Cambridge MBA 合格体験記

留学先:ケンブリッジ (Cambridge Judge MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.340






合格:IE, Cambridge(進学), ESADE, HULT

欧米大学院留学は長年の夢でしたが、英語が苦手で過ごしてきた人生で、その実現が一年前にはイメージし難かったのが本音です。それでも覚悟を決め、スケジュールを定めて、適宜に割り切りながら、助けと幸運にも恵まれて何とか一年制上位校合格まで辿り着けて
ホッとしています。もちろん留学先での格闘がより本格化しますが、ここでは合格迄について、特に、英語に苦手意識のある方や、
欧州MBA志望の方のご参考になればという想いで記します。

1.プロフィール

職務経験:メーカ勤務8年(社費留学予定)
海外経験:英国一カ月(2001年)
スコア:TOEFL 94点、GMAT 620点、
GPA:3.4(東工大工学部)/3.7(東工大理工学研究科修士課程)

2.受験スケジュール

2008年01月頭:MBA受験の流れの把握、予備校や参考書選び、スケジュール作成
2008年01月中:エッセイのネタ出し(一次) →以降、時折見直し
2008年01月末:TOEFL準備開始
2008年03月中:TOEFL受験1回目(80点)
2008年04月末:TOEFL受験2回目(89点)
2008年06月末:TOEFL受験5回目(94点)→これ以降11回(計16回)TOEFL受験するも1点も伸びず
2008年07月中:GMAT受験1回目 (530点)
2008年08月中:GMAT受験2回目(590点)
2008年08月末:インタフェースでエッセイカウンセリングコース開始→エッセイで勝負だから早めにと決めていたためスコアが揃う前に開始
2008年08月末:レジュメ(CV) 完成
2008年09月頭:エッセイの典型テーマのストーリ整理、出願候補を7校程度に絞り込み
2008年10月中:HULT用エッセイ完成
2008年11月中:ESADE用エッセイ完成
2008年11月末:GMAT受験4回目(620点)→TOEFLで苦戦していたためGMATは600点越えで見切り
2008年11月末:TOEFL受験10回目(92点)→CambridgeとESADEの出願を遅らせる決断
2008年12月初:HULT出願
2008年12月初:Cambridge用エッセイ中断
2008年12月末:Stanford用エッセイ完成
2009年01月頭:Stanford出願
2009年01月中:HULT電話インタビュー、その一週間後に合格通知
2009年01月中:ESADE出願→TOEFLが100点未満だがチャレンジすると決断
2009年01月中:IE用エッセイ完成
2009年01月末:IE出願
2009年01月末:ESADE電話インタビュー、その一週間後に合格通知
2009年01月末:Cambridge用エッセイ完成(エッセイカウンセリングコース終了)
2009年02月中:Cambridge出願
2009年02月中:IE現地インタビュー、その一週間後に合格通知
2009年02月末:TOEFL受験16回目(86点)→TOEFL受験を嫌になりながらも継続してきたがさすがに断念
2009年03月中:Cambridge現地インタビュー、その一週間後に合格通知

3.TOEFLとGMAT

TOEFLのスコアは私の弱みであり続けました。TOEFL対策を年明けから開始したのですが、私の英語力(当時TOEIC 850点程度)にしては遅かったことはもちろん一つの要因です。しかし、それ以上の反省があるように思っています。当初は単語から始めて基礎を固めたことが効いたのか順調にスコアが伸びましたが、途中で伸び止まった理由は、学校の要求点を超える前にGMATやエッセイにシフトして、TOEFLの演習が疎かになったためだと思います。GMATやエッセイ作成の過程でTOEFLも伸びる方もいるそうで、私もそれに過剰に期待して演習から逃げたのだと思います。そんな状態でTOEFLの受験回数を積み重ねても私の場合はコストの無駄でした。開始
時期は早い方がベターですが、遅れた場合であっても、TOEFLに逃げ道はないと腹を括って、たとえ片手間な時期でも演習とその復習をする時間をきっちりと割り当てるべきだったと反省しています。

GMATについては、エッセイ等との相乗効果は当初から期待していなかったので、GMATで点数を上げるための学習と割り切っていました。一般的にはMathとSCとを得点源にと言われているようなのですが、私の場合にはMathとCRの感触が良かったのでここの強化のために、iKnow等での単語学習と、公式問題集で間違えた理由を納得するまで予備校等で聞いて考えたことが効いたと思います。SCもパターン化して練習すればもう少し伸びる感触はありました。ただし、私の場合には社費留学のため2009年進学と期限が切られていたこともあり、特にGMATは早々に見切って、エッセイに注力していたことが最終的に合格に奏功しました。

4.エッセイ

最重要と聞いていたので当初から最重視しました。良かった点は、

・仕事やプライベートで日頃から積極姿勢である
・MBAの受験生としてはレアな職歴であり、十分な実績である
・ということをエッセイで示せるように時間と費用を割り振ったこと

だと思います。

エッセイを書く前に、ストーリの構築とネタのリスト作りが必要ですが、これに留まらず、実際にそのネタを使ってWhy MBAやStrengthのストーリを語って質疑応答するところまでもが重要と思います。多少は行ってからエッセイを書き始めたのですが、書いてみるとエッセイが浅薄に見え、浅薄でないようにすると複雑化して意味不明になり、カウンセラーの修正を経て完成したかに見えたエッセイも自身や他人と議論すると過不足に思い当たり、後日に修正を入れてカウンセラーに語数制限と格闘させた、というのが現実でした。エッセイについて心から納得するまで推敲/議論することをお勧めします。

ストーリの明確化はもちろん、その後のインタビューの練習にもなり、何より自信になります。英語でカウンセラー相手に議論するのが一番良いのでしょうが、日本語で上司や同僚と議論することでも大変助けになりました。特に欧州MBAは、エッセイに書くべきテーマが多めのよう(IEだと300語程度書くセクションが15テーマ程)なので、ストーリに合うネタを多数用意する必要があります。

ネタとストーリの見せ方では、やはりインタフェースのカウンセラーに大いに助けられました。分かり易さや文書表現の工夫はもちろんのこと、たとえば、リーダシップの在り方のテーマで、カウンセラーとの会話で思い出した家族のお気に入りの詩をネタとして引用するというアイデア等も頂けました。

5.インタビュー

インタビュー対策専用にはあまり時間をかけられませんでしたが、
上記のように、エッセイを作る過程で一体に準備をしていたといえます。
インタビュー専用の準備としては、

・数分で自己紹介する原稿(私の場合は職歴とWhy MBAの要約)
・想定10〜20問に対し各1分程度で回答する原稿
・電話インタビューの場合にはA4一枚程度のキーワード集
(特に学校毎に特殊な事項:教授名やコース名等があれば)
・インタビュアーへの質問(各校数問)
(合格通知がもらえるスケジュールや合格した後のことを聞くと良いと思います)
・上記を基に、電話で英語でのインタビュー練習数回

原稿は頭の整理用で、電話で読み上げる用ではありません(電話であっても捲る音をたてればもちろん、読み上げるだけでも声の調子で相手に分かってしまうそうです)。原稿を覚えることはある程度必要ですが、私の場合には、スピーチを丸暗記してそつなく話す練習というより、インタビューでの会話をイメージトレーニングして頭に入れていきました。

特に欧州MBAは米国MBAよりも、その場で考えての対応が求められるようです。米国MBAを受験した他の方々から聞いたところではエッセイの内容を中心にいわゆる典型的な質疑が多いようなのですが、私が受けた欧州の三校では「エッセイの内容は読んで分かった、それ以上のことが聞きたい」と言われ又はそういう雰囲気で、「こういう場合に君ならどうする?」、「君の会社の今後は?」、といった私の分析を問う質疑が多かったと感じます。相手も正解を聞いているわけではなく考え方を聞いているので、エッセイと同様に、一文回答だけでなく、理由と根拠(自身の経験や知識等)を添えて、できれば最後に自分のWhy MBAに帰結できれば御の字
なのだと思います。

英語に苦手意識のある方は特にですが、対面インタビューがベターです。私の場合には欧州出張の機会があったので、そこでインタビューを設定してもらうように何度もお願いしていました(社費留学だったので、そのお願いに対する先方の受けも悪くなかったのかもしれません)。また、電話インタビューの場合、練習を電話で数回は行っておくことに加え、事前に日本での説明会等でインタビュアーと会話していただけでも、電話先が想像できたので助かりました。

末筆ですが、複数校に合格できたのも、担当していただいたカウンセラーの先生 、小粥様をはじめとするインタフェースの方々のサポートあってのおかげです。ありがとうございました。





大学院留学 合格体験記
Cambridge JudgeMBA(ケンブリッジ ジャッジMBA) Class of 2011