感を感じました。対面のカウンセリングがコンスタントに受けられるようになってから、エッセイが熟してきたことを割り引いても20%程度生産性があがったように思われます。ルクレア氏から細かい質問をされ、それにぱっと答えるというテンポの良い展開が可能になりました。メイルですと、一つの質問に一日使ってしまいますのである程度の妥協をしてしまうと思います。余談ですが、ルクレア氏はネパールに滞在していた経験があるらしく彼の黒板にはネパール語で何やら秘密の文字が書いてあります。「これは何だ?」と聞いたところネパール語でこの文字は君の名を指すのだと教えてもらいました。黒板に書かれていた私の名前と共に何が書かれていたのかはいまだに謎です。

結論めいたことを言って恐縮ですが、インターフェイスのリソースをいかに引き出せるかは結局自分にかかっています。カウンセラーもその人の熱意や頑張りを良く見ています。また、情報は溢れていますがうまく取捨選択して最後は自分の価値観で何事も判断されると良いと思います。最後になりましたが、皆様のご健康とますますのご活躍をお祈り申し上げます。





大学院留学 合格体験記
Southern California USC Marshall IBEAR MBA(マーシャルIBEAR MBA ) Class of 2004