Pennsylvania MBA 合格体験記

留学先:ペンシルべニア (Wharton MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.315






1. はじめに

MBA受験を決意し、準備をし始めてから合格まで約2年半程度の道のりを経てきました。私の場合は、海外からの受験であった事から、インターフェースの提供する各種セミナー・学校説明会、インタビュートレーニング等に参加出来ず、情報収集・モチベーション管理等でデメリットとなる事もあったと思います。しかしながら、このサイトの先輩合格者達の多くのコメントから学び、自分自身、最高の結果を得る事が出来たと思います。今度は自分が体験談を書く立場になり、少しでもお役に立てればと考えております。海外・地方から受験される方にとっては特にご参考頂けるかと思いますが、受験戦略・プロセスは各人のバックグランド・考え方によって変わってくるものだと思いますので、あくまでも一意見程度にして頂けましたら幸いです。



2. 受験結果

進学先 : Wharton (1st)
合格先 : Columbia (Early)、Kellogg (1st)
WL→辞退 : LBS (1st)
不合格 : Stanford (2nd) 面接インビなし



3. バックグラウンド

職歴: 金融6年 (2002年入社)
1年半 営業部、4年半 日本株調査・運用・分析業務
学歴: 慶應義塾大学経済学部 (2002年卒業)
私費/社費: 私費
海外経験:約10年
   ・バハレーン5年 (2歳半 – 7歳半)
   ・ロンドン3.5年 (7歳半−11歳)
   ・ロンドン2年 (2006−2008)
スコア/GPA
   ・TOEFL: 110 (R30, L28, S24, W28)
   ・GMAT: 690 (Q49, V35, AWA5.5)
   ・GPA: 3.2



4. 受験戦略

以下は、私が心掛けていた事、また重要だと思う事になります。
(1) 受験における「勝利の方程式」の理解

– MBA受験は大学受験とは違い、「人間としての総合力の勝負」であり、足りない部分を努力次第で補完出来るものだと思います。

– インターフェーサーの合格体験記、卒業生・在校生の話、MBA関連情報サイト、ブログ等、多くの情報ソースから正しい情報を収集する事が重要。 → 情報集という観点では、遠隔地からの受験は全くハンデにならなかったです。逆に、下手なノイズが入らない、説明会等に出向く暇が省けるという観点で逆に効率が良かったかもしれません。

– 海外生活が長く語学力・マインドセットが外国人的でない限り、日本人は、日本人なりの受験に対するアプローチ法が有効、且つ効率的だと思いますので、そういった観点では、業界で一番実績があり、受験に必要なイロハを提供してくれるインターフェースを活用する事は非常に合理的だと思います。

– 周りでトップスクールに合格した知人のベストプラクティスを徹底的に学ぶと良いと思います。私も米国大学院に昨年留学した友人から多くの事・マインドセットを学ばせて貰いました。

(2) 差別化の徹底

– ビジネススクールがどういった学生を求め、コンペティターのプールの中から如何に自分を差別化するか、客観的な自己分析を基に差別化をする事は重要だと思います。

– 又、自分の弱い部分をカバーする為にキャリア、CVを作りに行く努力も場合によっては必要だと思います。

(3) 早期出願

– TOEFL、GMATといった試験は一般的に、皆が予想している以上に、目標点取得まで時間がかかります。後述する通り、私もGMATは得点が伸びず、そうこうしているうちに海外行きの話が出て、受験を先送りした経緯があります。

– 3rd Rで合格したという話も聞きますが、1st R、2nd Rの方が合格率は高いです。

– 又、トップスクールの合格者数の約半分をインターフェースが叩き出している事を鑑みると、インターフェース内でも如何に良いカウンセラーについて貰うかも重要になってくると思います。→ 「良いカウンセラー」の条件とは何か?という疑問もありますが、私は業界内で最も実績のあるデバリエ氏が自分にとって「良いカウンセラー」と判断。

– よって、確実にデバリエ氏について貰う為、通常のカウンセリングコースでなく、2007年から始まった「1st Round Express コース」に参加する事を決意。逆算してコースがスタートする6月までにスコア取得を決意、受験戦略を練りました。

(4) 時間は金で買う

– 資金の投下の仕方についての考え方は千差万別ですが、個人的には効率重視、時間は積極的に金で買いに行く価値はあると思います。

– 準備段階で若干コスト削減しても、投資総額から考えると誤差の範囲です。特に私費学生にとっては、卒業後の就職先にもよりますが、投資回収の確度・スピードも入学する学校によって変わってくると思います。

– とはいうものの、自分自身も業界最高値であるデバリエ氏の「1st RoundExpress コース」の参加については、少しヒヨってしまいましたが、そこは先輩インターフェーサーの「デバリエ氏に見て貰えるのだったら、そこは投資すべきだ。結果は必ず出るから。」という一言で決断した次第です。



5. スケジュール

2005年 
 8月: GMATの予備校に通い始める。
10月: GMAT 1回目 600 (V:23 M:49 AWA: 4.0)
12月: GMAT 2回目 640 (V:25 M:50 AWA: 4.5)

2006年
2月: GMAT 3回目650 (V:29 M:49 AWA: 6.0)
3月末: 渡英。一旦勉強もストップ。
年末一時帰国時にインターフェース訪問。TOEFL勉強開始。

2007年
3月: TOEFL4回目の受験にて110点 (R30, L28, S24, W28)、TOEFL受験終了
5月: GMAT 4回目690 (V:35 M:49 AWA: 5.5)
700点を目指すか迷ったものの、デバリエ氏にエッセイにシフトすべきと勧められ、GMAT終了
6月〜10月末:インターフェイスにてエッセイ・推薦状の準備、1stで4校出願(Columbia, Wharton, Kellogg, LBS)
10月初旬: Columbia面接
10月中旬: Columbia合格
11月下旬: Kellogg、Wharton面接
12月初旬: LBS面接
12月中 – 下旬: Kellogg、Wharton合格、LBS WL→辞退
12月下旬: 2ndでStanford出願

2008年
4月上旬: Stanford不合格(面接インビなし)



6. 試験対策

【TOEFL】

– Speakingは外部の予備校の一日集中コースに年末帰国時に参加。Reading, Listening, Writingは特に問題を感じなかったが、語彙力が圧倒的に欠如していると判断、GMATも見据え、語彙力の強化に励んだ。

– 海外経験も有り不安視していなかったが、IBTになりSpeakingが入った事により、想定以上に苦労。BBCニュースを聞きながら
Shadowing、毎日練習問題を問いた。

【GMAT】

– 2005年末から受験していた際に感じた事が上述した語彙力不足であった為、2007年受験時までに対策を練り、これでリーディングのスピードが落ちないように心がけた。

– 2005年に予備校でGMATの授業を受けているが、失念している部分もあったので、一時帰国・出張時に、自分の弱い文法等を重点的に教えてくれる個別指導のような所を活用。

– 教材は基本、オフィシャルガイド10th, マスアカ、PowerPrep。GMAT Kingは利用せずに690点獲得出来たので、そこでストップ。

– TOEFLとGMATは並行して勉強するのもよいと思います。個人的にはGMATに向けた語彙力強化は、Readingに役立ったと思いました。

– 実際の受験テク、得点向上の秘訣等については、GMATマニアや一部の方のブログにもある通りですが、自分なりにきちんと分析する事が重要だと思います。SC, CRで何故自分が間違えたのか、どの分野に弱いのかといった個々の問題に対するアプローチ、そして
Verbal全体を通してやる際にどのように時間配分すれば効率良く点が取れるのか試験全体に対するアプローチです。時間が足りないのは一目瞭然ですので、何処かを効率よく捨てる、その捨てる決断力、勇気も重要になってくると思います。



7. エッセイ

– テストよりも重要な事がこのエッセイだと思います。GPA、TOEFL/GMATのようなアカデミック面での点数が少し位低くても、この部分で充分カバー出来ると思います。

– よって、ビジネススクール受験を意識し始めた頃から、学校の求める学生像、自分のキャリア・やりたい事等を照らし合わせて、自分なりのストーリーを考えておくと良いと思います。とはいえ、私もそうですが、そんな数年も前から用意周到な事を出来る鉄人のような方はいないでしょう。現実的には、足りない部分の補強等はいつからでも遅くはありません。従ってこの補強が出来るよう、時間に余裕を持って出願準備に臨んでおく事が重要だと思います。

– 出願する立場からすると、出来る限りエッセイは使いまわしたいもの。しかしながら、各学校共、特徴はかなり明確であり、Why Columbia?をWhy Wharton?用にちょろっとアレンジしただけでは、手抜きは一目瞭然です。一つ一つ、魂を込めて学校のHPを虱潰しに見る、卒業生等から情報収集する、そしてWhy that school?を徹底的に考え抜くといった努力が必要です。

– デバリエ氏の添削は厳しく、多少口も悪いので、’this is a piece of sit’のようなコメントも多々ありましたが、彼のコメントは数十年に渡る実績と能力、そしてプロ意識に裏打ちされており、とても理にかなったものです。彼のコメントを謙虚に受け止められるかどうかが受験結果に響いてくると思います。



8. インタビュー対策

– インターフェースのグループトレーニングの評判が非常に高いので、海外から1人だけ電話という形で参加させて欲しい旨、交渉に交渉を重ねましたが承諾頂けませんでした。まぁ、人の振り見て我が振り直せ、的な要素もあるので、電話での参加の場合は他の参加者に迷惑かけるので仕方ないのでしょう。

– 私のような遠隔地からの受験者にとってのデメリットは、このグループトレーニングに参加出来なかった事、及び、受験自体が孤独な戦いで戦友を多く獲得出来なかった事、でしょうか。私は帰国子女なので、インタビューも比較的スムーズに事が進むケースが多かったですが、英語の会話が苦手な方で遠隔地から受験される方の場合は、トレーニング相手を探しておくと良いと思います。

– 私はColumbiaで2回、Wharton、Kelloggでそれぞれ1回ずつ、インターフェースの個別インタビュートレーニング(電話)をお願いしましたが、非常に勉強になりました。ちょっとしたテク等を教えて頂けるので英語力に自信のある方にとってもよい勉強になると思います。

– Alumniインタビューは、どのような卒業生が面接官になるか自分で管理出来ない、つまり卒業生の方の性格・人間性等、個人の価値観に基づく判断を下されるリスクもあり、もし他にオプションがあるなら極力避けた方がいいという印象です。



9. 最後に

最後になりましたが、この場を借りて、お世話になった友人・知人、先輩、推薦者、上司、インターフェースのスタッフの皆様には御礼を申し上げたいと思います。又、カウンセラーのデバリエ氏無しでは、合格という栄冠は勝ち取る事は間違いなく出来なかったでしょう。どうもありがとうございました。受験プロセス自体は長く辛い道のりではありましたが、学生時代とは異なり時間も限られている中で、仕事・プライベート・受験準備と様々な事を並行しながら、効率的に目標を達成して行く為に努力するというプロセス自体は、自分の中での時間管理、優先順位付け等、ぶべき事は大きかったと思います。大変なプロセスだと思いますが、自分を信じて全力を尽くせば必ず悔いのない結果が出る事と思います。皆様方にとって最高の結果が出る事を心から祈念した上で、この体験談を終わらせて頂ければと思います。





大学院留学 合格体験記
Pennsylvania WhartonMBA(ウォートンMBA) Class of 2010