Columbia MBA 合格体験記

留学先:コロンビア (Columbia MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.408

1) 出願結果

 合格:Columbia (Early Decision)
    (出願はColumbiaのみ)

2) バックグラウンド/テストスコア等

 出願時年齢 : 27歳
 大学    : 米国私立大学
 職歴    : 銀行4年
 海外経験  : 米国約5年
 留学費用  : 社費
 GMAT    : 710
 GPA     : 3.44

3) 出願プロセス

 2011年 5月: GMATの勉強開始(市販教材)
 2011年 7月: GMAT 710点(出願スコア)
 2011年 8月: インターフェイス社にてエッセイ・カウンセリング受講開始
 2011年 9月: キャンパス・ビジット
 2011年10月: Columbia出願、インタビュー・トレーニング開始
         Columbia Alumniインタビュー
 2011年11月: Columbia合格

4) インターフェイス社 体験記

MBAの出願プロセスでは、否応なく「自分という存在」について深く考察することが求められます。自らの内面性を分析・理解し、それを表現するというのは、時に苦しく、孤独で、辛い地道な作業です。

インターフェイス社では8月から11月までエッセイ・プレパレーションコースとインタビュー特訓コースを受講しました。MBAコンサルティングで20年以上のキャリアを誇り、名門校に数多くの生徒を送り出してきたデバリエ先生は、厳しくも心優しく、情熱溢れる方です。MBA受験には多くのハードルがありますが、彼の真摯な叱咤激励のおかげで、素直に自分と向き合い、こうしたハードルを乗り越え、幸運にも合格を掴むことができたと思っています。この間、小貫さん、小粥さんにも大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

私がインターフェイス社を選択したのは、その圧倒的な合格実績に加え、同社ホームページに多数寄せられていた合格体験記が決め手でした。勿論その時は、デバリエ氏ご本人にお会いしたことはありませんでしたが、多くの方々によって綴られた手触り感のある体験記を読むうちに、デバリエ氏による厳しくハードなカウンセリング現場のイメージが膨らみ、そうしたコンサルタントの姿勢に対して私は信頼感を抱きました。

こうした体験記に目を通しているうち、「志望校のコロンビア大学に合格するにはインターフェイス社で間違いない」と直感しました。その直感は正しかったですし、名門校への切符を得ることができたのも、まさに「デバリエ・マジック」とも言うべきデバリエ氏の強力なサポートがあってこそ、成し得たことでした。

まず、私がカウンセリングを通して感じたデバリエ先生の素晴らしい点について、少し触れたいと思います。

第1に、コンサルタントとしての強烈なプロ意識を持たれていることです。「クライアントに対して、いま自分が与えるべき最善のアドバイスは何か。」デバリエ先生はクライアントに対して厳しく指導することで知られていますが、その厳しさはすべてプロフェッショナリズムから生まれていると思います。彼は顧客におもねるようなことは一切言いません。私が受講した限り、彼がこちらの機嫌を伺いながら耳障りのよいことを抽象的にアドバイスするということは、一切ありませんでした。むしろ、改善すべき点とその方向性を、論理的かつ具体的に、容赦なく直球でズバリと指摘してくださいました。そうしたデバリエ氏の姿勢には、クライアントの利益を第一に考えていること、さらには、豊かなキャリアに裏打ちされた揺るぎない自信と勝算があることが表れていました。

第2に、各大学の特徴点およびアドミッションの期待値を熟知されていることです。例えば、アドミッションが出願者のエッセイを評価・選別する際に重視するポイントについて、デバリエ先生は十二分に把握されています。エッセイ作成の過程において私は、「どのようなエピソードを盛り込むべきか」、「字数制限の中で1つのエピソードをどこまで掘り下げて述べるべきか」、「どの長所を強調すべきか」、「複数のエッセイ課題があった場合にどの設問を選ぶか」など、自分では判断に迷う局面に遭遇しました。このような時、デバリエ先生の戦略的なアドバイスと明確な指針は非常に心強かったです(その一例を後述します)。

第3に、アドバイスが細やかであることです。「魂は細部に宿る」の言葉どおり、デバリエ先生は細かい点に重きを置かれます。例えば、エッセイのフォント(字体)へのこだわりです。ペーパーレス化が進んでおり、アドミッションはパソコン画面上でエッセイを読み、審査を行うようです。その際、読み手が読み易いフォントと読み辛いフォントが存在します。デバリエ先生はフォントをよく研究しており、一番読み易い字体を奨めてくださいました。このほか、履歴書に用いるべき紙の色合いや文字の大きさなど、自分ではなかなか気付きにくい点について細かなアドバイスを数多くいただきました。

次に、デバリエ氏とのカウンセリング風景をご紹介します。

私がインターフェイス社でエッセイ・カウンセリングを受講し始めたのは8月中旬でした。コロンビア大学志望である旨をデバリエ氏に伝えた時、それを聞いた彼の第一声は私にとって意外なものでした。「君は、コロンビア大学ビジネススクールが日本人留学生を避けるようになっていることを、きちんと認識しているのか?」事実、同ビジネススクールでは、日本人留学生の合格者数が年々減少しており、直近2010年の合格者はわずか数名でした。

しかしながら、こうした厳しい事実はあるにせよ、私は国際金融の中心であるニューヨークへの留学に大きな価値を見出していましたので、その想いを彼に伝えました。デバリエ先生は正面から私の目を真っ直ぐ見据え、ひと言、「率直に言って、君がコロンビア大学に合格する可能性はほとんどないが、そのわずかな可能性が少しでも広がるように頑張ろうじゃないか。」今になって思えば、出会って間もない私の気性を既に知ったうえでの、彼らしい発破のかけ方だったのかもしれません。

その日からコロンビア大学出願へ向けたエッセイ・カウンセリングが本格的に始まりました。毎週1回のカウンセリング(2時間制、曜日・時間帯固定)では、最初の1時間を予め提出したエッセイの添削に充て、残りの1時間をそのエッセイに関するフィードバックと次のエッセイ課題へのアイディア絞りに充てる、という時間配分です。とりわけ、実際の執筆に入る前の段階でデバリエ先生とエッセイ内容をディスカッションできたことは生産的でした。このブレインストーミングにより、大学側の質問意図を正しく理解できたほか、解答の方向性を見出すことができ、その結果として、限られた時間をかなり効率的に使えました。

コロンビア大学ビジネススクールのエッセイ課題は合計3題ありました。最初に取り組んだエッセイ課題(1題目)は「Career GoalsとColumbia Fit」(750字以内)について述べるものでしたが、初っ端からデバリエ先生のダメ出しを食らいました。なお、この設問については事前のディスカッションを行わずに執筆してしまい、後に反省することになりました。

私が提出したエッセイを一読した先生の反応は、「全く話にならない。もう一度、最初から考え直してきなさい」というものでした。彼はその理由を丁寧に説明してくれました。詳しくは述べませんが、ポイントは、「大風呂敷を広げるのではなく、地に足の着いたキャリアゴールを示すこと」でした。そうは言っても自分なりに真剣に考えて書いたつもりのエッセイでしたので、「全くダメ」と言われて正直落胆し、焦りました。しかし、冷静になって再読すると、確かに抽象度が高く、「そんなに大きな仕事が本当にできるのか」と実現可能性に疑問の余地が残る内容でした。つまりそれは、アドミッションを説得する力に欠ける崩れ易いエッセイでした。

再度、キャリアプランを構想する段階において、デバリエ先生は、日本経済が抱える問題点などについて私とディスカッションする時間を設け、さらには有益な資料を幾つも示して下さいました。ビジネスマンとしての実務経験も豊富な彼とのディスカッションには、様々なビジネス現場の視点が溢れており、エッセイに活用する以上に、個人的にも勉強になりました。そうして、自分がこれまで歩んできたキャリアとの整合性を取りつつ、「ビジネススクールで学んだことをどのようにして日本経済の活性化に役立てるか」という観点から、相当具体的かつfeasibleなプランに落し込みました。

次の「Columbia Fit」(なぜ自分がコロンビアビジネススクールにフィットすると言えるのか)の部分を執筆するにあたっては、デバリエ先生自身の体験談がとても参考になりました。そもそも、コロンビア大学を語る上では、ニューヨークという特異な街に立地しているというポイントはまず外せません。この点、デバリエ先生は、かつてマンハッタンで働いていたこともあって街の魅力を知り尽しておられ、この地のユニークさやコロンビア大学のNY Advantageなどについて、熱く語って下さいました。中でも、「ニューヨークでは、多様なバックグランドをもつ人々がひしめき合い、まさに肘と肘をぶつけあいながら必死に生きている。どうやって人生をsurviveするかを学ぶには、もってこいの場所だ」という話は、この活気溢れる巨大都市に対する私の好奇心を一層掻き立てました。この間、私は9月下旬にキャンパス・ビジットをして、コロンビア大学主催の説明会に参加するとともに、学生生活について在校生の方にお話を伺う機会を得ました。

このように、(1)デバリエ先生とのディスカッションで発見したこと、(2)現地ニューヨークに赴いて感じたこと、そして、(3)キャンパス・ビジットで体験したことを、織り交ぜてエッセイに盛り込んだことで、独自性と具体性のある志望動機を書くことができたと思います。

因みに、出願校に目星が付き次第、キャンパス・ビジットすることを私は強くお薦めします。第1の理由は、大学ホームページの写真から感じ取ることのできないキャンパスの雰囲気など、自分と大学との「フィット感」を実際に確かめることができるからです。第2に、日本人留学生の方々に伺う新鮮な情報は、大学を選択するうえで貴重な材料となるほか、その話をエッセイに活用することもできます。第3に、大学主催のインフォメーション・セッションなどに参加することで、自らの志望意欲の高さを大学側にアピールすることができます。たしかにキャンパス・ビジットには時間とコストはかかりますが、総合的に考えると、上記のようなメリットが上回ると思います。

さて、話を戻しますが、コロンビア大学のエッセイ課題の3題目は、3つの設問のうち1問を選んで解答するという選択方式でした。私は、3つの設問のうち2つに絞り込んだものの、どちらにすべきか迷ってしまいました。その2つの設問内容とは、「コロンビア大学の著名人に自由に相談できる時間が30分あるとすれば、誰とどのように時間を有効活用しますか?」という問題と、「自ら起業するとすれば、どのようなビジネスを始めますか?」という問題でした。一見、解答し易そうに思えたのは前者でした。この頃、私は仕事が多忙でなかなかエッセイ執筆に時間が取れず、少しでも「易きに流れたい」というのが本音でした。

しかし、デバリエ先生は「絶対に後者を選ぶべき」との立場で、その理由は“Show them your creativity.”でした。彼曰く、「これまでのエッセイ課題では、君のcreativityを示す機会はなかった。しかし、この設問はそれをアピールするチャンスであり、他の出願者と大きく差別化することができる」とのことでした。デバリエ先生は、私の全てのエッセイ内容を念頭におきながら、全体的にバランスのよいエピソード配分となるよう、戦略的にアドバイスして下さっていました。書き上がったエッセイを見た先生から「Interestingなビジネスプランだね」とのコメントをもらった時は、さすがに嬉しかったです。

こうして3つのエッセイを書き終え、ウェブ上でのApplication Formをデバリエ先生に最終チェックしていただいた後、10月2日(締め切り3日前)にコロンビア大学出願に必要な書類を提出しました。驚いたことに、大学からその3日後にメールにて連絡があり、「なるべく早くインタビューを受けなさい」との指示でした。ひとまず書類選考を通過して安心しましたが、これは「デバリエ・マジック」の効果としか思えませんでした。

それ以降、10月下旬に設定したインタビュー本番に照準を合わせて、インターフェイス社でのカウンセリング時間をインタビュー・トレーニングに充てることにしました。既に多くの方がインターフェイス体験記で述べられているように、デバリエ先生のインタビュー・トレーニングはとても実用的であり、色々な種類の面接やプレゼン等にも汎用性が大きいと思います。

このトレーニングは、魅力的な履歴書を作成する方法からはじまり、ビジネス経験豊富なデバリエ先生ならではの「技」の数々を教わります。また、普段は無意識的に行っている(そしてインタビューでは致命的となりうる)クセ(表情、目線、姿勢、口癖など)や、細やかな言葉遣いと文法を、逐一チェックしてくださいました。また、インタビューでの質問タイムで、相手に何を尋ねるべきか・尋ねるべきではないかなどについても、みっちりと指導していただきました。さらに、彼は(多芸なので)いろんなタイプの面接官(フレンドリータイプ、圧迫タイプ、無関心タイプなど)を演じてくださり、私は想定しうるシチュエーションに備えることができました。

このように、デバリエ先生による本番を想定した鋭い質問に対して2時間ひたすら回答するという訓練を数セットこなしたことで、本番への自信をしっかりと付けることができました(正直に言えば、練習よりも本番のほうが楽しい時間でした!)。そしてトレーニングを重ねて臨んだAlumniインタビューでしたが、手応えはそれなりにあったものの、インタビュー終了から2週間、コロンビア大学からの連絡はありませんでした。

そして11月上旬、大学から突如メールが入りました。「お話すべきことがありますので、至急電話して下さい」とのこと。私は、またインタビューがあるものと思い、デバリエ先生に「どうやら追加インタビューがあるみたいです」とメールを打ちました。先生からはいつものようにすぐに返信があり、そこには “Bring home the bacon. You CAN DO it.”と激励の言葉が記されていました。この言葉を胸に、その夜、アドミッションから指定された番号に国際電話をかけると、受話器の向こう側から聞こえてきたのは甲高い“Congratulations!”の声。それはインタビューの続きではなく、幸運にも、合格を告げるものでした。

このように、インターフェイス社での約3か月を振り返ると、私の受けたMBAコンサルティングサービスは、当初抱いていた期待をプラスの意味で大きく上回るものでした。デバリエ先生のカウンセリングは、これまでの自分の生き方を見つめ直し、将来のキャリアビジョンを深く考察するよい契機となりました。また、彼のビジネス経験を拝聴することは、未熟な私にとって多分に社会勉強にもなりました。そして彼は、自らの引き出しの中から、適切な材料をいつも惜しみなく提供して下さいました。これほど情熱的でクオリティーが高く、信頼の置けるキャリアカウンセリングを個人的に受けることができる機会は、人生においてそうないのではないでしょうか。

3か月という比較的短い期間でしたが、デバリエ先生とのエピソードは、ここでは書き切れないほどあります。しかしそれは、MBA受験を目指す皆さんが、インターフェイス社で実際に体験されることかもしれません。

それではご健闘をお祈り致します。Good Luck!

大学院留学 合格体験記
Columbia (コロンビア MBA) Class of 2014