INSEAD MBA 合格体験記
留学先:インシアード (INSEAD GEMBA)
大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.504

留学先:インシアード (INSEAD GEMBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.504

1. 出願結果
  出願校 INSEAD GEMBA(Round 4)、合格・進学校 INSEAD GEMBA

2. プロフィール
・年齢:34歳
・学歴:国立大文系
・職歴:総合商社 10年(育休を除くと、全体では8年強の職務経験です。)
・海外経験:会社の研修制度で一年、あとは出張と旅行程度
・費用:私費
・MBA取得を考え始めた経緯:主人の海外赴任(東南アジア)に伴い、子供を連れて帯同することを考え始め、滞在期間をどうにか有効に使えないものかと思案した結果、これまで漠然と憧れを抱いていた海外でのMBA取得に向けて動き出すことにした、というのが勉強を始めたきっかけです。

3. テスト結果等
・GPA: 3.2
・GMAT: 680 (V34, Q49)
・TOEFL: 100 (R 28, L 27, S 20, W 25)

4. 受験対策等
・時間の使い方:
仕事、子育て(途中から主人は単身で赴任開始)でかなりいっぱいいっぱいで、勉強時間の捻出にとても苦労しました。勉強に使える時間は平日・土日ともに早起きできた場合の早朝5:00~の一時間半程度(平日も仕事が残っていると朝方取り組む必要がありその日は勉強できず、また休日は子供の相手で勉強時間確保は無理)。テストを受けに行くのも、テスト日に実家の親に子供の面倒を見てもらうか、一時保育に預けて(熱が出たりすると預けられないのでヒヤヒヤしました)という状況でした。どのwebサイトを見ても、平日の継続的な勉強と、休日は一日中勉強が必須的なことが書いてあり、テストの結果が芳しくない度に、私には一生無理なんじゃと思うに至っていました。また周りに迷惑をかけて受験していたので、早くいい点数取りたい、、、でも取れないという申し訳ない思いばかりが募っていました。上記の通りの状況なので予備校に通学することは選択肢には入らず、ひたすら独学を続けました。結果的には、どうにか引っかかる点は取れたと思うので、今忙しくて時間が取れない方も、時間は掛かるかもしれませんが諦めずに地道に取り組むのが重要と思います。

・TOEFL(勉強期間:約一年):
Top校を狙えるように、まずは目標を105点に据え勉強を始め、できるだけ二週間に一度テストを受け続けるということにしました。が、初回受験で78点、そしていくら独学を続けても点数が上がってきませんでした。半年近く頑張っても80点台をうろうろ。勉強時間が足りないのはさておき、根本的に解き方・勉強の仕方が間違っているのではと思い始め(早く気づけよという感じですが)、インターネット上で評判の良かったWeb TOEFLのオンラインコース(Listening, Reading, Writing)を受講することにしました。
<Listening・Reading>
Web TOEFLのオンラインコースを通勤時間(歩いていても電車に乗っていても)毎日見て、聞いて、テキストをこなし、、、と続けていると、急にListening→Readingの順に点数が上がってきました。ListeningはTEDなどをよく聞いていたので、これまで得意なはずと勝手に思い込み特段勉強をしていなかったのですが、テスト時間中に集中力が途切れる等の問題点があり、まずは長い英文を聞き流すよりも短い英文を一言一句漏らさずに聞けるようになるまで繰り返し聞くという方法に変えました。これはとても効果的で、聞けるようになってくると長文を聞いている途中で集中が切れぼーっと聞いてしまうということがなくなりました。受講が終わってからは、特にReadingに関して、時間との闘いと認識したので、Official GuideとOfficial TOEFL iBT Tests Volume 1&2を使用して、PC上で一日Reading長文一つ、Listeningのセクション一つ解き、Listeningはスクリプトを見つつ聞こえない単語がなくなるまで音声を聞くようにしました。
<Writing>
Integrated Writing:
上記の通り、Listening力を鍛えると同時に、伸びてきた感があります。タイピングの時間がないので、聞こえた情報を元に自分で予め決めたテンプレートを使って、手を止めることなく、時間一杯書き続けるということをしていました。
Independent Writing:
苦手でしたので、特にアドバイスできるような立場ではないのですが、、、自らの主張の理由を書くbody paragraphに於いてexampleを書くというのに苦労しました。exampleを考えるのにまずは時間をかけ過ぎてしまい、英語でそのexampleの状況を説明することに終始していました。今考えると「で、この例とあなたの主張との関連性は?」と聞き返されてしまうような一方的な英文を書いていたように思います。これに気づいてからはexampleを考えすぎるのをやめ、exampleが思いつかないものは抽象的でも自分の考えを時間いっぱいまで書くということをしました。文字数にだけ比例しているとは思いませんが、文字数が多く書けた回はやはり点数は良かったように思います。抽象的な理由を並べる場合、根拠二つでは文字数が稼げないので、三つの根拠を書くようにしていました。また、Official guideの目標とするスコアの回答例を読み(参考にできる言い回しもついでに覚える)、どんな内容を書けば得点が取れるのかということを参考にするようにしていました。
<Speaking>
御覧の通り、全く点数が上がらなかったので、何も言えませんが、文法が間違っていても、言い間違いがあっても、話し続けるというのが重要なのだと思います。あとは時間を見つけては常にぶつぶつと声に出しながら練習を続けるということでしょうか。オンラインのレアジョブなどでの練習もしてみましたが、時間が確保できず続けられませんでした、が継続すれば効果はあったのかなと思います。
<試験会場>
皆さん書かれていますが、試験会場はかなり得点に影響すると思います。運にもよりますが、初めて受けるような人が多い会場で他受験生の行動が気になる、換気扇・扇風機の動き、電車の音で注意力が削がれる、PCのマイクの性能が悪く音量調節のところでなかなかsuccessにならず焦る等、何度も受けていたので色々な経験をしました。かなり早めから試験会場は埋まってしまうので、集中できる会場を見つけ早めに予約、メンタル面のプレッシャーを最小限にして、試験に取り組むことが重要と思います。

・GMAT((本腰を入れた)勉強期間:約半年)
受験勉強を始めてかなり初期の頃、勉強なしで二回受験する(勉強なしで受験しても何とかなるだろうと思い)という暴挙にでました。回数制限があるこのテストで、なぜ、、、と今となっては自分に呆れてしまうのですが、無知とは怖いものです。TOEFLと違って練習などで受けてはいけないテストです。TOEFLについては105点が目標でしたが、100点を獲得した後、TOEFLに凡そ見切りをつけ、GMAT勉強を一年ぶりに再開。エッセイも気になっていたので、Interfaceの小貫さんに藁にもすがる思いで相談に伺い、Interfaceのサービス、エッセイの作成プロセス等に加えて、GMATはPrepと同等の点数しかでないとのアドバイスを頂き、次回はPrepで点数が出るようになってから、試験を受けに行くと決意。official guide 三冊を紙、オンラインで時間を測りながら解きつつ、Prep、Exam Pack 1 & 2を一週間に一回解いて(一日の勉強時間が限られているので、4時間連続ではなく、細切れでしたが)現状の実力・苦手とする問題タイプのチェックをしました。
<Quantitative>
超高得点は取れませんでしたが、苦手意識はそれほどなかったので、日本語なら解けそうなのに英語が分からないので解けないという悔しい事態を避けるため、数学の英単語だけは覚え、時間感覚を忘れないため、(Verbalに時間をかけがちだったのですが、)Prepでの練習を週一回は欠かさずに、どうしても分からない問題は諦めて次へという風に解いていくという対策を続けました。また、ベン図や組み合わせ、倍数・約数・素数・少数など覚えているようで忘れているルールについてもネットで中学受験用のページを検索して読んだりしていました。
<Verbal>
Sentence Correction, Critical Reasoning については苦手と認識していたので、Manhattan Prepのテキストを購入し別途勉強しました。受験対策本としてはもちろんのこと、純粋に英語の勉強として「へぇー」という箇所がいくつもあり、この本を使って勉強してよかったです。Reading Comprehensionもしばらく読んでいないと読むスピードが遅くなる感覚があったので、毎日触れるようにはしていました。Prepではやはり最後のランダムクリックが多いほど点数が悪かったので、分からずに飛ばす問題も含めて時間内に全部終わらせることを目標に、25分×3回ではなく、(厳密ではありませんが)12.5分×6回と細かく時間を区切って、それぞれで時間内に決めた問題数を終わらせることができるよう、時間をメモしつつ進めていきました。
<全体>
最終的にはPrepで安定して680点が出る前に時間切れとなり最後の受験をしましたが、上記の対策もさることながら、体の疲れが取れた状態で受験したことが点数の向上に大きく影響したように思います。しばらくの間、実家の親に家事・子育てを助けてもらい、睡眠をよくとりしっかり生活リズムを整えてから、子供たちは親が見てくれているという安心感の元、受験しに行ったことが、受験中の集中力を最も高めてくれたのだと思います。
予備校には通えませんでしたが、アゴスの中山先生のブログに載っていた生徒さんのGMAT受験体験談は勉強方法等参考にさせて頂いておりました。

・エッセイ(準備期間:二か月弱)
頑張れば二か月で何とかなるという言葉を信じていたのですが、GMATの点数がなかなか取れずに、deadlineまで二か月を切ってしまう、、、という状況に陥ってしまい、結局GMATの勉強をしながら、エッセイの準備を開始せざるを得なくなりました。ルクレア先生に担当して頂き、レジュメを作成した後、TOEFL/GMATの点数と私のprivateな状況に鑑みた志望校の絞り込みまで相談に乗っていただき、目標としていたINSEADのエッセイの課題(Why MBA, Why INSEAD, Strength & Weakness etc.)に取り組み始めました。TOEFLのWritingの得点から見てもお分かりになるかと思いますが、Writingの実力が低く、やはり幼稚な英文しか書けませんでしたが、それを見事に、知的な大人の言い回しに変えて頂き、また、強弱のつけ方(私が重要と思って長々と書いている箇所もAdmissionから見たらあまり意味のない情報である等)も丁寧に指摘頂き、短い準備期間ではありましたが、納得いくエッセイに仕上がりました。エッセイ作成期間は、これまでの職務経験を振り返り、自分の強み・弱みを再認識し、MBA後の自分にも思いを馳せることのできるとても貴重な時間となったと思います。

・インタビューレッスン(準備期間:二週間)
最終締め切りでapplyしたので、すぐにインタビュー招待の連絡がありました。あまりにspeaking力が不足していたので、インタビューが本当に受けられることが分かった途端、急に緊張がmaxになりました。ルクレア先生に何度か時間を頂き、話し方から、話題、、Interviewerにすべき質問の内容の是非まで重要なアドバイスをいくつも頂きました。また、大げさですが、今後の人生の糧ともなる数々の示唆に富む指摘・叱咤激励(子供を持つ女性としての目指すキャリア像の中で、MBAを取得することの意味等々)も頂きました。お陰様で、落ち着いて、笑顔でInterviewに臨むことができ、拙い英語ながらも、私のキャラクターをInterviewerには分かっていただけたと思います。

・志望校選択について:
INSEADの中でもGEMBAというあまりない選択をしていますので、そのことについて少し書かせて頂きます。INSEADのGEMBA(Global Executive MBA)はその名の通りExecutive向けのパートタイムのMBAコースです。一か月に一回、一週間程度、14~17か月に亘って、シンガポール、フォーンテーヌブロー、アブダビなどのキャンパスに通います。平均年齢は37歳と高めで、職務経験年数も平均13年と長め。通常は働きながら、会社の許可をもらって通います。学費はfull timeのMBAよりも高めです。INSEAD以外にもパートタイムのExecutiveコースは多数あり、アジアの学校とヨーロッパの学校のjointプログラムというのもかなりの数存在します。Executiveコースのみのランキングも存在し、学校によって、年齢層、出席者数、スケジュールも多様で、魅力的なコースが多くあると感じています。
私は上記の通り、特殊(?)な状況でMBA留学を志しており、東南アジアで、子育てもしつつ、一方で巨額をつぎ込むのであればできるだけchallengingな学校に行きたいという最初からかなり絞られた選択肢で学校選択をしました。その中で圧倒的な存在感だったのがINSEADで、初めはfull timeの通常のMBAにapplyすべく準備をしていました。一方、既に年齢は34歳で、職務経験も(二人の子供の育休期間を入れれば)10年に達しており、(最終的にはGMAT目標最低点がどうにか出ましたが、ルクレア先生にご相談を開始した際には640点と低かったので)GMATの代わりにINSEAD独自のアセスメントのテストを受けることができる、Executive向けのpart timeのMBAも検討してみてはどうかというアドバイスを頂きました。ルクレア先生とお話する前は「Executive」という名前から見ても、かなり年齢層高めの方用のadvancedクラスという認識であったのですが、調べていくと、意外と私のような経歴の方も通っているのだということに気づきました。また、INSEADのマーケティングの方ともお話したのですが、私の年齢、簡単に説明した職務経験からするとやはりfull timeのMBA、part timeのGEMBAどちらにも引っかかる(どちらからしても王道ではないが、枠の外ではない)経歴であるらしく、まずはどちらか希望の方にapplyし、精査の結果もう一方が合っているとINSEAD側で判断すればその上で再度もう一方にapplyすべきとアドバイスをくれると言われました。最終的には、自分でマネージできる融通の利くスケジュール、また、子育てしながら、何とかやりくりできたという複数のalumniの方の経験談に後押しされ、GEMBAにapplyしそのまま合格となりました。

5. 最後に
これまですべて独学で勉強を進めてきており、心細さでいっぱいな中、子持ち海外MBA・受験校は一校のみという無謀なプラン応援してくれ、親身になって相談に乗って下さった小貫さん、ルクレア先生の存在は私にとってとても大きなものでした。ルクレアさんから、すべてのセッションを終えた後にも拘わらず何かあったらいつでも言ってくれ!というメールを頂いたとき、小貫さんから合格を祝うメールを頂いたときは、本気で泣きそうになりました。会社に入りたての頃、先輩からMBAの話を聞き、うっすらと芽生えた憧れから10年。勉強を細々と続けていく中で、こんな勉強量で本当にビジネススクールなど行けるのだろうかと思うことは何百回とありましたが、Interfaceに相談してから全てがすごいスピードで回りだし、最終的に合格通知をもらうことが出来ました。最終締め切りで受験したため、今は入学の為の手続きに追われていますが、じわじわ来る喜びと共に準備を進められていることにとても幸せを感じています。この機会を大事に、MBA後のジャンプアップを目指して、引き続き地道に頑張りたいと思います!ルクレア先生、小貫さん、他スタッフの皆さん、誠に有難うございました!私の無謀なプラン実行の過程がどなたかの参考になりますように!

 

大学院留学 合格体験記
INSEAD MBA(インシアード GEMBA) Class of 2018