Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.308






計9校へ出願。
(GMAT 740点/TOEFL ibt 105点)

【合格】Kellogg, Haas
【面接へのInvitation】上の2校に加えて、Wharton, MIT, Michigan,
Chicago, UCLA (つまり、HBS, Columbia以外は全て呼ばれた)
【不合格】Wharton(面接後), MIT(面接後), HBS, Columbia

留学準備を始めてから合格を獲得するまでに3年の月日が流れました。今から振り返ると、ある部分については随分遠回りをした気もしますが、最終的にKelloggという素晴らしい学校に辿り着けたのは正に巡り合せであり、感慨深いものがあります。

実は、私のビジネススクールへの挑戦は2回目(今回はRe-apply)であり、1回目はインターフェイスとは別のカウンセラーとともに取り組みました。今回、このような結果を得られたのは、前回よりも十分な準備時間が取れたことは勿論要因としてあるものの、適切なアドバイスとともに常に叱咤激励(私の場合は叱咤の方が強烈でしたが)してくれたカウンセラーのデバリエ氏のサポートによるところが大きいといえます。この2度の挑戦の中で重ねた失敗とそこで学んだことが、今後受験される皆様の一助になることを期待して、ここに体験談を記したいと思います。

<一回目の失敗とインターフェイスを選んだ理由>
1回目の挑戦のときには、GMATのスコアが出るのが遅れていましたが、クリスマス直前にようやく十分なスコアが出たのを皮切りとして、本格的にエッセイ作成・推薦状の準備を進めました。スコアが出るまでは、Stanfordのユニークなエッセイの質問が好きで、私の意思を極力尊重してくれるカウンセラーとそればかり考えていたのですが、いざスコアが出た後に他の質問に取り組もうと思ったら、全く代替が効きません(当たり前だと突っ込みが入りそうですが・・・)。2nd Roundの締め切りまで時間が差し迫る中、殆ど全ての質問に対して、ゼロからエッセイを作らざるを得ませんでした。 ここで私が犯した致命的なミスは、「現実的な出願プランを立てなかったこと(広いオプションを持たなかったこと)=戦略の欠如」です。無謀ともいえますが、トップスクール4校(Stanford, Wharton, Columbia, MIT)に対して準備不足と明らかにみて分かる書類で出願し、結果としてはColumbiaを除く全ての学校から面接へのお声はかかりませんでした。

2回目の挑戦のときには、もう次は無いものとして「背水の陣」の覚悟で臨みました。1回目のときも同様ですがインターフェイスの料金は相対的に高いと思ったものの、今度は周りの留学生や合格者の声を聞いた上で、過去の実績としては疑う余地のないデバリエ氏と取り組むことで、これで駄目な場合は自分に言い訳が出来ない状況を敢えて作りにいきました。

<カウンセラーの質とは・・・>
私が考えるカウンセラーのValueとは、「MBA留学に対する知識と経験」、「コミュニケーション能力」、「欧米文化への橋渡し」の3つです。

まず、「知識と経験」ですが、これは20年間のカウンセリング経験とビジネス実務経験を有するデバリエ氏の右に出るものはないと思われ、同氏が最も価値を発揮するところでしょう。学校毎の特徴やアドミッションの考え方、そしてアプリカントが陥りやすい間違いを同氏は熟知しています。カウンセリングの中で、その強みが特に生きてくるのは、Why MBA? Why Kellogg?といった典型的な質問に取り組む場合です。これらの質問に対して、自らの思いを明確に且つ分かり易く伝えるということに対して、同氏は独自のフレーム(論理構成)を持っており、アプリカントが自らの思い込みで仕上げた作品に対して、間違いを指摘し正しい方向性を示唆してくれます。

次に、「コミュニケーション能力」と「欧米文化への橋渡し」の2つは重なる部分もあるのですが、優秀なカウンセラーは口頭・文章でのコミュニケーション能力に長けており、また欧米文化への理解に乏しいアプリカントの言葉を代弁してくれるというところがあると思います。エッセイで大事なことは、「自分の過去を振り返り、そのときに抱いた大切な思いなどを引っ張り出し表現すること」ではないかと思いますが、1人ではなかなか難しいこともあります。カウンセラーとお話することで過去から現在までの自らの思考プロセスが明確になってくるという面もあり、週に一度のデバリエ氏との英語での真剣勝負が、エッセイの土台を作り、更には欧米社会における表現力を磨くことにも繋がっているとは、少し言い過ぎでしょうか。

少々気難しいところはありますが、以上の3点から見ても、デバリエ氏は最高のカウンセラーだと思います。 エッセイへの取り組みは、どの時点で終えるかという特定の区切りがなく自分で判断することになるため、その過程では「本当にこの内容でよいのか」悩むことになるかと思います。その点で信頼のおけるカウンセラーのもとで作り上げた作品は、自分が本当に納得のいくものだと思うことが出来、余計な悩みを軽減することができることでしょう。

<カウンセラーとの付き合い方>
デバリエ氏を希望した理由とは逆説的になりますが、私は何事も自分の目で確かめなければ気がすまない性質なので、カウンセリングを始めた当初は多くの機会に同氏と衝突しました。

衝突した主たる理由は、「同氏の意見を過去の実績だけでは鵜のみに出来なかったこと」、また「私は無謀な夢を見ている一方で、同氏は現実をみているというギャップ」にあったと考えます。(尚、デバリエ氏の他の門下生に話を聞くと、人によって全く対応が異なります。同氏はその人を最大限伸ばす方法を各人の個性に応じて使い分けているものと思いますが、どうやら私は「尻を叩いて伸びるタイプ」に分別された様です。)

衝突ばかりで物事が進まず、時にはぼろ雑巾の様に叱責され、フラストレーションが溜まり次のカウンセリングに行くのが嫌になる日もありましたが、それでも悔しい思いを脇において「カウンセリングにおける目的は何か」を認識することの重要性に気づきました。カウンセラーもアプリカントのモチベーションを高く維持することを心掛けますが、逆も然りであり、カウンセラーを信頼しカウンセラーに自分と取り組む際の
モチベーションを上げることに成功すれば、生産性を一気に高めることができます。

また今から振り返ると、この衝突がなければ現実的で且つ効率的なプランを立てることはできなかったと思います。仮にお互いに拘りがあったとしても、「目的は同じ」であることを認識すれば、同氏のいわんとするところを冷静に受け止めることができました。具体的には、リアプリカントであり直属の上司より推薦状を取得できない等のDisadvantageを理解し、ドリームスクールだけではなくリスク分散を図るために出来る限り多くの学校へ出願するタイムプランを考えました。

人によってスタンスは違うとは思いますが、カウンセラーを信頼することは大切である一方で、ネタ出しを始めとして主導権はやはりアプリカントにあるべきだと思います。私は、週に一度のカウンセリング前には、自分にしか書けないエッセイドラフトを作ることを心掛けました。デバリエ氏が、無駄な部分を削ぎ落とし、綺麗な作品に導くことを分かっていたからです。カウンセラーに主導権を委ねた場合、このときだけは長年の経験が邪魔をし、「自分の中にしかない何かを生み出す」という唯一無二の創造性が失われてしまう様な気がします。飽くまでも結果論ですが、このスタイルでHBSとColumbiaを除く、7校からは全て面接に呼ばれることができました(前回Columbiaに呼ばれたことを考えると、エッセイ以外に別の理由がある気がします。)

<留学準備におけるお金と時間の使い方>
留学準備を始めた頃に驚いたのはその準備にかかる費用の大きさです。当時私が高い優先順位を置いたのは私費留学になる可能性が高いということより、「コストを出来る限り抑える」ということでしたが、この考えは(海外経験のさほどない私の場合においては)またまた大きな間違いでした。

塾に通わず、市販の本を購入し独学でTOEFLとGMATの対策を進めましたが、その分満足のいくスコアに到達するまで長期を要しました。ある程度まで点数は伸びるのですが、トップスクールに必要なスコアを取るためには、やはりコツなるものを習得し、そのコツに基きスコアを安定させることが求められます。

多少お金がかかったとしても、「時間を買う」ぐらいの気持ちで資本投下した 方が良い結果を産む様な気がします。特に、私の様にキャリアチェンジを視野に入れた方にとっては、目の前の出費よりも、留学するタイミングは今後のキャリアを見据える上でも、それ以上に重要であると考えます。

<最後に・・・Take it Easy!>
留学準備に取り組んでいる期間は(特に2回目の挑戦においては)、常に時間との追いかけっこであり、また「これで駄目であれば次はない」と思い込んでいたので、精神的な負担は相当なものでした。出願の締切間際に至っては、友人と会う時間も限られ息抜きもできなくなってしまい、私の場合は全ての出願書類を提出した後にホッとしたのか一時的に体調を崩してしまいました。

ある程度緊張感を維持するのは必要だと思いますが、私の様に自分を必要以上に追い詰める必要はなかったかと思います。当たり前のことですが、体が資本ですので、息抜きは忘れずにボリュームのある出願プロセスを楽しむことが出来たらベストですよね!
これから留学準備に取り組む皆様のご健闘を心よりお祈りしています。





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2010