Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.287






【はじめに】

 Mr. DevalierをはじめInterfaceの皆様には足かけ2年にわたり大変お世話になりました。Mr.DevalierにはEssay、Interview Training、その他Consulting Serviceを通じて、時には厳しく、時には暖かく指導・激励頂きました。またInterfaceのスタッフの皆様には、思うような結果を出せずに悩み苦しんでいる時、いつも暖かく励まして頂きました。受験生活ではいつも精神的な緊張の糸が張りつめていましたが、Interfaceのアットホームで暖かい雰囲気のおかげで、Mr. Devalierとの緊張したカウンセリングの後も、スタッフの方々との何気ない会話で心が和み、ほっとして帰路につけたことを思い出します。2年にわたってお世話になった分、受験を支えてくださったInterfaceの皆さまによい結果をご報告でき、とても嬉しく思います。また私の体験がこれから受験される皆さまの一助になれば幸いです。

【合否結果】

合格:Kellogg、Darden、UNC

不合格:Wharton、Chicago、Columbia、Duke、Michigan、UCLA、Cornell

【バックグラウンド】

職務経験:銀行10年
      (為替・コマーシャルペーパーのディーリング4年、不良債権投資6年)
留学方法:私費
TOEFL:270(L25、S26、R30、W 5.0)
GMAT:730(Q51、V36、AWA 4.0)
GPA:2.8(国立大・経済学部)
海外経験:なし(旅行程度)

【受験の流れ】
2004年 1月 TOEFL勉強開始
2004年 5月 GMAT勉強開始
2005年 1月 2ndで2校出願
2005年 3月 不合格
2005年 4月   Early Birdコース受講開始
2005年 5月 TOEFL終了
2005年11月 GMAT終了
2006年 1月 2ndで7校出願
2006年 3月 不合格
2006年 7月 MBA準備再開
2006年10月 1stで8校出願
Campus Visit(UCLA・Darden・Duke・UNC・Chicago) 
2006年12月  1stで2校合格
2007年 1月 2ndで2校出願
2007年 3月 Kellogg合格

【TOEFL/GMAT】

TOEFL/GMATともにスコアが出るまでずいぶん時間がかかりました。TOEFLは2004/1から計17回、GMATは計8回受験しました。

  ・TOEFL(CBT)

 私は特にListeningが苦手で、L 25が出るまで試行錯誤を重ねました。最終的に某予備校で購入したListeningのCD-ROMのディクテーションを毎日1.5時間続けたところ、1ヶ月程度でL 25出すことができました。毎日1.5時間というのは某予備校のカウンセラーから頂いたアドバイスで、それまでは毎日0.5時間続けていましたが結果にはつながりませんでした。特に英語を聞く耳ができていない人は、毎日一定以上の時間をListeningにあてる必要があると感じました。

 私の場合、Listeningで25を取るのが精一杯だったので、合計270以上のスコアを取るためにはAWA 5.0、R 30を安定的に出す必要があり、それを安定的に出せることを目標に勉強しました。AWAは公開されている問題を試験時間内で作文し、予備校で採点・添削してもらい、スコアをあげるためにどこを修正しなければいけないか確認する、というプロセスを数回繰り返したところ、安定して5.0を出せるようになりました。Readingも、問題集の問題をやりっぱなしではなく、間違った問題について、なぜ間違えた選択肢を選んでしまったのかをしつこく復習するようにしてから、ケアレスミスが減り、安定して28-30を出せるようになりました。

  ・GMAT

 Verbalは、オフィシャルガイド、GMAT-King、某予備校のテキストを中心に繰り返しやっていましたが、なかなかスコアは向上しませんでした。最終的にスコア向上につながったのは、gmat.comで販売している紙ベースの過去問をやり始めてからでした。これで全問解くためにはどれくらいのスピードで解く必要があるか、という感覚が身につき、最終的に36までスコアをあげることができました。Verbalはスピードと高い正答率が同時に要求される試験なので、スピードを上げる訓練をすると同時に、過去問を解いて間違えた問題は、正解できるようになるまで、しつこいくらい繰り返しました。その結果、スピードと高い正答率を同時に出せるようになったと思います。

 Mathは、オフィシャルガイドだけでは49とまりでした。これは、実際の試験では難易度の高い問題が出題されるにもかかわらず、オフィシャルガイドには難易度の高い問題が収録されていないためだと思います。そのため、マスアカの引掛問題集をやって難易度の高い問題に慣れたところ、51を出せました。

【Essay】

 Interfaceにお世話になって1年目はTOEFL/GMATのスコアがありながら失敗したので、2年目は特にCareer Goal、Why MBA、Why Schoolに注力しました。1年目と2年目のEssayを読み比べると、1年目はCareer Goal、Why MBA、Why Schoolが一貫せず、ばらばらでした。Mr. Devalierは過去の豊富なビジネス経験、カウンセリング経験、各学校のプログラムへの深い知識から、漠然としたアイデアであっても説得力あるエッセイに仕上げてくれますが、他のアプリカントと比べて説得力を出すためには、やはり自分自身で具体的・説得力あるアイデアを出す必要があると思います。

 1年目の失敗の後、まずCareer Goalとする仕事について本を読み、その仕事についている先輩・友人の話を聞いて、求められる能力・スキルを明確にすることからはじめました。私の場合、特にミスミ社長の三枝匡さんの本から、Career GoalとしたTurnaround Managementに必要な能力・スキルを学びました。次に、それらの能力・スキルのうち、これまでのキャリアですでに身につけたもの、これからMBAで身につける必要があるものに分け、最後に各学校のプログラムによってどのようにMBAで学びたいと考えている能力・スキル身につけることができるか(私が合格したら必要な能力・スキルを得るためにxxxをする)をまとめました。当然ながら学校によって強みは違うので、例えばGeneral Managementに強みのある学校にはWhy MBAでGeneral Managementを、Entrepreneurshipに強みがある学校にはEntrepreneurshipをあげて、Career Goal、Why MBA、Why Schoolが各学校の強みとリンクしているように心がけました。そうしてドラフトを作った後のカウンセリングで、Mr. Devalierによって枝葉末節が省かれ、より説得力ある文章に書き換えられました。英語力不足で舌足らずな内容をドラフトに盛り込んでいると、私が言わなくとも、まさに私が言いたかった内容に変わっていることもあり、「なんで説明していないのに分かったの?」と驚くことがたびたびありました。さらにMr. Devalierの各プログラムへの幅広い知識によって、ドラフトで書いていた志望動機(why School)が深められ、より具体的で説得力あるエッセイに仕上げて頂きました。

【Interview】

 TOEFL/GMAT、Essayも大事ですが、私はInterviewが合否を分ける最も重要なプロセスだと思います。Interview Training Courseでは、Mr. DevalierからCareer Goal、Why MBA、Why School等インタビューで想定される質問について、魅力的で説得力あるプレゼンテーションを行えるよう指導を受けました。またクラスメートのプレゼンテーションを聞きながら、自分のプレゼンテーションにも役立つ論理展開や英語表現も学びました。さらに、Interview Training Courseが終了した後も、知り合った仲間と直前までmock interviewを重ねました。合格頂ける水準まで英語でのプレゼンテーション力を高めることができたのは、ひとえにインタビューでのプレゼン方法から英語表現、論理展開の仕方に至るまで指導して頂いたMr. Devalierと一緒にCourseを受講したクラスメートの賜物です。

 私の1年目の失敗の最大の原因は、インタビューの失敗でした。InterfaceのInterview Trainingは受講したものの、スコアがでていたこと、Mr. DevalierにみてもらったのでEssayに自信があったこと、インタビューの練習方法がよくわからなかったこと、これまでの出願準備で疲れていたことから、十分な準備をせず、結果的にインタビューで上手く英語で話すことすらできませんでした。逆に2年目はインタビューの重要性を理解し、十分な準備をして臨んだことで、合格を頂けたと思っています。この経験から、インタビューの目的は、コミュニケーションをとったりクラスの中でしっかりと発言できる英語力があることを示すこと、具体的で説得力ある志望動機によって学校への熱意を示すこと、の2点だと考えています。

  Interfaceにお世話になって1年目は、InterfaceのInterview Training Courseを受講したものの、それだけで英会話力が上がるわけはなく、実際のInterviewで英語でのコミュニケーション力のなさが露呈し、失敗しました。そこで2年目は、英語でのコミュニケーション力を向上させるため、春から夏にかけて週2回マンツーマンの英会話レッスンを取りました。そこではクラスのディスカッションでしっかり発言することを意識して、先生相手に英字新聞の記事の要約を説明し、その記事についてディスカッションをしました。その結果、話の要旨を上手くまとめて話できるようになり(最初に全体像を簡潔に話し、それから詳細に入っていく)、Interviewでスムーズに自分の考えを説明するのに役立ちました。また英語でディスカッションする自信もつきました。

 2点目の熱意の大切さについては、2年目の1st の結果をうけて感じました。1stのInterviewでは「きちんと英語で受け答えできたから合格しているだろう」と思っていましたが、1st の結果をみて「これでは駄目だ」と思い、2ndのInterviewではInterview Training Courseで学んだあらゆるテクニック・スキルを出せるよう準備・練習しました。また熱意を示すため、1stのInterview では各学校の志望動機を3つあげていましたが、2ndのInterviewでは熱意を示す方法として5−6つ志望動機をあげ、あなたの学校に行くべき理由がこれだけある、という説明しました。もちろんやみくもにInterviewで述べる志望動機の理由の数を増やせばいいというものではありませんが、各々がCareer Goalと一貫していて説得力ある理由であるなら、あえて絞り込む必要はないと思います。

  また2ndのInterviewに際しては、Interview Training Courseのクラスメートと直前には週2回Mock Interviewをして練習しました。最大の理由はMock Interviewをしないと、Interviewの練習を自分ひとりではしないからでした。Mock Interviewの前にも事前にプレゼンテーションの内容を考えますが、それを何度も繰り返すことで、少しずつプレゼンテーションの質が上がっていったと思います。またInterview Training Courseでは、時間的制約から一人あたり15分程度しか話できないので、練習できる内容が「Career Progress」など一つの質問への受け答えだけで終わってしまいますが、Mock Interviewでは実際のInterviewと同じように30-45分使ってCareer ProgressからWhy Schoolまで一貫して練習することで、例えばCareer Progressは5分で終わらせないと十分にWhy Schoolを説明する時間がなくなってしまう、などといった時間配分のコツが身につきました。また練習相手のプレゼンテーションを面接官になったつもりで聞くことでインタビューの聞き手の立場を理解できるようになり、自分のプレゼンテ ーションに対してフィードバックをもらうことで自分のプレゼンテーションにさらに工夫を加えることができ、これらが合格をいただける決め手になった、と思っています。

【Campus Visit】

 Interfaceにお世話になって1年目はCampus Visitをせず、結果的に失敗したので、2年目はできることは全てやろうと思い、初めてCampus Visitしました。

 Campus Visitの最大の目的は、学校の雰囲気を感じるだけではなく、EssayやInterviewでの志望動機(Why School)の具体的な材料を探すことにあると思います。特に、ハードスキル(科目名、著名な教授、特徴あるコンサルティング・プロジェクト等)についてはHP等をもとにある程度書くことができますが、チームワークや協調的な雰囲気といったソフト面は、体験せずして具体的な理由を書くことは難しいと思います。

 Campus Visitでは、通常授業に参加し、在校生の方にランチ/夕食をともにしながら学校の話を聞く機会を頂けますが、ある学校のVisitでは、ラーニングチームに参加させてもらったり、Business Leaderの講演を聞いたりすることで、より具体的な志望動機を書くことができました。他の学校のVisitでも同じ体験ができていれば、より強い志望動機を書くことができたのに、と反省しています。

【Extracurricular Activity】 

 InterfaceのEarly Birdコースを受講しはじめて、まずMr. Devalierに言われたのは「Volunteerをしろ」でした。最初聞いた時は「本当にやらないといけないのか」と驚きましたが、仕事以外で強くアピールできる材料がなかったので、彼の指示に素直に従い、大学の留学生センターで留学生のカウンセラーのVolunteerを見つけ、毎月2-4回アフガニスタンとローマニアからの留学生に日本での生活のアドバイスや日本文化の紹介をしました。

 大半のEssayで「Personal Characteristics」や「Out of Work」について問われますが、この経験のおかげで、「国際感覚があり、周りの人々(クラスメート)に積極的に貢献する豊かな人間性を持つ受験生である」とエッセイに書けるよい材料を得ることができました。Mr. Devalierは、著書において、受験開始とともに人間性を豊かにする活動を始めるように、とアドバイスをしていますが、彼のアドバイスの通りだったと感じています。

【予期せぬ出来事】

 皆様の中には、受験準備中に予期せぬ出来事が起こり、受験準備とどちらを優先すべきか悩まれる方もいらっしゃるのではないかと思います。

 私の場合、Interfaceにお世話になって1年目の10月に、突然母が余命数ヶ月という知らせを受けました。当時はまだGMATのスコアが出ず苦しみ、EssayやInterview Trainingも佳境に入りせっぱつまっていた時期で、このまま受験準備を続けるか、今年は受験を諦めて母の看病に専念するか、の選択を迫られました。知らせをうけて数日間は悩み、周りの人々のアドバイスを求め、最終的に受験は来年もできるけれど、母の看病はここでしなければ一生できないと考え、会社を休み母の看病に専念しました。今振り返ると、母にこれまで育ててもらった恩を最後に返すことができ、悔いない決断をしたと思います。

 この時期、Interfaceの皆様には本当に暖かく励まして頂き、たいへん感謝しています。Mr. Devalierには受験準備に復帰した12月にすぐに従前同様のカウンセリングの枠を設けて頂き、2ndラウンドで出願したいと思っていたプログラムに出願することができました。またMr. Devalier・スタッフの皆様に、母の看病のためInterfaceを休んでいる間にも励ましのメッセージを下さり、またご自身のご経験を話して勇気づけて下さいました。この時、Interfaceの皆様の暖かさを感じ、お世話になってよかった、と痛感しました。 

【合格後のAdmissionとの交渉】

 私の場合、当初は社費という立場で準備・出願していましたが、昨年12月に会社の方針で海外留学制度が廃止になり、合格後アドミッションに事情を説明する必要に迫られました。おかしな説明をすると合格を取り消される恐れもあると思いMr. Devalierにアドバイスを求めたところ、すぐに対応方法を指示され、アドミッションとのやり取りはスムーズに進み、すぐに不安は解消しました。自力では対応できない問題が発生しても、経験豊富なMr. Devalierにすぐ相談でき、頼れるアドバイスをもらうことができ、本当に心強かったです。

【最後に】

 私の体験記にお付き合いくださりありがとうございました。受験準備はマラソンに似ていると思います。マラソンで足の速い人・遅い人がいるように、受験準備でも早く結果を出せる人・結果を出すのに時間がかかる人がいます。私は結果を出すまでに人並み以上に時間がかかりましたが、足の遅い人でも時間をかければ完走できるように、夢をあきらめない・走り続ける意思さえあれば、必ず合格に至ることができると信じています。皆様の合格を心よりお祈りしています。





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2009