Oxford MBA 合格体験記

留学先:オックスフォード 合格体験記 (Said MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.358






■プロファイル
学歴: 国立大学 文学部卒(GPA 3.21)
職歴: ソフトウェアベンダー8年(技術系2年→営業系3年→企画系3年)
海外経験: 出張や旅行で年に数回程度、最長で5週間
テストスコア: TOEFL 107(R29/L29/S22/R27) 
         GMAT 690(V34/Q49/AWA4.5)
社費/私費: 私費

■出願結果
・1シーズン目
 不合格: LBS(面接有り)、Columbia/Michigan
       /Stanford/Wharton(面接無し)

・2シーズン目
 合格: Oxford
 不合格: Chicago/Columbia (面接有り)、LBS/Michigan(面接無し)
 ウェイトリスト: Duke/Kellogg/Cornell/UC Berkeley(面接有り)、
         MIT/NYU(面接無し)
 面接待ち: INSEAD

■出願経緯
 準備を開始してから合格を手にするまで結果的に丸二年かかりました。

・1シーズン目
2007年5月 かねてからボンヤリ考えていたMBA留学の準備を決心する
2007年6月 渋谷の予備校でTOEFL対策受講(Speaking/Writing)、
        TOEFL一回目(96点)
2007年7月 渋谷の予備校でGMAT対策受講(〜9月、Verbal/Quantitative/AWA)、
       TOEFL二回目(103点)
2007年8月 TOEFL三回目(107点)、TOEFL終了
2007年9月 GMAT一回目(630点)
2007年10月 GMAT二回目(610点)
       渋谷の予備校で出願書類の準備を開始
2007年11月 GMAT三回目(690点)、GMAT終了
2008年1月 5校に2nd Roundで出願(Columbia/LBS/Michigan/Stanford/Wharton)
2008年2月 キャンパスビジット(LBS)
2008年3月 LBS面接
2008年4月 全校不合格が判明、インターフェイスの門を叩く。

・2シーズン目
2008年6月  インターフェイスのセミナーに参加し、前年度合格者の話を虚心坦懐に聴く。
2008年9月  エッセイセミナー受講
        エッセイカウンセリングを開始(〜2008年1月)
2008年10月 インタビューセミナー受講
2008年11月 NYU(1st)、Michigan(2nd、リアプライ)、
        Columbia(RD、リアプライ)、Chicago(2nd)に出願
        グループインタビュートレーニング受講(〜12月)
2008年12月 キャンパスビジット(UCB)
        UCB(2nd)、LBS(2nd、リアプライ)に出願
2009年1月  Duke(2nd)、Kellogg(2nd)、MIT(2nd)、Cornell(3rd)に出願
        個別インタビュートレーニングを受講(〜3月)
        続々と面接(〜4月)
2009年2月  続々とウェイトリスト(〜4月)および不合格(〜5月)
2009年3月  ウェイトリスト対策と追加出願を考えはじめる。
2009年4月  Oxford(3rd)に出願
        キャンパスビジット(Cornell/Duke/Kellogg//MIT/NYU)
        ウェイトリスト校に追加書類提出
2009年5月  Oxford面接
        INSEAD(2010/Jan Intakeの2nd)に出願
        Oxford合格

※ 複数校を並行作業できる余地を残すと一校ずつに集中しづらいと考え、
  完成したところからドンドン提出していきました。
※ 1st Roundで複数校に出願するためにはエッセイカウンセリングを7月か
  8月には開始した方が良かったと感じます。
※ 出願校の候補はエッセイカウンセリング開始時にある程度を挙げましたが、
  状況に応じて修正や追加を行っていきました。

■テスト
・TOEFL
テスト会場には早めに到着した方が良いですが、テスト自体の開始はなるべく遅くすることを個人的にはお勧めします。 (Speakingの特にIntegratedでは読む・聴く・話すが必要ですが、その時に周りの人が休み時間だったりSpeakingをしていたりすると、元々マルチタスクの苦手な私は集中できませんでした。)

・GMAT
自分の経験からはテクニックに走り過ぎない方が良いスコアが得られると信じています。むしろ、普段最も集中力を発揮できているような状態に自分を準備し、事前に決めたテストの進め方に沿って淡々と問題をこなすという基本的なことの方が重要だと思います。

私の場合、GMAT用の基礎知識を身に付けた後に特にVerbalについて小手先のテクニックを習って高得点化を目指した二回目の受験ではむしろ点数はダウン。また集中力を高めようと服用したドリンク剤の利尿作用にもやられて大変辛い思いもしました。むしろ出張や旅行のために直前1ヶ月間ほとんど勉強できずに受けた三回目のGMATでは地力を出せて点数が上がりました。その時は普段から良く食べるチョコレートでエネルギーを補給し、通常仕事をするときのスーツ姿で職場からも近い東京の会場で臨みました。

■書類
・レジュメ
カウンセラと作成したレジュメの行数は60行にもなってしまいました。1枚に収めていたので特にボリュームは気にしていませんでしたが、MITでは50行の制限があり、また別の学校のアラムナイからもビジーで見難いとの指摘を受け出願期間中でシンプル化を図りました。その際もカウンセラに相談して適切なアドバイスを受けました。

・エッセイ
9月下旬から週一ペース、11月からは週二ペースで、1月上旬までカウンセリングを受けました。振り返ってみて最も重要だったのはキャリアゴールに関するエッセイだと思います。もともとゴールがあった上でMBAを考えている人なら簡単かもしれませんが、私の場合はゴールがはっきりしておらず、私費で、かつ周りにロールモデルとなるようなPost-MBAが少なくて大変でした。

キャリアゴールは、
・(ある学校の)MBAが不可欠である程度に野心的
・卒業後に就職できる程度に現実的
・自分固有のストーリに関連付けて語れる程度に情熱的
・ゴールの意義に対して共感を呼べる程度に社会的
・アドミッションに理解出来る程度に簡易的であることがバランスよく求められると感じます。

では、何をどう書くか?

エッセイを書くにあたってよく言われるBe yourselfというアドバイスがありますが、誤解を生み易いながら真実を突いていると思います。というのも、このアドバイスがエッセイに書くネタ(What)については当てはまるが、そのネタの書き方(How)には当てはまらないと考えるからです。まずネタについて。似たようなプロファイルの出願者が何倍もの競争率でひしめき合う中でホリスティックに評価されるとなると、差別化が必要です。どうすればオリジナルなものが書けるか考えに考えます。ただし自分の頭の中で思いつくようなことは、世界中の多くの人も考えつくことす。なので、本当に差別化しようと思うなら、自分一人しか生きたことのないその自分の人生や経験に裏打ちされた話をネタにすることが一番の近道であると考えます。ただし、そのためには人に会うなり、本を読むなり、経験を積むなりの刺激が(敢えてネタを作るためにでも)必須と思いますし、時間もかかるはずです。一方で書き方については、正解があると思います。唯一無二の答えがあるとは言いませんが、作法なり定石があって、誰もが認める書き方はあると思います。そして、工夫することよって研ぎ澄まされると思います。先人の知恵に基づいたカウンセリングを受けることで上記のバランスを担保できます。時間をお金で買うことが出来ます。

インタフェースにお世話になった2シーズン目ではキャリアゴールを見直しました。また全体的に書き方が良くなったとことで書類の質は大幅に改善したと思います。その甲斐あってか、1シーズン目では出願5校中4校からは面接にも呼ばれず不合格をもらいましたが、2シーズン目では面接に呼ばれず、かつウェイトリストにも載らず不合格になったのは11校中2校のみでした。その2校に関しては両方ともリアプリカントとしての出願だったので、前年の書類との一貫性に欠けていると見做されたせいかもしれません。

一校目のエッセイを仕上げたら骨子は使い回しました。ただし、結果としてウェイトリストが多く、かつ不景気が進んで学校が学生のemployabilityを益々気にする状況になり、やはり自分のキャリアゴールはバランスに欠けているのではないかと思い始めました。そこで、ウェイトリストになった学校には追加エッセイでフォローを行い、追加出願校ではキャリアゴールを補足したり修正したりしました。

・推薦状
多くの学校が二名からの推薦状を要求していますが、バックアップおよび追加提出のために三名から了解を貰っておくことをお勧めします。 私の場合は、直属の上司と同じ会社でお世話になった(ている)アドバイザ的立場の方を選びました。自分について多面的に描かれるよう、推薦者のプロファイル(国籍・性別・所属企業/部門・役割)もなるべくばらしました。

■面接
面接はパフォーマンスであると割り切って練習するようになってからだいぶ上達したと思います。ただ、面接の感触と結果が必ずしも一致しないこともあり、むしろ苦手意識が残っています。

練習としてはまずエッセイ準備と並行してグループトレーニングを受けましたが、タイミングとしても良かったと思います。エッセイで書いたことは面接で話せる必要がありますし、話をすることでエッセイでの書き方も良くもなりました。さらにエッセイが一段落してからは、エッセイカウンセラに個別のインタビュートレーニングを行って貰い、書いたことを話せるよう練習を行いました。

その後、各校の面接前にそれぞれの学校の特色に応じた練習を行いました。面接官には目の前の受験者たる自分が学校に相応しいと納得してもらい、面接レポートという形でポジティブに説明してもらわないといけません。そのためには、学校への思いを情熱的に伝えることは大前提として、面接官の視点で腹に落ちる具体的なネタを分かり易い型(’START’等)に則って自然に伝えることが重要と感じます。各校別の練習ではその点を重視しました。

■最後に
TOEFL/GMATと書類/面接で求められている資質・努力・能力はまったく異なります。乱暴な言い方をすると、日本の大学センター試験と米国の大統領選挙くらい評価方法に差があると思います。私にとって後者のプロセスを乗り越えることが出来たのは、インタフェースで出会えた信頼できるカウンセラ、励まし合える受験仲間、懇切丁寧なスタッフの皆様に助けていただいたからこそだと考えています。結果として長期間のプロセスになりましたが、逆に学ぶことも多かったと思っています。

これから受験される方には志しを高くして是非頑張っていただきたいと思います。乱文をお読みいただき有難うございました。





大学院留学 合格体験記
Oxford SaidMBA (サイードMBA) Class of 2011