Chicago MBA 合格体験記

留学先:シカゴ (Chicago Booth MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.365






1) はじめに

MBA受験は時間的・精神的に辛いことが多いかと思いますが、その過程自体が「自分は何になりたいのか・何をしたいのか」を再考する良いきっかけになると思います。私の場合も、デバリエ先生とカウンセリングをしていくなかで少しずつ、自分がなぜ留学をしたいのかを具体化することができました。終わってからこそ言える事なのかもしれませんが、受験プロセスそのものがキャリアデベロップメントに直結していると考えられれば、楽しんで受験に取り組めるかと思います。この体験記がみなさまの手助けに少しでもなれば光栄です。

2) 出願結果>
  
合格: Chicago (R2)、Cornell (R2)
不合格: MIT (R2 面接無)、UCB (R2 面接無)
途中辞退: Harvard (R2 面接無)、Stanford (R2 面接無)

3) バックグラウンド/テストスコア

年齢: 27歳
大学: 私立大学教養学部、国立大学大学院修士号(情報理工学専攻)
職歴: 外資系証券会社(3年)
海外経験: オーストラリア留学7年、NY勤務6ヶ月
留学方法: 私費
GMAT: 690 (Math: 48, Verbal: 36, AWA: 6.0)
TOEFL: 112 (R: 29, L:28, S:27, W:28)
GPA: 3.2 (UG), 3.6 (Graduate)

4) プロセス

2007年12月: NYオフィス勤務中に、東部トップ校を一通り訪問。 2009年、または2010年受験を目標に独学でGMATの勉強開始。
2008年 2月: GMAT 1回目 560点。初めはこんなものと開き直る。
2008年10月: GMAT 2回目 580点。
2009年 2月: GMAT 3回目 620点。
2009年 4月: GMAT 4回目 610点。初めての減点、少し焦る。
2009年 5月: GMAT 5回目 660点。次回で680点越えができなければ一年延期も視野に入れ始める。
2009年 6月: 2週間の有給を取り集中的に勉強。GMAT 6回目 690点。同時期に、社内でのキャリア選択肢が広がり、2009年の受験について暫し迷う。
2009年 8月: TOEFL 1回目 107点。一通りスコアが揃ったため、2009年の受験を決意。デバリエ先生とのエッセイカウンセリングを開始。
2009年 9月: TOEFL 2回目 112点。R2に向けてターゲット校を選出。
2009年11月: Cornell出願。グループインタビューコース受講。
2009年12月: 年末年始に猛チャージ。UCB、MIT、Chicago出願。
2010年 1月: Harvard、Stanford出願。Cornell、Chicagoからインビテーション。
2010年 2月: On CampusにてCornell、Chicago面接。Cornell合格通知。
2010年 3月: 電話にてChicago合格通知!

5) 出願準備について
  
a) GMAT

上記の通りGMATには大変苦労しました。最大の原因は、だらだらと長期間勉強してしまったことだと反省しています。多くの方が指摘されている通り、試験時間をきっちりと決め、できるだけ本番会場に近い環境で勉強をするのが一番効果的だと思いました。私の場合は、5月にManhattan GMATという参考書に出会い、2週間の有給休暇を使いWeb上の模擬試験をやりこんだ後受験した結果、スコアが660、690と簡単に上がっていきました。やはり、GMATの勉強は短期決戦だと思います。

スコアメークのポイントは、やはり両セクションの開始10問とVerbalのRCではないかと思います。自分なりに考えてみた結果、RCが理解しきれないときの多くは分からない単語・熟語があるケースであって、ある程度英語に自信がある方はひたすら英単語の勉強をするのが良いと感じました。私の場合も、一通り英単語・熟語力に自信をつけたあとは、RCを時間通り終わらせることができるようになりました。精神的にも、GMATはできるだけ早めに始めて、7月くらいまでには納得いくスコアを出しておくのが理想的かと思います。

b) TOEFL

海外経験が多いためあまり参考にはならないかもしれませんが、同じような境遇の方の参考になれば幸いです。リーディングは、GMATのRC対策と同様、単語・熟語の勉強が効果的だと思います。リスニング・ライティングは、海外経験が多い方は特に問題ないように感じました。スピーキングについては、話す内容よりは発音の流暢さといった表面的な点がかなり評価されているのではとの印象を受けました(時間が間に合わず、話している途中で切れたのにもかかわらず高得点が算出されたこともありました)。もしかしたら、意図的にネイティブ風に発音するのも効果的なのかもしれません。

c) エッセイ

エッセイ対策として9月下旬頃から、デバリエ先生とのカウンセリングを始めました。先生には最初にレジュメを作成した後、志望校の絞り込みについてのカウンセリングをしていただきました。大学間で多少のばらつきはあるものの、どの大学も必ず「Why MBA? Why this school? Why now?」について聞いてくると思います。そのため、早い段階で説得力のあるMBA志望理由を作り上げておく必要性があります。

デバリエ先生とのカウンセリングで印象的だったのが、必ずしも志望理由が「ドラマチックである」必要はないという点でした。私もカウンセリング当初は、MBAに行くからには壮大なキャリアゴールを提示する必要があると勘違いしていたのですが、先生のアドバイス通り、地に足が着いたプランを再度考え直すことでなぜ本当に自分が今留学をしたいのかがよりクリアになったように感じました(大学サイドも就職実績は気にしているので、プランのFeasibilityも考慮していると思います)。私の場合は、ファイナンスとアントレプレナーシップに強く、かつデッドラインがスケジュールし易い学校を選びました(受験開始が比較的遅かったため)。

エッセイは一校目が一番時間を要すると思います。最初は、一週間で一つのエッセイしかReviewできない週が続きもどかしい思いをしましたが、デバリエ先生に「今はAssetをAccumulateしている段階だ。これは後で必ず活きてくる」と説得され、騙されたつもりで少しずつエッセイを書きためていきました。宣言通り、12月に入るとペースも少しずつ上がり、年末年始の連休では先生の時間枠外サポートもあり、10日間で3校に出願することができました。先生のアドバイス通り、エッセイは焦らずひとつひとつ丁寧に仕上げるのを心掛けるのが大事だと実感しました。

毎週、デバリエ先生のエッセイ推敲力には脱帽するばかりでした。内容の大筋を変えることなく、表現方法を工夫することでここまで読み手に対するインパクトを変えることができるのかと多々感銘を受けました。タイトなスケジュール下でも、納得できるエッセイを6校にアプライできたのもデバリエ先生のおかげだと思っています。

d) インタビュー
    
多くの場合、インタビューはエッセイの内容を口頭で受け答えするといったシンプルなものであると思います。ポイントは、如何にプロフェッショナルにプレゼンテーションをするかと、入学に対する熱意を伝えるかだと思います。対策としては、できるかぎりのリサーチをした後、問答を実際に何度も口に出して練習することかと思います。

私の場合は、12月にグループインタビュートレーニング、2月にプライベートトレーニングを2回受けました。グループインタビューは、早めにインタビューに慣れておくためにも大変有意義であったと思います。受け答えのトレーニングのみならず、レジュメのプレゼンテーション方法から効果的な握手の仕方まで、自身を最大限マーケティングするためのあらゆる手段を学べる良い機会でした。また、他の受験生との情報交換もできるので、早めにグループインタビューを受けると良いかと思います。

インビテーションを受け取ってからは、デバリエ先生とプライベートトレーニングにて面接対策をしました。先生は長年のカウンセリング経験から、「この学校はこういうとを言うと効果的」と言った情報を詳細に把握されているため、とても有意義なフィードバックをいただくことができました。シカゴのインタビューでも、「Why Chicago」の 理由がとてもImpressiveであると面接官に褒めてもらうことができました。

インタビューはキャンパスビジットを兼ねるため、現地でインタビューを受けました。会社の仕事が忙しかった事もあり、一度はアルムナイインタビューを予定したのですが、仲の良い友人から「3日後のミーティングよりも10年後のプランの方が大事」とのアドバイスをもらい、急遽3泊5日の遠征プランを立て渡米しました。私の場合は、現地訪問をすることでうまく熱意が伝わり、インタビュー校両方に合格することができたと思っています。

6) おわりに

受験中は、平日は夜遅くまで、また休日は返上で出願準備をする日が数ヶ月続きました。会社には秘密裡で受験を進めていたため、社交イベントを断るのも一苦労でした。GMATや職歴など、合否を左右する要因はいろいろあるとは思いますが、何よりも大事なのは「最後まで諦めない事」だと強く思います。特に私費留学の場合は、誰に頼まれて受験をしているわけでもないため、自分でどんどん前に進まない限り何も起こりません。「どうしても志望校に受かるぞ!」という強い熱意を持続させることが何よりも重要だと感じました。

末筆ですが、「Competitive Year」と言われるなか第一志望校に合格できたのも、エッセイ•インタビューを担当していただいたデバリエ先生、また小貫様をはじめとするインタフェーススタッフ方々のサポートのおかげだと本当に感謝しています。ありがとうございました。





大学院留学 合格体験記
Chicago BoothMBA(シカゴ ブースMBA) Class of 2012