Pennsylvania MBA 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.290






 まず告白させていただきますと、私はリアプリカントでの合格者です。1年目はMBA受験において絶対に犯してはならない初歩的なミスを犯したため、希望校に合格することができませんでした。そんな理由で不合格になったことが悔しく、再受験を決意した私は2度目の挑戦で無事合格することができました。成功談はともかく、自分の失敗談をお話しするのは恥ずかしいのですが、少しでも皆さんのお役に立つことがあるかもしれませんので、私の1年目の不合格体験と2年目の合格体験をご紹介したいと思います。



【1年目】

〈 TOEFL・GMAT 〉

 私がMBA受験を決意したのは8月頃でした。他の人に比べると若干時期が遅いかもしれません。しかし、幸い幼少の頃に海外在住経験があったため、TOEFL・GMAT共にそれほど時間をかけずに、9月頃に点数をそろえることができました。特にGMATについては、運良く、適当に答えた回答が正解していたものがあったのか、自分が予想していたよりも遥かに高い点数をとることができました。
 しかし、今考えると、この点数が私のMBA受験失敗の第一歩でした。

〈 エッセー 〉

 9月に点数が取れた後、本来であればすぐにでもエッセーを書き始めるべきだったのですが、GMATで予想以上の点数が取れてしまっていたことで、すっかり安心してしまった私は、仕事が忙しいことを言い訳にして出願準備にはまったく手をつけなく
なってしまいました。
 ふと気がつくと何もしないまま12月半ばになっていました。2nd roundの締め切りに間に合わせるため、慌てて出願準備にとりかかりましたが、限られた時間の中では作業をするにも限界があります。出願校はランキングの上位から順番に数校選び、エッセーは自己流で一通につき数時間で仕上げる、そんないい加減な出願でした。
 今となっては笑い話ですが、それでも当時はGMATの点数がそれなりにあるので、トップ校のどこかには合格できるだろうと楽観視していました。

〈 インタビュー 〉

 いい加減なエッセーを書いたにもかかわらず、数校からはインタビューに招待されました。しかし、インタビュー対策はエッセー対策に輪をかけていい加減なもので、ほとんどしていないに等しい状態でした。ある学校のインタビューでは、インタビューの場で初めてその学校がどこにあるのか知ったということすらありました。

〈 結果 〉

 このようないい加減な出願で合格できるはずはありません。結局、数校でWLに載ったものの、最終的には希望していた学校に合格することはできませんでした。そのとき初めてMBA受験はGMATの点数だけで受かる試験ではないという、当たり前のことを実感しました。



【2年目】

〈 出願校の決定 〉

 TOEFL・GMATの点数はそれなりにそろっていましたので、改めて試験を受けることはしませんでした。そこで2年目の出願準備は、まず出願校を選び直すことから始めました。
 改めて各学校について情報収集をしてみると、どの学校も一通りのカリキュラムをそろえてはいますが、やはり得意分野、不得意分野があることが分かりました。そして、私のキャリアゴールと照らし合わせてみると、1年目に出願した学校のうち、半分以上は自分のキャリアゴールにあまり適していないということも分かりました。そこで、2年目は3校のみに絞って出願をすることにしました。
 なお、学校の情報を収集するには、(1)学校のウェブサイトを見る、(2)MBA関連の書籍を見る、(3)学生・卒業生の話を聞く、(4)キャンパスビジットをする、といった方法が考えられます。(1)学校のウェブサイトについては、英語で書かれていますし、どこに
何が書かれているのか分かりにくいので、あまりじっくり読まれない方も多いようですが、意外と他にはない有益な情報が載っていることがありますので、一度は熟読されることをお勧めしたいと思います。

〈 エッセー 〉

 1年目の最大の反省は、締め切りまであまり時間がなくなってから、慌てていい加減なエッセーを書いたことでした。そこで、2年目はエッセーの準備を6月から開始しました。エッセーを書くにあたっては、インターフェイスにてデバリエ氏の助言をいただくことにしました。
 ところで、面白いことに、実はいわゆるキャリアゴールを書くタイプのエッセーでは1年目と2年目とでその内容は1点を除き、大きな違いはありません。その唯一の大きな違いとは、「なぜその学校に行きたいのか」という点が具体的になっているということです。その違いだけで、1年目にはインタビューにも呼ばれなかった学校に2年目に合格することができたことから、如何に「なぜその学校に行きたいのか」がMBA受験において重要な要素であるかが分かるように思います。

〈 インタビュー対策 〉

 インタビューは質問内容が日本で想定するような面接と若干異なるものもあるため、講座を受講している方も多くおりましたが、私は時間がなかったため、残念ながらインタビュー対策の講座は一切受講できませんでした。
 しかし、もちろんインタビュー対策をまったくしなかったわけではありません。1年目の反省を生かし、インタビューの際には、典型的な質問に対する回答はある程度準備しておきました。特に、「なぜその学校に行きたいのか」という点について、出願校選びの段階からまとめていたメモを見返して、改めて学校の特徴を思い出すようにしました。
 結果的にこの対策が功を奏したようで、ある学校のインタビューでは、面接をしてくれたアドミッション・オフィスの方から、学校のことをよく調べているとほめていただきました。

〈 結果 〉

 12月末に第一志望だったWhartonのアドミッション・オフィスから合格を伝える電話をいただきました。嬉しさの反面、1年目からちゃんと準備をしておけば、1年早くこの喜びが味わえたはずなのに、というほろ苦い思いも感じました。



【最後に】

 繰り返しになりますが、MBA受験はGMATの点数で合否が決まる試験ではありません。エッセー、インタビューを含めた総合的な評価で合否は決まります。GMATの点数が高いからといって油断することなく、またGMATの点数がそれほど高くないからといって、必要以上に悲観することなく、エッセー、インタビューを含めた総合力でしっかりとアピールをして、合格を勝ち取ってください。





大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA(ウォートンMBA) Class of 2009