Georgia Tech MBA 合格体験記

Georgia Tech ジョージア工科大学 (MBA)
Scheller College of Business

留学先:ジョージア工科大学合格体験記 (Scheller MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.528

◆プロフィール
性別:男性 (既婚,子持ち)
出願時年齢:32才
大学:国立大学工学系修士課程
職歴:輸送機器メーカ 電気系エンジニア 7年
海外経験:出張(アジア、欧州 9ヵ国),海外旅行(5ヵ国)
留学費用:社費留学
GPA(学部):2.93 GPA(修士):3.93
TOEFL:101点 (R:29 L:28 S:18 W:26)
GMAT:630点 (V:25 M:50 AW:4.0 IR:7)

◆受験校
進学先:Georgia Tech(Scheller)
合格校:Georgia Tech, Purdue, William & Mary
インタビュー実施校:Georgia Tech, Purdue, William & Mary, Simon
出願校:Georgia Tech, Purdue, William & Mary, Haas, Tepper, McCombs, Paul Merage,Marshall, Simon

◆業務内容
2012年入社.小型エンジン用の燃料噴射制御仕様設計を担当し複数モデルの量産開発に従事し,インド,台湾,ベトナムなどに出張.2016年に研究部署へ異動.電動駆動系の研究プロジェクトに参画し,チームの取り纏めと外部連携の強化に注力.欧州のベンチャー企業との協業プロジェクトを推進し,複数回の欧州出張を経験.2017年7月に社費派遣生へ志願し,同年11月に社費留学生に合格.その後も研究開発プロジェクトにおいてシステムデザインと外部連携担当を継続.

◆留学の動機
量産開発を担当している頃より,社内の技術開発計画の不透明性,あるいは計画性の無さを薄々感じており,研究部に異動後にそれが確信へと変わりました.また,研究に従事するエンジニアのモチベーション向上と,量産開発部との間にある溝も大きな課題であると肌で感じ,これら「技術開発のマネージメント」をどのように改善するか,ということを異動した直後から考えるようになりました.研究プロジェクトの中で欧州のベンチャー起業や他社のエンジニアとの企画立案,交渉,契約などを通し,「社外に出なくては必要な知識やスキルが得られない」と感じ,社費留学生として志願することとしました.

◆出願準備
2017年7月:社費選考出願
2017年7月:TOEFL受験(1回目) 77点
2017年11月:社費選考合格
2017年12月:某TOEFL対策用勉強会受講
2018年6月:TOEFL受験(6回目) 92点(初の90点超え)
2018年10月:GMAT受験(1回目) 630点(V:28 M:48 AWA:4.0 IR:3)
2018年11月:TOEFL受験(12回目) 95点(R:28 L:24 S:21 W:22)
2019年1月:TOEFL受験(14回目) 101点
2019年3月:GMAT受験(5回目) 630点(V:25 M:50 AWA:4.0 IR:7)

①TOEFL
初回スコア 77点 (R:21 L:22 S:17 W:17) ⇒ 最終スコア 101点 (R:29 L:28 S:18 W:26)
留学や駐在経験が無かったため非常に苦労しました.
受験回数が14回にも及んだことが物語っているかと思います.
以下で各セクションの対策と反省を述べます.少しでもお役に立てばと思います.

【単語】
3800本で学習.Level3までを暗記しました.
はじめは本で学習していましたが,すき間時間を活かせるため途中からmikanというアプリを利用しました.
【Reading】
初めて受けた時は衝撃でした.単語は知らないものばかりであり,問題形式はTOEICなどとは大きく異なり.さらに圧倒的な時間不足を経験しました.兎にも角にも単語がわからなければ話にならないと思い,単語学習を毎日継続.某勉強会で得た練習用ソフト(以下TPO)を使用した実践的な長文読解を行いました.また,デバリエ氏の勧めもあり,WallStreetJournalを購読しました.
Readingは割と点数向上が早く,最終的にはひっかけ問題なども見透かせるようになり,安定的に高得点を取ることができました.
1単語 2多読 3設問に慣れる が大事だと思います.
ちなみに自分は全部をざっと1分程度で読んでテーマを把握し,設問に進むというスタイルにしました.

【Listening】
某勉強会で「TOEFLはListeningから」と教わり,確かにSpeakingとWritingも多分にその要素が含まれいているため,SpeakingとWritingの学習より優先して勉強しました.しかし,純ドメの自分には耳を慣らすことに非常に時間を掛けざるを得ず,SpeakingとWriting対策の遅れ,延いてはTOEFLスコアメイク全体の遅れ,そしてGMAT対策の遅れへとつながることとなりました.
Listening対策として具体的に実施したことは,実施したTPOの問題や問題集の問題をスマートフォンで通勤中や家事中に聞きまくるということでした.特にHackersのActualTestの問題は実試験よりも若干難易度が高く設定されており,聞き流すだけでも大変良い効果を得られたと思います.

【Speaking】
鬼門でした.結局それほどスコアが上がらずに終わりました.学習に掛けた時間もおそらく全セクション中最も短いため,当然といえば当然ですが,戦略上最も点数が伸びない科目であると認識していたため(特に私のような純ドメには),他の伸びしろの大きいセクションに労力を割いたと思えば,全体としては良い結果だったと言い聞かせています.(それにしても最後の18点は残念ですが.)
学習時間が無く,東京の予備校へ通う余裕も無かったのでテンプレートを使用して回答していました.少しでも英語で話す機会を設けようと,2018年の秋ごろからネット英会話を利用していました.

【Writing】
上述したように,RとLの点数が落ち着いてから対策を始めたので2018年の秋頃からの対策となってしまいました.しばらく参考書などで独力で受験したのですが一向に点数が伸びず,カナダ人のM先生のオンライン添削サービスを利用して弱点のあぶり出しを行いました.その結果,「文法の再復習が必要」とアドバイスを頂き,「ロイヤル英文法」を読んで文法を使用した結果,最後の受験でスコアが伸び,100点越えを果たしました.
この「文法が弱点」ということにもっと早く気が付いていれば,スコアメイクがもっと早まったのではないかと反省しています.早めに客観的視点からのフィードバックを受けることをお勧めします.

【総括】
TOEFLは戦略が重要だと思います.私のようにそれほど英語に精通していない状態からスタートする方は特に.そしてその戦略を教示してくれるのが某勉強会であり,非常に有益な情報を得ることができました.反省点としては文法学習が抜けてしまっていたことであり,その点を単語学習と同様に早期に手当てしておれば,TOEFLのスコアメイクとGMAT対策を前倒しで来ていたのではないかと思います.
また,14回という回数も必要であったのかは疑問です.偶然や運に期待せず,もっと計画を練って対応すれば半分以下の回数で十分だったのではないかと思います.

②GMAT
初回スコア 630点 (V:28 M:48 AWA:4.0 IR:3) ⇒ 最終スコア 630 (V:25 M:50 AWA:4.0 IR:7)
計5回受験.全体的に,すき間時間での学習のため「Ready4GMAT」というスマホアプリで学習していました.しかし結局トータルスコアは上がらず,間の2〜4回はスコア上がらずキャンセルしました.
TOEFLのスコアメイクが遅くなり,エッセイ作成や願書提出の時期にずれ込んでしまったのが大きな要因だと思っています.以下で各セクションについて実施内容を記します.

【Verbal】
OGでの勉強を一通り実施し,2019年1月にA予備校のネット講座を受講しました.しかし,自分の性格上の問題からなのかSCのスコアが一向に改善されず,最終スコアは初期スコアよりも低いという結果となってしまいました.

【Math】
初回からそれなりの得点だったのでほぼ対策不要と思い,OGとマスアカのひっかけ問題集を一通り解いて対策終了となりました.

【AWA】
問題文の読解中に登場人物・団体間の関係をメモ用紙に図示し,どの部分を論点に挙げれば良いかを読解後の段階で整理できている状態にしました.文章の書き方はテンプレで対応しました.

【IR】
OGをさらっっと実施し,問題の傾向と対策を掴んだ程度です.

【総括】
SCが苦手だったので集中的にSCの勉強をしたはずなのですが点数が伸びませんでした.長文読解のような文脈の大枠を理解する読み方と異なるシステマティックなGMAT文法が肌に合わなかったようで,より時間をかけて対策する必要がありましたが,勉強時期がTOEFL,エッセイと重なってしまい,思うように勉強時間を確保するこが出来ませんでした.早めの対策をお勧め致します.

③出願校選択
エンジニアであるため,技術の畑から離れることはあまり考えておらず,技術系にも強い大学を調査しました.その結果MITやTepper,HaasなどをDreamと据えて,テストスコアと相談しながらのポートフォリオ形成をルクレア氏と一緒に行いました.テストスコアが伸びない中,欧州の技術に強いMBAプログラムやアジアの大学も紹介して頂きましたが,米国へ留学したいという思いを伝えたところ,意思を尊重して下さいました.

④エッセイ
地方在住のためSkypeによるルクレア氏とのカウンセリングを選択.エッセイを書いて事前送付し,ルクレア氏が契約時間内で添削してくれるという流れでした.単なる文法や単語の添削だけではなく,リアルタイムで内容についてヒアリングがあり,その答えを汲み取って修正してくれました.それが人生を振り返る良い機会となり,自分にとって何が大事だったのか,何がどういった影響を与えてくれたのか,といったことを整理する機会となりました.
受験終盤でエッセイ作成にも慣れてきて時間内に終了してしまった回などは,私がエンジニアとして熟慮すべき社会課題などについて教示してくれたり,リーダーシップに関してのディスカッションを交わしたりしました.そういった雑談めいたカウンセリングも潜在的な糧となり,エッセイやインタビューに活かされたのだと思います.

⑤推薦状
異動前の量産開発部署時代の上司と,現在の上司に依頼しました.

⑥インタビュー
2019年1月,インタビュートレーニングを開始する前に,SimonのSkypeインタビューが入ってしまい,対策しないまま挑んだ結果轟沈しました.後ほどルクレア氏にその内容を伝えると(ルクレア氏とのSkypeはインタビュートレーニングも兼ねていました),誤った回答ばかりをしていたことが発覚しました.その後,Skypeでのルクレア氏とのトレーニングと,東京でのデバリエ氏とのトレーニングを開始.Skypeとのルクレア氏とのトレーニングでは内容をポリッシュしてもらい,デバリエ氏との対面トレーニングではconversetionalなインタビューの対策を受けました.2人とも共通していたのは「メッセージ」を重要視することで,「伝えたいこと・想い」をいかに伝えられるかがインタビューのカギであると教えてくれました.本番のインタビューにおいてSkype/対面問わず,臆せずにコミュニケーションできたのは両氏のおかげだと思います.

⑦最後に
「Interfaceはもう古い」という声がたまに聞かれるかと思います.確かに私が接したデバリエ氏もルクレア氏も大ベテランであり,「古い」という形容詞がついてしまうことは仕方がないのかと思います.しかし,「古い」ものが「通用しない」ものであるとは思いません.1687年に公表されたニュートン力学は現在でもなお学習され続け,基本的な物体運動の記述に欠かせません.同様に,両氏の経験が織りなすMBA対策やリーダーシップの「原理」や「法則」は年々移り変わる小手先のテクニックとは異なり,古今を通して通用するものだど思います.

最後となりましたが,デバリエ氏,ルクレア氏,小林さん,共に戦い助けて頂いた同志へ御礼申し上げると供に,私の我儘を受け入れ,支えてくれた妻に感謝します.

以上

大学院留学 合格体験記
Georgia TechMBA(シェラーMBA) Class of 2021