大学院出願準備記（出願エッセイ、インタビュー対策など）
MBA合格体験記 No.403

(1) 出願結果
合格校： MIT、Ross

(2) Profile
職務： 総合商社
大学： 私立大学文系学部卒
海外経験： 西欧（非英語圏） 2年間
GMAT： 720 （V:40、M:49）
TOEFL： 104 （R:29、L:24、S:22、W:29）
GPA： 3.0

(3) プロセス
(a) GMAT
Top校のApplicantsとの勝負では、GMATは皆ハイスコアなので高いスコアを持っていても他者と差別化は出来ませんが、逆にスコアが低いとWeak pointとして際立ってしまい、書類選考落ちとなる要因になります。今年のTop校の合格者はほぼ例外なく皆ハイスコアであったことからも、そう言ってよいと思います。

Math: 私立大学文系出身であった為、高校2年から全く数学に触れておらず、Mathで点数を取るのには苦労しました。人目を忍んで中高生向け数学テキストを買い漁り、子供向けの百マス計算をひたすら毎日解きまくり、、、と今振り返ってもそれは涙ぐましい努力を行い、結果、ようやく人並みのスコアを取るに至りました。高校の時に数学をしっかりやってこなかったために貴重な時間を失うことになりましたが、同じようなProfileの方は是非早めに受験勉強を開始すること、特にMathは短期集中で可能な限り早く終わらせることをお勧めします。

Verbal: Mathに足をひっぱられていた為、あまり対策に時間は避けませんでしたが、幸いMath対策のLoadに比べて結果が出るまでそれほど時間は掛りませんでした。SC以外は独学で最終的に40点まで上げましたが、試験中はまだまだ余裕あり、もっと取れたと思います。帰国子女ではないのにここまでVerbalを得点源と出来たポイントは、単語力を増やしたこと、難しい英文に毎日触れていたこと、SCをちゃんとした先生に習いそれを自分の物として身に付けられたこと、だと思います。Verbalでは仕組みがわからないと解けないSCを除いて、RC、CRは自分自身の毎日の努力で実力を伸ばせますので、独学で全く支障ないと考えます。

(b) TOEFL
GMATと違い、非英語圏のApplicantsしか受験しない試験ですので重要度は高くないと判断、深追いせずに早々に受験を止めました。が、後々他のTop校合格者を見てみれば、もう少し点数を上げておいても良かったかな、とも考えております。

(c) エッセイ
GMATで点が取れれば次はエッセイですが、私は希望通りにデバリエさんにお願いさせて戴くことが出来ました。デバリエさんは職務経験が豊富で且つ非常に頭の良い方で、クライアントとして学ぶものが多かったです。ただ代筆などは一切してくれず、仕事が忙しくてエッセイが書けない時など、高いカウンセリングﾞ料を何度もドブに捨ててしまうことになりましたが、こちらが確り準備をして臨めば、質の高いアドバイスが返ってきて、そのなかには心から感動させられるものも多かったです。

最近はインターフェイス以外にもたくさんのカウンセラーの方がおり、私も参考に他のApplicantsの方のエッセイを見せてもらったりしたこともありますが、ちょっとどうかと思うレベルのものもあり（私がカウンセラーであってもクライアントにこんなものは書かせないと思ったレベル）、全てを見たわけではありませんが、自分の経験、諸先輩のｺﾒﾝﾄを鑑みても、私はデバリエさんが100%お勧めです。でも、かなり値が張ってしまうのも事実ではあります。

(d) インタビュー
デバリエさんの個人レッスンを何度も受講し準備しました。英語圏での生活経験の無いため、当初なかなかうまく行かず、デバリエさんからの容赦ない叱咤に何度も心が折れそうにもなりましたが、「彼は私を受からせるために嫌な役回りを演じているのだ」と言い聞かせ、必死に食らい付きました。数回こなすうちに自分でも驚くほど上手くなっていき、おかげで本番でもスムースに自分を表現することが出来たと思います。

(e) その他所感
近年MBA受験がどんどん難しくなっており、数年の準備期間を経て最終的にMBA取得を諦めてしまわれる方も多いようです。一方で、一校しか受からなかったものの、その一校がTop校、というような方もおり、ポイントはとにかく諦めないことだと思います。受験を止めれば合格することは有りませんが、諦めない限り可能性はゼロにはなりません。MBAがご自身のCareer Goalの達成に必要なのであれば、是非継続して頑張られればよいかと思います。皆様の成功を心より祈っております。

以上

大学院留学　合格体験記
MIT SloanMBA（MITスローンMBA) Class of 2013